2020年1月27日月曜日

天ぷらでいけそうな、ショクダイオオコンニャクの花

「真冬の温室は、あったかくて、さぞかし居心地がよかろうなぁ・・・でっかいコンニャクの花も咲いてるし。」ということで、週末は「筑波実験植物園」へと足を運んでみました。

雨季と乾季がはっきりした雨が少ない地域であるアフリカ、オーストラリアなどの環境を再現したサバンナ温室は、「お〜、かっこいいグリーンインテリアそのものだぁ!!!」こんなお庭があったら・・・と思いますが、転んだら相当痛いと思います。






木質化した亀甲竜と、プチプチとした多肉のタマツヅリの組み合わせが、気に入りました。










耐寒性のあるユッカとアガベの植栽は、水や肥料をこまめに与えなくてもいいし、枝の剪定もほとんど必要ないので、「庭木の手入れがしたくても、体力的にあまりできない、花は大好きだけど季節ごとの植えかえが大変だから、もうあきらめないと・・・」という高齢な方のお宅にとても良いと思います。トゲトゲした葉っぱどもは、泥棒よけにもなりそうですね。








本命の「ショクダイオオコンニャクの花」は、熱帯雨林の温室にいましたが、こんなにデカイとは思いもよりませんでした。







この温室内は、帯雨林の環境を再現してるだけあって、とにかく湿度か高い高い!!! 蒸し暑い蒸し暑い!!! ダウンジャケットを着たまま、うろうろうしていると5分で熱中症になりそうなほどに高温多湿。あっというまに集中力がとぎれ「なんかもう、どうでもいいや」的な罰当たりな気分になります。次回こそ、咲いたその日に伺いたいと思います。








屋外との温度差もあって、レンズを拭いても拭いても、あっというまにクモってしまいます。 花の内側をみられるように、四角く切り取ってありました。質感的には、カボチャの花を思い出します。









フペルジアやコウモリランをはじめ、レアな熱帯雨林プランツたちも、あっという間に育て方を習得してしまう園芸大国ニッポンの熱心な愛好家さんたちのおかげで、かなり入手しやすくなってきました。









難易度が高いと言われてきたエアプランツたちも、管理のコツがずいぶんとつかめてきました。我が家のコットンキャンディも、あともう少しでこんな感じで花を咲かせてくれそうです。









コドモもオトナもたのしめる研究展示館では、絶滅危惧種の植物たちの組織培養がおこなわれていました。かならず寒天培地をカビさせるワタシにとっては、憧れのエリアです。








絶滅してしまった「コシガヤホシクサ」も、この研究室からふたたび蘇ると信じています。







屋外の砂礫地区画では、真冬だというのにキノコがひょこひょこと立っていました。
「ナガエノホコリタケ」というそうです。








ロウバイと紅梅が、咲いていました。
葉っぱより先に花が咲くので、青空によく映えます。