1, CANNA ROOTPLUGS(キャナ・ルートプラグ)とロックウールミニの挿し木での比較テストでは、キャナ・ルートプラグの根量が圧倒的に多く生長する結果となりました。
根の量が多ければ多い挿し木苗ほど、新芽がはやく展開し、枝葉も多く大きく早く生長できます。 左側の手に持った方がキャナ・ルートプラグで発根させた大葉の挿し木苗です。
右側のロックウール挿し木苗よりも新芽の展開が多く、葉面積も大きくなりました。
2, キャナ・ルートプラグで育てた大葉の挿し木苗をスターティングポットに植えます。 スターティング・ポットのサイズは、約1リットル前後のサイズが扱いやすくおすすめです。 ポリポットの底には、Clay Pebblesなどの鉢底石のかわりに、コイヤーマットを敷く方が、水やりの時に培地が流れ出ないし、次の植えかえ時も楽になります。
3, スターティング・ポットにCanna Coco培地を入れ、ベース肥料 Canna Coco A/B またはCanna Startと 根の活力剤 CANNA Rhizotonicを希釈した培養液をつくります。 pH値 5.5 〜 6.2 の範囲でつくり、生長期は低めのpH値を推奨します。
Canna Coco培地はCANNA社独自の製造工程とバッファリングを行う、品質の高いココ培地です。 Canna Cocoなら幼苗を植えても根のスタート生長がとても早いです。パーライトを混ぜなくても生育障害はおこりません。パーライトを混ぜる必要はもちろんまったくありません。
4, Canna Coco培地に3, の培養液でじゅうぶんに湿らせます。与える培養液の目安は使ったCanna Coco培地の50%です(Canna Coco培地1L : 培養液0.5L)。 Canna Coco培地の中心に、キャナ・ルートプラグがすっぽり入る程度のクボミをつくったら、そこに大葉の挿し木苗をそっと植えます。 早く活着させるために、葉や根を傷つけないようにやさしく植えるのがポイントです。
5, ポットにもう少し培地を入れられる余裕があれば、追加のCanna Coco培地を入れ軽く押します。 しあげに根と培地をなじませるために培養液をゆっくり与えて十分な排水をさせ、受け皿にたまった排水は溜めずに捨てます。 これで、根がうたがいなく新たに周囲の培地へとすばやく伸びだせるようになります。
数日間は、強い光を避けて管理します。 この次の水やり目安は、ポット全体に根を張らせるために、培地表面が乾いてポット重量が軽くなるまで待ちます。水やり直後のCanna Coco培地を入れた1Lのポットの重さは800g前後なので、ポット自体の重さが400gほどになるまで水やりを待ちます。
ポットが軽くなる前に、水やりをすると根が伸びません。しかし冬は培地の乾きが遅くなりやすく、2週間以上乾かず培養液を与えられないでいると、葉が黄色くなり苗が肥料不足になることがあります。気温が低い季節はヒートマットを敷くか、室温をあげる工夫をして2週間以内には、培養液を水やりできるように環境をコントロールしてください。