2010年4月20日火曜日

意外とハマる? ミミズコンポスト

「 生ゴミをコンポストにすれば、ゴミが高級肥料に大変身するし野菜がオイシく簡単にそだつし、これはもうひとつぶで二度も三度もおいしい・・・ 」
そんなふうに欲の皮がパッツパツに張った状態でうっかりと始めたのがEM菌での生ゴミコンポストでした。

が、

管理がヘタすぎてニオイがきつくなり「発酵した」というより「腐った」コンポストのカオリは、容器のふたを開けたとたんに、エンエンとご近所中をただようこととなりギブアップしました。原因は水分が多すぎたことです。上手なひとならもちろんEM菌でサイコーな肥料ができます。

そこでミミズくんを使ったコンポストにチェンジ!! となった次第です。
コンポスターとして抜擢されたのはシマミミズというポピュラーなミミズです。

生産者さんが生業としてコンポストを作る場合は、キロ単位のシマミミズを資材として購入される場合もありますが、

ウチではそのへんをウロウロなさっていたミミズたちをお招きしてワラワラと増えてくれました。





コンポストボックスは、ホームセンターでGETした木製の整理箱です。
地面にじか置きしてるので、水分とか湿度の管理がラクです。ベランダや屋内だと容器の中の水分が多すぎても少なすぎてもミミズによくないので、排水性や通気性などの管理がいるかもしれません。














はじめたころは野菜の皮やコーヒーの粉など生ゴミだけをあげてましたが、シマミミズは思うように増えてくれませんでした。

ミミズは木材チップや紙パルプなどが大好きと知り、古新聞や使い終わったココ培地を多めに混ぜてあげると「もう増えなくてもいいです」というほど増えました。そこにはミミズたちがたくさん集まってきます。

新聞紙やココ培地には適度な保湿と通気性があって炭素が豊富なので、ミミズたちは「 喰っては寝る 」という優雅な日々を送っている様子です。

ホームガーデンで育てた野菜の収穫後や、咲き終わった花も、細かくしてミミズくんたちに食べてもらってます。


コンポストは外で管理してるので室内栽培用の培養土には使えませんが、庭のイチゴや庭木にあげてます。

腐植酸がたっぷりで肥料の効きもよくなります。






2010年4月19日月曜日

多肉たちは花ざかり!

先週末の金曜日は、いったいなんだったのでしょう? 明け方には、うっすらと雪がつもってました。

近ごろの異常気象のせいで、冷害と日照不足がつづき野菜の値段がベラボーに高くなってます。とくにキャベツやネギ、レタスなんかの葉もの野菜が不作です。

うちではベランダでレタスを育てていたおかけで、ちょっぴり助かってます。ホームガーデンなら霜が降りそうな日は室内に避難させることもできるし、レタスは花を咲かせる必要がなく初心者むきだし、種をむやみにバラまいても,間引いたレタスは食べられるので、こんな時こそ「Grow Your own VEG!!」おススメです。

ついでにミミズコンポストにもトライしてみませんか??
生ゴミも有効利用できるし肥料代も浮くし,レタス程度ならコンポストをすき込めば培養土が不耕起栽培状態でくり返し使えます。


ところで季節はずれの雪を知ってか知らずか、多肉の「 ハオルチア 」の3名がそろって花芽をつけました。

食べてもOKで、しかも健康にもよい

ハオルチア・サラダ菜です。










水やりのときに、

たまに葉っぱがひっかかってちぎれると

パクッといただいてます。

お味は、青くさいアロエの果肉って感じです。








ハオルチア仲間の「オブツーサ」です。

株分けしたので、ちょっとイビツです。

ドンドン根がでるので株分けすればするほど

増えるコのパターンです。







ちょこっとカワいい花芽が見えてきました。

花が咲けば種がとれます。

多肉は実生からふやすと時間も手間もかかるので、「今度こそやめよう」と思うのですが、それでもウッカリ種まきしたりしてます。

まるで多肉の精にあやつられてるかのようです。





のこり1名は、自宅のトイレの窓際で、とてもズサンに管理されているハオルチアですが、ちゃんと花芽が伸びてきてます。


ついでに最近の「ブルゲリ」の様子です。

砂つぶがひっついてしまったところが、

あいかわらず凹んでしまってますが元気です。










多肉たちには水耕栽培用の液肥をうっすーくしたのと、根っこの有機活力剤なんかをあげてますが、水耕栽培用液肥は、やっぱり吸収率がよいからか挿し木も活着よく元気に育ってくれるみたいです。

2010年4月16日金曜日

グリーンゼブラと偉大な園芸家

エアルーム・トマトのグリーンゼブラ、とうとう収穫しました。



挿し木からはじめたほうが、

収穫までの期間はぜったい短いとも思うのですが、

実生には ( 種から育てる )

実生のたのしさがあります。





一番はじめに結実したモンスターゼブラ1号です。

自分で育てでもしないと、こんなブサイクトマトとはスーパーでは出会えません。

つまり商品価値はありません。

なにしろ4つのトマトが合体してます。








モンスターゼブラ1号は、晴れてボスニャンコの顔くらいの大きさになりました。ノーマルな大きさのゼブラたちと比べると、だれよりも栄養をひとりじめしたことが、ひとめで分かります。













ところで、こんなたのしいトマトをつくったのは、どなたでしょう??

グリーンゼブラの種がはじめて売り出されたのは、

1983年です。わりと最近のことです。

米国カリフォルニアのトマトとポテトのブリーダー
「トム・ワグナー」さんによって世に送り出されました。







ワグナーさんは現在もご健在です。
ワグナーさんのブログを拝見すると、グリーンゼブラはエアルーム・トマトのなかでもずば抜けて人気者になったことが分かります。

ところで、近代的農業が大発展したきっかけは18世紀に化学肥料農法へとシフトチェンジしたからなのですが、天才的園芸家もぐうぜん18世紀にたくさん誕生していたようです。

以前ふれたカーヴァー農業博士も、そのうちのお一人で、化学肥料多施肥でぼろぼろになっていたコットン畑にピーナッツやサツマイモを植えて南部の農業を救いました。

「 園芸の魔法使い 」と評された「 ルーサー・バーバンク 」さんも18世紀に夢のような新品種を生み出し、アメリカで大センセーションを巻き起こしたそうです。アメリカでは現在でも園芸で偉業をなし遂げることを「バーバンクする」と表現するそうです。

一番有名なのは「 バーバンク種 」とよばれるジャガイモの新品種ですが、バーバンクさんについて知るまでは,ジャガイモの花にトマトそっくりな種子ができることを私は知りませんでした。ジャガイモの花についた実を見てはじめて、トマトとジャガイモがおなじナス属だということに納得しました。

植物に精通することに天才的才能をお持ちだったカーヴァー博士とバーバンクさんのおふたりには、共通していた「なにか」がありました・・・長くなりますので、またいつか。

2010年4月15日木曜日

グリーンゼブラ、そろそろ収穫

最近のグリーンゼブラ・トマトのようすです。

おしりのほうが黄色くなってきたので、もうそろそろ食べてもOKなんです。

が、

緑色だし、さわるとまだ固いし、

いまひとつ収穫のタイミングがつかめません。










ついつい収穫するのを「明日、明日」と、先延ばしにしてしまってました。でも最近ウドンコ病がでてきたので、実を穫ってあげないままで体力を消耗してしまってるかもしれません。



根っこも元気です。写りきれてませんが、この下のタンクでとぐろを巻いてます。














「 根毛 」は、じつは根っこの表面にある細胞のひとつひとつが、ビヨビヨ〜ンと伸びてできるんだそうです。葉っぱや茎は細胞分裂しないと背丈や面積を広げることができませんが、根っこの細胞は伸縮自在なんですねー。














もしも人間が根毛と同じように皮膚の細胞ひとつひとつをビロローンと伸ばせたら、ちょっとコワいなと思っていたら、実は人間も同じことできていました。

体内の小腸には、根毛みたいなヒダがいっぱいあって、やっぱり食べたものの養分をたくさん吸収できる仕組みになってるそうです。















ちなみに、海藻資材なんかは葉面散布すると効果がはやいといわれてます。実は、葉っぱから吸収された成分は根っこに送られてるので、結果的には根っこを増やすことになります。

2010年4月14日水曜日

Grow Your own Rice! お米の水耕栽培

この春から「 お米の水耕栽培 」にトライしています。

無類のコメ好きなワタクシとしては、「 お米の室内・二期作栽培 」あわよくば「 三期作 」をば実現してゆきたいと思ってます。稲は「 シリカ = ケイ素 」が好きな植物なので、お米の水耕栽培培地には玄武岩が原料のロックウールにしてみました。














ロックウール培地中のシリカは、ク溶性でなので、ゆーっくりとしか溶けませんが、根っこはすこしづつ吸収できます。シリカは植物によって,いっぱいいる・そんなにいらない、に分かれますが、お米はシリカが足りていると病気につよく頑丈に育ちます。

そんなわけで、水耕栽培の生産現場から大量にでる古いロックウールは、細かく粉砕されてから田んぼにすき込んで貴重なシリカ源として役立っているそうです。


お米の品種は「イセヒカリ」です。


うそかほんとか「人を選ぶお米」だとか・・・


おいおい、きいてないよー! って感じです。







先週末から、根っこもトップもグングンと伸びてます。
それにしてもお米は世話のしがいがあります。2日に一度、アミノ酸たっぷりの根の活力剤をあげるたびに、目に見えて根が伸び・背が伸び・葉が伸びます。
私のようなおセッカイ好きなガーデナーと相性がよさそうです。



丈夫でぶっとい苗にしたいので、ファンで風をあてて、日に何度も苗のトップを手でブンブンとなでています。

農家のかたは、でっかい板や運動場に使うローラーやトンボを駆使してギューッとプレスしたりナデたりとあの手この手で、お米の苗たちを鍛えてたりします。








オイシくて農薬に頼らない安心なお米を作るには、病気や虫に負けない苗づくりが大切だそうです。

お米の苗は、高温と強い光ですぐに焼けてしまうそうです。

なので、

蛍光灯タイプのグロウランプで育ててます。










いまは、本葉が1〜2枚ほど展開したところです。

本葉が3〜4枚程度になったら、大きなロックウールに

定植して、薄めの培養液をあげようと思います。










ちなみにお米はアンモニア態窒素しか吸えないそうです。なので手持ちの水耕栽培肥料でアンモニア態窒素が入ってる肥料をチョイスしてみます。

2010年4月13日火曜日

春に咲く、あんな花・こんな花

桜が開花してから、肌寒い日が続いたりしたので今年の桜は長持ちしてくれてます。
ひとめでも多く桜を満喫しようとブラブラしていると、春にしか、お目にかかれない花がいろいろと咲いています。


はずかしながら、生まれてはじめて「アケビの花」に出会いました。

へぇ、こんな花が咲くんだーって感じです。
アケビの花には、雄花と雌花があります。











左のボワボワッと房咲きさているのが雄花(♂)で、
右のパカッと咲いてるのが雌花(♀)です。 この雌花が受粉すると、あの紫色のサツマイモようなバナナのような独特なカタチのアケビの実ができるってぇわけです。














アケビの生えてるトコロは、犬のフンがとても早く分解されるそうです。
散歩コースになってる我が家のまわりには、近頃のペットブームで「ワンちゃんの落とし物」つまり、フンが増えてきたのですが交番に届けるわけにもいかず、とっととアケビを植えてみた次第です。



これは松の花です。

雄花と雌花があるそうで、これは雄花です。











モミジの花もささやかに満開となっていました。

モミジの実は風にのってヘリコプターみたいにクルクルまわって飛ぶので、人気者ですね。










おっっ、いました、野良な木イチゴです。
田園調布を通る第三京浜道路のカベ沿いに、たくましく自生してました。

この時期、木イチゴの花はよくみかけますが、数ヶ月後に実がなってるトコロはあんまり見かけません。

結実しにくいのか、喰われているのか・・・?

「 枝垂桜 (シダレザクラ)」の花は、もう実になっていました。

桜も木イチゴとおんなじバラ科です。

ちなみにサクランボは、「オウトウ」という西洋桜になる桜の実だそうです。









春はいろんな花が一度に咲くので,うっかり見過ごすと来年までおアズケになってしまいます。首にぶら下げたカメラがどんなに重たくても、そのせいでプチむち打ちになって整体に通うハメになったけど,それでもいろんな花に会いにいこうと思います。

2010年4月12日月曜日

たった6cmでも実がなるタイニー・ティム

室内栽培のロックウール培地で育てていた

「タイニー・ティム」は

現在ベランダで余生をお過ごしです。












このタイニー・ティムからとった挿し木です。
ちなみに今週の水曜日は「新月」なので、剪定や挿し木取り、植えかえと定植にナイスな週ですね。昨日は、バラの茶色く枯れた枝を剪定してみました。











丈は6cmほどです。

咲いた花が結実しました。










タイニー・ティムは、エアルーム品種の矮性トマトです。

実生から育てても丈が15cmほどになったら、

さっさと花を咲かせて実がなるチョーコンパクトなトマトです。







エアルーム品種を育てると、いろいろなハプニングに出くわすのでオモシロいです。
奇想天外なふるまいは固定種ならではだなぁと、つくづく思います。