夏のあいだ、グリーン・カーテンとして活躍してくれた「カスケード・ホップ」も、いよいよ今年最後の収穫となりました。
最後に収穫したリーフ・ホップ(毬花)は、夏や秋にくらべると、ひとまわり小さなサイズです。
多分、寒さと根っこの活力が低くなってるからだと思います。
カスケードは、アロマ・ホップなので、肝心のそのアロマは???
いままで収穫した中で、イチバン香りが強いリーフ・ホップでした。
でもなぜか、ニンニクのような硫黄系の香りが、とっても強くなってました。とくに硫黄系の肥料をあげてもいなかったんですが、育った土壌の質でしょうか?
カスケード・ホップの香りは「グレープ・フルーツのような柑橘系」と言われています。しかし、このリーフ・ホップは、チキンによくあう「 スダチとスパイシー・ガーリック風味 」といったトコロでした。
「テルペン類」とよばれるホップの香り成分のはじまりは、「光合成で、こさえた炭水化物」だそうです。植物は、夏の高温時期だと、根っこは酸素呼吸が激しくなって糖分を浪費しちゃいますが、、昼と夜の寒暖の温度差が大きくなると、寒さ対策に糖分をためこむようになり、酸素呼吸もおだやかですみます。なので、夏でも寒暖差の大きめな東北などでは、良質なホップや果物が穫れるんだと思いました。
高温多湿ぎみな川崎の住宅街では、ムシムシとした湿度を嫌うアロマ・ホップの栽培は難しいと思っていましたが、日当りのよい場所に地植えにさえできれば、こうして11月のおわりまで、たった1本のホップで、リーフ・ホップ100gほどが、3〜4回も収穫できます。
来年は、もっと収穫できるといいなと思います。
一方で、どんなに日当りと風通しがよい場所でも、プランターで栽培した「センテニアル・ホップ」は、たった一度しか収穫できませんでした。
2011年12月2日金曜日
2011年12月1日木曜日
これは楽しい! 「 炭酸水耕栽培 」その4
さて、川崎は、冷たい雨の日で12月がスタートしました。ストーブが恋しい寒さです。
前回までのカーボネーターで、大事なことを書き忘れましたが、カーボネーターでCO2を吹き込んでいる間、ペットボトルを軽く振りながらCO2ガスを入れると、 水に溶けやすくなります。そのあと半日〜1日くらい冷蔵庫で寝かせると、水にCO2がさらによく溶けて、つよい炭酸水ができます。
ということで、CO2レギュレーターでつくるペットボトル用カーボネーターの説明が、思いのほか長くなってしまったので、今回はやっとのことで「どうして炭酸水は、植物の生長を促進できるのか?」です。
CO2ガス、つまり二酸化炭素という気体を水に溶かすと・・・
「炭酸=H2CO3」と、「炭酸水素イオン=HCO3-」+「炭酸イオン=CO32-」という2つのイオンの形で、水中に溶け込んでいるそうですが、水に溶けきれなかったCO2は、外気にふれるとシュワシュワと泡になって逃げていきます。
炭酸水のなかの炭酸+炭酸水素イオン+炭酸イオンの3つには、pH値をほどよく調整してくれる緩衝作用(かんしょうさよう)や、リン酸をはじめ、「味と健康の決め手!!!」となる鉄、ホウ素、モリブデンetc・・・微量要素を根っこが吸収しやすくする作用があるので、肥料の効きをよくしてくれる効果があります。
水にCO2ガスを入れて、炭酸水にしたときのEC値とpH値のチガイです。
(浄水器に通した水道水にCO2ガスを吹き込んだだけの炭酸水です。。硬水タイプの天然発泡水や、重曹とクエン酸でつくった炭酸水は、ムダなナトリウムが入るのでハイドロにはNGです。市販されている炭酸水でハイドロに使えるのは、原料がCO2、水となっているものだけです。)
前回までのカーボネーターで、大事なことを書き忘れましたが、カーボネーターでCO2を吹き込んでいる間、ペットボトルを軽く振りながらCO2ガスを入れると、 水に溶けやすくなります。そのあと半日〜1日くらい冷蔵庫で寝かせると、水にCO2がさらによく溶けて、つよい炭酸水ができます。
ということで、CO2レギュレーターでつくるペットボトル用カーボネーターの説明が、思いのほか長くなってしまったので、今回はやっとのことで「どうして炭酸水は、植物の生長を促進できるのか?」です。
CO2ガス、つまり二酸化炭素という気体を水に溶かすと・・・
「炭酸=H2CO3」と、「炭酸水素イオン=HCO3-」+「炭酸イオン=CO32-」という2つのイオンの形で、水中に溶け込んでいるそうですが、水に溶けきれなかったCO2は、外気にふれるとシュワシュワと泡になって逃げていきます。
炭酸水のなかの炭酸+炭酸水素イオン+炭酸イオンの3つには、pH値をほどよく調整してくれる緩衝作用(かんしょうさよう)や、リン酸をはじめ、「味と健康の決め手!!!」となる鉄、ホウ素、モリブデンetc・・・微量要素を根っこが吸収しやすくする作用があるので、肥料の効きをよくしてくれる効果があります。
水にCO2ガスを入れて、炭酸水にしたときのEC値とpH値のチガイです。
(浄水器に通した水道水にCO2ガスを吹き込んだだけの炭酸水です。。硬水タイプの天然発泡水や、重曹とクエン酸でつくった炭酸水は、ムダなナトリウムが入るのでハイドロにはNGです。市販されている炭酸水でハイドロに使えるのは、原料がCO2、水となっているものだけです。)
家庭用浄水器をとおした水道水のEC値は、0.17mS/cmでした。
ちなみに、数千円のロースペックな浄水器ですが、「オルトトリジン液」という塩素濃度を測れる液体でテストしたところ、塩素はちゃんと除去されていました。

この水道水に、CO2=二酸化炭素を吹き込んで炭酸水にしてみると・・・水道水炭酸水のEC値は、0.12mS/cmになり、CO2を入れる前よりも、0.05mS/cm下がりました。
関東は、カルシウムやマグネシウムをすこし含んでるので、炭酸と反応してEC値がさがったのかもしれません。
「炭酸入れたら、肥料が固まっちゃうじゃん!!!」と思いますが、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムは、酸性だとすぐ溶けるので、ベース肥料などを入れると酸性になるので、ちゃんと水溶性にもどります。
※写真を忘れましたが、試しにEC値がゼロのRO水(純水に近い水)でも、炭酸水をつくってみたらEC値があがりました。
そして次に、pH値の変化です。浄水器をとおした水のpH値は7でした。
炭酸水にしてみると、pH値が4.2へと酸性になりました。
欧米のハイドロポニックス用資材には、数年前から培養液タンクにポトンといれて使うタイプの「CO2タブ」というものもあって、手軽に根っこからCO2を吸わせられる用品が定番となっていました。日本では販売されてるかどうかわかりませんが、アクアリウムの水草育成用にCO2タブに似た製品が販売されていると思います。(CO2タブは、塩類をつかってCO2を発生させるので、そのぶん肥料濃度を薄くする必要があるかもしれまん。)
というのも、海外では「炭酸水を植物にあたえると、生長促進効果が高い。」という研究結果や文献がすでにあったりもします。実際にその結果をテストした奇特な方もいらっしゃって、英語ですが、こちらでその詳細をみることができます。
http://scaf.i8.com/CO2RootAbsorption.html
とはいえ、植物の光合成運動のタイプには、いくつ種類があるので、すべての植物でテストできてるわけではないし、まだまだ研究段階ではあると思いますが、農業資材で定番となってる「マイクロナノバブル」のように、水分子を小さくしつつ「溶存酸素量をふやした」水が、植物の生長を促進しつつ肥料や農薬の使用量もへらせる・・・という効能と「炭酸水での栽培」は、よくにています。
水耕栽培の培養液は、だいたい1〜2週間ごとに、すべてチェンジがベリーベストですが、廃棄する時の培養液の中には、じつはわりと肥料塩類が残っちゃってるんですよね〜。なので炭酸水で培養液をつくって植物にあたえれば、水道水よりも肥料塩類がよく溶けるので、肥料成分の食べ残しがすくなくてムダが押さえられるし、ゴムチューブなんかの目詰まりも減らせるっちゅ〜ことになります。
しかも、水耕栽培で不足しがちな炭素の補給もできちゃうので、ムダに草丈がのびなくてすむし、チッ素もよく固定されるので病気や害虫にもつよくなります。
ちなみに、炭酸水の葉面スプレーやミスト加湿は、光が当たっている時だけOKです。夜になって光合成がストップすると、CO2はいらなくなります。
「炭酸水で農産物を育てる技術」は、日本でももう始まっていて、施設栽培の大型ハイドロポニックス・システムの培養液を炭酸ガスでpH調整する製品も、もう見つけられます。が、ホビーガーデニングの水耕栽培では、循環システムなどで培養液タンクに直接CO2を高圧で吹き込むシステムがまだないので、もしヨサゲな方法が見つかれば、そのうちまた紹介しようと思います。
私が炭酸水でテストできている栽培方法は、今のところ循環式システムとココ栽培とポッティングソイル栽培、そしてバラやラベンターなどの鉢植え栽培です。水耕栽培でメジャーな「エアレーション・システム」だと、曝気するので、あっという間に炭酸ガスが抜けてしまい、炭酸水の効果が薄いかもしれません。
ということで炭酸水を水耕栽培で使う場合、培養液をつくる時の水をCO2を吹き込んだ炭酸水にするか、葉面スプレーやミスト加湿器で炭酸水をつかうのが、今のところ手っ取りばやいんですが、炭酸水がとっても有効に効くタイミングがあって・・・
まず・・・ほかのどのタイミングでCO2施肥するよりも、挿し木とりと幼苗期の期間に、CO2濃度を1500ppmほどにキープするのが、イチバン効果があるといわれています。挿し木のときにCO2濃度が1500ppmくらいあると、もっとも発根数がおおく根量がふえて、その後も早く大きく育つという結果が「菊などの挿し木栽培」ででているそうです。挿し木や小さな苗のときなら、プロパゲーターなどフタがついてる育苗箱のなかに炭酸水をスプレーするか、CO2ガスを1500ppmほどまで入れてあげて2時間ほどキープするそうです。でも夜間の光が当たってないときは、カバーを開けて新鮮な空気のなかで管理するのがコツだそうです。
つぎに、生長期から開花期への移行時にも、効果があると思います。植物はCO2を固定する時に「リン」をつかうので、開花期へ移行する時には、炭酸水に「PK肥料」を薄めにいれてスプレーすると、CO2とチッ素の固定が促進されて、ヨサゲです。
炭酸水がいいのは、水耕栽培だけじゃなくって、例えば庭木がツボミをつけたときや、咲き終わったあとのお礼肥えのとき、固形の肥料といっしょに、たっぷりの炭酸水をあげると、庭木がしゃっきりしたり、またすぐにツボミがでてきたりします。
ということで、肥料や農薬がよく効くようになってムダが減らせて、たくさんオイシい収穫が楽しめてしまうかもしれない「炭酸水耕栽培」の提案でしたが、畑やプランターのおヤサイ、ハンギングのお花なんかにも、Goodなので、トライできるヒトには、おススメです。
ちなみに、数千円のロースペックな浄水器ですが、「オルトトリジン液」という塩素濃度を測れる液体でテストしたところ、塩素はちゃんと除去されていました。

この水道水に、CO2=二酸化炭素を吹き込んで炭酸水にしてみると・・・水道水炭酸水のEC値は、0.12mS/cmになり、CO2を入れる前よりも、0.05mS/cm下がりました。
関東は、カルシウムやマグネシウムをすこし含んでるので、炭酸と反応してEC値がさがったのかもしれません。
「炭酸入れたら、肥料が固まっちゃうじゃん!!!」と思いますが、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムは、酸性だとすぐ溶けるので、ベース肥料などを入れると酸性になるので、ちゃんと水溶性にもどります。
※写真を忘れましたが、試しにEC値がゼロのRO水(純水に近い水)でも、炭酸水をつくってみたらEC値があがりました。
そして次に、pH値の変化です。浄水器をとおした水のpH値は7でした。
炭酸水にしてみると、pH値が4.2へと酸性になりました。
欧米のハイドロポニックス用資材には、数年前から培養液タンクにポトンといれて使うタイプの「CO2タブ」というものもあって、手軽に根っこからCO2を吸わせられる用品が定番となっていました。日本では販売されてるかどうかわかりませんが、アクアリウムの水草育成用にCO2タブに似た製品が販売されていると思います。(CO2タブは、塩類をつかってCO2を発生させるので、そのぶん肥料濃度を薄くする必要があるかもしれまん。)
というのも、海外では「炭酸水を植物にあたえると、生長促進効果が高い。」という研究結果や文献がすでにあったりもします。実際にその結果をテストした奇特な方もいらっしゃって、英語ですが、こちらでその詳細をみることができます。
http://scaf.i8.com/CO2RootAbsorption.html
とはいえ、植物の光合成運動のタイプには、いくつ種類があるので、すべての植物でテストできてるわけではないし、まだまだ研究段階ではあると思いますが、農業資材で定番となってる「マイクロナノバブル」のように、水分子を小さくしつつ「溶存酸素量をふやした」水が、植物の生長を促進しつつ肥料や農薬の使用量もへらせる・・・という効能と「炭酸水での栽培」は、よくにています。
水耕栽培の培養液は、だいたい1〜2週間ごとに、すべてチェンジがベリーベストですが、廃棄する時の培養液の中には、じつはわりと肥料塩類が残っちゃってるんですよね〜。なので炭酸水で培養液をつくって植物にあたえれば、水道水よりも肥料塩類がよく溶けるので、肥料成分の食べ残しがすくなくてムダが押さえられるし、ゴムチューブなんかの目詰まりも減らせるっちゅ〜ことになります。
しかも、水耕栽培で不足しがちな炭素の補給もできちゃうので、ムダに草丈がのびなくてすむし、チッ素もよく固定されるので病気や害虫にもつよくなります。
ちなみに、炭酸水の葉面スプレーやミスト加湿は、光が当たっている時だけOKです。夜になって光合成がストップすると、CO2はいらなくなります。
「炭酸水で農産物を育てる技術」は、日本でももう始まっていて、施設栽培の大型ハイドロポニックス・システムの培養液を炭酸ガスでpH調整する製品も、もう見つけられます。が、ホビーガーデニングの水耕栽培では、循環システムなどで培養液タンクに直接CO2を高圧で吹き込むシステムがまだないので、もしヨサゲな方法が見つかれば、そのうちまた紹介しようと思います。
私が炭酸水でテストできている栽培方法は、今のところ循環式システムとココ栽培とポッティングソイル栽培、そしてバラやラベンターなどの鉢植え栽培です。水耕栽培でメジャーな「エアレーション・システム」だと、曝気するので、あっという間に炭酸ガスが抜けてしまい、炭酸水の効果が薄いかもしれません。
ということで炭酸水を水耕栽培で使う場合、培養液をつくる時の水をCO2を吹き込んだ炭酸水にするか、葉面スプレーやミスト加湿器で炭酸水をつかうのが、今のところ手っ取りばやいんですが、炭酸水がとっても有効に効くタイミングがあって・・・
まず・・・ほかのどのタイミングでCO2施肥するよりも、挿し木とりと幼苗期の期間に、CO2濃度を1500ppmほどにキープするのが、イチバン効果があるといわれています。挿し木のときにCO2濃度が1500ppmくらいあると、もっとも発根数がおおく根量がふえて、その後も早く大きく育つという結果が「菊などの挿し木栽培」ででているそうです。挿し木や小さな苗のときなら、プロパゲーターなどフタがついてる育苗箱のなかに炭酸水をスプレーするか、CO2ガスを1500ppmほどまで入れてあげて2時間ほどキープするそうです。でも夜間の光が当たってないときは、カバーを開けて新鮮な空気のなかで管理するのがコツだそうです。
つぎに、生長期から開花期への移行時にも、効果があると思います。植物はCO2を固定する時に「リン」をつかうので、開花期へ移行する時には、炭酸水に「PK肥料」を薄めにいれてスプレーすると、CO2とチッ素の固定が促進されて、ヨサゲです。
炭酸水がいいのは、水耕栽培だけじゃなくって、例えば庭木がツボミをつけたときや、咲き終わったあとのお礼肥えのとき、固形の肥料といっしょに、たっぷりの炭酸水をあげると、庭木がしゃっきりしたり、またすぐにツボミがでてきたりします。
ということで、肥料や農薬がよく効くようになってムダが減らせて、たくさんオイシい収穫が楽しめてしまうかもしれない「炭酸水耕栽培」の提案でしたが、畑やプランターのおヤサイ、ハンギングのお花なんかにも、Goodなので、トライできるヒトには、おススメです。
2011年11月29日火曜日
これは楽しい! 「 炭酸水耕栽培 」その3
ところで、「CO2レギュレーターについてるチューブをバケツの水につっこんで、水にガスを吹き込むだけじゃダメなの? 」というオオチャクな意見が、私の中にありました。結論は「バケツにチューブを突っ込んだだけだと、CO2ガスのほとんどが水に溶けず空気に逃げてしまい、弱い炭酸水しかできないくせに、ムダがありすぎる。」でした。ムダとムラが大キライ、一粒で二度も三度もオイシいのが大好きな主婦としては、やっぱりうっかりカーボネーターをつくることになり、それはそれは長い道のりとなりました。
といこうとで前回は、ホビーガーデニング用の電磁弁つきCO2レギュレーターでつくるカーボネーターを紹介しました。今回は生ビールサーバ用の、電気を使わないレギュレーター(減圧弁)をカーボネーターにしてみました。
なのでタイマーや、電源のオン/オフでCO2ガスの出し止めができないので、自動制御することはできません。
また、圧力計がついてるものと、ついていないものなど、タイプがイロイロあって、私のつかっている「R204レギュレーター」には圧力計がついていませんが、ガスのバルブをゆるめる目安を温度できめるタイプなので、常温の水を炭酸水にすることが多い私には便利です。こちらのお店で購入しました。
日本用のビールサーバー用レギュレーターをカーボネーターにするメリットは、まず電気をつかわないことです。といこうとで前回は、ホビーガーデニング用の電磁弁つきCO2レギュレーターでつくるカーボネーターを紹介しました。今回は生ビールサーバ用の、電気を使わないレギュレーター(減圧弁)をカーボネーターにしてみました。
ちまたには、ビールが大好きなあまり、おウチで生ビールを楽しんでしまおうと、生ビールサーバー(ビールディスペンサー)をGETしてしまう強者なおヒトが、結構な数でいらっしゃいます。そのうえ昨今の「炭酸水ブーム」などで、ビールサーバー用のCO2レギュレーターは、人気があります
ちなみに、生ビールサーバー用のレギュレーターには、圧倒的に電磁弁はついてません。
また、圧力計がついてるものと、ついていないものなど、タイプがイロイロあって、私のつかっている「R204レギュレーター」には圧力計がついていませんが、ガスのバルブをゆるめる目安を温度できめるタイプなので、常温の水を炭酸水にすることが多い私には便利です。こちらのお店で購入しました。
日本のビールサーバ用レギュレーターは、対応の耐圧チューブの外径が8mmですが、こちらのお店だと、耐圧チューブのサイズが8mm/6mm/4mmと、選べるようになっています。
ちなみに、昨日紹介したガーデニング用のCO2レギュレーターの耐圧チューブのサイズは、6mmです。
ちなみに、昨日紹介したガーデニング用のCO2レギュレーターの耐圧チューブのサイズは、6mmです。
そして・・・日本で多く普及しているレギュレーターなので、対応の耐圧チューブやエアーパーツなどなどのサイズが、ホームセンターに行くと、とっても見つけやすいし品揃えが豊富だったりするし、
なによりも自分でペットボトルのフタをカーボネーターにする手間がはぶけることです。
↓なんとペットボトル用のカーボネーターを つくってくださってる、アリガターイお方が、いらっさります。
この「PET用カーボネーター」は、こちらから・・・
http://www5.ocn.ne.jp/~wyi/beer.html
8mmチューブ用のガスジョイントとコンビで使います。これでペットボトル用のカーボネーターができあがりです。
http://mizukusa.shop-pro.jp/?pid=7866453
このふたつだけだと、すこしガス漏れするので、ガスジョイント内部に外径18.5mmのパッキンをいれています。
そして、耐圧チューブ8mm/内径6mmは、こんなかんじです。
http://item.rakuten.co.jp/route1/10002975/
「自分でペットボトルのフタに穴をあけるなんてしたくない!」というおヒトは、このカーボネーターが、おススメです。
または、「すでにガーデニング用の電磁弁つきCO2レギュレーターをもってるけど、カーボネーターをつくるのメンドクサイから、このカーボネーターを6mm耐圧チューブで使いたい・・・」という場合は、「8mm ←→ 6mmレデューサー」というエアーパーツをGETすればOKです。
または、CO2レギュレーターのフローメーターについてるチューブジョイント部分を
昨日紹介した「チェックバルブ」で、8mm耐圧チューブ対応で、ネジがR1/8規格のものにチェンジすればOKです。
http://item.rakuten.co.jp/route1/10001867/
A.オネジ側より入力を選びます。
このチェックバルブ(チェック弁)というものは、耐圧チューブが簡単に脱着できる「ワンタッチ」になっているので、レギュレーターからチューブを外すときに、いちいちチューブを切らなくてもすむのと、ガスがボンベ側から一方通行にしか流れないので、ペットボトルの水がレギュレーターに逆流しなくてすみます。
ところが、このチェックバルブは、ホームセンターにない場合がおおいので、ネットで買った方が確実です。
しつこいようですが、炭酸水をつくるペットボトルは、かならず耐圧性がある「炭酸飲料がはいっていたペットボル」を使います。でないと危険です。
最近スーパーで、コーラの2Lサイズを発見しました!!!
炭酸飲料で2Lサイズは、なかなかありません。培養液作りが、チョッピリはかどるようになりました。
耐圧ペットボトルかどうか、一目でわかるように、なるべくラベルをはがさないで炭酸水づくりに使っています。
ということで、かなりバックリめな、カーボネーターの説明でした・・・
今回のシリーズで紹介した素材のひとつひとつは、炭酸水をつくるために考えられたパーツではありません。また、危険は伴いますので、お子さんには不向きだし、あくまでも自己責任で炭酸水作りをお願いします。
植物育成にCO2ガスを入れてるけど、あっというまにミドボンがカラッポになって、キリがなさすぎだから、空気が乾燥する冬だけでも、炭酸水でCO2を補ってみようかな? というガーデナーにもおすすめです。またはその昔、CO2レギュレーターを買ったけど、しまい込んじゃってるヒトも、炭酸水がつくれれば、お酒を割ってよし、お米を炊いてもよし、頭皮を洗ってもよし、年末のパーティーシーズンで、肉や脂っこい物を食べ過ぎで、胃がもたれ気味のとき食後に、冷えてない炭酸水を飲んでもヨシ!!!と毎日の生活が楽しくなります。
ちなみに気になるコストですが、CO2レギュレーターの値段はピンキリとして、カーボネーターをつくったり買ったりしても、5000円以上にはなりません。私のミドボンは、5Kgサイズで炭酸水づくりにしか使っていませんが、毎日3Lほどの炭酸水をつくっていて、もう3ヶ月以上保ってます。
植物育成にベストなCO2濃度は、1500ppmほどと言われてますが、オランダの施設栽培の技術では、ベストな温度と湿度、太陽の光がある場合、外気のCO2濃度よりも100ppmほど多くしたときが、収量の増大率がイチバン大きいという結果も言われているようです。例えば外気のCO2が350ppmだとすると、グラスハウス内のCO2濃度は、450ppm〜550ppmのとき、トマトの収穫量の増加率が大きかったそうです。(あくまでも収穫量ではなく、収穫量の増加率です。)
Co2を吹き込んだ炭酸水なら、トマトが1メートル以上になっちゃっても、本数がおおくても、1リットルもあれば、噴霧スプレーで葉ウラにむらなくスプレーできるし、気体とちがって漏れにくいからムダが押さえられるし、炭酸水が蒸発していく過程で、CO2がすこしずつ気化していくので、ゆっくりじっくり効くようです。
・・・では、植物は根っこからCO2を吸えているんでしょうか???
2011年11月28日月曜日
これは楽しい! 「 炭酸水耕栽培 」その2
ということで、美容やお掃除、お料理などなどで、ちかごろブームの「炭酸水」ですが、この炭酸水は、植物の生長促進にも効果があります。
カーボネーターなどで炭酸ガスを吹き込んだ炭酸水は、水に「H2CO3=炭酸」をふくませた弱酸性なので、水耕栽培やココ栽培、ポッティング・ソイル栽培で、培養液のpHダウナーにつかえます。
水耕栽培でメジャーなpHダウナー剤の「硝酸」や「リン酸」とちがい、炭酸は常温で空気中へと気化・蒸発してしまうので、培養液にのこりにくく肥料成分の比率をくずさないし、ただの水よりも根っこへの浸透性がよいので養分などの吸収もよくなるし、なにより収穫量と味がよくなってしまうという、スグレもののpHダウナーです。(すぐに気化したり、根っこから吸われてしまうので、pHダウナーとしての持久力は短めです。)
↓電磁弁付きCO2レギュレーターをつかったカーボネーターは、こんなかんじです。
レギュレーターのバルブをゆるめると、耐圧ペットボトルに入れた水にCO2がボコボコと入っていって、ほんの30秒くらいで炭酸水ができます。(長くても1分くらいで、十分な炭酸水ができるので、炭酸ガスの入れっぱなしはNGデス。)
CO2ガスを添加するミドボンとCO2レギュレーターに、耐圧チューブと「炭酸飲料用のペットボトルのフタ」でつくったカーボネーターをとりつけて、水にCO2ガスを吹きこんで炭酸水をつくります。
「自作カーボネーター」でググると、この作り方を教えてくださってる方がタクサンいらして、そちらの作り方を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
では、ペットボトル用カーボネーターの材料は・・・
なにはさておき、ミドボンとCO2レギュレーターは必要です。
現在、リンク先のハイドロポニックス用のCO2レギュレーターを、さっそく活用させていただいてます。
そして・・・
1. 炭酸飲料が入っていたペットボトルと、そのフタ
(炭酸飲料じゃないペットボトルやフタは、圧力に耐えられないのでゼッタイにNGです。)
2. 外径6mm/内径4mmの耐圧チューブ=2メートルもあれば十分ですが、チューブは劣化してひび割れて交換せねばならない時がくるので、一巻き20mくらい買っておくと、のちのち安心です。
3. エアーパーツの「チェックバルブ pisco CVPC6-01A ネジ側より自由流が出力」1個←リンク先で見てみて下さい。
CO2ガスの添加とカーボネーター両方で活用したい場合は、いちいち耐圧チューブを取りかえないといけないので、このチェックバルブ(6mmチューブ対応・R1/8ストレートネジ規格)を2つ買っておくと便利です。
4.チェックバルブのキャッチャーとして「継手 pisco PF01-01」1個←リンク先で見てみて下さい。(ねじ径 R1/8 ストレートネジ対応の継手です。)
5. 補修Oリングの内径7.8mmを2個←高圧ガスは、ちょっとのすき間から漏れやすいので、Oリングやパッキンは、マストアイテムです。耐圧チューブの外径の1.2倍ぐらいの内径のパッキンをえらべばOKです。劣化するのでストック分も買っておくと便利です。
近くのホームセンターで見つけられたエアーパーツで作っちゃったので、写真のパーツは、チェックバルブではなくストップフィッティングになっていて、継手がジョイントになってます。
結果的に言うと、チューブフィッティングではなく、チェックバルブにしたほうが、CO2レギュレーターの
←フローメータ内部に、水が逆流してしまうのをふせげるのでベターです。
↑ちなみに、カーボネーターにしたり、CO2ガス添加したり、両方に活用したい!!!という場合は、フローメーターの下についてるチューブジョイント部分をチェックバルブに変えてしまうと、耐圧チューブの取りかえがとってもラクです。このレギュレーターのチューブフィッターの規格はR1/8ストレートネジなので、3の「チェックバルブ pisco CVPC6-01A ネジ側より自由流が出力」でOKです。
↓さらっとメンドクサイ工程を書きますが、耐圧ペットボトルのフタに、3のチェックバルブのオネジ部分が、ちょうどねじ込める大きさの穴をドリルで開けます。あける穴の直径は、だいたい11mmくらいでした。
チェックバルブ
↓
Oリング
↓
ペットボトルのフタの上部
ペットボトルのフタの内側
↑
Oリング
↑
継手
こんなふうに接続したら、レンチを使ってギュウギュウにネジ部分をしめあげて、できあがりです。ちなみにエアーパーツを取り外したり取りつけの時は、必ずレンチを使ってほしいです。
ガスがたくさん溶け込める水は、まず純度が高いことと、水温が低いことなので、ROフィルターをもってるヒトは、冷やしたRO水で炭酸水をつくるのが一番ベストですが、一度沸騰して冷めた湯沸かしポットに残ってる水でも、CO2がたくさん入ります。
耐圧ペットボトルに水を入れて、フタをしっかり閉めてから、レギュレーターのバルブを少しずつゆるめて炭酸ガスを入れますが、入れすぎるとボトルが破裂して危なすぎるので、必ずペットボトルの固さを手でにぎって確認しながら目を離さないように、ほんの30秒ほど、ペットボトルを逆さにして軽く振りながら炭酸ガスを少しずつ入れていきます。
手でペットボトルをギュッッッとにぎりながらCO2ガスをいれていき、握ってもへコまないほ固くなれば、pH値が4くらいの十分な炭酸水になってます。
ペットボトルの耐圧の目安は0.4〜0.8MPaくらいです。水温が高くなるほど圧力が大きくなってしまい危険です。ちなみに、今頃の水道水の水温は関東で15℃以下になってしまっているで、18℃〜20℃くらいにしてあげた方が、植物の根っこはストレスをかんじません。なので一度炭酸水にしてから、お湯を入れて水温を高くしたほうが安全です。
ペットボトル用カーボネーターのメリットは、カンタンなパーツで好きなだけ炭酸水を安くつくれることで、デメリットは、炭酸飲料のペットボトルは、大きくても2Lサイズくらいしかないので、一度に大量にはつくれないことと、高圧ガスなので、やっぱりイロイロと気をつけないと危ないこともあります。
※高圧のガスは、ちょっとしたすき間からも、すぐガス漏れするので、接続部分からCO2ガスが漏れていたり、うっかりバルブを閉め忘れると、知らぬ間にCO2濃度が高くなりすぎて命にかかわることもあるし、万が一、CO2を入れすぎてペットボトルの耐圧能力をオーバーすると、ペットボトルが破裂してケガすることもあります。小さなお子さんやペットが入ってこない場所で管理するのが、ゼッタイおすすめです。
ということで、次回は「電気をつかわないビールサーバー用のCO2レギュレーターでつくる、カーボネーター」の紹介です。
カーボネーターなどで炭酸ガスを吹き込んだ炭酸水は、水に「H2CO3=炭酸」をふくませた弱酸性なので、水耕栽培やココ栽培、ポッティング・ソイル栽培で、培養液のpHダウナーにつかえます。
水耕栽培でメジャーなpHダウナー剤の「硝酸」や「リン酸」とちがい、炭酸は常温で空気中へと気化・蒸発してしまうので、培養液にのこりにくく肥料成分の比率をくずさないし、ただの水よりも根っこへの浸透性がよいので養分などの吸収もよくなるし、なにより収穫量と味がよくなってしまうという、スグレもののpHダウナーです。(すぐに気化したり、根っこから吸われてしまうので、pHダウナーとしての持久力は短めです。)
・・・とはいうものの、いちいちペットボトルの炭酸水を買うのもキリがないし、コストもカサむので、ホビーガーデナーがよく使う電磁弁つきCO2レギュレーターと、炭酸飲料がはいってたペットボトルで、おウチで好きなときに好きなだけ、炭酸水がつくれる「ペットボトル用カーボネーター」の紹介です。
↓電磁弁付きCO2レギュレーターをつかったカーボネーターは、こんなかんじです。
レギュレーターのバルブをゆるめると、耐圧ペットボトルに入れた水にCO2がボコボコと入っていって、ほんの30秒くらいで炭酸水ができます。(長くても1分くらいで、十分な炭酸水ができるので、炭酸ガスの入れっぱなしはNGデス。)
CO2ガスを添加するミドボンとCO2レギュレーターに、耐圧チューブと「炭酸飲料用のペットボトルのフタ」でつくったカーボネーターをとりつけて、水にCO2ガスを吹きこんで炭酸水をつくります。
「自作カーボネーター」でググると、この作り方を教えてくださってる方がタクサンいらして、そちらの作り方を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
では、ペットボトル用カーボネーターの材料は・・・
なにはさておき、ミドボンとCO2レギュレーターは必要です。
現在、リンク先のハイドロポニックス用のCO2レギュレーターを、さっそく活用させていただいてます。
そして・・・
1. 炭酸飲料が入っていたペットボトルと、そのフタ
(炭酸飲料じゃないペットボトルやフタは、圧力に耐えられないのでゼッタイにNGです。)
2. 外径6mm/内径4mmの耐圧チューブ=2メートルもあれば十分ですが、チューブは劣化してひび割れて交換せねばならない時がくるので、一巻き20mくらい買っておくと、のちのち安心です。
3. エアーパーツの「チェックバルブ pisco CVPC6-01A ネジ側より自由流が出力」1個←リンク先で見てみて下さい。
CO2ガスの添加とカーボネーター両方で活用したい場合は、いちいち耐圧チューブを取りかえないといけないので、このチェックバルブ(6mmチューブ対応・R1/8ストレートネジ規格)を2つ買っておくと便利です。
4.チェックバルブのキャッチャーとして「継手 pisco PF01-01」1個←リンク先で見てみて下さい。(ねじ径 R1/8 ストレートネジ対応の継手です。)
5. 補修Oリングの内径7.8mmを2個←高圧ガスは、ちょっとのすき間から漏れやすいので、Oリングやパッキンは、マストアイテムです。耐圧チューブの外径の1.2倍ぐらいの内径のパッキンをえらべばOKです。劣化するのでストック分も買っておくと便利です。
近くのホームセンターで見つけられたエアーパーツで作っちゃったので、写真のパーツは、チェックバルブではなくストップフィッティングになっていて、継手がジョイントになってます。
結果的に言うと、チューブフィッティングではなく、チェックバルブにしたほうが、CO2レギュレーターの
←フローメータ内部に、水が逆流してしまうのをふせげるのでベターです。
↑ちなみに、カーボネーターにしたり、CO2ガス添加したり、両方に活用したい!!!という場合は、フローメーターの下についてるチューブジョイント部分をチェックバルブに変えてしまうと、耐圧チューブの取りかえがとってもラクです。このレギュレーターのチューブフィッターの規格はR1/8ストレートネジなので、3の「チェックバルブ pisco CVPC6-01A ネジ側より自由流が出力」でOKです。
↓さらっとメンドクサイ工程を書きますが、耐圧ペットボトルのフタに、3のチェックバルブのオネジ部分が、ちょうどねじ込める大きさの穴をドリルで開けます。あける穴の直径は、だいたい11mmくらいでした。
チェックバルブ
↓
Oリング
↓
ペットボトルのフタの上部
ペットボトルのフタの内側
↑
Oリング
↑
継手
こんなふうに接続したら、レンチを使ってギュウギュウにネジ部分をしめあげて、できあがりです。ちなみにエアーパーツを取り外したり取りつけの時は、必ずレンチを使ってほしいです。
ガスがたくさん溶け込める水は、まず純度が高いことと、水温が低いことなので、ROフィルターをもってるヒトは、冷やしたRO水で炭酸水をつくるのが一番ベストですが、一度沸騰して冷めた湯沸かしポットに残ってる水でも、CO2がたくさん入ります。
耐圧ペットボトルに水を入れて、フタをしっかり閉めてから、レギュレーターのバルブを少しずつゆるめて炭酸ガスを入れますが、入れすぎるとボトルが破裂して危なすぎるので、必ずペットボトルの固さを手でにぎって確認しながら目を離さないように、ほんの30秒ほど、ペットボトルを逆さにして軽く振りながら炭酸ガスを少しずつ入れていきます。
手でペットボトルをギュッッッとにぎりながらCO2ガスをいれていき、握ってもへコまないほ固くなれば、pH値が4くらいの十分な炭酸水になってます。
ペットボトル用カーボネーターのメリットは、カンタンなパーツで好きなだけ炭酸水を安くつくれることで、デメリットは、炭酸飲料のペットボトルは、大きくても2Lサイズくらいしかないので、一度に大量にはつくれないことと、高圧ガスなので、やっぱりイロイロと気をつけないと危ないこともあります。
※高圧のガスは、ちょっとしたすき間からも、すぐガス漏れするので、接続部分からCO2ガスが漏れていたり、うっかりバルブを閉め忘れると、知らぬ間にCO2濃度が高くなりすぎて命にかかわることもあるし、万が一、CO2を入れすぎてペットボトルの耐圧能力をオーバーすると、ペットボトルが破裂してケガすることもあります。小さなお子さんやペットが入ってこない場所で管理するのが、ゼッタイおすすめです。
ということで、次回は「電気をつかわないビールサーバー用のCO2レギュレーターでつくる、カーボネーター」の紹介です。
2011年11月24日木曜日
これは楽しい! 「 炭酸水耕栽培 」その1
最近、ひっじょ〜にハマっているものが「炭酸水」です。
炭酸ガス、つまりCO2をふくんだシュワシュワの「炭酸水」は、水の溶解能力を高めて、水にも油にもよく溶けて、浸透力が高い性質があります。
そしてその「炭酸水」ですが、数年前から水耕栽培を中心に農業の生産現場で、生長促進効果があると・・・と期待がたかまっているんです。
植物に光があたって光合成している時間に、葉のウラにスプレーしたり、水やりや、培養液そのものに炭酸水をつかうと肥料が節約できるうえに、光合成が促進されて、植物の免疫力をたかめたり、収量と味覚アップに高い効果があって、農業ではすでに注目されていたりするんです。
とくに水耕栽培では、ロックウールやハイドロボールなど無機の培地と、無機肥料の培養液で植物を育てるので、「CO2=炭酸ガス」源が不足しやすいといわれてます。ところが、糖分をはじめ有機酸、ビタミン類、酵素にアミノ酸やタンパク質、そして細胞壁や植物繊維などなど、植物は炭酸ガスをつかって思いつくかぎりあらゆるものを作り出しているので、
「肥料と炭酸ガスをバランスよくイッパイ与えることが、収穫量とオイシさへのカギ」
とも言えます。
・・・ということで、秋になって空気が乾燥したきた頃から、室内栽培のイチゴには、ミストタイプの加湿器の水を「炭酸水」にしています。
湿度と炭酸ガスがいっしよにあげられるので、「これは、なんてナイスなアイデア!!! 」とウキウキでしたが・・・強い炭酸水だと圧力が高すぎて、水がいっぱい出てしまい、うまく霧にならなかったり、水漏れしてヒューズが飛んで一台壊してしまったので、やや弱めの炭酸水しか使えません。(加湿器のメーカーさんは、水道水以外は使ってくれるな!とお願いしているので、自己責任でやってます。)
炭酸水をミストにすると、直後は1000ppmくらいのCO2濃度になりますが、数時間後は、だいたい650ppm〜700ppmくらいで落ち着きます。朝と夕方には、たまに炭酸水を葉面スプレーしていますが、グロウランプが消えたあとは、加湿器を止めています。
炭酸水ミストの効果かどうかはハテナですが、本葉のしたにちょこんとつく「副葉=ふくば」といわれる葉っぱが、かつてなほど巨大化しました。
そして、あかねっ娘の苗全体に共通してるのは、茎や葉っぱがずんぐり太くガッチリしてるのに、茎がのびすぎず葉っぱも丸みと厚みがあります。
炭そ病やうどん粉病、アブラムシ、ハダニ、欠乏症や過剰症状もまぁっっったくでていません。そして、葉っぱの老化がとっても遅いように感じます。
あとは、花さえ咲いてくれれば・・・
ちなみに、特別な装置がなくても、ご家庭でお手軽に炭酸水をGETする方法は、いくつかあって・・・
1. クエン酸と重曹と水で炭酸水をつくる。= これは、食用でない余分な塩類が混ざるので、飲料用や植物へあげるのには不向きです! とくにハイドロ用培養液にはNGです。お掃除で使うのがベストです。
2. お店で炭酸水を買う。= ココ最近のハイボールのブームのおかげで、飲料用の炭酸水がたっっっくさん売られるようになりました。飲料用や植物の育成に使う場合は、成分に塩化物やクエン酸が使われていない「二酸化炭素 + 水」だけで作られている炭酸水がおすすめです。
3. 自分でつくる = ということで、次回は、自宅で生ビール愛好家さんや、ホビーガーデナーさんや、アクアリウム愛好家さんが、よく使っている「CO2レギュレーター」と「ミドボン=炭酸ガスボンベ」で、炭酸水をお安くつくってしまう「D.I.Yカーボネーター」のご紹介でっす!!!
そして、おまけですが・・・
4. ドライアイスを水で溶かしてつくる = これがイチバン簡単そうで、困難でもあります。ドライアイスは純粋な炭酸ガスが圧縮されて凍ったモノなので、水に入れると白いスモークとともにブクブクと炭酸ガスが溶けてくれます。街の氷屋さんでは、キロ単位でドライアイスが販売されてますが、まず凍結温度が-80℃も必要なので、家庭用のフリーザーでは長い間の保存ができないです。あと、溶けたときスゴく圧力が大きいので、炭酸飲料用の耐圧ペットボトル容器でも、ドライアイスを入れすぎれば破裂して、大けがをします。過去にはドライアイスを入れすぎてペットボトルが破裂してしまい、目に当たって失明してしまった事例もあります。
耐圧ペットボトルにドライアイスを溶かしても安全な量ですが、水500mlに対して、ドライアイス3グラムほどだそうですが、味はなぜかマズいので植物育成用か、お掃除用にしたほうがいいみたいです。なので、ケーキなど買った時に、オマケ的にドライアイスがGETできた時だけのウラワザとして、ドーゾ!!!
(密閉容器でドライアイスの炭酸水を作る時は、炭酸飲料が入っていた耐圧ペットボトルを必ず使用することと、ドライアイスの分量に気をつけてほしいです。密閉しない時でもガラスなど破裂しやすい容器は、ぜぇっっったいにNGです。)
・・・ちなみに、炭酸水が植物にいいとは言っても、はたして植物は根っこから炭酸ガスを吸えてるのか??? 酸欠にはならないのか??? も気になりますよねぇ〜。
2011年11月18日金曜日
ミニトマトのココ・土・ハイドロ比較
室内栽培のミニトマトたちは、栽培方法ごとに、そろそろ育ち方のチガイが出てきました。
まずは、水耕栽培ではメジャーな循環システムのミニトマトです。草丈は、約152cmと、大きく伸びてます。
ハイドロ・システムのミニトマトは、花が咲くのもイチバン早かったし、実が大きくなる速さもイチバン大きいです。今は、第5花房まで咲きました・・・が、第1花房の花数が24コなのに、5番目の花房には10コしか花が咲いてません。
これは、ココ培地のトマトです。
茎の太さがイチバン細く、草丈は150cmくらいでハイドロのトマトと同じくらいの丈です。
花は、第4花房まで咲いていて、花数は少なめです。原因は、肥料濃度を高くするタイミングが遅すぎたからです。
ココ栽培のミニトマトには、肥料が足りないことがわかって、あわてて肥料濃度をEC値1.2くらいまで高くしたら、花数が多くなってきました。
そして、ポッティング・ミックス培土・・・土栽培です。
ポッティング・ミックスの最大メリットは「管理がラクチンで、たくさん収穫できる」なのですが・・・
なるほど、まず草丈が120cmとコンパクトに育つのに、花数がイチバン多いのです。
ポッティング・ミックス培土は、第4花房まで咲いてきて、ひとつのプラントの花数は全部で102コくらい。循環のハイドロ・システムの花数は、全部で88コほど、ココ培地は60コほどです。
ハイドロ・システムとココ培地の方が、花数が少なくなってしまった原因は、肥料濃度の管理不足が原因です。
やたらに肥料を濃くしすぎるのは、ゼッタイNGですが、花が咲いてきているのに、ウカウカして肥料濃度を上げないでいると、すぐに肥料不足で体力が落ちてしまうようです。
逆の発想からいえば、ハイドロ・システムやココ培地は、ひかえめな肥料濃度で育てれば、確実に育って失敗が少ない、とも言えます。
ポッティング・ミックス培土のミニトマトの花房の茎は長く伸び、全体が上を向いてます。元肥が効いていて、保肥性があるので、有機活力剤の植物ホルモンがよく効くからだと思います。
そして、ココ培地とポッティング・ミックス培土に共通して言えることですが、同じ培地なら、大きなポットで育てているミニトマトの方が、花がたくさん咲いています。
かといって、大きなポットで育てたほうが、草丈も大きく伸びてしまうわけではなく、今のところは同じ10Lサイズのポットでもココ培地のミニトマトの丈は150cmで花芽は60コほど、ポッティング・ミックス培土のミニトマトの丈は120cmで花数は102コほどです。
(一般的には、チッ素が多めであまった状態になるとオーキシンなど丈を伸ばすホルモンが優勢になり、徒長しやすく、病気にもなりやすくなると言われています。酸素や二酸化炭素をはじめ、有機酸や糖分、中量ミネラルや微量ミネラル、そして酵素など、チッ素の同化を促進するものが足りていると、コンパクトで丈夫に育ち、花芽も収穫量も多くなると言われています。)
・・・ということで、いくら花が咲いても実になって収穫できなければ意味がありません。トマトの花は、光量が足りないと結実せずに落ちてしまうので、誘引と葉かき・わき芽かきをしっかりしないとならないそうです。
なんだかんだいっても、すべての結果は、果実の味と収穫量だと思うので、ミニトマトの収穫が待ち遠しいです。
まずは、水耕栽培ではメジャーな循環システムのミニトマトです。草丈は、約152cmと、大きく伸びてます。
ハイドロ・システムのミニトマトは、花が咲くのもイチバン早かったし、実が大きくなる速さもイチバン大きいです。今は、第5花房まで咲きました・・・が、第1花房の花数が24コなのに、5番目の花房には10コしか花が咲いてません。
これは、ココ培地のトマトです。
茎の太さがイチバン細く、草丈は150cmくらいでハイドロのトマトと同じくらいの丈です。
花は、第4花房まで咲いていて、花数は少なめです。原因は、肥料濃度を高くするタイミングが遅すぎたからです。
ココ栽培のミニトマトには、肥料が足りないことがわかって、あわてて肥料濃度をEC値1.2くらいまで高くしたら、花数が多くなってきました。
そして、ポッティング・ミックス培土・・・土栽培です。
ポッティング・ミックスの最大メリットは「管理がラクチンで、たくさん収穫できる」なのですが・・・
なるほど、まず草丈が120cmとコンパクトに育つのに、花数がイチバン多いのです。
ポッティング・ミックス培土は、第4花房まで咲いてきて、ひとつのプラントの花数は全部で102コくらい。循環のハイドロ・システムの花数は、全部で88コほど、ココ培地は60コほどです。
ハイドロ・システムとココ培地の方が、花数が少なくなってしまった原因は、肥料濃度の管理不足が原因です。
やたらに肥料を濃くしすぎるのは、ゼッタイNGですが、花が咲いてきているのに、ウカウカして肥料濃度を上げないでいると、すぐに肥料不足で体力が落ちてしまうようです。
逆の発想からいえば、ハイドロ・システムやココ培地は、ひかえめな肥料濃度で育てれば、確実に育って失敗が少ない、とも言えます。
ポッティング・ミックス培土のミニトマトの花房の茎は長く伸び、全体が上を向いてます。元肥が効いていて、保肥性があるので、有機活力剤の植物ホルモンがよく効くからだと思います。
そして、ココ培地とポッティング・ミックス培土に共通して言えることですが、同じ培地なら、大きなポットで育てているミニトマトの方が、花がたくさん咲いています。
かといって、大きなポットで育てたほうが、草丈も大きく伸びてしまうわけではなく、今のところは同じ10Lサイズのポットでもココ培地のミニトマトの丈は150cmで花芽は60コほど、ポッティング・ミックス培土のミニトマトの丈は120cmで花数は102コほどです。
(一般的には、チッ素が多めであまった状態になるとオーキシンなど丈を伸ばすホルモンが優勢になり、徒長しやすく、病気にもなりやすくなると言われています。酸素や二酸化炭素をはじめ、有機酸や糖分、中量ミネラルや微量ミネラル、そして酵素など、チッ素の同化を促進するものが足りていると、コンパクトで丈夫に育ち、花芽も収穫量も多くなると言われています。)
・・・ということで、いくら花が咲いても実になって収穫できなければ意味がありません。トマトの花は、光量が足りないと結実せずに落ちてしまうので、誘引と葉かき・わき芽かきをしっかりしないとならないそうです。
なんだかんだいっても、すべての結果は、果実の味と収穫量だと思うので、ミニトマトの収穫が待ち遠しいです。
2011年11月15日火曜日
アムステルダムのキノコ農場
「 FUNGI 」とは、ざっくり言えば、キノコをはじめ、カビや酵母などをひっくるめた真菌類をまとめて指すようですが、その昔から、森や林にとつぜんにニョキニョキッとあやしく立ち上がっては消えていく「キノコ」たちに魅了されたヒトは少なくないと思います。
日本では放射性物質の影響で、シイタケなどの生産者さんたちは、大きな苦労をされてしまっていますが、最近の研究では、その昔に壁塗装に使用され発がん性で大問題となった「アスベスト」を分解して、無害化してしまえる菌も発見されたということです。
キノコやカビなどの真菌類は、自力で動きまわることは苦手なようですが、モノ作りは得意なので、「はんぶん植物+はんぶん動物 」のような存在に感じます。
食用のキノコ類だと、抗がん作用があったり老化防止成分が豊富だったりと、日本人女性のキレイの源ですが、たった一口食べただけで、広い意味で天国へと旅立たせてしまうキノコもあったりと、ほんとに「小さな賢者」という言葉がピッタリです。
森のなかで出会ってしまったら、どうしていいか分からなくなってしまう毒キノコ。学術名「Hydnellum peckii/ハイドネリウム・ピッキー」の「The Bleeding Tooth fungus=出血した歯茎キノコ」は有名ですね。
この写真をお借りしたサイト、オランダのアムステルダムにある 「mediamatic.net」さんは、まさに「キノコの魅力にハマりまくったアーティストたちが、いろんなキノコたちを育てまくり、味わいまくり、遊びまくり、キノコのすばらしさについて、どっぷり語りまくろう!」というアート活動をなさっています。
最近では、「 Urban Mushroom Farm = 都会のキノコ農園 」というアムステルダムのど真ん中に位置するアトリエで、キノコを実際に栽培してオイシくいただくイベントを開催されました。「都市のど真ん中のキノコ農園」は、レギュラーで開催されるイベントで、過去には、シイタケ、エリンギ、なめこ、などなど食用キノコを栽培されてきたようです。
http://www.mediamatic.net/page/231521/en
農業大国のみならず、ゴッホが生まれた「アート大国」として、建築やインテリア、グラフィックなどのデザインセンスにも、高い定評のあるオランダだけあって、「アーバン・ファーム」と呼ぶにふさわしいシンプルANDミニマムな「キノコ農園」です。
キノコがつくりだすフワフワとした菌糸は、軽くてエコ・フレンドリー。次世代の発泡スチロールにソックリ!!! とのことです。ちなみにこれは、エリンギの菌種で、滅菌した袋のなかで、この菌種に水分などを含ませると、エリンギがニョキニョキっと育ち始めるようです。
mediamaticさんの活動は「キノコ農場」以外にもたくさんありますが、例えばトマトジュースの寒天培地に、来場者の指から採取した菌を培養して壁に敷きつめるという、アヴァンギャルドすぎるアートイベントも開催されてました。
このケモケモとした菌糸を伸ばしているの菌が、私たちの指に引っついてるようです。ってぇことは、私たち人間の身体も、ある意味「キノコの菌のシードバンク」なようです。
・・・ということで、私たちヒトも動植物も、空中を漂う、おびただしい菌たちに囲まれつつ共存しているってことになると思うんですが、
菌たちを培養して、見たり食べたりアートにしてしまうことで、
「あ、キミたちとも一緒に暮らしてたんだね!」
的なことに気がつくことで、いつもの生活も新鮮に見えるタノシさもあるんだなと思いました。
日本では放射性物質の影響で、シイタケなどの生産者さんたちは、大きな苦労をされてしまっていますが、最近の研究では、その昔に壁塗装に使用され発がん性で大問題となった「アスベスト」を分解して、無害化してしまえる菌も発見されたということです。
キノコやカビなどの真菌類は、自力で動きまわることは苦手なようですが、モノ作りは得意なので、「はんぶん植物+はんぶん動物 」のような存在に感じます。
食用のキノコ類だと、抗がん作用があったり老化防止成分が豊富だったりと、日本人女性のキレイの源ですが、たった一口食べただけで、広い意味で天国へと旅立たせてしまうキノコもあったりと、ほんとに「小さな賢者」という言葉がピッタリです。
森のなかで出会ってしまったら、どうしていいか分からなくなってしまう毒キノコ。学術名「Hydnellum peckii/ハイドネリウム・ピッキー」の「The Bleeding Tooth fungus=出血した歯茎キノコ」は有名ですね。
この写真をお借りしたサイト、オランダのアムステルダムにある 「mediamatic.net」さんは、まさに「キノコの魅力にハマりまくったアーティストたちが、いろんなキノコたちを育てまくり、味わいまくり、遊びまくり、キノコのすばらしさについて、どっぷり語りまくろう!」というアート活動をなさっています。
最近では、「 Urban Mushroom Farm = 都会のキノコ農園 」というアムステルダムのど真ん中に位置するアトリエで、キノコを実際に栽培してオイシくいただくイベントを開催されました。「都市のど真ん中のキノコ農園」は、レギュラーで開催されるイベントで、過去には、シイタケ、エリンギ、なめこ、などなど食用キノコを栽培されてきたようです。
http://www.mediamatic.net/page/231521/en
農業大国のみならず、ゴッホが生まれた「アート大国」として、建築やインテリア、グラフィックなどのデザインセンスにも、高い定評のあるオランダだけあって、「アーバン・ファーム」と呼ぶにふさわしいシンプルANDミニマムな「キノコ農園」です。
キノコがつくりだすフワフワとした菌糸は、軽くてエコ・フレンドリー。次世代の発泡スチロールにソックリ!!! とのことです。ちなみにこれは、エリンギの菌種で、滅菌した袋のなかで、この菌種に水分などを含ませると、エリンギがニョキニョキっと育ち始めるようです。
mediamaticさんの活動は「キノコ農場」以外にもたくさんありますが、例えばトマトジュースの寒天培地に、来場者の指から採取した菌を培養して壁に敷きつめるという、アヴァンギャルドすぎるアートイベントも開催されてました。
このケモケモとした菌糸を伸ばしているの菌が、私たちの指に引っついてるようです。ってぇことは、私たち人間の身体も、ある意味「キノコの菌のシードバンク」なようです。
・・・ということで、私たちヒトも動植物も、空中を漂う、おびただしい菌たちに囲まれつつ共存しているってことになると思うんですが、
菌たちを培養して、見たり食べたりアートにしてしまうことで、
「あ、キミたちとも一緒に暮らしてたんだね!」
的なことに気がつくことで、いつもの生活も新鮮に見えるタノシさもあるんだなと思いました。
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