2012年8月16日木曜日

山でであう生き物たち

あいかわらず、容赦のない暑さがつづきますが、朝夕にはちらりと秋の空気を感じる気もします。

夜になってもダラダラと暑いコンクリートだらけの町をぬけだして、涼しい山へ行ってみると・・・
しぶ〜いルックスの山野草の「やぶれがさ」と出会いました。
















ガサガサと気配がして、ふとあたりを見回すと・・・
「ヤマカガシ」が、スリスリと逃げていきました。

いちお毒蛇ですが、ハズカシガリ屋さんなので、自分から逃げてくれました。
ヘビにもであえて、山を満喫。

しかし問題は、コレです。

これはいったい・・・










これはいったい・・・

これは? 

いったい?

なんなんのでしょう???







わからずじまいです。





※答えは、「ヤマナメクジの交尾」であったと、2年後知りました・・・

2012年8月8日水曜日

Grow Your own Rice! キヌヒカリの出穂

リッパな「もちあわ」の穂を昨日見つけたばかりでしたが、今朝気がついたらバケツ栽培の「キヌヒカリ」が出穂していました。


じつは少し「 ヤッテもうた! 」感があります。

出穂する約一ヶ月前に、きちんと肥料濃度をあげなくてはならなかったのですが、暑さにかまけて、培養液のEC値をまぁ〜っっったく気にかけていなかったのです。








「キヌヒカリ」ではご法度の10本以上をまとめて密植してしまうというミスをすでにしてしまっているのに、
中干しもEC値管理も怠ったせいで、なんとも寂しげな「スカスカな穂」になってしまいそうです。








それにしても「栽培の本気度」が、ここまで結果を左右するってのは、いまさらながら身にしみて理解しました。
悪い意味でテキトーに育てた植物は、そのとおりテキトーにしか育ちませんよね。とくに養液栽培や水耕栽培は土壌からの養分がほとんどアテにできないので、グロワーの培養液管理の成果が、収穫量そのものにズバリあらわれます。





「キヌヒカリ」を育ててているバケツは、下の部分に穴をあけてホースを差し込んでいて、ホースを抜くか、ホースのトップ部分を地面に向ければ、古い培養液が抜けるようになっています。











ち・な・み・に!!!

水抜きできるようにしたこのバケツは、ハイドロ用システムに応用することができます。バケツのフタに、手元のネットポットと同じ径の穴をあけてのせるだけで、シンプルなハイドロシステムができることになります。


2012年8月7日火曜日

固定種の強さ! うかつに撒いても・・・

いつものように、プラプラと趣味の散歩を楽しんでいると・・・めっけてしまいました、「もちあわ」が生えています。

え〜? どこどこ〜? と思ってしまうほど、非常に雑草っぽい粟です。











これが、「もちあわ」です。

このプラントは、まだ出穂(しゅっすい)していない、ステップ1状態です。










ステップ2になると、「こんにちは〜」とでもいいたげに、穂がお出ましになります。

粟(あわ)もイネ科なので、育ちかたが水稲とそっくりです。

でで〜んっっっ、と見事な穂がでた、ステップ3状態の「もちあわ」です。

これだけでかい穂がでてると、さすがに雑草っぽさは、もうあまりありません。むしろ「作物」っぽさ満点のみごとな穂です。









穂が重たすぎるのか、地面をはうようにのびて、トップから登熟しはじめた「もちあわ」の穂です。穂のトップ部分は、カメムシにたべられてしまっているので、脱穀後の穂のようにスッカスカになってます。




らせん状にさいた花が次々に結実して、つぶつぶの粟(あわ)になっていきます。

「もちあわ」は、粟の中でも甘みが強くて、モチモチとした食感のYummyな粟なので、とっても人気があります。













それにしても、私たちはなぜ「もちあわ」だと、すぐに分かったのでしょう・・・?



理由はカンタン!
昨年の秋、このあたりに「もちあわ」のタネを落として、ばらまいてしまったからです。

ま〜さ〜か〜、芽がでてこんなりっぱな穂ができてるとは、思わなんだ!!! というわけです。粟はカメムシがよってきてしまうので、水田ではひたすら駆除せねばならぬそうですが、この畑は現在休耕中なので、残してくれているご様子です。



ちなみに、この「もちあわ」は、バリバリ?の固定種です。数年前のアースディでGETしました。静岡で固定種/在来種の野菜のタネを販売してらっさる浜名農園さんの「もちあわ」でした。
http://www2.tokai.or.jp/waka3/engei/mebukiya/top.htm


タネを買ったあとにすぐ、この「もちあわ」をプランターでそだててみましたが、密植しすぎたのか、こんなに大きな穂にはなりませんでした。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/09/de-urban-garden.html


プランターに実る、ささやかな「もちあわ」の穂・・・








野良にそだった「もちあわ」は、プランター栽培の3倍以上の大きさです。










「浜名農園」さんのモチアワ種子のパッケージに書かれていた

「一粒万倍」

というステキすぎるキャッチフレーズのとおりでした〜!




2012年8月6日月曜日

まっさおな空。まっさかりな夏。

久しぶりに太陽が雲にかくれて涼しくなったかなと思った矢先、ザザ〜ッと大雨になったりしています。こんなお天気の日は、運がよければ空に大きな虹がかかってくれたりしますよね。

お盆な季節の今の時期は、あちらこちらで御神輿に出会えます。














水田のイネたちは、すでに穂が重たげにそよいでいました。私のキヌヒカリは、まだまだ出穂する気配すらありません・・・














夏の日本で生まれて育ってくツバメのヒナたちです。巣立ちはじめた若いツバメたちが、親といっしょに電線にたくさんとまっている様子は、まるで音符のようです。















それはそれは遠い昔に紹介した、千葉の道の駅にある液肥スタンドである「大地へのめぐみスタンド」。ザンネンながら、供給はしていませんでした。














ちなみに「三芳村 鄙の里」道の駅では、地域の農産物はもちろん、ソフトクリームや地ビール、ハンバーガーなどもGETできるんですが、なにげにゼッタイ買い!!! なのが恐らく地域の生産者さんが育ててらっしゃる「 植物の苗木 」です。

花や観葉植物はもちろん、メセンやアナナス系などの多肉っぽい植物の苗や、ブルーベリーやドラゴンフルーツ、パッションフルーツなどの果樹系の苗が、コンディションが良いのに安いのです!!!

・・・ということで、この道の駅に立ち寄ってしまうと、毎回買った苗とともに「海ほたる」を通過することになってしまいます。

さて、毎回期待を裏切らない千葉へのお出かけですが、現在「南房パラダイス」では、「世界の種子(タネ)展」が開催されていまして、ナ・ナ・ナントあの世界一セクシーな種子「オオミヤシ」も、展示されているそうです!!!
http://nan-para.com/


「オオミヤシ」についてはこちらで、ご紹介したことがありました
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2010/05/blog-post_18.html

オオミヤシ、double coconut、Coco de Mer、なんて呼ばれているこのココナツは、絶滅危惧種なウルトラめずらしい種子といわれてます。

















なかなか写真なぞ撮影できるチャンスがない種子なので、↑のイメージはこちらからお借りしました〜、サンクスです。
http://www.treepicturesonline.com/double_coconut_tree_pictures.html

2012年8月2日木曜日

真夏のイチゴたちと底面給水

ということで、暑くてあたりまえ、夏のどまんか、8月に突入しました!!!

そして今日は満月です。満月のころは、車の運転がラフになりやすいという統計がででるそうで、そのうえ夏休み中のチビッコたちがテクテクと歩いている時期でもありますし、安全運転を心がけようと思います・・・



冬のあいだ、室内栽培でプチイチゴ狩りを楽しませてくれたあかねっ娘は、現在カンカン照りの太陽のもと、とっても元気です。


なかなかリッパなイチゴが実っているのですが、おいしげった葉っぱに隠れているので、甘い香りがただよってきて、はじめて実ってることに気がつく始末です。








真夏の暑さと太陽で、ココ培地は2日もあけずに、あっというまにカラッカラに乾いてしまいます。カラッカラに乾いてしまっているココ培地は水をはじきやすいので、じょうろで水をあげても吸水しにくく、ポットの底やスキマから水が逃げてしまい、ラチがあきません。

そこで最近では、夕方には「 底面吸水 」で、イチゴたちに水やりしてます・・・とはいっても、培養液をためたタフ船に、イチゴのポットを浸しているだけですが・・・















「 底面給水栽培 」というのは、「 養液土耕栽培 」でつかわれる栽培方法で、要は肥料養分を溶かした培養液をポット底から吸わせるという栽培方法です。
「 底面給水栽培 」は、ココとかピートとか、その他園芸用土などの有機培土でおこなう栽培方法だとのことで、果菜類など収穫目的の施設栽培ではハイドロボールなど無機培地での底面給水は効率が悪く、あまり向いていないとされています。

「 底面給水栽培 」だと、プラントごとに均一に培養液が行き渡るので、生長にムラがないし、培養液の廃液がでなくて環境にもいいし、トレイにたまった培養液がなくなったら、新たに培養液をトレイに足せばいいだけなので、栽培管理もラクチンなんですね〜。

「 底面給水栽培 」がなぜいいのかといえば、植物の根っこには、肥料や酸素、水分がたくさん吸える「 働きものの根っこ」と「 あんまし働かない根っこ 」があるといわれています。「イチバンよく働く根っこ」は、新しく伸びたばっかりの「根っこの先っぽ = 根端(こんたん)」とされています。なので、「 根端 」が多いポットの底部分から、フレッシュな培養液を吸わせれば、肥料の効きや効果がとってもよくなるわけです。そのかわり「 底面給水 」に適した培地やポットを使わないと、根グサレや病気が起こりやすくなってしまいます。

・・・ということで、詳しく説明するとダラダラと長くなるので、それぞれのおハナシは、また今度にするとして、布製ポットをつかった養液土耕栽培では「 底面給水栽培 」が注目を集めています。


底面給水のように、トレイにためた水にポットを浸す方法は、なにも布製ポットでしか使えない水やり方法なわけではありません。
プラッチック製のプランターやポットでも、真夏に培養土が水をはじいてしまうくらいカラッカラに乾いてしまっていたら、いくら水やりしても培養土全体に染み渡らなくなってしまうので、そんなときは大きなバケツやトレイに水をたっぷりとためて、プランターごとチャッポンと浸してしまいます。1時間も浸しておけば、培養土全体にまんべんなく水が行きわたるので、繊維質の培土なら保水性が元通りによくなったりします。














しかしこのやり方は、太陽が落ちてひんやりしてきた夕方にやるのがベストかと思います。真夏に日があたっているときでは、水がお湯になってしまうので、植物の根っこが蒸れて傷んでしまうことが多々多々あるからです。どうしても昼間にしかできないときは、日陰に置いておきます。






野良カボチャたちは、ツルをドンドンとのばしています。
最近になって、結実した雌花がすぐに黄色く枯れてしまうので「こりゃ肥料が足らんか?」と思い、週に一度ほど有機活力剤メインの培養液をたっぷりとあげることにしました。
培養液をあげた翌日は、結実したカボチャがひとまわりググッと大きくなっています。
1番果、2番果を収穫したあとからは、カボチャでもトマトでもイチゴでも、やっぱし、こまめに肥料をあげた方がベターなようです。





2012年7月30日月曜日

急ぎすぎた収穫と、遅すぎた収穫。

それはそれはキビシい暑さが続きます。今年は例年になく、庭木たちへの水やりが忙しい・・・と感じているガーデナーさんが、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


さて先日は、せっかくデッカく育ったカボチャをまんまと盗まれてしまったわけですが、いくら勝手に生えてきた野良カボチャとはいえ「もうこれ以上、勝手にカボチャ狩りを楽しまれてなるものか・・・」という鬼気迫る念が通じたのでしょうか・・・カボチャ2号をめでたく収穫することができました。

盗まれてしまったカボチャ1号よりも、ひとまわり小さいサイズなのですが、それでもなかなか上出来です。


しかしヘタの様子を見ると、ベストな収穫タイミングには、まだちょっと早そうです。

ついつい不安に負けてフライング気味に動いてしまうと、ロクでもない結果になりやすいですよね。

カボチャ2号は、この後1ヶ月ほど熟成させます。










ところで、5メートルほどの高さで実って収穫できずにいたカスケード・ホップの毬花が、ひどいことになっていました。

受粉もできず、収穫もしてもらえないホップの毬花は、花という役割を捨てて、枝に変化してしまうようです。



左側がツル化してしまった毬花で、右側が通常のホップの毬花です。


こうなると、元はどうなっていたのか分かりづらいのですが、主茎から左右対称にのびた毬花のカサ部分が、さらにビヨ〜ンとのびてツル化しているのです。


毬花のカサの間からは、葉っぱも出てきています。






ビヨ〜ンと伸びてしまった右側の毬花の先っぽからは、新たに毛花が咲き始めてしまっています。









私が知る多くの花は、受粉できなければそのまま茶色く萎れて落ちていきます。

ホップの場合は、受粉できなかった花は、枝に変身して、新芽をのばして、そこからさらにテリトリーを広げていく・・・ということをやるようです。











2012年7月27日金曜日

ヒナざかりなカルガモとホップの毛花

昨日、ピコピコとカルガモのひなたちが、泳いでいたのを見つけました。今朝あらためて、カメラ片手に川へと行ってみると・・・

いましたいました、団子状態で昼寝中です。















今年は、ヒナたちの孵化タイミングが遅めなようです。季節外れの台風や、ゲリラ豪雨がポツポツと続いたからでしょうか?














パシパシとシャッターを切っていると、親カルガモが心配してヒナたちの近くにやってきました。川を覗き込んでいると、道ゆく人々も足を止めはじめます。あんましヒトが集まりすぎたら、カモたちは落ち着かないかな?と思い、そそくさと立ち去りました。












さて、第一回目の収穫を終えたグリーンカーテンのホップたちには、次の花がたくさん付きはじめました。






カスケード・ホップの毛花です。

これが大きくなると、毬花になっていきます。

うちのホップは雌株ばかりなので、受粉はしません。

大きくそだった毬花を穫らずにおくと、花から葉っぱが出始めてしまいます。









ホップの花たちは、あたらしく伸びてきた枝にだけ咲くようです。すでに毬花を収穫しおえた古いツルには、毛花は見られません。なので収穫も楽しみつつグリーンカーテンをしたい場合は、なるべく収穫しやすい高さのところに新しい枝をはわせるとGoodだと思います。
というのも、このホップたちは5メートルくらいの高さで、大きな毬花たちがタワワワに実ってくれてますが、私には収穫するスベがありません。

ちなみに、↓は、新しくのびたツルのトップ部分です。











←は、根元にちかい部分です。
かなりツルが混み合っています。




大きな毬花にするには、ツルを間引いた方がいいのですが、なにしろイラガもついてるし、この暑さだしで、なかなか手入れができずにいます。



うっかりと撒いて、芽を出した大豆たちは、この暑さのおかげでスクスクスクスク育っています。









じつは、育てていた「ブラックチェリー・トマト」
今年は、テントウムシダマシと灰色カビ病のせいで、悪い予感しかしない、残念な育ちかたとなっています。

その上、せっかくトマトたちが熟しても、ヒヨドリにつつかれてしまいます。







冬のあいだ、イチゴを実らせてくれていた「あかねっ娘」たちは、今はこのトマトの根元でくらしています。

小さいですが、いまでもイチゴを実らせてくれてます・・・ほとんどナメクジに横取りされてますが、小振りな分、なかなかオイシいです。