え〜? どこどこ〜? と思ってしまうほど、非常に雑草っぽい粟です。
これが、「もちあわ」です。
このプラントは、まだ出穂(しゅっすい)していない、ステップ1状態です。
ステップ2になると、「こんにちは〜」とでもいいたげに、穂がお出ましになります。
粟(あわ)もイネ科なので、育ちかたが水稲とそっくりです。
でで〜んっっっ、と見事な穂がでた、ステップ3状態の「もちあわ」です。
これだけでかい穂がでてると、さすがに雑草っぽさは、もうあまりありません。むしろ「作物」っぽさ満点のみごとな穂です。
穂が重たすぎるのか、地面をはうようにのびて、トップから登熟しはじめた「もちあわ」の穂です。穂のトップ部分は、カメムシにたべられてしまっているので、脱穀後の穂のようにスッカスカになってます。
らせん状にさいた花が次々に結実して、つぶつぶの粟(あわ)になっていきます。
「もちあわ」は、粟の中でも甘みが強くて、モチモチとした食感のYummyな粟なので、とっても人気があります。
それにしても、私たちはなぜ「もちあわ」だと、すぐに分かったのでしょう・・・?
理由はカンタン!
昨年の秋、このあたりに「もちあわ」のタネを落として、ばらまいてしまったからです。
ま〜さ〜か〜、芽がでてこんなりっぱな穂ができてるとは、思わなんだ!!! というわけです。粟はカメムシがよってきてしまうので、水田ではひたすら駆除せねばならぬそうですが、この畑は現在休耕中なので、残してくれているご様子です。
ちなみに、この「もちあわ」は、バリバリ?の固定種です。数年前のアースディでGETしました。静岡で固定種/在来種の野菜のタネを販売してらっさる浜名農園さんの「もちあわ」でした。
http://www2.tokai.or.jp/waka3/engei/mebukiya/top.htm
タネを買ったあとにすぐ、この「もちあわ」をプランターでそだててみましたが、密植しすぎたのか、こんなに大きな穂にはなりませんでした。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/09/de-urban-garden.html
プランターに実る、ささやかな「もちあわ」の穂・・・
野良にそだった「もちあわ」は、プランター栽培の3倍以上の大きさです。
「浜名農園」さんのモチアワ種子のパッケージに書かれていた
「一粒万倍」
というステキすぎるキャッチフレーズのとおりでした〜!