2018年6月20日水曜日

虹の贈り物。

この度、大阪北部で発生した地震で被害を受けられたすべての方に、
心よりお見舞い申し上げます。
1日も早く余震の心配がなくなり、いつもの暮らしを取り戻されることを
お祈りしております。

震源地近くに住む友人からは、「しょつきわれたたいへん家族みんな無事」というメールが届きました。いつもは、それはそれはきちんとした文章を書く彼女なだけに、ものすごく動揺している気持ちが伝わってきました。

「地震はイヤだな、問答無用だもんなぁ・・・」大きめな地震が起こる度に、そんな言葉しか出てこないほど恐怖を感じます。











さて、つい先日のことです。こんなステキなものが届きました。虹のビールです。
畑で収穫なさったホップを、はじめて仕込んだ「虹の麦酒」を、わざわざお贈りくださいました。身にありあまる光栄です。










ひとくち頂いた瞬間、「あ! こんなふうに飲みやすいビールが好きなんだな、実は。」と思いました。ホップの香りがほどよく奇をてらわないこのビールは、毎晩くつろぎながら飲むのにふさわしいと思います。完全無農薬栽培の完熟麦数種を使った瓶内発酵ビールは、ほんのり甘く酵母のオリも楽しめます。虹の麦酒は、まさに甘酒さながらに滋養も高く、酔いがすぐに引いていきます。







やりたいこと、つくりたいものを見つけて、納得いくまで追求する生き方は、いつの時代もステキです。









ということで、今年は8年越しで育てているカスケードホップが一つダメになったので、元気なカスケードから挿し芽と挿し木をとって増やさなくてはならなかったのですが、ホップ強いです。気がついたら、8年越しが復活してたので、挿し芽苗を植えるところがなくなってしまいました。が、「捨てる神あれば、拾う神あり」とはよくいっものです。快く貰ってくださる方がいらっしゃいまして、無事に嫁いでゆきました。めでたしめでたし。





















2018年6月15日金曜日

6月でも室内栽培のSANlight LEDとフェンネルのブーケ

開花サイクルを乱さずに、夜間のお手入れができる
Green LED ハンディーライト」。
オンラインショップタマ・プラントフードのいずれをかお買い上げの方には、
電池つきで、オンラインショップでお買い上げの方には電池なしでプレゼントしてます。






さて、6月です。梅雨入りしました。


梅雨入りしたというのに、昨年秋から続けているミニトマトどもの室内栽培は、まだ終わりを告げません・・・発熱量が少ない栽培専用LED「SANlight LED」で育てているからです!






消費電力140WのSANlight S4Wひとつと、62WのSANlight S2Wひとつ、合計たった202Wで、強光好きのミニトマトが、これだけ果実をつけるのですから、「SANlight LED」がどれだけきちんと植物を育てることができる栽培専用LEDであるか? というタラタラとした説明はもういらないと思います。 

SANlight LED」や「PLESSEY ハイペリオン白色LED」のように、従来のHPSよりもはるかに少ないワット数でも、きちんと育てられる栽培用照明の、もっとも重要な条件とは、可視光線範囲をすべて放射できる=「フルスペクトラム」であることです。



・・・と、LEDの自慢ネタが続いたところで「SANlight LED」のせいで、自動底面吸水システム「GoGro」にセットされずにいるのがブルーベリーです。とうとう収穫の時期を迎えてしまいました・・・かわいそうに。
培養液が減ったらトレイに培養液を補充する、パッシブ(手動)式底面吸水栽培で育てていますが、「GoGro」のように、週に一度リザーバーに培養液を補充するだけで勝手によく育つ、というわけにいかないので、なんにちも夏日がつづいてしまうと、休日でも水やりに来なくてはなりません。めんどくさいです。






アーティチョークは、最初に咲いたツボミを3つ収穫した後でも、まだまだツボミがあがってきます。








地植えのトウモロコシどもは、新たなLED栽培テスト中です。夜のあいだに緑色LEDのソーラーライトをあてて、病害虫の防除テストをしています。暗くなってから見てみると、暗闇の中で緑色のスポットライトで照らされたモロコシどもが、とても不気味です。






緑色の光で照らされているせいか、トウモロコシにはあまり虫がつかないように感じてますが、そのかわりにバンカープランツ的(本命の作物が害虫に食害されないように、かわりに害虫をつけて天敵を呼び込むための植物)になってしまっているのが・・・ニンジンとフェンネルです。

フェンネルとニンジンの花が、入り乱れて咲いているところに、いろんな虫が集まってくるようになりました。





線香花火のように咲く美しいフェンネル(ウイキョウ)の花です。こんな柄の手ぬぐいをどこかで見たことがあるような気がします。

ハナアブがたくさん、フェンネルの花につられてやってきます。








エスニック料理ラバーにはおなじみのフェンネル、カルダモン、クローブ、そしてコリアンダーですが、「おウチでもエスニック料理をガシガシつくるぞ! あんなオイシイもの毎日食べなきゃ損だ!」と、スパイスどもを買い込んでしまった人は、少なくないと思います。

ところがスパイスは風味が強いので、そんなにガシガシ使うものでもなく、大きな袋で買ってしまって、もてあましている、というトホホな事態になりがちです。

そんな時は、「ホールスパイスならば、土にまいてしまえ! 」です。クミンでもフェンネルでもコリアンダーでも数年くらい経ってるものでも、半袖で過ごせる季節になれば、わりと発芽します。 保管状態などで、ゼンッッッゼン発芽しないこともありますが、運試しもかねて、スパイスを種まきしたほうが、捨てるよりも楽しいと思います。


2018年6月1日金曜日

夜間のグロウルーム内をチェックできるGreen LEDハンディー・ライト。プレゼント中 !

植物のなかには、確実に子孫を残すために最適な季節に発芽して開花する「光周性」というワザを身につけたものがいます。


春から夏に繁殖し、秋に果実が熟したり種子を落とす植物の多くが、1日のうちで昼と夜の長さが同じ、か、夜の方が長い「短日周期」になると、花芽を形成するためのフロリゲンをつくり始めます。



一方で、寒さに強く、冬の間も青々と元気に生長して、春一番にドワっと花を咲かせる植物の多くは、1日のうちで昼の時間が一定よりも長くなる「長日周期」で開花が促進されます。

ナニが? ナゼ? どのようにして? という疑問は、このブログで過去に書き記しておいた、つたないつたない説明をどーぞ!
https://desktopfarmer.blogspot.com/2010/06/blog-post_08.html


つまり、葉っぱの中には光センサーのような役割をするタンパク質があって、植物はそれを使って、闇がつづく時間の長さを計ることで開花すべきタイミングをまちがえずにすむ、んだそうです。

そのおかげで短日植物と長日植物の開花ピークは約半年ほどもズレるので、たがいに繁殖する季節を変えることで、同じ土地に子孫を残していくことができるんですねぇ。

ものすごくわかりやすく例えると、お庭で短日植物と長日植物がいっしょに育っているとします。もしも真夜中に人感センサーのライトがパッとついて、植物どもに光が当たるとすると、短日植物は開花する気が失せる、逆に、長日植物は開花したくなる ということが起こります。

これを「光中断」というそうで〜す。


ところが「光中断」に使えない光の波長=色があります。
それが緑色光なんですねぇ〜! スペクトルの範囲では490nm-570nmあたりになります。

つまり光を感じるタンパク質は、光のうち緑色光だけカウントしないってことになると思います。






ということで、今の季節にさかんにそだって収穫を楽しんでいける野菜や作物の多くが短日植物にあたるので、夜の害虫駆除や植物のメンテナンスをスマートにおこなうことができる







そして、オンラインショップにて、タマ・プラントフードのラインナップのいずれかをお買い上げいただいたお方に、Green LEDハンディー・ライトプレゼントしてます。





プレゼントで受け取ったお方は、どうぞ単4電池を3コ、ご用意ください。
Green LEDハンディー・ライトをお買い上げの方には、電池をセットしてお送りしますので、すぐに使うことができます。

2018年5月30日水曜日

バラの植え付けにベリーベストなスーパースライブ!

バラ園をめぐる週末はつづきます。
今回は、神奈川県立平塚「花菜ガーデン」を訪れてきました。


















うす曇りなお天気でしたので、「あづい!」を連発することもなく、園内を思う存分テクテクと歩き回ることができました。

「花の塔」とでもよびたくなる、おミゴトなアガベの花。
さすがテキーラの原料に使われるアガベの仲間なだけあって、ものすごい数のミツバチやハナバチたちがブンブンと群がってました。うちの小さな鉢植えのアガベにも、とくに肥料をたくさん与えていなくても、ものすごくアブラムシがつきます。








































ホワイトセージが開花していました。この花を見るのは、何年ぶりのことでしょうか?










































ホワイトセージのネームプレートには、アマガエルが!!!  さすがスピリチュアル・ハーブなだけあります。意識高い系?


















さて、本命のバラどものゾーンへとむかいます。 青系のバラが見事でした。品種は・・・このなかのどれかです。






























この少女の像は、にわかにドクター・フーの「嘆きの天使」を思い起こさせ、この後の会話はすべて「ダーレク」調に。ちなみにこのオレンジのバラはアシュラムです。


















アンティークレース・グリーンとアンティーク・レース



























「私のお家のフェンスにも、こんなふうにバラを咲かせたい!!!」
そう思ってしまったら、バラたちの手中に落ちたも同然。





























今年も新たなバラの苗をGETしてしまいましたか?
スーパースライブは、新苗、大苗、挿し木取り、どのステップのバラでも、その健康をサポートしてくれます。まずはバラの苗をGETしたらすぐに、風通しがよく直射日光が当たらない場所に持って行って、スーパースライブの4000倍希釈液(1ml/水4Lの割合)を全体の葉っぱにムラなくスプレーします。




























とくに葉っぱの裏側を中心にスプレーすると、ベリーグッドです。その後は、風通しがよく直射日光が当たらない場所においておくとバラのストレスが緩和されます。

























鉢増しや地植えには、バラ専用の用土、肥料、資材を使うのが、イチバン安心です。

バラは、GETした状態の鉢に植えたまま(または裸苗の根を) 、スーパースライブ 1ml/水4L の割合でつくった希釈液を入れたバケツに浸し、15分〜30 分間 水分と成分を吸収させます。

このプロセスは、植え替えによるダメージやショックから根を守り、回復を早める効果があります。

鉢植えのバラは、植える前に希釈液から鉢を引き上げ、30分から1時間ほどかけて水切りをしてから植え付けや植えましをします。植えた後は、同じくスーパースライブ 1ml/水4L の希釈液をたっぷりと水やりをして、根っこと培養土をなじませます。

培養土の表面が乾いて、初めての水やりタイミングがくるまでは、3日〜7日おきに、朝か夕方、風通しのよい場所でスーパースライブ 1ml/水4L の希釈液を葉面スプレーしてあげると根っこの活着が促進されます。今年は4株の大苗プラス、10年以上育てているブラックティーの思い切った植え替えをしましたが、まぁなんと活着の順調なこと!

「これはもう枯れるな」とあきらめていた2つのバラも、スーパースライブの葉面スプレー+水やりで、なんとか復活しそうです。

なのでスーパースライブ 誕生の地USAでは、花きや果樹の生産者さんたちが、愛用しています。枯れてしまう苗の割合を減らすことができるので、一定の面積の圃場(ほじょう)あたりの利益率が向上するんですねぇ。すごい。




復活したといえば、マンゴーも大復活です。収穫は来年でしょう。




























さて、いよいよアジサイの季節です。好きな品種は、ついつい挿し木してバックアップをとってしまいます。そんなときも3日に一度、スーパースライブの葉面スプレーをしておくと、クローン資材などつかわなくてもほぼ挿し木が成功します。

































アジサイ「ディープパープル」は、アルカリ性の培養液を吸わせてしまっていたので、薄い紫になってしまいました。そこで1円玉をいくつか根元に置いて、ブルーベリー用の「微粉硫黄粉」をパラパラと撒いてみました。

ところで本家の「Deep Purple」、デビュー50周年ツアーでここ、ニポンにも10月にやってくるのですねぇ。ラストツアーになるかも! とのことです。


2018年5月22日火曜日

食わぬから、咲かせてみせた・・・この花は?

5月は、花ざかりです。毎日のように、気がつけば、どこかでなにかが勝手に花ひらく季節です。
さて、たった一輪で大人色ブーケのようなうつくしい花を咲かせるのは、どんな植物でしょうか・・・?


















あっ! ヒラタアブが蜜を吸いに来ました。白くちいさなちいさな花ひとつひとつの中心から、透明な蜜があふれてるからです。
























この花を歩き回るアリンコをよく見ると、蜜を吸うというより、かぶりついてる感じ。


















ということで、正解はニンジンの花でした。

















ニンジンの花が咲く姿は、まるでボタニカルアートのようで、ヴィンテージ感のある美しさがあります。
























花を咲かせる段階になると、とどまることなく天高く伸びていくニンジンとフェンネルども。そのへんにあった木製のフレームで、伸びた茎を支えています。





















ニンジンとフェンネルは「セリ科」植物です。先週、キアゲハがふわふわと飛び回っていましたので「これはもうすぐアゲハ牧場だな・・・」という予想が見事にあたり、あっちでもこっちでもキアゲハの幼虫どもがモリモリと食しています。




















アゲハの幼虫たちは、やわらかく栄養満点なので天敵もたくさんいるのでしょう。指でなで続けていても、モシャモシャと食べることをやめません。まさに「食うか、食われるかは、時間の問題」なのでしょう。まだ若い幼虫は、小さく色が黒っぽいですが、あっというまにハデなビタミンカラーの極彩色へと成長します。



















ニンジンに大量発生したアブラムシをあてにして、テントウムシもたくさん歩き回っています。



















一方、こちらはツボミを4つもつけた「アーティーチョーク」です。去年の秋から育てています。このツボミをどうやって調理するのかが、最大のナゾです。







































アーティーチョークの横で花を咲かせたアマリリス。鉢カバーに入れて、室内で愛でることにしました。


























3月のことです。とある園芸屋さんで「丈夫で育てやすい玉レタスの苗!」という説明書き付きでケース販売されていたので植えてみた玉レタスです。なんとか形になってきました。



















廃材のパレットを再利用してレイズドベッドもどきの土留めをこしらえて、とうもろこしを地植えで育ててます。去年収穫したバケツ稲のワラをマルチングして、すくすく育ってます。




















「早く咲かないかなぁ」と、指折り数えて待っているアジサイ「レッドレゲエ」。エアロポットによるココ栽培で、底面吸水にして育ててますが、地植えしたアジサイよりも、はるかに早く、でかく、花付きよく育ってます。アジサイは、養液栽培に大変向いている植物なんですねぇ・・・