春から夏に繁殖し、秋に果実が熟したり種子を落とす植物の多くが、1日のうちで昼と夜の長さが同じ、か、夜の方が長い「短日周期」になると、花芽を形成するためのフロリゲンをつくり始めます。
一方で、寒さに強く、冬の間も青々と元気に生長して、春一番にドワっと花を咲かせる植物の多くは、1日のうちで昼の時間が一定よりも長くなる「長日周期」で開花が促進されます。
ナニが? ナゼ? どのようにして? という疑問は、このブログで過去に書き記しておいた、つたないつたない説明をどーぞ!
https://desktopfarmer.blogspot.com/2010/06/blog-post_08.html
つまり、葉っぱの中には光センサーのような役割をするタンパク質があって、植物はそれを使って、闇がつづく時間の長さを計ることで開花すべきタイミングをまちがえずにすむ、んだそうです。
そのおかげで短日植物と長日植物の開花ピークは約半年ほどもズレるので、たがいに繁殖する季節を変えることで、同じ土地に子孫を残していくことができるんですねぇ。
そのおかげで短日植物と長日植物の開花ピークは約半年ほどもズレるので、たがいに繁殖する季節を変えることで、同じ土地に子孫を残していくことができるんですねぇ。
ものすごくわかりやすく例えると、お庭で短日植物と長日植物がいっしょに育っているとします。もしも真夜中に人感センサーのライトがパッとついて、植物どもに光が当たるとすると、短日植物は開花する気が失せる、逆に、長日植物は開花したくなる ということが起こります。
これを「光中断」というそうで〜す。
ところが「光中断」に使えない光の波長=色があります。
それが緑色光なんですねぇ〜! スペクトルの範囲では490nm-570nmあたりになります。
つまり光を感じるタンパク質は、光のうち緑色光だけカウントしないってことになると思います。
ということで、今の季節にさかんにそだって収穫を楽しんでいける野菜や作物の多くが短日植物にあたるので、夜の害虫駆除や植物のメンテナンスをスマートにおこなうことができる
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