2019年2月22日金曜日

Bug Frosta 拡大培養でザクザク使おう計画 その1

CANNA Cocoブリック40Lの使い方はこちら:
https://desktopfarmer.blogspot.com/2019/02/canna-coco-40l.html



さて、ガーデニング好きにとって、庭じたくがスタートする2月です。
剪定やら 土作りやら ・・・ワクワクとせわしなく毎週末が待ち遠しい2月です。


この時期、鉢植えのバラの管理でのマスト事項である土づくりをしました。
あらかじめ活性化させた「有用菌バグ・フロスタ」を 土に入れて有用菌を優勢にします。 有用菌を優勢にするメリットは、病原菌の発生を抑えられるので、農薬を減らせる or 無農薬栽培ができることと、根張りがよくなるので、バラや植物が健康で花付きがよく育つことです。

























根元から離れた場所で、表土から10cm以内の深さに活性化しおえたバグ・フロスタを3cmくらいのカタマリのまま入れ、その上に馬ふん堆肥とココチップをマルチングしておきました。その後、10日ほどでバグ・フロスタが活性化してきました。

バグ・フロスタの有用菌は、繁殖力がつよく、根が吸収できない大きめな有機物を分解するのが得意なので、未完熟な堆肥や有機肥料から発生するアンモニアガスの発生を抑えて植物が吸収しやすい養分に変えてくれたり、センチュウや連作障害の予防にも効果があります。(有用菌資材は、継続して月に一度ほど土に入れつづけることが効果を引き出すポイントです。)

























ということで、

Bug Frosta 拡大培養でザクザク使おう計画 その2

では、具体的な活性化のステップとポイントをご紹介します。
のんびりお待ちください。















2019年2月14日木曜日

CANNA Cocoブリック 40L レビュー

常に一定の高い品質と、おどろきの生長効果の高さから、おかげさまで、日本で大好評をいただいてる キャナ・ココ プロフェッショナル50Lバッグ の乾燥圧縮バージョン キャナ・ココブリック40L が発売となりました。










Coco ブリックは、このCANNA COCO培地とまったく同じココ培地。
「 水を注ぐこと 」だけが、双方のただひとつの違いです。






「百聞は一見にしかず・・・」ということで、まずは使ってみた人によるレビューに、独自の画像を交えて、紹介します。





1 : CANNA Cocoブリックは ふたつのパッケージ入りです。

各パッケージには 20Lぶんのブリックが入っていて、カンタンに半分の10Lに折って分けられます。つまり10Lずつ、水でもどすこともできます。


2 : 今回は、20Lのココ培地を作ってみました。 まず、水を 8L 弱 用意します。
10Lの場合は、水4L弱 になります( Cocoブリックに加える水分は、出来上がり量の40%以内が 最適です。多すぎると、水切りの手間が増えます。)

再利用などでパッケージに小さな穴が空くと、床に水が滴ってしまいますので、念のため、パッケージの下にトレイを敷くか、水が滴っても大丈夫な場所で水を注いでください。

パッケージを開けたら、ゆっくりと水をそそぎます。 すると、CANNA Coco ブリックが、すぐに膨らみはじめるのが わかります。 あっという間にふくらむので、待たされる時間は 一切ありません! 



















3 : すべての水をそそいだら、スコップなどで全体を軽くほぐします。


















冬の水道水は、植物の根にも、Cocoブリックにも冷たすぎるので、水温を20〜30℃に調整すると、とてもよいです。 CANNA Coco ブリック10Lに対して、 水 約4Lが適量です。 




4 : バケツや タライは使わず、パッケージに水を注いでください。

逆に、バケツに多くの水をいれて Cocoブリックをほぐすと、水分が多すぎて水を切らなくてはなりません。
















パッケージに水を注いで戻したCoco培地の方が、よいコンディションに仕上がります。



CANNA Coco ブリック10Lに対して、水 4L弱を加えたときが、いつものフワフワとしたCANNA Coco培地にしあがり、ベストでした。


水を入れすぎると、ベチャベチャとしたCoco培地になってしまいます。

あとは、CANNA Coco プロフェッショナル+ 50L バッグと同じように、ポットにココ培地を入れて植物を植えこんだら、Canna coco A/B肥料の培養液をあげるだけです。 培養液の水温は、18〜22℃がベストです。





5: ECを測ってみました。

まず 水道水のEC値は、0.15 mS/㎝ でした。 日本の水道水は、本当にECが低く、ハイドロポニックには恵まれています。





















EC値0.15 の水道水に、ほぐした CANNA Coco ブリック をいれて、EC値を測定しました。 
なんとEC値は、0.16 mS/㎝。 わずか 0.01mS/㎝ 上昇したにすぎません。 つまり、塩害の心配は もちろんゼロ。 CANNA Coco培地以外ではあたりまえの、洗い流す手間も、バッファリングも不要です。






















6 : CANNA Coco プロフェッショナル+ 50L バッグと比較してみると、まったく同じグレードだということが、ますますよくわかります。








水でもどしたCANNA Coco ブリック と CANNA Coco プロフェッショナルを エアロポット6L にセットして、比較してみました。









見た目はもちろん、手でさわった感触、繊維の大きさ、すべてまったく同じです。










乾燥圧縮してある CANNA Coco ブリック40L は、軽くて場所をとりません。
だから、使い切らなくてもジャマにならないし、高い品質のまま長期間保管できます。 
使いたいときは、Cocoブリック
40%量の水道水を注ぐだけです。








場所、時間、そして送料も節約できる CANNA Coco ブリック40L は、送料コストの負担が大きかった北米において、すでに高い高い評価をGETしてますが、キレイな軟水の水道水に恵まれた日本ならば、なおさらベリーベストなチョイスです。





2019年2月8日金曜日

CMH315W やLEDは 思った以上に光が強い。

LUMii SOLAR CMH315W 3Kで育てているパプリカども、葉っぱにマグネシウム欠乏的な症状がでました。






CANNA COCO培地 + COCO A/B肥料のコンビネーションで、自動底面給水システムGoGroで育てているので、培養液の問題ではありません。



















葉っぱに生育障害が出た原因は、パプリカの茎頂部分と LUMii SOLAR CMH315W 3K の距離が近すぎたからです。 いままで使っていたHPS400Wの感覚で、CMH315W を30cmから40cmくらいの高さで照らしていましたが、HPS400Wよりも光の作用がはるかに強いようです。 

強い光で植物が光障害を起こすと、葉緑素が破壊されるので マグネシウムが欠乏して葉っぱが黄変したり、ひどいときは葉っぱが白く色抜けします。 葉緑素の分子構造の核となるミネラルがマグネシウムだからですね〜。

そして、分子構造はそのままに、葉緑素の核となるマグネシウムが、鉄にかわっただけで赤い血液になるってのは、チョ〜有名なお話ですね。





あわててCMH315W フィクスチャーを パプリカの茎頂部分から80cmの高さまで離しました。


























それと同時に、パプリカどもにマグネシウムを多めに吸わせる必要があるので、まずは即効性のあるエプソム塩を葉面スプレーしてから、培養液にカルマグルトをプラスしてリザーバーにセットしました。 緊急性が高いマグネシウム欠乏には、まずはその原因を取りのぞいた後で、エプソム塩の葉面スプレーがいちばん効果があります。





CMH315W で育てていて、ベックラすることは光の作用が強いことだけではありません。
近紫外線から緑色の波長があたると、パプリカどもが、ぜんっぜん徒長しません。ガッシリとコンパクトなまま、たくさんの花が咲いてキッチリ結実しました。




















ということで、光の波長と植物の生長の関係が解明されいていくにつれ、植物栽培専用のランプどもは、年を追うごとに確実に進化しつづけています。

LUMii SOLAR CMH315W 3Kや、SANlight S4W LEDのように、従来よりも電力密度が高いランプ機器は、ワット数が少ないわりに光の作用が強いので、距離をとったほうがよいです。 LUMii SOLAR CMH315W 3Kの場合、植物から60cm以上の距離をキープしたほうがいいです。


2019年1月28日月曜日

少しずつ、日差しに春を感じます。

昨年の暮れから、野鳥たちのためにピーナッツリースを作りはじめましたが、年が明ける頃からピーナッツが空になるスピードがどんどん増すので、いまではすっかり作り慣れてしまいました。

 ピーナッツ・リースは、エサが少なくなる冬の間から、野鳥たちを庭に呼びこむためのバラの無農薬栽培愛好家さんたちのかしこい知恵です。








「チッチッチッ・・・」とピーナッツをついばみに来る野鳥たちを、窓ごしに熱く見つめる母猫です。







「いますぐ窓を開けてくれれば、あれを捕まえて来てあげる。」という念を送ってきますが、うちは完全室内飼いです。




















バード・ウォッチングに疲れると、日当たりのよいベンチに移動して、ファミリーでお昼寝タイムになるのが日課です。

























ピーナッツ・リースも、米ぬかも、すべてはバラどもの無農薬栽培を成功させたい一心です。



























ようやく日が当たるようになってきた庭の花たち。2〜3日風が強い日が続くと、すぐ乾くようになってきました。



















日が当たる時間が少ない時期は、PK肥料だの開花促進活力剤だのを葉面スプレーして、なんとか花芽をあげてくれていましたが、やはりお日様の光がいちばんの花芽促進になります。

























お正月明けにGETした福袋で届いた花苗たち。今秋冬ガーデニングシーズンは、寄せ植えに始まり、寄せ植えで終わりそうです。 ユニセックスな雰囲気のガーデニングが好きなので、ワイヤーやメタルのマガジンラックにドリルで底穴を開けたりワイヤーを張って、ハンギングバスケットにしました。































今回は耐久性を兼ねて、アイアン製マガジンラックの底にドリルで2cm穴を3つあけてから、内側に不織布を張って培養土を入れました。 一般的なガーデニング用の半丸型アイアンバスケットは、ヤシマットを取り替えるのが面倒だったりジョウロで水やりすると端っこからドボドボこぼれたり、ラタン素材だと半年くらいでボロボロになってしまい、捨てなくてはならないことがストレスでした。



















ワイヤーラックは、前面に亀甲金網を麻ひもで張りつけてから、緑色の不織布をセットしました。 ワイヤー雑貨はお手頃なプライスでデザインも豊富だし、大きさもいろいろ選べて寄せ植えバスケットに流用しやすいし、なにより「あっ、このプランターあそこで売ってた!」という既出感がないので、安上がりで手軽に、しかし個性的に植物を植えたい欲張りな人々にピ・ツ・タ・シ、です。



























ちなみに、穴を開けなくてもコンクリート壁にハンギングバスケットを引っ掛けることができる、このフックを使っています。 ありとあらゆる「コンクリートにも貼れる 強力接着フック」を試しましたが、2度の春と夏を超えても、5Kg弱あるバスケットを引っ掛けてもビクともしなかったのは、これだけです。












究極に安上がりで手間いらずのガーデニングには欠かせない多肉ども。ボロボロと落ちる葉を、土のスキマに置いておけば、いつのまにか新たな株が生長し、冬も外に出しっぱなしOK。 押さえておきたい多肉栽培のポイントといえば、多肉がトウ立ちしてベロベロのびてきた時も放置しておけるように、やや背の高いプランタースタンドに置いておくことと、放置しててもそれらしく見えるプランターを選ぶことくらいでしょうか???

2019年1月17日木曜日

2019年 GoGro+SANlight+LUMii SOLAR CMH315W 室内栽培のようす

ということで、昨年暮れから恒例のミニトマトとパプリカの室内栽培をスタートしています。
栽培システムは、ミニトマトもパプリカも、

それぞれGoGroX4つ連結にリザーバータンクが50L、GoGro付属のプラッチックポット15Lは使わずに、エアロポット17Lにしています。

















詳しいステップはこちらで!
1: 発芽からスターティングポットに植えるまで:
https://www.tamaplantfood.com/product/blog/2664/

2: スターティングポットからファイナルポットに植え増しするまで:
https://www.tamaplantfood.com/product/organics/2681/

3: いよいよGoGroにセットアップして、自動底面給水をはじめるまで:
https://www.tamaplantfood.com/product/hydroponics/2818/





手前右側のパプリカは、LUMii SOLAR CMH315W+Gro4Kランプ、奥の左側ミニトマトは、SANlight S2W(62W)とS4W(140W)のふたつ、合計たった202Wで夏野菜のミニトマトがきちんと育って、たくさん収穫できます。


















LUMii SOLAR CMH315Wをはじめ、従来のHPSランプやMHランプは、電球から放射される光のほとんどがリフレクターや壁面からの反射になるので、スペックにある光束(lumen)や、光量子束(PPF)の数値が、まんま植物に届くわけではなく光にロスが出てしまう宿命ですが、反面で熱もたくさん放射するので植物の温度を上げて光合成を促進できる面もあります。


















一方の、SANlight S2W(62W)とS4W(140W)をはじめとしたLEDは、レンズで光が放射される角度をタイトにコントロールできるので、光のロスをほとんど出さずに植物に届けることができます。しかしHPSなどのように熱はあまりでないので、油断して植物に近づけすぎて、葉っぱが焼けたり変色しやすいので、LEDは植物から80cmくらい離してスタートさせた方が安心です。




























「アタクシの植物たちに、どのくらいの光が届いているのか知りたいわ。」となったとき、手頃なプライスでGETできるのが、ルクスメーター(照度計)です。

























が、「あら、今はルクスじゃなくて、PPFD(光合成有効光量子密度)で測らなくっちゃいけないんでしょ?」とお思いでしょう。しかし、PPFメーターは、まだまだ手を出しにくいお値段!!!

そこでルクスから、だいたいのPPFDに変換できる係数を載せておきます。




「 照度(lx) から PPFD(μmol/㎡/S)への変換係数 」

  1. 太陽光  = ルクス X 0.0185
  2. HPSランプ = ルクス X 0.0122
  3. ダブルエンドHPS = ルクス X 0.0130
  4. MHランプ = ルクス X 0.0141
  5. CMHランプ 4K(青が強い) = ルクス X  0.0154
  6. CMHランプ 3K(赤が強い) = ルクス X  0.0170



















例えば、HPSランプから40cm離れたところで照度を測ったら、40,000ルクスだったとすると、


40,000 lx X 0.0122 = 488μmol/㎡/S



1平方メートル面積あたり1秒に488μmolの光量子が届いてるってことになります。メーカーや商品によって分光分布はビミョーに変わってくるので、100%正しいPPFD数値には換算できませんが、バックリ把握したい時にとても便利な係数です。



ちなみに、光の各色のエネルギーはこんな感じです。

光量子 1molあたりのエネルギー 

  1. 400nm青(波長が短い) = 300KJ
  2. 500nm緑 = 240KJ
  3. 600nmオレンジ = 200KJ
  4. 700nm(波長が長い) = 170KJ
1KJ(キロジュール) = 0.2389Kcal です。


つまり、青色の光が 10mol あると、3000KJ(=716.7Kcal)、

赤色の光が10 mol あると、1700KJでカロリーにすると406.13Kcal・・・

というように波長が短い光ほど、高いエネルギーを持ってます。

なので、紫外線はもとより放射線など、波長が短い不可視光線はエネルギーが強くなり、皮膚に当たると活性酸素が発生してしまうので、シミやソバカス、最悪な場合でガンを引き起こしすやい光(電磁波)となります。






こんなふうに、光は色によって一粒あたりのエネルギーがちがうので、HPSやMH、CMHなど、各ランプの平均的な分光分布から変換係数が決まります。

例えば、CMHランプの4Kは、青色の波長が多いので放射ルーメンは高いのですが光合成光量子の数はそうでもない、一方でCMHランプの3Kは放射ルーメンが少なく見えても光合成光量子の数は多い・・・このような事態になります。




なのでCMHは、分光分布を見るとGro4Kのほうが光が強く見えても、じつはPro3Kのほうが光量子の数が多く、光合成促進効果が高く果実の肥大効果が大きい、ってことになるのですね。









2019年1月7日月曜日

2019年はじまりました。

謹賀新年

本年も どうぞ よろしく お願い申し上げます









天日鷲神は「ひらき たがやして はぐぐみ 繁栄する」
開拓と殖産の祖であるそうです。







世のため人のために、勇ましく困難にいどむ心優しいすべての人に、
大きなご加護がありますよう、心よりお祈りします。










年が明けてから、少しずつ梅の花が開きはじめました。晴れた冬の青空は、ひときわ花やつぼみの存在を際立たせ、春が待ち遠しくなります。 







ふわふわとした銀毛につつまれたモクレンのつぼみです。春になって咲いてしまえば、あまりにも早く散ってしまうモクレンもサクラもバラも、今の時期に咲いてくれれば、一ヶ月くらいはたっぷりと花が楽しめるものを・・・と勝手なことを思ってしまいます。








この冬休みのあいだ一番はまっていたことといえば野鳥の観察です。

クリスマスに焼いた「クランセカーケ」の失敗作やら、しけたナッツやらを細かく刻んでバードフィーダーに置いておくと、常連のシジュウカラとともに、新顔の「ヤマガラ」がやってくるようになりました。






今年は、本格的にバラの無農薬栽培にトライしようと決めているので、春になったらバラの害虫を食べてくれる野鳥たちにコビをうっているのです。
メジロは、ナッツには目もくれません。ミカンをはじめ果物まっしぐらです。






最近ではウグイスもやってくるようになりました。ウグイスはシジュウカラやメジロとはちがい、群れずに一羽だけで行動しています。地味な茶色をしていて、一番ちっこくて、チッチッと鳴きながら動き回るウグイスに、うちの猫どもはもっとも反応します。あまりにすばしこいので、カメラを取りに行く間にいつも見失ってしまいます。



「 あれ? インコじゃない?  野生のワカケホンセイかな ? ? ? 」






「いや、なんか顔のあたりがインコとはちがう・・・」はじめて見る野鳥です。






正解はキツツキ「ヤマゲラ」でした。「コゲラ」はよく見かけましたが、こんなに近くでヤマゲラを見たのは、生まれてはじめてでした。








宅地開発がすすみ、竹林や畑がみるまに建売住宅に変わってしまいますが、人々の生活圏のすきまに残された緑地で、野鳥やタヌキたちがたくましく生きているのを今年もあたたかく見守っていきたいと思います。