2022年11月14日月曜日

秋だ! ローズガーデンに足が向く季節です。

キラキラと輝く新緑につつまれて、いっせいに咲き乱れる春のバラとはちがい、咲く品種もかぎられる秋バラですが、紅葉がすすむなかで咲く姿には成熟した美しさがあると思います。

私の無農薬栽培のバラどもは、ハバチに丸坊主にされてしまったので、いまからツボミをあげても12月になれば摘蕾せねばならぬ運命です。それでも秋バラの香りが恋しい!

ということで、イソイソと京成バラ園に足を運びました。



スタイリッシュなドライガーデンづくりには欠かせないユッカと、バラの共演を初めて見ました。ガーデナーのセンスが問われる高難易度のコーディネートですが、ぜんぜん違和感を感じません。さすがです。



セピア色になりつつある景色をバックに咲く景色は、秋バラならでは。

すぐ開き切って散ってしまう春バラよりも、花もちがよいのも魅力です。



バラの実は、すぐそこまで来ている冬を強く感じさせます。




キッチンカーの常連サマでしょうか? 地域の安全パトロールに余念のないネコ様。


まさに秋色に変化したアジサイたちやグラス系の植栽も見逃せません。





カレイドスコープのようなジオドームの温室内。







併設されているガーデンセンターでは、コンディションがよく、品種も充実したバラ苗はもちろん、多肉、コーデックス、インテリア・プランツ、レア・プランツも販売されています。

そして、バラの演出には欠かせないポット、フェンス、オベリスク、トレリス、スタンドなども品揃えが豊富なので、育ててみたいバラとセットアップでGETできます。はじめてバラの苗をGETしたい方にも京成バラ園はおすすめです。


「バラとか、流行りのニュアンスカラーの寄せ植えも大好物だが、ダイナミックな西海岸テイストなガーデニングにも目がない!」という欲張りマダムには、京成バラ園からほど近いジョイフル本田八千代店もオススメです。両方のニーズを満たしてくれるうえ(しかもリーズナブルに!!!)、掘り出し物がザクザク見つかります。

2022年11月1日火曜日

日比谷公園ガーデニングショー

 今日から11月、いよいよ秋が深まってきました。

週末は、3年ぶりに開催された「日比谷公園ガーデニングショー2022」に足を運びました。

 新型コロナにはまだまだ警戒が必要ですが、様々なイベントが再開するニュースを耳にするたびに、コロナ前の日常を取り戻そうと尽力される方々に頭が下がります。

ライフスタイルガーデン部門

「ウチもこんなエクステリアデザインをしてみたいもんだ!」と思わずため息がでるデザインばかりでした。





ネコと暮らす人の心をワシづかみにしまくったと思われる「CAT CAFFEE」


「あら! ネコちゃんがいる!」そんな声が何度か聞こえてきました。



キノコのガーデンオブシェが大好物です。個人的に、秋のお庭の演出には決して欠かせないアイテムです。





「コンテナガーデン部門」

時世を反映したこの作品が、心に刺さりました。一見、割れたテラコッタのポットをステキにディスプレイしたように見えますが、この作品はウクライナの終戦と復興への祈りがデーマでした。ガレキを持ち上げて芽吹く草木や花々を、人々がほがらかに見つめる日が、1日も早く訪れますように。




コンテナガーデンは、その一部をクローズアップしても、とても絵になります。


リューカデンドロンの燃えるような赤い葉にとまった赤トンボ。原産地の南アフリカでは、このコンビネーションはあり得るのでしょうか?




お天気にも恵まれたこの日の日比谷公園。秋バラたちもきれいに咲いていました。





2022年10月24日月曜日

アシナガバチの恩恵を思い知った秋バラ

 さて、軒下にあったキアシナガバチの大きな巣がドサッと落下してしまってから、だいたい1ヶ月後、バラたちは秋の開花シーズンとななるはずでした・・・が!!!


つるバラは、ハバチの幼虫どもに葉を喰われて、あわれ茎だけとなってしまいました。

思い起こせば、アシナガバチたちがセッセと巣の幼虫にエサを運んでいた約半年のあいだ、一度もハバチの被害に悩まされることがなかったのです。

今年の春、軒下にアシナガバチが巣をいくつも作っても、駆除せずにほほえましく歓迎していた理由は、もちろんバラにつくハバチの幼虫を捕獲してもらうためでした。

夏の間アシナガバチたちには新鮮な水飲み場を提供するだけで、想像以上にバラにつく害虫たちを捕獲してくれまくっていたので、先月に巣が落下してしまうまでハバチの幼虫に悩まれることは一度もなく、その脅威をすっかり忘れていたのです。


茎だけになったつるバラの横では、なんの食害も受けないマイヤーレモンがたわわに果実を実らせています。昨年たくさん実らせてしまったので、今年はあまり実をつけないだろうと思っていましたが、鉢植えのマイヤーレモンは病気にも虫にもやられず、今年もたくさん収穫できそうです。今思えば、アシナガバチどもは、柑橘系につくアゲハの幼虫も捕獲してくれていたようです。




日本では、なかなか目にできないであろう、ちょっと珍しいハーブの花の共演です。
誘引を放棄したホップとミシマサイコの花が、グルングルンからみあいながら咲いています。




ハイドランジア「アムステルダム」が秋色に変化しました。初夏から秋までたのしめるアジサイは、本当にすばらしいと思います。




群生で咲くピンクの花の様子がかわいらしく、ついつい刈らずにいると暴力的な繁殖をする「ヒメツルソバ」。肥料いらずでどこまでも生え広がる、優秀なグランドカバープランツです。




グラス系ミューレンべルギアが出穂(しゅっすい)しはじめました。もう少しすると美しいピンク色に紅葉し、遠目で見ると着色した綿菓子のようになります。





植えて一年目のワレモコウも開花しはじめました。地植えした直後は根が浅く、葉がすぐに萎れるのでほぼ毎日水やりをしていましたが、今はすっかり根も張り、かわいい花を咲かせてくれています。




いったん根づくとホッタラカシでも枯れる気配のない「ホワイトセージ 」。
夏の終わりに収穫した種子ですが・・・いまだ発芽に成功していません。時期なのか、種子のコンディションなのか、思いつく限りのプライミング処理を試していますが、何十粒と撒いて、発芽したのはたったひとつ! かなり手強いです。




「あれ? いつ植えたっけ?」存在を忘れかけた頃に花が咲くと、うれしいものです。このロシアンセージも、植え付けた過去すら忘れていました。




一方で、「新たなツボミはまだか? まだか? 」と熱い視線を送られている「キング・プロテア」。思い切って薄い培養液を与えて新芽がでてきてからは、2週間に一度くらい、2,000梅希釈の培養液、微量ミネラル活力剤、エプソム塩を与えています。






2022年10月14日金曜日

ビカクシダの胞子採取

夏を感じることが日に日に少なくなり、いよいよ秋の訪れを感じます。

今朝は、ウグイスのさえずりが聞こえました。


ボーッと外を眺めていたら、突然ひらひらとした細かな落ち葉が大量に、ブワ〜ッと斜めに流れて行きました。「変わった落ち葉だな」と思い外を見たら、なんと軒下にあった大きな大きなキアシナガバチの巣が落下していました。



落下した巣から、大量のアシナガバチが逃げ飛んだところを目にしたわけです。
落下した巣には幼虫が残っていたので、蜂たちが戻ってこれるように高い場所にひっかけておきましたがウラに住んでいるタヌキが、この巣に残る蜜をなんとかをGETしようと、我が家に不法侵入をくりかえすので、投げ与えてやりました。


数百匹はいたと思われる巣を失ったアシナガバチたちは、2〜3日は巣があった場所に集って会議をしていましたが、その数をどんどんへらし、現在は30匹ほどになりました。



キンモクセイの香りを楽しんだのは、つい先日だった気がしますが、あっという間に10月です。久しぶりに生田緑地に足を運びました。コロナ禍になる前の記憶が、とてもあいまいです。





枡形城があった枡形山。「300万年前は多摩川もろとも海でした」、ということが考察できる地層看板。




さてさて、つい先日ビカクシダの胞子がベロンと剥がれました。
「ふーん、さすがシダだけあって、胞子でふえるんだぁ」と感動しました。




飛び散る前に採取して、撒いてみようと思います。