2020年8月25日火曜日

2020年夏ホップの収穫と斑入りアジサイの挿し木など。


 やっと雨が降って涼しくなった今週の日曜日、その前日にあわててカスケードホップを収穫しました。 それにしてもものすごい雨でした・・・







梅雨があけて8月に入ってから、土がどんどん乾くようになってしまったので、2〜3日に一度培養液をたっぷりと与えていたところ、毬花がどんどん大きくなりました。大きく肥大する毬花を横目で見ながら、なかなか収穫できずにいたジレンマから、ようやく解放された気分です。







梅雨が開けて以来、Xソ暑い日が続いているあいだに本気モードでグングン大きく育ったパパイヤの木。耐寒性なのですが、もし果実が実ってくれたら青パパイヤの段階で収穫してソムタムやシリシリのサラダにしようと思います。






ほんの数ヶ月前は、こんなに小さかったパパイヤでした。







ご近所様から枝を分けていただいた挿木苗の斑入りアジサイも、6月からこんなに大きく育ちました。









みごとな花がついた鉢植えのアジサイをGETするたびに、幾度となく枝をカットして水に差して挿し木を取ろうとしましたが、ほんの3〜4日で発根するなんてことは一度もありませんでした。








鉢植えのアジサイの枝が発根しにくい理由は、明確です。
養分豊富な鉢植えのアジサイは、花がみごとなかわりに、プラントの枝葉にチッ素が多く含まれすぎているので、炭素率(C/N比)が低く、発根する前に枝が腐りやすいのです。

ということで、挿し木を取りたいときは、
  • 3日間以上晴れが続いたあと、または日照時間(ランプ点灯時間)を長くする
  • 微量ミネラル活力剤「Truckin'」「CANNA FLUSH」「ROOT!Tカッティングミスト」、CO2と水だけの炭酸水など、チッ素の流転をうながす効果のある資材を与えたり、葉面散布して親株の炭素率を高くする。
  • チッ素が少ない部位となる根元に近い枝を利用することがポイントです。







たったワンコイン、10cm足らずの苗でGETしたレモン・ユーカリ。 一年中屋外で野ざらしですが、今年は2mの高さまで育ってしまいました。これから台風シーズンでもあるのでトップから50cmほどの位置で剪定して芯どめをしました。レモンユーカリという名前の通り、葉っぱはとても良い香りがします。レモンよりもレモングラスに近いアロマです。









15年以上も前に生まれて初めてGETしたバラ、ブラックティーローズは瀕死の状態なので復活させるべく、とある資材を先週からあたえはじめたところ、コンディションのよい葉っぱが展開しはじめました。資材の効果も楽しみなので、これからしっかりと見続けたいと思います。






ストレプトフィラが、はじめて花を咲かせました。思ったよりもささやかな開花ですが、とてもとてもうれしいです。


2020年8月7日金曜日

立秋まで平気だったSANlight LED栽培と梅雨明け

やっと晴れました。梅雨明けです。太陽が顔を出したとたん、猛暑とともに、たまっていた仕事がたくさんたくさん戻ってきました。



まずは、なんといっても干せなかった梅どもの天日干し作業です。4日間くらい干しておきました。





そして、長雨でスッカリ香ばしくなったネコどもを風呂に入れました。お日様の下でスッカリ乾いたというのに、目を合わせてくれません。風呂に入れた後は、いつもこうです。


梅雨の間は、毎朝すがたを見せていたコジュケイ、最近はあの独特の鳴き声を耳にするだけです。



さて、8月7日今日は立秋とのことですが、秋らしさを感じさせるものは何ひとつないように思えるほど猛暑となった今日、2019年からの室内秋冬(しゅうとう)栽培がいまだ続いていることに、おどろいています。SANlight Q6W gen2 LED 245W と GoGro自動底面給水システムで育つミニトマトは、いまだ衰え知らずです。





まだまだおいしく、あまく実ります。












ミニトマトの新芽を摘んだり誘引するときに、髪が傷むんじゃないかと思うほど灼熱のランプ熱を放射してたHPSランプとちがい、SANlight Q6W gen2 LED 245Wの光は、ガーデナーがストレスなく植物のメンテナンスができます。


LEDの熱放射が少ないのは、ご存知の通り、従来の照明よりもはるかに効率よく、電力を光エネルギーに変換できるからなのですが、可視光線全てのエリアを放射するSANlight LED M30の光は、栽培難易度が高い多肉の育成効果も大きいと感じています。

2mmくらいの大きさで届いたブルゲリたち、最近は毎朝水をスプレーしてSANlight LED M30に当ててピチピチと育っています。 2週間ほどたち、4mmくらいになりました。






今年のカスケードホップたちは、実った毬花がいよいよ玉延びしはじめました。実は忙しさをいいわけに、肥料をきちんとあげるのを忘れていましたが、肥料が足りなければ自分で根っこを伸ばして取りに行く、プランター栽培では決して味わえない「勝手に育つ感」が地植えのいちばんの魅力です。そこかしこでホップの毬花がタワワに肥大しています。


咲きはじめたばかりの毛花と収穫まぢかの毬花。
そろそろ2回目の収穫タイミングです。




理不尽なほど長い梅雨があけてもなお、コロナ禍はつづきます。
「海行きたい V.S. ステイホーム」の板バサミな今年の夏は、
このダンスを習得して過ごすことに決めました。




2020年7月29日水曜日

いつまでつづのか 2020年の梅雨

「くる日もくる日も、よく降るよね〜」雨音が聞こえてくるたびに、ついつい ため息をつく今日この頃です。

あまりに雨の日ばかりがつづくので、バラどもは黒星病ですっかり葉を落とし無残な姿となってしまい、日々のルーティン・ワークから「草花への水やり作業」がマルッとなくなりました。そして絶好調なのが「シダ類」です。ハンギングのコウモリランどもが、モリモリと葉を広げて大きく大きく育っています。








「斜面の水はけ改善のために撒いたヒマワリのタネが、ゼンゼン発芽しない・・・」これだけ雨が続けば、どんなにザツに撒いても、たいがいの緑肥はボーボーと芽が出るはずです。しかし待てども待てども芽が出てこない、不思議なこともあるもんだと思っていたら、犯人が判明しました!!!





しかも 子づれ・・・






しかも かわいい・・・





しかも ファミリー!!! 
セッセと撒いたタネは、ことごとく食べ尽くされていたようです。






「せっかく撒いたヒマワリのタネ、キミも食べたのかね? 」







暖冬のおかげか、今年はどこのキイチゴも大豊作でしたので、
野ダヌキたちは豊富にありつけていたのかもしれません。
道路沿いに自生している「ナワシロイチゴ」もタワワに実り、熟し、
あっというまにカラスどもや野鳥に食いつくされてなくなりました。







暑すぎるのも困りもんですが、もう少し晴れてくれないと
ホップやプロテアどもの花が、今ひとつのような気がします。












2020年7月20日月曜日

SANlight Qシリーズ Gen2 世界一育つ、確かなLED


SANlight Qシリーズ Gen2が、いよいよ日本でリリースされました。 

QシリーズGen1 よりも大きな2mmLEDレンズ を採用し、
最高PPF効率2.7μmol/Jを実現。


Gen1モデルよりも、さらに省エネ、長寿命設計で、光合成に有効な光量子を長期間
確実に栽培エリアのみに放射しつづけることができます。


実際、ガーデニング市場で流通している、PPF効率が同レベルの高効率栽培専用LEDのほとんどが、ワイドビームアングルやLEDレンズの汚れが原因で、放射する光量子の半分しか栽培エリアに届いていなかったり、放射される光量子の数が数ヶ月で激減してしまいます。




重量が約3KgのQ3WL Gen2 120W






重量が約5KgのQ4WL Gen2 165W





重量が約6KgのQ6WL Gen2 245W




この表では、各モデルの有効栽培面積と設置台数を参照できますが、生長サイクルによっては、やや光が強すぎる印象があるので、ディミング必須です。





左 : Q6W Gen2 そして右側がQ6W Gen1です。
可視光線領域すべての光波長を放射する広帯域スペクトラムという点は、Gen1から変わりませんが、Gen2は、白色の印象が強いランプ光です。







スペクトラムと色温度を測ってみると、いままでのQ6W Gen1 は2100Kと、
HPSランプや電球色に近い色温度でした。







ニューリリースのQ6W Gen2 を測ってみると 全生長期間で使える3300Kほどで
CMHランプに近い青色波長がめの色温度になっていることがわかりました。
(あくまでも簡易測定メータによる独自の数値でオフィシャル発表ではありません。)







そして、Gen2で進化したポイントはもうひとつ。
オプションで、世界で一番シンプルで使いやすい調光デバイス
M-DIMMER
を使えることです。







使い方はとにかくシンプル。QシリーズGen2全モデルに搭載されている
M-DIMMER 取り付け口専用コネクタにとりつけて、付属のマグネット・スティックの白い面をかざすと 調光レベルを 80%、60%、40% にセット。

マグネット・スティックの黒い面をかざすと、サンライズのように
少しずつ明るく点灯するフェードイン調光モードにセットできます。
くわしくは こちらでサクッと説明してます。 








そしてSANlightの高い技術を知れば知るほど、「 LED製品の良し悪しをスペックだけで判断するのは、大変もったいない!」と感じます。

その理由は、どんなに高いスペックを謳っていても、問題はその数値が使い始めてからどのくらい持続するのか? ということだからです。なぜならLEDの光が弱くなる一番大きな原因となるのは、LEDレンズカバーの汚れだからなんですねぇ。


SANlight QシリーズGen2 は、植物があますことなく光合成に使うことができる広帯域スペクトラムの光量子を豊富に放射できるだけでなく、光量子の放射量を長期間落とさないSANlightならではのテクノロジー

PMMA〜アクリル樹脂二次レンズ

を採用しています。






PMMAとは、ガラスよりも透過率が高く 過酷な使用環境でも劣化しない耐久性をもつアクリル樹脂で、日本では水族館の巨大水槽にも使われています。
もしレンズが汚れてしまっても、布でやさしく拭き取るだけで汚れを落とすことができます。







LEDの光損失を起こす、大きな要因はレンズカバーだけではありません。
高熱によるLED素子の劣化です。SANlight が栽培専用LEDに起こした革命のひとつ
「受動式ヒートシンク」が、LED素子を70℃以下にキープして、
劣化の原因となる高熱から素子を守ります。







そしてSANlight が起こしたもうひとつの革命、90°のビームアングルなら、
放射されたすべての光量子を余すことなく栽培スペースに反射できます。
ワット数が高いパネル式栽培専用LEDのように、ビームアングルがワイドな150°では放射された光量子の約50%ほどしか、栽培スペースに放射されません。








例えば、Q6W Gen2 245Wならば、PPF効率2.5μmol/Jクラスの高効率600WのワイドビームアングルLEDと比較したとき、数ヶ月後にはさらに多い光量子を植物に与え続けることができるということです・・・しかも10万時間光損失なしで!



ちなみに、光合成運動は光の強さだけでなく温度にも比例するので、
熱放射の少ないLEDは、夏を中心に単独で使えば栽培効果が非常に高くベリーベストで、

寒くなる冬はHPSランプやCMHランプとの併用で加温効果をプラスすると、
ベリーベストです。

このように季節によって、すでに持っているグロウランプの組み合わせを変えることも 四季の温度差が大きな日本では とてもとてもとてもとても有効です。