かなりイマサラ感がつのりますが、今年で25周年をむかえた「Farm Aid コンサート2010」の様子です。
Farm Aid とは、米国カントリー歌手のウィリー・ネルソンさんが、地産地消な酪農に従事してらっしゃる小規模農家をサポートしようと25年前にはじめられた活動です。
スティーヴン・タイラーのお肌がピッチピチすぎるのがボトックスっぽくて気になるところですが、そこは永遠の不良ジジィ、スティーヴン・タイラーだから許せる気もします。それにウィリー・ネルソンとの共演は、Farm Aid ならでは・・・
ウィリー・ネルソンともコラボしてるノラ・ジョーンズも・・・
Farm Aid 25周年のコンサートの様子は、その他にもイロイロとYouTubeチャンネルで見られます。
世界では、年間4500億lbs(=2億トン)の殺虫剤が使用されているそうで、それに伴う土壌汚染もますます深刻化していますよ、というメッセージビデオです。ちなみに、日本の農薬使用量は世界のトップに入ってしまいます。
食糧自給率128%の米国では今、「S 510 the Food Safety and Modernization Act 食品安全近代化法案」という法案の可決をめぐって大きな物議をよんでいます。11月30日に上議院を通過したものの今週末までには「多分廃案になるね」という流れだったんですが、昨日の夜になって、マタマタむくむくと復活しちゃった!!!という奇想天外な展開となってます。この「S 501 Food Safety」は最終的にイロイロと修正を加えられて、オバマ大統領にハンコ押してもらえば成立となるそうですが、簡単にいえば、でっかいファクトリー・ファームしか、品種改良も含めて農作物を開発・栽培できなくなるってことらしいです。小規模農家が野菜を売りたい場合は、毎年お金を払って免許を更新しないといけないってことで、まさにFarm Aidの活動を逆ナデするような法律のようです。
「S 501 Food Safety」は、流通している食品の衛生化をレベルアップして食中毒などの健康被害から国民を守るっつーことがネライだそうですが、「無菌の食べ物」が安心だという考え方も、ちょっとコワすぎのような気がします。なにしろ、畑で病害虫がまん延するイチバンの原因は「病害虫を食べたり抑えてくれる昆虫や有用菌が、殺虫剤で激減して食物連鎖のバランスが崩れること」も大きいそうなんですねー。