2011年6月22日水曜日

もう一息! ホップのグリーン・カーテン

今日は1年でイチバン日が長い「夏至」ですね。
関東では、昨日から一気に30℃を超えて夏日となりまして、私の仕事場では「灼熱!!!西日攻撃」がいよいよ深刻な問題となりつつあります。

西側の窓のグリーンカーテン用に植えた「ホップ」も、がんばって伸びてくれてるんですが、完全に西日をさえぎるには、まだ丈がたりてません。


それどころか・・・








ホップに花芽がついてしまいました!

ホップという植物は、日が短くなる短日条件でフロリゲンがつくられ花芽がつくはずです。

花が咲き始めたのは、「CHINOOK/シヌーク・チヌーク」という品種だけで、もうひとつの「CENTENNIAL/センテニアル」という品種の方は、花芽がつく気配すらまだありません。








ホップの正式名称は「西洋唐花草=(Humulus Lupulus L.)」といって、ホップの花の樹脂には「α酸、β酸、タンニン、精油」などを含んでいて、ホップ花の樹脂がビールのスッキリした苦みとフレーバーを醸しだすそうです。
まだ6月だというのに花芽をつけた気の早い「CHINOOK HOP」は、苦みのモトとなる成分を多く生合成するので、ビールの苦みづけに使われる「ビタリング」タイプのホップです。ちなみに「CHINOOK」とは、北米の先住民族のチヌーク族、またはフェーン風という意味だそうです。私はテッキリCHINA・・・中国原産のホップなのか勘違いしてましたが、アジアとは関係なさそうです。

一方の「CENTENNIAL HOP」の花には、グレープフルーツのような柑橘系のスッキリした香りが強い精油成分を含むので、ビールを香りづけする「フィニッシング」によく使われる「アロマホップ」に分類されているようです。


さて、早咲きのホップの花ですが、

「とりあえず、伸びるほうに集中してほしいな」とも思いますが、それは人間の勝手な都合ですね。