2011年11月2日水曜日

ゲリラなイチゴと秋の草たち

ココ最近、よいお天気がつづいてます。ふと気がつけば、もう11月です。室内栽培のあかねっ娘たちは、まだ花芽がついてません。あかねっ娘は、花芽分化しにくいらしいです・・・しまった!!!

ところが、今年の春頃に、仕事場の空き地にうっかりちゃっかり植え込んだ「めちゃでかっイチゴ」が、たわわわなイチゴを実らせていました。










草勢(そうせい)も悪くなく、肥料は足りているご様子。

やっぱし、根っこのテリトリーが広いと元気に育つんですね〜。










この真っっっ赤に熟したイチゴの実、
実にオイシそうですが、ひっくり返したら、ナメクジに食べられてました。

そのまわりでは、アリンコがソワソワして「持ってっちゃうの? 僕のゴハンなのに・・・」と心配しているような気がしました。

もちろん、穫ったりなんかしません。






いくらよいお天気で暖かい日がつづいても冬はすぐそこです。ミツバチたちは、冬に備えて蜜探しに忙しそうです。キク科のアメリカセンダグサは、なかなかしぶとく手強い雑草ですが、ミツバチたちには大人気です。










いまよく咲いてるヒメツルソバに花にも、ミツバチがいました。

勝手に生えてくるヒメツルソバも、かぎりなく雑草ですが、かわいい花を咲かせるし、地面をひたぺったく張って繁殖するほふく性でジャマにならないので、ガーデニングではメジャーな花きになれた様子です。









トマトやジャガイモ、ナスなどにそっくりな花を咲かせるナス科の雑草「イヌホオズキ」です。はじめて見た時は、新種のマイクロトマトか? 大発見!!!と勘違いしてしまうかもしれません。














「イヌホオズキ」の実は黒紫で、色のおかしなトマトみたいで、一見食べられそうなもんですが、食べてはなりません。ジャガイモの芽に含まれる「ソラニン」という神経毒が、プラント全体に含まれているそうです。実はその昔、食べてみたことがありましたが、しばらく口のなかが渋くてたまりませんでした。











ポーチュラカの兄弟で、いかにもマズそうな見た目の「スベリヒユ」という雑草は、

以前も触れましたが、欧米ではメジャーなサラダ用食材で栄養豊富です。

人も植物も、見た目じゃわからんもんです。



このつる性の雑草は「カナムグラ」という名前ですが、唐花草=ホップの親戚です。
雄株と雌株がべつべつに生える雌雄異株(しゆういしゅ)で、雄花は秋の花粉症の原因にもなっちゃいますが、丈夫で葉っぱの形もモミジみたいでエキゾチックな雰囲気なので、欧米では「ジャパニーズ・ホップ」という名前で、種子が販売されてもいます。



でも、ものすごい繁殖力だしトゲトゲだらけなので、欧米でカナムグラのタネを植えてた方、後悔しないんでしょうか???

ということで、せっかく買って植えたお花や野菜が、うまく育たずに、悩んであきらめてしまった人は、割と多いと思いますが、その植物がよく育つ環境と一致してしまえば、このセンニチコウのように、落ちたタネから勝手に芽生えて、立派にお花を咲かせてくれたりもします・・・

やっぱり人も植物も動物も、仲良くなるには、相手の気持ちを大切にすることがイチバンって、ことのようです。