タフに芽生えた雑草たちも、いよいよ世代交代のタイミングとなったようです。
屈強なクズばかりでなく、除草剤さえ効きにくい「ツユクサ」も、霜が降りれば、まるでホウレンソウのオヒタシ状態に・・・
「アリタソウ」には、ぎっしりと種子がついていました。そのへんにゴロゴロ生えてくる雑草ですが、ちぎると「タラゴン」みたいな香りがします。
メキシコでは豆を食べたときに腸内ででるガスをとるための香草として、料理に使われてるそうです。
白身魚によく合いそうな香りがします。
このアリタソウには、かわいらしい蜘蛛のタマゴが産みつけられていました。
時期がくれば、このタマゴから子どもたちがゾロゾロゾロと孵るんだろうと思います。
ビワの花が咲いていました。
ひたすら寒くなるこの季節に、花を咲かせるんですねぇ〜。
しだれたササダケの主茎からは、青々とした新芽がムキッと立ち上がってます。
これは植物ホルモンのオーキシンによる屈光性の働きです・・・知っていることは、つい書きたくなります。
ノバラには、赤く熟した実がついていました。
ノバラの赤い実は、クリスマス用のリース素材にも人気がありますが、冬の乾いた空気によく似合います。
葉が落ちて茶色い茎だけとなった今は、カマキリのタマゴがたやすく見つかります。
さて、室内栽培のトマトたちの様子です。
今年はHPSランプ400Wひとつで8株のトマトたちを育てています。
■気温はランプ点灯時17℃→その後22℃
■夜間はおそらく室内温度が10℃ほど。
■湿度は60%〜80%(植物によっては、もう少し低めに管理)
■CO2濃度は600ppm〜700ppm。
この時期一番気を使ってるのが、根っこの周辺温度です。
Sodaponicsの培養液にはサーモヒーターを入れたので夜間でも20℃になりました。朝葉っぱがしおれることがなくなりました。
TERRA培土とCOCO培地にあげる培養液は25℃です。夕方以降に水やりをすると培地が冷えて根っこが凍えてしまうので、朝一番以外にはゼッタイに水やりしないようにしています。
奥の方でわずかに赤く光るのは、60WほどのLEDランプです。
果菜類は花が咲いて実がつけば4万〜8万ルクスほどの豊富な光が必要になります。
HPSの光が、葉で影になってしまうプラントの中間部分にLEDを補助光として活用しています。
果実に直射しているLEDの光は、光合成に有効な波長になっています。花つきや果実の品質向上などへの促進効果があるという結果もみつかりますが、まだよく分からないので、効果のほどは、このトマトたちを食べてみてのお楽しみとなりそうです。
↓LEDの光が反射してるだけで、赤く熟してるわけじゃありません。
TERRA培土で育てているトマトたちは、どれも5段目の花が咲いたので、トップを摘心しました。
←レッド・オーレです。
ベース肥料はBioFlores250倍、ほとんどの花が実ったらPK13/14を加えています。活力剤は、Zym-Zym とFlavory-in、Truckin'です。
結実を促進する合成ホルモンなどは使ったことがありませんが、咲いた花はすべて実がつきます。開花活力剤の絶大なる効果だ・・・とほくそ笑むのもつかの間、
「これだけのことやってれば最初の頃はそりゃあ盛大に実がつくけど、栽培期間が長いトマトは前半にイキオイが良すぎると後半ダメになりやすいよ」
というスルドイご指摘も・・・
ホビーガーデニングだから100点満点じゃなくってもいいか、次ガンバロ〜と自分をなぐさめます。
←TERRA培土栽培のアイコです。
始めてトップを摘心したあとは、上の方に出たわき芽を伸ばして新しいトップにしていきます。
新しいトップに2段花がついたら、また摘心して、わき芽をトップにして・・・をくり返してみようと思います。
最後に・・・なんだかんだと実がついてきている「あかねっ娘」ですが、「こんなはずじゃあ」感がつのります。