かれこれ4年も前のことです。とある農業専門誌をめくっていくと、ひとつの記事に目が釘付けになりました。
「多肥、多かん水で超多収するのはなぜか?」
ざっくりと説明すると・・・
まるで沼地のようなびちゃびちゃの土壌で、これまた普通ならば肥料過剰で
障害が多発するような大量の窒素を入れて作物を育てると、
かぎられた面積の畑で常識ではありえないほど収穫量がふやせる!!!
という夢のような栽培方法です。
にわかには信じがたく、「根は酸素がないと肥料が吸えないんだから、ありえない! しかもビシャビシャの土壌で肥料あげすぎたら、いいことなんてあるわけがない!!!」
ところが、記事を読んで納得しました。
これを実践する上で外せないふたつのルールが、土壌のpH値が弱酸性であることと、根の中間部分は通常の水分量となっている土壌となっていること、なのですが、十分な水分を吸収できる植物の葉は気孔がとじないので、葉からの水分の蒸散を止めずにすみます。
根からの養水分の吸収は、葉うらの気孔が開いて水分の蒸散が続いているにさかんになるので、この状態だとぐんぐん吸収しつづけられるわけです。
多収穫に育てる最大のコツが「養水分をたくさん吸収できる根張りのよいプラントに育てること」、なのですから、多かん水で養水分の吸収量がふえれば収穫量も飛躍的に増える、というしくみで成立するんですねぇ、なるほど。
根からの養水分の吸収は、葉うらの気孔が開いて水分の蒸散が続いているにさかんになるので、この状態だとぐんぐん吸収しつづけられるわけです。
多収穫に育てる最大のコツが「養水分をたくさん吸収できる根張りのよいプラントに育てること」、なのですから、多かん水で養水分の吸収量がふえれば収穫量も飛躍的に増える、というしくみで成立するんですねぇ、なるほど。
一方、自動水やりシステム「GoGro」を開発したニーナさんが教えてくれました。
「GoGroで、おっきなキャベツを育てているUKのガーデナーがいるんだけど、もう知ってるかしら? GoGroで育てると簡単なだけじゃなくて、とにかく野菜がドデカく生長しちゃうのよ!!! 」ということで、GoGroとコラボして大きな野菜を育てているジャイアント・ベジさんのサイトをのぞくとベックラ!!!
「GoGroで、おっきなキャベツを育てているUKのガーデナーがいるんだけど、もう知ってるかしら? GoGroで育てると簡単なだけじゃなくて、とにかく野菜がドデカく生長しちゃうのよ!!! 」ということで、GoGroとコラボして大きな野菜を育てているジャイアント・ベジさんのサイトをのぞくとベックラ!!!
「自動底面給水って、野菜が規格外の大きさに育つんだ・・・こりゃ、むかし読んだアノ記事のとおりだな・・・」と、記憶のなかで多かん水のすごさを思い出したってぇ〜わけなのです。
ということで、自動底面給水システム「GoGro」のメリットは、水やりの手間から解放される、ということだけではありません。
冒頭の「多かん水で、飛躍的に収穫率があがる!」のロジックとおなじく、ポットの底に常に培養液があるので、葉の気孔から水分の蒸散が活発になるおかげで、根は養水分をたっっっくさん吸収しつづけられます。そのため作物がでかく育ちたくさん収穫できる、というメリットがあります。
「多かん水で、飛躍的に収穫率があがる!」メソッドを実践する上で外せないルールである「土壌が弱酸性であること」については、ふだんCANNA COCO A/B肥料で培養液をつくる手順でクリアできますし、ポットの底にクレイ・ペブルスを3cmほど敷きつめ、さらにCANNA COCO培地にクレイ・ペブルスからパーライトを約半分ずつミックスしたものをつかうこと、で根の通気性は確保できるわけです。
現在は、1mスクエアのグロウスペースにGoGro15Lポットふたつ、エアロポット17Lふたつ、培地はCANNA COCO培地 + Aqua Clay のミックスが3鉢、CANNA COCO培地 + パーライト のミックスが1鉢、という組み合わせでミニトマトを育てています。
自動水やりシステム GoGroで、野菜を大きく育てるポイントとステップは、こちらで詳しく紹介していきます。興味がある方は、ドーゾ!