春に見えはじめたキング・プロテア「リトル・プリンス」のツボミが 次第に大きくなって来ました。1年間枯らすことなく大きく育ったことだけでも感動なのですが、花が咲くまでに至れた理由は、ひとえに過去に枯れ殺してきたプロテアたちの犠牲あってです。
開花に欠かせないPK肥料ですが、キングプロテアの根域にはNGなので、葉面スプレーで与えています。 去年の10月から、月に一度ほどのペーズで拡大培養してかたまりになったバグ・フロスタを ゴルフボール2つか3つほど、培土の表面におき腐葉土やバークをかぶせ、週に一度ほどは、家庭用精米機で出る米ぬかを 葉っぱや表土にパラパラかけています。
キング・プロテアをはじめブルーベリーなど酸性土が好きな植物には、粉末の硫黄をひとつまみ表土に置いています。雨降りが多いシーズンは月に一回ほど、それ以外は3ヶ月に一度ほどですが、いちいち培養液のpH値を弱酸性に調整する手間が省けるので便利です。
2年前に地植えしたCHINOOK HOPです。先週1度目の収穫ができました。 半日陰な条件ながら、毎年秋になると大量の落ち葉がつもって、土がフカフカになる場所に地植えしているので生長がとても早いです。
前回ご紹介した「アフリカン・ローズ」の挿し木苗が発根したので、1リットル程度のポットに植えかえました。 切りバラの枝を挿し木にしたのが5月24日。その後、発根したのが一ヶ月たらずの先週のことです。 成功率の低いバラの挿し木枝が、こんなに早く発根したのは、初めてのことです。
つるバラ「ラレーヌ・ヴィクトリア」の挿し木苗も、グングン育っています。 ノイバラなど日本の環境にあったバラを台木にして接木苗にしないと 立派なバラには育ちにくいと思うのですが、ノイバラを育てるスペースもないことですし、しばらくは鉢植えのまま育てていきます。
さて、そろそろ終わりが見えて来た室内栽培のパプリカです。グロウランプや栽培システムなどの栽培環境を変えたときに 育ち方や果実にどう影響をあたえるのかを把握するために、ミニトマトもパプリカもずっと同じ品種を育てています。
CMH315WとGoGro自動底面吸水のコンビネーションで育てていますが、とにかく果実がでかくなります。 パプリカなど夏野菜に分類される植物は、気温が25℃以上になる5月以降になれば勝手に育って大きくなるのですが、今年は例年になく、大きな果実が実っています。