2020年2月10日月曜日

無農薬栽培の救世主と、LEDが引きおこすカルマグ欠乏

例年なみの冷えこみとなった週末でしたが、暖冬の今年は寒さがひときわ身にしみました。

やっつけ栽培のヒヨコマメに花が咲いていました。「まさに豆の花」という感じの、白くごくシンプルな花たちです。










ところで、果菜類などの室内栽培では、病気や害虫の発生や生長障害などのトラブルはつきものです。 イチゴたちの苗にハダニが再発生したので、ひとまず55℃温水スプレーで葉っぱをきれいに洗い流しました。 そして、病気の防除のために「プロポリス」を100倍に希釈してスプレーしてみました。










「プロポリス」は、殺菌作用や抗ウイルス効果がとてもとてもとても高く、ミツバチが樹液などを集めてつくるペタペタとした樹脂のような物質で、このプロポリスで巣のすきまを埋めてカビやバイキンから巣を守っていると言われています。








インフルエンザが流行りだす季節になると、プロポリスを肩身はなさず所持する栄養オタクなマダムどもには、すっかりおなじみかと思いますが、「ノドがイガらっぽい!」と感じたら、すかさずプロポリスのキャンディーやドロップを口にすれば、インフルエンザはもちろんノロも、コロナも、怖くないんですねぇ(多分)。


天然で人畜無害でありながら、最高に強い殺菌効果をもつのですが、唯一の問題は「Xソ、まずいこと」。口に落とすたびに「うえぇぇええぇぇ!!!」と叫ぶことになります。

市販の「プロポリスのリキッド」を100倍ほどに希釈して、イチゴの葉っぱにまんべんなくスプレーして、イチゴの消毒を完了しました。










それから4日後の今日、ハダニはまだ見当たりません。培養液にはシリカ資材の「クリスタル・アップ」を加えて様子を見ています。 プロポリスのスプレーは、炭そ病やカビ病など細菌、ウイルス、カビが起こす病気に効果があるのか、など試していこうと思います。










そして、もうひとつのトラブル「栽培専用LEDは、カルマグ不足になりやすい?」ということです。 







LEDで育てるとカルシウムとマグネシウムの欠乏が起こりやすいという問題は、「どこのLED?」とか、「どの光の色?」・・はあまり関係がないように感じていますが、とくに室温が下がる冬に起こりやすいように思います。低温障害の症状にも似ています。







茶色く変色してしまった葉っぱは、もう緑色にはならないので、ひとまず培養液に「カルマグルト」をプラスしたりしています。



葉っぱに障害が出てしまっている一方で、花のつき方が尋常ではないのです。「オンシジウムみたいな花房がたくさんだ!!!」と感動すら覚えます。SANlight Q6のような、PPF放射効率が高いLEDは、光合成の効率が高すぎて、葉緑素のダメージが大きいのかもしれません。











一方、セラミック・メタルハライドCMH315Wの3000K-R「フルスペクトラム」で育てているジャンボピーマンは、順調そのもの!









摘花しなくても、大きな大きな花がたくさん咲きました。英国ジャイアント・ベジの強い味方「GoGro自動底面吸水システム」で育てているということも大きいと思います。









ということで、昨日は満月でした。虫たちは満月や新月に産卵して、その3日後ぐらいに孵化すると言われています。 

農薬の使用を最低限に抑えたいのなら、害虫のタマゴが孵化するその頃に使うのが一番効果的、と言われていますので、今年は、温湯スプレーとプロポリスのスプレーで、どれくらい病害虫が抑えられるか実験していきます。
ちなみにプロポリスのリキッド自体は、決して高額なものではありませんが、コロナ・ウイルスが大問題となっている現在、どこの通販サイトでも売り切れ状態になってます。