3本で全ての生長サイクルをカバーできる3パート肥料のDutch Formulaは、高濃縮でリーズナブルなうえ、失敗が少ないビギナーフレンドリーなベース肥料です。
Dutch Formulaは、DWCシステムや再循環システムなどのハイドロポニック・システム栽培に最適ですが、CANNA COCO培地栽培でも使う場合は、Advanced CalMagをプラスすると、植物がより元気に生長します。
ココ培地は一般的に、水やロックウールなどのハイドロポニック培地よりもカルシウムとマグネシウムが欠乏しやすいため、Dutch Formulaとカル・マグ活力剤 Advanced CalMagを一緒に与えると、植物は肥料をバランスよく吸収できるよりになるので、丈夫ですばやく生長するだけでなく、寒い時期に発生しやすいLEDの強いスポット光による葉緑素のダメージやカルシウム欠乏症を防ぎ、葉の細胞壁が厚くなるのでウドンコ病やハダニなどへの耐病性が高まります。
とはいえ「過ぎたるは、及ばざるがごとし」と言われるようにハイドロポニック・ビギナーが起こしやすい生長トラブルの原因の多くが「やりすぎ、与えすぎ」です。Advanced CalMagのベストな使用量は、使用する水の硬度で変わります。ということで使用している水道水のEC値を測定してみると 0.17(mS/cm) でした。
日本各地で水道水のEC値は変わります。お住まいの水道局でデータを確認するか、ECメーターで測ることをお勧めします。
EC値0.17の水道水1LにAdvanced CalMag を0.5ml (2,000倍希釈)を加えたところ、EC値が 0.42 に上昇して「ノーマルウォーター」のEC値にすることができました。
硬度や水質に大きなバラツキがある欧米では、ほとんどの肥料が「ノーマルウォーター」での使用を前提として製造されています。「ノーマルウォーター」とはEC値0.4~0.5の水のことで、そのEC値にあわせて各肥料成分が配合されます。
日本の水道水はEC値が平均で0.2前後の超軟水なので、Advanced CalMag 0.5ml (2,000倍希釈)加えると「ノーマルウォーター」にできます。
もちろん肥料メーカーによっては、製品を硬水専用、軟水専用に作り分けてくれていることもありますが、地質、地形、降水量など多くの要因で地域ごとに水質がまるでかわるため、昨今ではRO逆浸透膜フィルターでEC値をゼロにしたRO水を使うユーザーが増加しました。RO水とLED栽培が要因で、植物にカル・マグ欠乏症が出るケースが激増したことからAdvanced CalMag をはじめとしたカル・マグ活力剤のニーズが高まりました。