2009年12月4日金曜日

収穫を楽しむ-その2-

今年、我が家でとれた「ミカン」・・・これでぜんぶです。
ほんとは、9月頃には10コくらいのミカンが実ったんですが、熟するのをゆっくり待ってたら先週には、たったの2コにまで減っていました。
アレレ?
「ひとんちで勝手に地産地消」されてしまいましたー。
うちのミカンの木はもうお年寄りで、6年くらい前から手入れを始める前は花さえ咲きませんでした。やっとピンポン玉くらいのミカンが1コだけ実った年はうれしかったです。
ようやく「これはだれが見てもミカンの木です」といえるくらいまで復活したら、なんと思わぬ敵が・・・チョー人気のお散歩コースに面して実っているで仕方ないですね。
糖度は10でした。味はひいき目に評価して、すっきりとした風味でとてもおいしかったです。
毎年だいたい2月ごろに元肥をあげてます。
プラス・気が向いたときに収穫までコンスタントにうっすーいリン・カリ肥料やカルシウム成分なんかを水に溶かしたものを葉面散布してます。
リン酸・カリウム・カルシウムは葉面散布したほうが、だんぜん肥料成分の効きがいいですよね。肥料成分のなかで、とくにリン酸・カルシウムは根が吸いやすい状態であげても、土壌中でみるみる固まってク溶性になってしまいます。
そのうちの60%が,なんと1分後には土に撒いてからすぐに固まっちゃうんですよ。
( 土のコンディションにもよりますが )
根から吸えたとしても、ほとんどが肝心の葉っぱにたどり着く前に根のなかで「リン酸となんかがくっついて塩基」にかわってしまうみたいです。
葉っぱにリン・カリ・カルシウムが行きわたれば、元気に生長したり花がいっぱい咲いたり実が大きくなるのでこのへんをどうするかは農家さんも腕の見せどころのようです。
葉から吸わせてしまうのが一番てっとりばやいようです。
でもイチゴなんかは、せっかく咲いた花に水滴がかかると台無しなので花や実を手でカバーしながら気をつけてスプレーしてます。

2009年12月3日木曜日

小さな紅葉

山深くまで足を運ばなくても,町内のそこかしこできれいに紅葉したモミジを楽しめる今日このごろです。
仕事場の「ハゼ」も、けなげに紅葉してます。
今年の9月に、とある植物園を訪れたとき開催されていた盆栽展の写真です。
本当はこんなふうにしつらえたくてGETした「ハゼ」でしたが、モチベーションが維持できずそのまんまです。
( 肝心なスキルも伴いません )
これはツツジです。
すごいなとか、こんなふうにできたらいいな、などいろんな感想が入り交じり、ただただため息です。
秋が深まり気温が低くなると紅葉がすすみますが、もうひとつの要因は土壌中の窒素がぐーーんと減ることにもあります。
落ち葉が地面にたまっていくと、微生物がこれを分解するために窒素をガンガン消費して微生物たちはガンガン増えます。植物はこのような自然のリズムで進化してきているので、夏頃から窒素成分が少なくなると秋にそなえて生殖生長(開花期)に切りかわり花や実をさかんにつけて秋に種子を残し次の世代へバトンタッチします。
鉢植えのモミジが紅葉しにくいときは、培土中に窒素が多いことがあるそうです。

2009年12月2日水曜日

水耕栽培とココ栽培のジャンボいちごたち

今日は,満月ですね。

新月の頃とは逆に満月の5日ほど前から種まきや挿し木をすませると根がでやすく増えやすくガッチリした苗になるそうですよ。

さっそく根によい成分が入った培養液をイチゴたちにあげてみました。
蛍光灯タイプのグロウランプで育てています。もう少し暖かくしたいので、近々MH(メタルハライド)タイプのグロウランプに変えます。



ハイドロシステムで育てている「ジャンボいちご」です。ワサワサとなってるプラントたちは「ジャンボいちご」で、手前の小ぶりなほうのプラントが「ジャンボいちご・まんぷく2号」です。この「まんぷく2号」は今年とれたランナーです。

イチゴは「あせらずにゆっくり育てる」のがコツだそうです。今年の春にあせって濃い培養液をあげて肥料焼けになり「オウチでイチゴ狩り」が叶わなかった私には耳が痛いです。


こちらはプチ不耕起&ココ栽培の「大実イチゴ」です。

クラウンが大きく充実しててうれしいです。今年の春にたくさん実をけてくれたので本当ならばもう捨てなくてはいけないのですが、試験的に現役続行してもらってます。

別の現役続行「大実イチゴ」には、大きな花がつきました。
さて、どのくらい実をつけてくれるのでしょうか?



2009年12月1日火曜日

コノフィツム・ブルゲリ-生長期-

今日からとうとう12月です。


いま、なにげにぐーんと生長しているのは「コノフィツム・ブルゲリ」です。

( 2枚目の画像は、約一ヶ月前のこのコの様子です。)



サボテンは水やりのタイミングがむずかしいですね。


前回は水やりで失敗してブルゲリを枯らしてしまったので、このコは培地がカラカラになってもしばらく水やりを控えてました。
さわったらブヨブヨしすぎてしおれていて,あわてて培養液をあげたところ、にょきんと背がでかくなりました。



いまはLEDタイプのグロウランプで育てています。


サボテンファンの方はよくご存知だと思いますが、多くのサボテンはカンカン照りの直射日光や紫外線が非常に苦手です。
LEDは光量こそ少ないですが、有害な波長の紫外線も少なく電気代もおさえられるので、ダラダラと育てたいサボテンにはちょうど良いみたいです。


2009年11月30日月曜日

冬越しサナギ

先週、自宅の玄関にアオムシが寒そうにぶら下がっていました。
もう真冬になるので室内でレタスでもあげながら育てようと余計なことを思いついたのですが、翌日にはもうサナギになってました。
チョウチョはサナギのまま冬を越すということを始めて知りました。
今さら外には放置できないので、このまま春まで同居ということになりました。
「どこかで見覚えのある形・・」と今一度玄関を見てみると、すでにもう一匹「冬越しサナギ」がおりました。
ちょうちょの幼虫は野菜を食害するので害虫と嫌われていますが、顔をアップで見るとかわいくて殺せません。
数年前にアシタバを地植えしたら、予想以上にでかくなりすぎ焦りました。それを数週間でみるみるうちにハゲヤマした犯人はアゲハの幼虫でした。
5匹くらいいましたが、その食欲はすさまじかったです。
いよいよ葉が食べつくされ、エサをどうしようと気に揉んでいるとタイミングよくサナギになり、2週間後くらいに立派なアゲハチョウになってました。
親バカですがどのアゲハチョウよりもきれいに見え「やっぱりアシタバは健康にいいんだな」と勝手に納得していました。
しかし、カメラを向けると逃げられまくりショックでした。

2009年11月27日金曜日

イチゴのココ栽培 生育障害

生育障害を起こしていたジャンボイチゴは、先日植えかえをしてから少しずつ持ちなおしてきてます。このイチゴは、最初に植えてあった培養土からココ培地へと植えかえた時、試験的に根をばっさり切ってみたものです。
茎の部分が赤くなっています。葉の中心も赤黒くにじんだようになっていました。茎の赤い色素は「アントシアニン」です。
養液のみの水耕栽培で育てているジャンボイチゴです。上のイチゴと一緒にGETしたものです。こちらはハイドロシステムへ植えかえた時に根を切りませんでした。根元のクラウンが大きく肥りとても健康です。
もう花房も2房ついてます。
並べてみるとずいぶんと差が出ているのが一目瞭然です。
通常ならばアントシアニンが出ない部位に出て葉や茎が赤くなる症状は、室内栽培で真冬に夏野菜を育てていると出くわすことがあります。
それは典型的な「低温障害」の症状で室温や培養液の温度が低すぎると葉が赤く変色します。生長がストップしたり極端に遅くなります。室温と水温を暖かくしてあげれば改善します。
いま店頭で買えるイチゴの苗は来年の春からの収穫用です。
室内栽培だと今年買ったイチゴの苗でも、光や温度・湿度、肥料の配合比率を開花期(生殖生長)のサイクルに合わせられるので年内から「自宅でイチゴ狩り」も実現可能です。
今回は、買ったイチゴをすぐに開花期へ入れたので、根を切ったのが原因で体内の栄養バランスが崩れてしまったようです。

2009年11月26日木曜日

食べられるサボテン「サラダ菜」

食用でもいけるということで多肉ファンにも話題なハオルチアです。
とある農産物直売場でサボテン生産者さんの出店ブースに立ち寄った際に始めて知りました。
そちらのブースで、このサボテンを使ったサラダをご馳走になりました。クセのない味で粘り気のある葉汁がアロエの果肉に似ていて食べやすかったです。
このサボテンの有効成分を分析してもらったところ抗アレルギー効果や抗がん作用の成分が豊富に含まれているそうです。葉を切り取っても、すぐに増えるので日当りがよければキッチンガーデニングにも最適とのこと。
挿し木でも簡単に増やせるとお聞きしたので先日ひとまわり大きな鉢に植えかえた際に挿し木をとってみました。
でもこの生産者さんのサボテン・多肉はすべて実生(みしょう)育成,タネから育てているそうです。やっぱり挿し木のものよりも強い株になるそうです。
お店などでは「サラダ菜」で流通しているようです。
園芸名は「宝草」、学術名はHaworthia xcuspidata、ハオルチアとかハオルシアとか呼ばれてますが、すべてのハオルチアが食べられるわけではありません。
それにしても、どの植物も学術名はほんとうに読みにくい・覚えにくいのが多いです。