2013年1月8日火曜日

Keep on Growing. Keep on truckin' 2013

あっっっというまに新年あけた1月も一週目をすぎました。
川崎あたりの今年の三が日は、一日にカラッと晴れて二日と三日が雲が多い日となりました。初詣で列に並んでるとき、日射しがとっても恋しくなったおヒトが、たくさんいらっしゃったのではないでしょうか?

今回の秋冬室内栽培は、「シークレット・ジャルディンDR240」のグロウルームで、トマト10株にHPSランプひとつ、イチゴ10株にMHランプ400Wひとつ、で育ててました。
背丈がひくいイチゴはともかく、トマト10株にHPSランプ400Wひとつは、いくらなんでも足らんのじゃないか? と思ってましたが、案外スクスク育ちました。

が、MHランプ400Wでは室内の温度がなかなか上がらず昼間になっても17℃どまりなので、仕方なく・・・仕方なく!!! トマト10株のHPS4ランプ00WをHPSの600Wへ、イチゴもMHランプからHPSランプ400Wへチェンジしました。
同じワット数でも、MHランプよりHPSランプのほうが光量がつよくて熱も出します。
花や果実が咲きざかりなプラントや、底冷えする寒い冬には、HPSランプは強い味方です。












しかし植物が生長期のあいだにHPSランプをつかうと、強い光と熱のせいで、トップのほうの葉っぱがねじれたり葉っぱが黄色くなってしまったりすることが多々多々あります。
これは、HPSランプの熱ストレスで葉が奇形になってしまったり、強い光で葉っぱの葉緑素がたりなくなって「マグネシウム不足」になったりするからです。

肥料のせいではありませんよ〜。


(マグネシウムは葉緑素のもとだから光が強すぎると不足しやすくなりま〜す。)





なので生長期はなるべくMHランプがベストですが、HPSランプを生長期に使う場合は、50cm以上離したほうがベターです。







ところでトマト10株たちは、CANNA TERRA培土で4株、CANNA COCO培地で4株、そして循環式システムのSodaponicsで2株そだててます。

一番生長が早かったのは、CANNA TERRA培土の「イエローミミ」です。

←1段目と2段目の果房がだいぶ色づいてきました。










このイエロー・ミミの4段目の果房は、果実の数がすこし減りましたが、このくらい実りました。












CANNA TERRA培土で育てている「レッド・オーレ」は、中玉サイズのミディトマトです。

一房につく果実の数は、ミニトマトよりも少なめになりましたが、これも生長が早かったです。











んがっ、一番上の4段目の果房は実らなかった花がでてしまいました・・・












ということで「CANNA TERRA培土」は、生長がもっとも早いのですが、それだけに開花期は肥料切れしやすくなるということが、はっきりと理解できました。3段目の花が咲いた頃に、培養液の肥料濃度を徐々に・・・でもしっかりと濃くしていかないと収穫量が少なめになってしまいます。







CANNA TERRA培土とおなじく培養液の肥料濃度を濃くするタイミングを見逃してはならないのが「CANNA COCO培地」です。
COCO培地は、生長期のあいだ生長スピートがややスローペースなので「はやく水やりしたい、もっと肥料あげたい!!!」と手足をバタバタしてしまいがちですが、

←COCO培地の培養液を与えるタイミングは、たっぷりと培養液を含んだ状態よりも20%〜30%軽くなった時です。(または、表面が乾く直前です。ココ培地は表面にも根が張るので、完全に表面を乾かしてしまってはなりません。)







CANNA COOC培地でそだててるトマトたちは、生長がもっともスローペースだったので、本当にハラハラ&イライラしましたが、果房が3段ほどついた頃からCANNA COCO A/Bベース肥料の培養液濃度を思い切って3.5mS/cm〜4mS/cmほどにあげてみました。

するとすると・・・

その後でてきたイエローミミの4段目の果房は、ぬわんと一番果実の数が多く、果こう(実がなってる茎)がフタマタに分かれました。

COCO培地は肥料濃度をガツンと濃くするタイミングを見逃さずに、しっかり管理すれば、水耕栽培と同じか、それ以上に果実が実ります。

このCOCO培地のイエロー・ミミはランプの真下にあって、夜間冷たくなってしまう壁面にも接していないので、10株のトマトのなかでも、一番環境に恵まれています。

ということで、ランプ点灯時と消灯時の室内の気温差もなるべく小さくしたほうがいい! ということが言えるかと思います。














そしてラストが、Sodaponics循環システムのトマトたちです。TERRAやCOCOとちがい、水耕栽培は培養液の肥料濃度をはじめ、水温や酸素量、そしてpH値管理がキモとなります。肥料はCANNA AQUAをあげてます。
なぜこの循環システムがSodaponicsかといえば、その培養液のpH値管理を炭酸ガスで行ってるからです。
(培養液に炭酸ガスを吹き込んでpH値を下げてます。)

さて、その効果ですが、1段目、2段目・・・







そして4段目の果房まで、ついた果実の数がほぼ同じで安定感があります。















・・・ということで以上をバックリまとめますと、CANNA TERRA培土は生長期の展開が早いので、花が咲きはじめたらキチンと培養液の肥料濃度をすこしずつ濃くしていくと、ほかのどのシステムで育てるよりもオイシい果実がたくさん穫れるのでGoodですね。

CANNA COCO培地は、生長期にはあせらずゆっくりペースで見守ってあげて、濃すぎる肥料や、培養液のあたえすぎ、そして強い光を与えたい気持ちをグッッッとこらえますが、いよいよい花が咲きはじめたら、日々ナメルように観察して少しずつ肥料と光を強くしていくと、オモシロイように果実が増えます。



2012年12月28日金曜日

気温と湿度はとっても大切。室内栽培

とっても寒くなったクリスマスも過ぎ、あと数日で新しい年になろうとしています。

 街はいつになくあわただしい雰囲気がただよってます。仕事納めや年末の準備で誰もがとっても忙しそうにしています。
毎年この頃になると、「お正月飾り、いつから飾ったらいいんだろう・・・?」とウロウロと考えてしまいますが、川崎では、昨日・今日あたりから飾りはじめたおウチが多いようです。

「笑門来福=笑うかどには福きたる」一番好きな賀詞ですが、この賀詞をみる度に「ガーッハッハッハッ! 気合いだ! 気合いだ! 気合いだ!!!」の「アニマル浜口」さんがマブタに浮かび幸せな気分になります。







月日がながれるのはホントに早いもので、今年の9月秋のはじまりには、こんなプチッとしたフタバだったトマトたちは今・・・




















約4ヶ月たって、ボッサボサのバッサバサに大きくなりました。


光量とCO2濃度、そして気温と湿度のチェックは、室内栽培には欠かせない大切な要素ですが、特に光合成している間は、室内の気温と湿度はものすごく大切です。
光と肥料とCO2を効率よく効かすポイントが適度な湿度だからなんですが、湿度が40%以下の乾燥状態、85%以上の加湿状態になると、すべての効率が悪くなります。

しかしグロウルーム内の湿度と気温は、天井と床ではもちろん差があります。じゃあ室内のどこの気温と湿度を測るのがベストかと言えば「光合成している葉っぱの部分の温度と湿度」なんだそうです。

←ということで、気温/湿度メーターはトマトのトップ部分にひとつ設置しました。

でもグロウルーム内の気温と湿度は、どこでも一定な方がいいに決まってるので、ファンをまわしたり、ランプから出る暖かい空気をダクトなどで冷えがちな床面に降ろしたり・・・という空気循環の工夫は欠かせません。












青っぽい光が好きそうなイチゴはMH400Wで育ててます。
寒くなる冬には、グロウルームの天井部分に暖かい空気がたまり、夜間急激に冷やされるので結露がいっぱいつきます。ランプが点灯したら天井部分の熱と湿気の多い空気をインラインファンで降ろして苗にあててます。







あかねっ娘は、いくつか赤く熟してきました。

味はオイシいのですが、去年よりも果実のサイズが小さめです。













朝一番のグロウルームの気温とCO2濃度です。ドアを開ける前は14℃ありましたが、全開にすると気温が8.1℃まで一気に下がります。一般的に植物に最適なCO2濃度は1500ppmほどだといわれますが、気温がこんなに低いとCO2が十分あっても、どうせ吸えてないので、ムダを減らすために600ppm〜800ppmくらいにキープしてます。














そのCO2ガス発生源は「2Lペットボトルの自作炭酸水」オンリーです。都合がよいことに炭酸水中のCO2は、気温が下がる夜間はそんなに気化しません。グロウルーム内の気温が上がるにつれCO2だけでなく水分も気化してくれます。


なので、2.4X1.2X2mのグロウルーム=約6㎥の広さで炭酸水2Lを2本入れただけで600ppm前後のCO2濃度が2〜3日キープできます。

※床面にCO2がたまらないように、ファンは必ずまわしてます。

鉄筋の建物などの断熱性が高い部屋では、夜になってもあまり気温が下がらないと思うので、炭酸水からCO2が抜ける速度がもっと早くなると思います。










自作カーボネーターでは、炭酸水をつくるだけでなく、循環式システムの培養液にもベンチュリをつけて、ダイレクトに炭酸ガスを吹き込んでます。
4段の果房がついたSodaponicsのトマトたち。培養液の水温はサーモヒーターを入れて18℃ほどにしていて、肥料濃度は2.7mS/cmほどにしてます。











サーモヒーターを入れはじめたとき、水温があったまりすぎて根っこがふやけてボロボロとくずれてしまい循環ポンプがつまってしまいました。

循環ポンプの目詰まりをきれいにして水量を増やしてみたら、溶存酸素量が7ppmほどまで上がりました。(そのまえは4ppmほどでした。)

この状態にしてから数日後、養液タンク内では、新しい根っこが伸びはじめました。

めでたしめでたし。







そんなSodaponicsのトマト、イエローミミですが果実は絶好調に大きくなってきてます。



最近になって、COCO栽培のイエローミミが絶好調です。

生長速度ではTERRA培土とSodaponicsに少し遅れをとっていたCOCO培地のトマトたちですが、最近肥料濃度を3.5mS/cmくらいにしてから、メキメキと茎が太くなり果実がつきはじめました。









一番生長がはやいTERRA 培土のイエローミミ、もう色づいてきています。

TERRA培土に定植してから約3ヶ月、そろそろ元肥も切れているうえに、ピートモスが細かく分解されてくるので、根っこが目詰まりしやすい頃となってきました。











難分解性のココ培地とちがい、ピートモスは栽培スタートから半年ほど経つと繊維がこまかく分解しはじめます。ピートモスが腐植分解途中の地層だからなのですが、TERRA培土は極端な目詰まりを防ぐために、長繊維のピートモスを使用しています。
とはいえ、過度な水やりに注意して根っこに酸素を多めにしつつ、BioFloresの200倍希釈液を毎回しっかりとあげてます。





ところで、デスクのよこで育てているAeroGardenのパクチー(コリアンダー)たち。フレッシュなパクチーの入ったタイカレーを食べると、しばしタイ旅行気分に浸れます。空調の乾燥対策に加湿ミストはいれてるわ、私達ニンゲン様の吐きだすCO2のおかげで、順調に育ってます。
とはいえ、AeroGardenで育てるとレタスもパクチーも、どうも徒長ぎみにしか育たないなぁ・・・と思ってた2週間前、思いきって肥料濃度を1.5mS/cmほどまで濃くしてみると、ピタッッッと徒長がとまりました。

「そっか、肥料が足りなくて一生懸命に薄い培養液を吸ってたから、水分多すぎて徒長してたのか・・・」と理解できました。



ということで、水耕栽培は肥料濃度を濃くするタイミングの見極めがとっても大事なんだな、と思いました。

そして観葉植物の「アレカヤシ」の下にプロバゲータ用の加温マットを敷いてあげると、たった1日で新芽がビュ〜ンと伸びてきました。これはオドロキです。







そんな加温マットの上では、「コーヒーの木」も毎週毎週、左右対称の新しい葉っぱが一組ずつでてきます。

コーヒーの木の意外な生長の早さにおどろきつつ「これ、アラビカ種のコーヒーなんだな。コーヒーの木って何年目から花咲かせるんだろう・・・焙煎は炭火でやればいいのか?」と、とらぬ狸の皮を数えはじめています。


2012年12月21日金曜日

真冬の室内栽培トマトとイチゴ

それはそれは寒い日がつづきます。年齢を重ねるたびに、関節のコンドロイチンは減るらしく「寒い+ヒザが痛い」がセットでやってきます。

さて、ふと気がつくと神棚にお供えしていた日本酒がカラフルになってました。














↑黄色っぽくなってるのが「黄麹-きこうじ-」、下の赤っぽい菌糸は「紅麹-べにこうじ-」、灰色のケモケモは「ケカビ」でしょうか?  黄麹はおもに日本酒づくりに、紅麹は紅茶やウーロン茶など茶葉の発酵に大活躍の有用なカビです。これらの有用カビは、さまざまざまな酵素やビタミン、抗酸化成分を作ってくれます。だからといって、お酒に色とりどりにカビを生やしてから飲むのはNGデス。麹菌自体は身体によくても、このコたちが作ってくれる栄養素は腐敗菌や病原菌にとってもごちそうなので、管理なしではあっという間にいろんな雑菌がひしめきあって、「食中毒と発がん性物質のカタマリ」になってしまうからです。

COCO培地やTERRA培土などの有機培地で植物を育てていると、培地やポットの表面にいろんなカビが生えてくることもありますが、そのカビが有用菌なのか病原菌なのかは、葉っぱをみるとバックリと判断できます。有用なカビは葉っぱや根っこに害を与えません。有用菌は植物と共存できるので、繁殖しても葉っぱがしおれたりカビの菌糸で変色したりせず、それどころか葉面や根っこの表面で病原菌に対するバリアを張ってくれます。

しかしウドンコ病や灰色カビ病などの病原菌は、葉っぱの表面に白や黒の菌糸をはって養分をうばいとって、最終的に植物は萎れてしますます。また、紅麹と同じ赤い色のカビでも、フザリウムという赤カビは、おもに根っこから侵入して根ぐされ病や立枯れ病など植物を枯らしてしまいます。 こういう病害菌は、マイコトキシンというカビ毒をつくるヤツが多いので、植物を枯らすだけでなく人間が食べても毒です。一方、植物と共存できる有用菌は、人間にとっても貴重な栄養分をつくってくれるヤツが多いようです。(すべてではありませんが・・・)


そして、最近のグロウルームです。昨年と同じくトマトとイチゴを育てています。トマトは赤オレンジ色が目立つ「HPSランプ400W」、イチゴは青っぽい波長が強い「MH400W」で育ててます。










アブラムシ牧場と化した今年の「あかねっ娘」。

根っこを伸ばすために水やりを極力控えていますが、今年はいまいちメキメキと育つ感がないので、あまりおもしろくありません。

なんて思ってたら、ひとつ目に実ったイチゴが赤く熟してきました。






なんだかんだ実がついてきたとはいえ、今年は苦戦しそうです。












寒さに弱い気がする「イエロー・ミミ」。
黄色く熟してきました。

夜は湯たんぽを根元において寒さ対策をする甘やかし用です。









そして待望の「アイコ」も、すこ〜し色づいてきました。

このグロウルームは、夜は余裕で10℃以下になる場所です。今年は、夜間の低温対策に、加温パネルヒーターとサーモヒーターと湯たんぽの3つを駆使してます。そこまでして・・・と思いますが、冬に育てるミニトマトとイチゴの甘さとウマさは格別なんです。

2012年12月12日水曜日

野の草の終わり。初のトマト摘心。

グリーンモンスターという異名を持つほどクソ丈夫な葛(クズ)たちさえ、ここ数日の寒さで、バッタバッタと枯れていきました。そのおかげで、いつもより空が大きく見えます。
















タフに芽生えた雑草たちも、いよいよ世代交代のタイミングとなったようです。
屈強なクズばかりでなく、除草剤さえ効きにくい「ツユクサ」も、霜が降りれば、まるでホウレンソウのオヒタシ状態に・・・
「アリタソウ」には、ぎっしりと種子がついていました。そのへんにゴロゴロ生えてくる雑草ですが、ちぎると「タラゴン」みたいな香りがします。

メキシコでは豆を食べたときに腸内ででるガスをとるための香草として、料理に使われてるそうです。

白身魚によく合いそうな香りがします。






このアリタソウには、かわいらしい蜘蛛のタマゴが産みつけられていました。

時期がくれば、このタマゴから子どもたちがゾロゾロゾロと孵るんだろうと思います。
ビワの花が咲いていました。

ひたすら寒くなるこの季節に、花を咲かせるんですねぇ〜。










しだれたササダケの主茎からは、青々とした新芽がムキッと立ち上がってます。

これは植物ホルモンのオーキシンによる屈光性の働きです・・・知っていることは、つい書きたくなります。








ノバラには、赤く熟した実がついていました。

ノバラの赤い実は、クリスマス用のリース素材にも人気がありますが、冬の乾いた空気によく似合います。













葉が落ちて茶色い茎だけとなった今は、カマキリのタマゴがたやすく見つかります。
















さて、室内栽培のトマトたちの様子です。

今年はHPSランプ400Wひとつで8株のトマトたちを育てています。
■気温はランプ点灯時17℃→その後22℃
■夜間はおそらく室内温度が10℃ほど。
■湿度は60%〜80%(植物によっては、もう少し低めに管理)
■CO2濃度は600ppm〜700ppm。

この時期一番気を使ってるのが、根っこの周辺温度です。

Sodaponicsの培養液にはサーモヒーターを入れたので夜間でも20℃になりました。朝葉っぱがしおれることがなくなりました。








TERRA培土とCOCO培地にあげる培養液は25℃です。夕方以降に水やりをすると培地が冷えて根っこが凍えてしまうので、朝一番以外にはゼッタイに水やりしないようにしています。



奥の方でわずかに赤く光るのは、60WほどのLEDランプです。

果菜類は花が咲いて実がつけば4万〜8万ルクスほどの豊富な光が必要になります。
HPSの光が、葉で影になってしまうプラントの中間部分にLEDを補助光として活用しています。









果実に直射しているLEDの光は、光合成に有効な波長になっています。花つきや果実の品質向上などへの促進効果があるという結果もみつかりますが、まだよく分からないので、効果のほどは、このトマトたちを食べてみてのお楽しみとなりそうです。
↓LEDの光が反射してるだけで、赤く熟してるわけじゃありません。










TERRA培土で育てているトマトたちは、どれも5段目の花が咲いたので、トップを摘心しました。
←レッド・オーレです。

ベース肥料はBioFlores250倍、ほとんどの花が実ったらPK13/14を加えています。活力剤は、Zym-Zym とFlavory-in、Truckin'です。







結実を促進する合成ホルモンなどは使ったことがありませんが、咲いた花はすべて実がつきます。開花活力剤の絶大なる効果だ・・・とほくそ笑むのもつかの間、

「これだけのことやってれば最初の頃はそりゃあ盛大に実がつくけど、栽培期間が長いトマトは前半にイキオイが良すぎると後半ダメになりやすいよ」

というスルドイご指摘も・・・
ホビーガーデニングだから100点満点じゃなくってもいいか、次ガンバロ〜と自分をなぐさめます。






←TERRA培土栽培のアイコです。

始めてトップを摘心したあとは、上の方に出たわき芽を伸ばして新しいトップにしていきます。
新しいトップに2段花がついたら、また摘心して、わき芽をトップにして・・・をくり返してみようと思います。










最後に・・・なんだかんだと実がついてきている「あかねっ娘」ですが、「こんなはずじゃあ」感がつのります。


2012年12月10日月曜日

神出鬼没なモチ

今年のあたたかな秋にすっかり気を良くしていたら、突然1月なみの寒さがやってきました。朝夕の冷えこみが身にこたえる頃になると、鳥たちの冬支度がいっそうあわただしくなります。
ビオラに水をあげようとすると・・・

「ん? なんかある! なんか白い変なモノがある!!!」
朝方のボ〜ッとした脳みそでは、しばし理解できず立ちすくみます。









おそるおそる、ほじくってみると・・・

「 モ・・・モチッ?  」

それはまぎれもなく丸いモチでした。










カラスのシワザです。ジャマくさいので地面に落としておいたら、翌日モチが見つからなかったカラスはこのビオラの苗をほじくり返していきやがりました。いつぞや唐揚げをプランターに隠してった時はワザワザそのままにしてあげといたのに、すっかり忘れて二度と取りにこなかったくせに! カラスにとっては、唐揚げよりもモチの方がポイント高いんでしょうか?



柿の木には、スズメたちについばまれた実がやぶれた風船のようにぶら下がっています。熟しすぎてゼリーのようになった柿の皮が薄くヤワラカくなるとメジロたちが食べにきます。














警戒心の強いメジロが周囲の安全を確認して、やっと柿をついばみ始めると・・・














あっというまにスズメがやってきて、メジロを追っぱらってしまいます。この柿の実は、明日にはヘタだけがぶら下がってる状態になってると思います。














朝日のぬくもりを楽しむカマキリ、どうやらタマゴを抱えているようです。来年の我が家の花々は、彼女のコドモたちが害虫から守ってくれるんだと思います。