とある街の街路樹になっていたボトルツリーの種、落ちていた種を拾って撒いたら発芽しました。これは感動です。
「ボトルツリー」は、日本では「木綿(キワタ)の木」という名前があり、キワタの実のなかはフワフワしたコットン状態になることから「木になる綿=キワタ」というようです。
一方、コットンの原料となる一年草の「木綿(モメン)」を「草綿」と読み、区別しているようです。
このボトルツリーの種も、前回紹介した「弱酸性水にエアレーションしつつ種に一晩じっくり吸水させる方法」で処理しておいたものです。
さてさて、仕事場では園芸資材と栽培方法のテストをかねて、なにかしら育てつづけているのですが、そのナガレの中で「培地全体にめいっぱい根っこが張ったトマトを地上部だけカットして撤収させたあとに、小さな苗をそのまま植えたら育つもんなのだろうか?」という栽培実験のようなものをしてます。
「プランター不耕起栽培」とでもいえばいいのでしょうか? 結論から言えばおススメできません。せめて古い根っこをすべて取りのぞかないとNGデス。
↓左が「CANNA COCO ココ培地」、右がガーデンピートがメインの「CANNA TERRA ポッティング・ミックス培土」です。
↓このトマトたちをカットしたあとに古い根っこも引き抜かず、そのままミニトマトのアイコの幼苗を植えてしまいました。「一度つかった培地を再利用するには、COCO培地とTERRA培土のどちらが向いてるか? 」ということに興味があったからです。
その結果は・・・やっぱり「COCO培地のほうが再利用には向いてる」でした。ココヤシの繊維からできてる「COCO培地」は有機質の培地ではあるんですが、ものすごく分解されにくい繊維でできていて、しかも繊維に細かな孔がたくさんあるので、肥料や水にさらされたり微生物が増えたりしても、ものすごくユックリとしか分解しないため、保水性と保肥性、含気性が長期間保てる、耐久性にすぐれた性質をしています。
しかし「CANNA COCO培地」自体には肥料が含まれておらず、ガーデンピート主体の「TERRAポッティング・ミックス培土」よりも保水性と保肥性が劣るため、「勝手に育つ感」はあまりなく、水やりの回数はTERRAよりも多くなり、毎回肥料を溶かした培養液を水やりする必要があります。そのかわり、一度使用したCOCO培地は、繊維の角が取れて丸くなめらかになるため、再利用のCOCO培地のほうが根はりがよくなるという結果も出ています。
※市販されている「ココ培地」は、メーカーによって処理方法や成分調整のスキルに差があり、ク溶性の肥料あらかじめ入れてあるココ培地もあるため、すべての「ココ培地」に当てはまるわけではありません。
↓一方、そのガーデンピート主体の「TERRA培土」ですが、はかなく、はかなく育ってます。まだ花も咲いていません。
無酸素、無菌状態の永久凍土で形成される酸性のガーデンピートは、石灰でpH値を微弱酸性に調整したあと、やっと園芸用土として使用できるようになります。なので、pH値調整後のガーデンピートは、養分や水分,温度が加わればもちろん菌が繁殖できるようになります。
そのうえ、日本のような温暖な気温と湿度、酸素のなかでは、半年ほどで分解がはじまり根っこが目詰まりしやすくなります。
COCO培地は、古い根っこをとりのぞいたうえで水で肥料を洗い流し、最後に酵素系の活力剤をたっぷりと含ませるだけで、大きな問題が起こることなく再利用できますが、分解が早いTERRA培土は、もともと再利用に向いている性質ではありません。
「TERRA培土をどうしても再利用したい!」と思うときは、私は苦土石灰とミミズコンポストなどを「適量」追加し、水はけをよくするために「COCO培地」と「パーライト」など排水性がよくなる不活性な園芸用土を30%ほど追加してから使用しますが、それでも初回ほどの「シャープにグングンと育つ感」はうすいな、といつも感じます。
2013年6月5日水曜日
2013年5月30日木曜日
挿し木 & 発芽の成功率アップ作戦
今年の関東は,例年より早い梅雨入りとなりました。雨に濡れたコリアンダーの花がこんなにキレイだとは、生まれて初めて知りました。
さて、先週の土曜日5月25日は満月,種まきにベストなタイミングでした。
ということでその前日の金曜日に「花豆」の種まきをしたところ、ものの4日ほどでミゴトな発芽ぶりを見せてくれました。花豆の正式名は、「ベニバナインゲン」です。
花豆には、紫や白があります。紫色の「紫花豆」が優性遺伝子で、「白花豆」は劣勢遺伝子なんだそうですが、「紫」と「白」をいっしょに植えたほうが収穫量が増えるんだそうです。
さてさて、「発芽は、水、温度、たまに光、そしてなにより酸素!」ということで、今回は、エアレーションを入れた水に花豆たちを一晩じっくりと浸して、それからココ培地に「播種(はしゅ)」しました。
↓は、「花豆」ではありません。今は「大豆」に吸水させてます。種子の量とエアストーンの大きさに合った容器でOKだと思います。
鮮度のよい種は、なんにもしなくても発芽しやすいのですが、それでも管理状態によっては発芽率が低かったり、発芽のタイミングがバラバラになってしまったりします。そこで種まきの前に、たっぷりの水に種を一晩ひたしておくと、十分に吸水させることができるので発芽が早くなったり発芽のタイミングがそろいやすくなります。
ところで、春から初夏の種まきは、発芽に適した水温を維持できますが、水中の酸素量が減るので酸欠が心配だし、雑菌の発生も心配です。
ということで、まず種子を浸す水にはpHダウナーを数滴だけ加えて、雑菌が繁殖しにくい弱酸性にします。
ちなみに、水道水には炭酸が含まれているので、ただの水道水にエアポンプでエアレーションを続けると炭酸が空気中に抜けていくにつれて、水のpH値が上がります。カルキが完全に抜けると水道水のpH値は、だいたいpH7.5〜8.0の微弱なアルカリ性で安定します。
なので、「 ただの水道水にエアレーションを続けていたらpH値があがってしまった!!! ナニが原因なんだ!!!!!」と、アタフタする必要はありません。
植物に与える培養液は、肥料濃度(EC値)が高い培養液ほど、pH値とEC値の変動は少なくなります。逆にいえば、培養液の肥料濃度が薄い培養液ほど、植物の吸収などによってpH値とEC値の変動は大きくなります。
※ちなみに一口にエアポンプといっても、多くの空気を水中に通気できる「インペラー式エアポンプ」というものは、培養液にCO2も多く吹き込まれるため、培養液のpH値がどんどん下がってしまうということがたまに起きるようです。欧米でインペラー・ポンプをつかった水耕栽培システムがかなり話題になったことがありましたが、容量よりも大きなポンプをつかってしまうと、培養液のpH値が下がり過ぎてしまう問題が起こったようです。それでも、インペラー式のエアポンプは培養液中に酸素を豊富に取り込めるため、水温が上がってしまう真夏にはヨサゲだし、根毛が発生しやすくなるというメリットもあります。
種を浸す水に、根の活力剤を加えるのもGoodです。コノ場合は、活力剤を加えたあとにpH値を弱酸性に調整します。
このように、pH値調整した水にエアレーションしつつ、一晩ひたした「花豆」の種は、その4日後からワッサワッサとゲンキに発芽しはじめました。
そして、コトゴトく失敗を続けてきた「沈丁花」の挿し木取りでしたが、今年はなんとか成功しました。
その勝因は,今思えば「炭酸水の葉面スプレー」だったと思います。とはいえ、炭酸スプレーをした挿し木と、していない挿し木で発根率の比較をしなかったので、言ったもん勝ちになってしまいますが、とにかく「挿し木の発根率と発根量」を高める秘訣のひとつは、プラント体内の「C/N比」を高くすることです。
このブログで何度か登場してきた「C/N比」とは「炭素/チッ素の比率」のことですが、挿し木をとる親株(マザープラント)の植物体内の炭素(Carbon)の割合が、体内のチッ素(Nitrogen)よりも多いと発根しやすい挿し木となり、炭素の割合がチッ素よりも少ないと発根する前に腐りやすくなる・・・ということです。
「じゃあ,挿し木のC/N比を高くするには、ナニをどうすればいいの?」ということですが・・・親株のC/N比が高い部分、または親株のC/N比を高くしてから、挿し木をとればいいわけです。
まず、土壌で育てている植物たち、たとえば果樹類、バラやハーブなどの宿根類では、日当りのよい場所で管理したうえで、3日以上よく晴れた日のあとなら、体内のチッ素量が低下しているので、挿し木とりに理想的です。
また、5月〜6月までの春から梅雨の間と、9月〜11月の初秋から晩秋にかけて挿し木取りをすると発根率が高くなります。これらは季節の変化が原因で、土壌中のC/N比が上がる期間にあたります。
冬が終わり春になり気温が高くなり雨が降ると、土壌中で微生物がグワアァァァッッッと増殖します。微生物たちは無機チッ素をガッガッツ食べて有機チッ素に変えたりガスに気体化させるヤツもいたりして、結果的に土壌中の無機チッ素が少なくなり炭素量が上がるため、土の中のC/N比が上がります。秋バージョンでは、枯れ落ちた植物たちが地表に落ちて、これを分解する微生物が活性化するためC/N比が上がります。
このような理由で土壌中のC/N比がとくに高くなるのは、5月〜6月までの間と9月〜11月くらいまでの秋・・・
ということになるため、この時期の植物は体内のC/N比も高くなり、さらに数日晴れたあとならば発根しやすい挿し木をとることができます。(低温に弱い植物は春に挿し木、高温に弱い植物は秋に挿し木をすると,管理がラクチンだと思います。)
一方、水耕栽培やココ栽培などの培養液で育てているハイドロポニック栽培の植物の場合は、C/N比が自然に上がるということはありません。ガーデナー自身で、プラントのC/N比を高くしてあげる工夫が欠かせません。
まずイチバン簡単なのは、光量とCO2濃度を最適に保って光合成運動量を増やすことです。適度な光量とは、植物育成ランプでいえば夏野菜では「MH250W〜400W」、冬野菜では「HPS250W〜400W」がナイスだね!と言われています。
また、親株のなるべく根元近くのC/N比が高い部分で、イキオイのよい横枝をカットして挿し木にすることですが、その前に、あらかじめ親株に与える培養液の肥料濃度をうすく管理して、植物体内のチッ素量を減らす必要があります。「このコは親株としてのみ育てる!」と決めてある場合は、薄めの生長期用の肥料レシピで培養液管理を続けると同時に、有機活力剤をたくさん与えて体内のチッ素流転を促しますが、夏野菜などの一年草の親株は約半年から1年くらいがマザープラントとしての寿命だそうです。
しかし、もしも親株体内に多くのチッ素がありすぎると、非常に発根しにくい挿し木となってしまうので、挿し木をとる前には必ず親株の体内チッ素量を減らすことが必要です。
また、挿し木をスムーズに発根させるには、水分、酸素、二酸化炭素とともに、適度な光と湿度が欠かせませんが、挿し木管理の時にCO2濃度を1500ppmほどに維持するとGoodだね!ということも以前ご紹介したことが・・・そういえばありました。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/12/4.html
さて、先週の土曜日5月25日は満月,種まきにベストなタイミングでした。
ということでその前日の金曜日に「花豆」の種まきをしたところ、ものの4日ほどでミゴトな発芽ぶりを見せてくれました。花豆の正式名は、「ベニバナインゲン」です。
花豆には、紫や白があります。紫色の「紫花豆」が優性遺伝子で、「白花豆」は劣勢遺伝子なんだそうですが、「紫」と「白」をいっしょに植えたほうが収穫量が増えるんだそうです。
さてさて、「発芽は、水、温度、たまに光、そしてなにより酸素!」ということで、今回は、エアレーションを入れた水に花豆たちを一晩じっくりと浸して、それからココ培地に「播種(はしゅ)」しました。
↓は、「花豆」ではありません。今は「大豆」に吸水させてます。種子の量とエアストーンの大きさに合った容器でOKだと思います。
鮮度のよい種は、なんにもしなくても発芽しやすいのですが、それでも管理状態によっては発芽率が低かったり、発芽のタイミングがバラバラになってしまったりします。そこで種まきの前に、たっぷりの水に種を一晩ひたしておくと、十分に吸水させることができるので発芽が早くなったり発芽のタイミングがそろいやすくなります。
ところで、春から初夏の種まきは、発芽に適した水温を維持できますが、水中の酸素量が減るので酸欠が心配だし、雑菌の発生も心配です。
ということで、まず種子を浸す水にはpHダウナーを数滴だけ加えて、雑菌が繁殖しにくい弱酸性にします。
ちなみに、水道水には炭酸が含まれているので、ただの水道水にエアポンプでエアレーションを続けると炭酸が空気中に抜けていくにつれて、水のpH値が上がります。カルキが完全に抜けると水道水のpH値は、だいたいpH7.5〜8.0の微弱なアルカリ性で安定します。
なので、「 ただの水道水にエアレーションを続けていたらpH値があがってしまった!!! ナニが原因なんだ!!!!!」と、アタフタする必要はありません。
植物に与える培養液は、肥料濃度(EC値)が高い培養液ほど、pH値とEC値の変動は少なくなります。逆にいえば、培養液の肥料濃度が薄い培養液ほど、植物の吸収などによってpH値とEC値の変動は大きくなります。
※ちなみに一口にエアポンプといっても、多くの空気を水中に通気できる「インペラー式エアポンプ」というものは、培養液にCO2も多く吹き込まれるため、培養液のpH値がどんどん下がってしまうということがたまに起きるようです。欧米でインペラー・ポンプをつかった水耕栽培システムがかなり話題になったことがありましたが、容量よりも大きなポンプをつかってしまうと、培養液のpH値が下がり過ぎてしまう問題が起こったようです。それでも、インペラー式のエアポンプは培養液中に酸素を豊富に取り込めるため、水温が上がってしまう真夏にはヨサゲだし、根毛が発生しやすくなるというメリットもあります。
種を浸す水に、根の活力剤を加えるのもGoodです。コノ場合は、活力剤を加えたあとにpH値を弱酸性に調整します。
このように、pH値調整した水にエアレーションしつつ、一晩ひたした「花豆」の種は、その4日後からワッサワッサとゲンキに発芽しはじめました。
そして、コトゴトく失敗を続けてきた「沈丁花」の挿し木取りでしたが、今年はなんとか成功しました。
その勝因は,今思えば「炭酸水の葉面スプレー」だったと思います。とはいえ、炭酸スプレーをした挿し木と、していない挿し木で発根率の比較をしなかったので、言ったもん勝ちになってしまいますが、とにかく「挿し木の発根率と発根量」を高める秘訣のひとつは、プラント体内の「C/N比」を高くすることです。
このブログで何度か登場してきた「C/N比」とは「炭素/チッ素の比率」のことですが、挿し木をとる親株(マザープラント)の植物体内の炭素(Carbon)の割合が、体内のチッ素(Nitrogen)よりも多いと発根しやすい挿し木となり、炭素の割合がチッ素よりも少ないと発根する前に腐りやすくなる・・・ということです。
「じゃあ,挿し木のC/N比を高くするには、ナニをどうすればいいの?」ということですが・・・親株のC/N比が高い部分、または親株のC/N比を高くしてから、挿し木をとればいいわけです。
まず、土壌で育てている植物たち、たとえば果樹類、バラやハーブなどの宿根類では、日当りのよい場所で管理したうえで、3日以上よく晴れた日のあとなら、体内のチッ素量が低下しているので、挿し木とりに理想的です。
また、5月〜6月までの春から梅雨の間と、9月〜11月の初秋から晩秋にかけて挿し木取りをすると発根率が高くなります。これらは季節の変化が原因で、土壌中のC/N比が上がる期間にあたります。
冬が終わり春になり気温が高くなり雨が降ると、土壌中で微生物がグワアァァァッッッと増殖します。微生物たちは無機チッ素をガッガッツ食べて有機チッ素に変えたりガスに気体化させるヤツもいたりして、結果的に土壌中の無機チッ素が少なくなり炭素量が上がるため、土の中のC/N比が上がります。秋バージョンでは、枯れ落ちた植物たちが地表に落ちて、これを分解する微生物が活性化するためC/N比が上がります。
このような理由で土壌中のC/N比がとくに高くなるのは、5月〜6月までの間と9月〜11月くらいまでの秋・・・
ということになるため、この時期の植物は体内のC/N比も高くなり、さらに数日晴れたあとならば発根しやすい挿し木をとることができます。(低温に弱い植物は春に挿し木、高温に弱い植物は秋に挿し木をすると,管理がラクチンだと思います。)
一方、水耕栽培やココ栽培などの培養液で育てているハイドロポニック栽培の植物の場合は、C/N比が自然に上がるということはありません。ガーデナー自身で、プラントのC/N比を高くしてあげる工夫が欠かせません。
まずイチバン簡単なのは、光量とCO2濃度を最適に保って光合成運動量を増やすことです。適度な光量とは、植物育成ランプでいえば夏野菜では「MH250W〜400W」、冬野菜では「HPS250W〜400W」がナイスだね!と言われています。
また、親株のなるべく根元近くのC/N比が高い部分で、イキオイのよい横枝をカットして挿し木にすることですが、その前に、あらかじめ親株に与える培養液の肥料濃度をうすく管理して、植物体内のチッ素量を減らす必要があります。「このコは親株としてのみ育てる!」と決めてある場合は、薄めの生長期用の肥料レシピで培養液管理を続けると同時に、有機活力剤をたくさん与えて体内のチッ素流転を促しますが、夏野菜などの一年草の親株は約半年から1年くらいがマザープラントとしての寿命だそうです。
しかし、もしも親株体内に多くのチッ素がありすぎると、非常に発根しにくい挿し木となってしまうので、挿し木をとる前には必ず親株の体内チッ素量を減らすことが必要です。
また、挿し木をスムーズに発根させるには、水分、酸素、二酸化炭素とともに、適度な光と湿度が欠かせませんが、挿し木管理の時にCO2濃度を1500ppmほどに維持するとGoodだね!ということも以前ご紹介したことが・・・そういえばありました。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/12/4.html
2013年5月27日月曜日
デイ・トリッパーのまち、横須賀。
神奈川県の三浦半島にある「横須賀」は、古くは「黒船ペリーの来航」でも有名で、東京湾の入り口を守る「海軍のまち」として長い歴史を持ちます。
江戸時代からすでにインターナショナルだった横須賀ですが、アメリカ海軍の横須賀基地のほどちかくにある繁華街「どぶ板通り」は、ヨコスカ・ベースと昭和の日本文化がごちゃ混ぜになった独特の結界があり、いついっても「日本語? 英語? どっちのほうが通じるんだろう?」と一瞬ためらってしまいます。
先日、横須賀駅前でお祭りがあり、まったりとした空気ただよう週末の「どぶ板通り」は、ますますカオスな世界に・・・
「ヨコスカジャンパー」、略して「スカジャン」の看板がそこかしこに・・・夏はアロハ、冬はスカジャン、これこそ「どぶ板通り」の定番ファッションアイテムです・・・米兵さんには、やはり「和彫りタトゥープリント」が人気な様子。
どぶ板通りで、「ヨコスカネイビーバーガー」か「よこすか海軍カレー」で腹ごしらえをしたら、今度は我が日本国の海上自衛隊施設のほどちかくにある「長井海の手公園 ソレイユの丘」で南仏プロヴァンス風のカゼに吹かれてピクニックです。
「ソレイユの丘」では、現在ポピーの開花がマックスになっていて、それはそれは見応えがあります。
↑ちなみに、咲き乱れるポピーの背景に写りこんでいる巨大なアンテナは、なにげに国際刑事警察機構「ICPO=インターポール」の短波受信アンテナ!!!だそうで・・・ディープ・ヨコスカ。
ソレイユの丘のアイドル? ミニぶたの「かいくん」。名前をよぶと「まずはエサをもってきなさい」という意図の返事をするか、ゴロンとねっころがって「腹をナデたまえ」と要求されます。(無礼に手を出すと噛まれます)
指でさわってるのに、おかまいなしに蜜を探しつづけるミツバチたち・・・
「ハンノキ」に実がなっていました。ということで、海軍のまちとして長い歴史をもつ「横須賀半島」は、いろんな意味で非日常を味わえて、「デイ・トリップ/日帰り旅行」にぴったりなスポットです。
江戸時代からすでにインターナショナルだった横須賀ですが、アメリカ海軍の横須賀基地のほどちかくにある繁華街「どぶ板通り」は、ヨコスカ・ベースと昭和の日本文化がごちゃ混ぜになった独特の結界があり、いついっても「日本語? 英語? どっちのほうが通じるんだろう?」と一瞬ためらってしまいます。
先日、横須賀駅前でお祭りがあり、まったりとした空気ただよう週末の「どぶ板通り」は、ますますカオスな世界に・・・
「ヨコスカジャンパー」、略して「スカジャン」の看板がそこかしこに・・・夏はアロハ、冬はスカジャン、これこそ「どぶ板通り」の定番ファッションアイテムです・・・米兵さんには、やはり「和彫りタトゥープリント」が人気な様子。
どぶ板通りで、「ヨコスカネイビーバーガー」か「よこすか海軍カレー」で腹ごしらえをしたら、今度は我が日本国の海上自衛隊施設のほどちかくにある「長井海の手公園 ソレイユの丘」で南仏プロヴァンス風のカゼに吹かれてピクニックです。
「ソレイユの丘」では、現在ポピーの開花がマックスになっていて、それはそれは見応えがあります。
↑ちなみに、咲き乱れるポピーの背景に写りこんでいる巨大なアンテナは、なにげに国際刑事警察機構「ICPO=インターポール」の短波受信アンテナ!!!だそうで・・・ディープ・ヨコスカ。
ソレイユの丘のアイドル? ミニぶたの「かいくん」。名前をよぶと「まずはエサをもってきなさい」という意図の返事をするか、ゴロンとねっころがって「腹をナデたまえ」と要求されます。(無礼に手を出すと噛まれます)
指でさわってるのに、おかまいなしに蜜を探しつづけるミツバチたち・・・
「ハンノキ」に実がなっていました。ということで、海軍のまちとして長い歴史をもつ「横須賀半島」は、いろんな意味で非日常を味わえて、「デイ・トリップ/日帰り旅行」にぴったりなスポットです。
2013年5月24日金曜日
青い季節と、ホップの開花
5月になってから、カスケードホップは急に生長しはじめ、3メートルほどの高さにまで伸びていました。
イチバン奥のツルがカスケードホップ、まん中がセンテニアル・ホップ、手前の小さなヤツがチヌーク・ホップです。
固形の有機肥料をたくさんあげすぎて、チヌーク・ホップはやや肥料焼けを起こしました。葉のフチが黄色く焼けてきた時点で、土壌のpH値を計ってみるとアルカリ性に傾きすぎていたので、根元のまわりの土を入れかえてから弱酸性にした水でジャージャーと洗い流しましたが、その後2週間ほどは変化がみられず、生長ストップ。週末の雨でやっと新芽が伸びてきました。
春になってから、新芽の生長がイチバン早かったセンテニアル・ホップです。このホップは、ウチで育てているホップのマザープラント(親株)ですが、ウチのほうのは葉っぱが人の顔ほどにもデカクなっています。
↓ウチで育てているセンテニアルホップです。葉っぱが異常にデッカく育ちました。ヤツデの葉っぱかと思うほどの大きさです。
このホップを地植えしたすぐ近くに,野菜クズなどを処理するためのミミズコンポストが置いてあります。そのため養分、水分、そして落ち葉などの腐植質がものすごく豊富にある土になっているため、葉っぱが巨大化したようです。しかし、常にシットリと湿った土のため,水やりはしていません。
本来ホップは、砂質土など水はけのよい土壌が適した植物ですが、水分、養分、腐植質がたっぷりある土壌では、根っこが太くながく伸びやすくなるので、シュートもたくさんでで早く大きく育つようです。ただし、このような土壌環境でホップを育てる場合は、葉っぱが萎れないかぎり、水やりをガマンしたほうがよいかと思います。
ちなみに日本の蒸し暑い夏でも、水やりさえウマく管理できればホップはちゃんと育ちます。うまく育たない場合は、水を与えすぎて根っこが伸びなくなってたり、蒸れて傷んだりしているのではないでしょうか?
「 早く大きく育ってほしい! 」と強く思うほど、ヒンパンに水をあげたくなりますが、ホップをはじめ多くの植物は、土がちょっと乾いてきたタイミングで根っこがイチバン伸びるので、葉っぱがやや萎れるまで水やりを控えたほうが活着がよくなりますし、気温が高くなれば数日で1〜2メートルは平気でのびます。
なので、ホップの苗をグリーンカーテンにする場合,植え込んだ時にたっぷりと水をあげたら、次の水やりは葉っぱがしおれ気味になるまでガマンします。しおれる前に、水やりしすぎると、ヘロヘロとした2〜3mmほどの細さのツルしか伸びなくなります。
↓5mm以上の太さがあるツルがでてくるようになれば、葉っぱが手のひらほどになり、大きな花が、たくさんつきます。
ホップを地植えにするにしても、プランターで育てるにしても、土の表面にマルチングすることをおススメします。マルチング材は腐葉土やバーク材などの有機質のものが無難です。
しかし、尿素や油かすなど有機肥料をホップの肥料にする場合、土が酸欠になるとアンモニア態窒素やアンモニアガスの障害が出やすくなるので(↑まさに一番上の写真です。)、有機酸をたくさん含むピートモスや、空気をたくさん含めるココ培地などをマルチング材にするとGoodかと思います。
固形や粉末の化学肥料は、土が徐々に酸性へ傾くので、アルカリ性のモミガラくん炭や完熟堆肥を腐葉土にまぜてマルチング材にして、その上から化学肥料を追肥していくと、すべての肥料成分がまんべんなく吸収されやすくなります。
水耕栽培用の肥料を土壌栽培に使う場合は、土壌のpH値が5.8〜6.8の範囲になるように培養液を与えます。
どんな肥料を使うにしても、水やりしてから30分くらい経った時の根っこの深さの土のpH値が6.8くらいなら問題は起きないと思いますが、もしpH値が酸性になりすぎていれば、モミガラくん炭(主にカリウムとケイ酸)、カキガラ石灰(主に炭酸カルシウム)などをマルチング材に混ぜ込めば、pH値を改良するだけでなく病気にも強くなります。
一方、土のpH値が上がりすぎていれば、pH値を5.5ほどにした水をタップリと含ませるか、成分無調整のピートモス(pH3ほど)をマルチング材に多めに混ぜ込んでもOKです。
一週間で2メートルのびたカスケード・ホップの根元です。左側のポットは40cmほどの高さです。
根茎からスタートしたホップは、1年目でも7メートルくらいは余裕で伸びるそうです・・・わずかな根っこの切れ端だけでオニのように伸びるとは、ドクダミなみの生命力です。しかし、挿し木苗のホップだと本格的な収穫は2年以降となることが多いです。(管理次第ではありますが)
カスケードホップのひとつのツルにはもう「毛花」が出はじめていました。
根元からだいたい1.5メートルのびた所で展開した葉っぱの付け根から左右対称に「毛花」が出はじめています。
毛花が咲き始めたツルのトップ(茎頂部)です。一定の間隔で主茎からペアの葉っぱが展開し、葉っぱの付け根から毛花が咲き始めていますが、すべてのツルがそうではありません。
↓今シーズンに、もっとも早く出て伸びた新芽のツルは、どの葉っぱの付け根からも「横枝」しかのびていません・・・が!!!
根元から1.5メートルほどの位置では、葉っぱの付け根から出た「横枝」から、「毛花」が咲き始めています。
↑のアップです。先端にヒゲのような雌しべが見えたら「毛花」で、ヒゲが見当たらなかったら「横枝」です。このようにホップの花は、新たに伸びたツルにしか咲きません。
なので、低い位置で花を咲かせつづけたい場合は、手に負えなくなった高さでツルを切るか、えんえんと横方向へと誘引するしかありません。そして新しい横枝か、根元から登ってくる新しいツルを活かして花を咲かせるということになります。
(苗が一年目だったり、ツルが数本しか出てこないうちは、横方向に誘引がおススメです。)
ということで、いちばん早くのびた新芽のツルたちは、天に向かってひたすら伸びる「生長期型」の生長傾向が強く、5月になってからやっと伸びはじめたツルは、すぐに花を咲かせる「開花期型」の生長傾向が強かったのですが、それには太陽光に含まれる波長の変化にも大きな理由があるのでは ? ? ? と思っています。
5月になると,そこかしこで「 紫外線が増える季節です。そろそろUV対策をはじめましょう!!! 」という紫外線警報をよく耳にするようになります。「5月には、太陽光のなかに紫外線UV-AとUV-Bが急に増えるから、UV対策をしないと肌や髪がダメージを受けますよ」ということは,多くの人がすでに知ってることだと思います。
ところで、波長が短い紫外線が増えるのだから、その近くにある青色の光も同じようにふえるわけで、反対に長い波長の赤色の光が弱まります・・・ってことは、多くの人が「5月は、風と青空がサワヤカだ!」と感じるのは、「紫外線と青い光が増えてるから! 」なんでしょうか???
んで、この紫外線〜青色の短い波長の光(290nm〜480nm)とは、夏を中心に繁殖する夏野菜や短日植物の茎の伸長や、開花を促進する結果がでています。(秋から冬にかけて育つ植物では、逆の効果がでています。)
イチバン奥のツルがカスケードホップ、まん中がセンテニアル・ホップ、手前の小さなヤツがチヌーク・ホップです。
固形の有機肥料をたくさんあげすぎて、チヌーク・ホップはやや肥料焼けを起こしました。葉のフチが黄色く焼けてきた時点で、土壌のpH値を計ってみるとアルカリ性に傾きすぎていたので、根元のまわりの土を入れかえてから弱酸性にした水でジャージャーと洗い流しましたが、その後2週間ほどは変化がみられず、生長ストップ。週末の雨でやっと新芽が伸びてきました。
春になってから、新芽の生長がイチバン早かったセンテニアル・ホップです。このホップは、ウチで育てているホップのマザープラント(親株)ですが、ウチのほうのは葉っぱが人の顔ほどにもデカクなっています。
↓ウチで育てているセンテニアルホップです。葉っぱが異常にデッカく育ちました。ヤツデの葉っぱかと思うほどの大きさです。
このホップを地植えしたすぐ近くに,野菜クズなどを処理するためのミミズコンポストが置いてあります。そのため養分、水分、そして落ち葉などの腐植質がものすごく豊富にある土になっているため、葉っぱが巨大化したようです。しかし、常にシットリと湿った土のため,水やりはしていません。
本来ホップは、砂質土など水はけのよい土壌が適した植物ですが、水分、養分、腐植質がたっぷりある土壌では、根っこが太くながく伸びやすくなるので、シュートもたくさんでで早く大きく育つようです。ただし、このような土壌環境でホップを育てる場合は、葉っぱが萎れないかぎり、水やりをガマンしたほうがよいかと思います。
ちなみに日本の蒸し暑い夏でも、水やりさえウマく管理できればホップはちゃんと育ちます。うまく育たない場合は、水を与えすぎて根っこが伸びなくなってたり、蒸れて傷んだりしているのではないでしょうか?
「 早く大きく育ってほしい! 」と強く思うほど、ヒンパンに水をあげたくなりますが、ホップをはじめ多くの植物は、土がちょっと乾いてきたタイミングで根っこがイチバン伸びるので、葉っぱがやや萎れるまで水やりを控えたほうが活着がよくなりますし、気温が高くなれば数日で1〜2メートルは平気でのびます。
↓5mm以上の太さがあるツルがでてくるようになれば、葉っぱが手のひらほどになり、大きな花が、たくさんつきます。
ホップを地植えにするにしても、プランターで育てるにしても、土の表面にマルチングすることをおススメします。マルチング材は腐葉土やバーク材などの有機質のものが無難です。
しかし、尿素や油かすなど有機肥料をホップの肥料にする場合、土が酸欠になるとアンモニア態窒素やアンモニアガスの障害が出やすくなるので(↑まさに一番上の写真です。)、有機酸をたくさん含むピートモスや、空気をたくさん含めるココ培地などをマルチング材にするとGoodかと思います。
固形や粉末の化学肥料は、土が徐々に酸性へ傾くので、アルカリ性のモミガラくん炭や完熟堆肥を腐葉土にまぜてマルチング材にして、その上から化学肥料を追肥していくと、すべての肥料成分がまんべんなく吸収されやすくなります。
水耕栽培用の肥料を土壌栽培に使う場合は、土壌のpH値が5.8〜6.8の範囲になるように培養液を与えます。
どんな肥料を使うにしても、水やりしてから30分くらい経った時の根っこの深さの土のpH値が6.8くらいなら問題は起きないと思いますが、もしpH値が酸性になりすぎていれば、モミガラくん炭(主にカリウムとケイ酸)、カキガラ石灰(主に炭酸カルシウム)などをマルチング材に混ぜ込めば、pH値を改良するだけでなく病気にも強くなります。
一方、土のpH値が上がりすぎていれば、pH値を5.5ほどにした水をタップリと含ませるか、成分無調整のピートモス(pH3ほど)をマルチング材に多めに混ぜ込んでもOKです。
一週間で2メートルのびたカスケード・ホップの根元です。左側のポットは40cmほどの高さです。
根茎からスタートしたホップは、1年目でも7メートルくらいは余裕で伸びるそうです・・・わずかな根っこの切れ端だけでオニのように伸びるとは、ドクダミなみの生命力です。しかし、挿し木苗のホップだと本格的な収穫は2年以降となることが多いです。(管理次第ではありますが)
カスケードホップのひとつのツルにはもう「毛花」が出はじめていました。
根元からだいたい1.5メートルのびた所で展開した葉っぱの付け根から左右対称に「毛花」が出はじめています。
毛花が咲き始めたツルのトップ(茎頂部)です。一定の間隔で主茎からペアの葉っぱが展開し、葉っぱの付け根から毛花が咲き始めていますが、すべてのツルがそうではありません。
↓右側が「毛花」が咲き始めたツルです。このツルに展開した葉っぱの付け根からは、すべて「毛花」だけです。「横枝」はでてきません。
↓左側のツルでは、葉っぱの付け根から発生しているのは「横枝」です。「毛花」ではありません。↓今シーズンに、もっとも早く出て伸びた新芽のツルは、どの葉っぱの付け根からも「横枝」しかのびていません・・・が!!!
根元から1.5メートルほどの位置では、葉っぱの付け根から出た「横枝」から、「毛花」が咲き始めています。
↑のアップです。先端にヒゲのような雌しべが見えたら「毛花」で、ヒゲが見当たらなかったら「横枝」です。このようにホップの花は、新たに伸びたツルにしか咲きません。
なので、低い位置で花を咲かせつづけたい場合は、手に負えなくなった高さでツルを切るか、えんえんと横方向へと誘引するしかありません。そして新しい横枝か、根元から登ってくる新しいツルを活かして花を咲かせるということになります。
(苗が一年目だったり、ツルが数本しか出てこないうちは、横方向に誘引がおススメです。)
ということで、いちばん早くのびた新芽のツルたちは、天に向かってひたすら伸びる「生長期型」の生長傾向が強く、5月になってからやっと伸びはじめたツルは、すぐに花を咲かせる「開花期型」の生長傾向が強かったのですが、それには太陽光に含まれる波長の変化にも大きな理由があるのでは ? ? ? と思っています。
5月になると,そこかしこで「 紫外線が増える季節です。そろそろUV対策をはじめましょう!!! 」という紫外線警報をよく耳にするようになります。「5月には、太陽光のなかに紫外線UV-AとUV-Bが急に増えるから、UV対策をしないと肌や髪がダメージを受けますよ」ということは,多くの人がすでに知ってることだと思います。
ところで、波長が短い紫外線が増えるのだから、その近くにある青色の光も同じようにふえるわけで、反対に長い波長の赤色の光が弱まります・・・ってことは、多くの人が「5月は、風と青空がサワヤカだ!」と感じるのは、「紫外線と青い光が増えてるから! 」なんでしょうか???
んで、この紫外線〜青色の短い波長の光(290nm〜480nm)とは、夏を中心に繁殖する夏野菜や短日植物の茎の伸長や、開花を促進する結果がでています。(秋から冬にかけて育つ植物では、逆の効果がでています。)
2013年5月20日月曜日
バラとのび太と岡本太郎
今年も、「生田緑地ばら苑」の開苑期間となりました。
初夏を思わせるような暑さとなったゴールデンウィーク中にピークを迎えてしまったバラも少なくなかったようですが、右を見ても左を見ても満開のバラに囲まれていると、まるで天国に来てしまったかのような気分になります。
雲が多かったこの日は日射しがやわらかく、赤いバラがひときわ鮮やかに見えました。
お天気によって「うわぁ、キレイな色〜!!!」「この色のバラもいいなぁ!!!」と感じるバラが変わるのかもしれません。
オレンジやピンクが少し入った、やわらかな白いバラも、ギラギラとした日射しよりも曇りの日に、クラシカルな雰囲気が引き立つと思います・・・というか、これだけの花数を我が家でも咲かせることができたとしたら、もうそれだけで大感激の大満足です。
水が好きなわりに、葉っぱが濡れるとカビ病がつきやすいバラには、土の保水性を保ちつつ葉っぱをカビ菌から守ってくれる「マルチング(バーク、腐葉土、専用シートなどで根まわりの表土をおおうこと)」が欠かせないかと思いますが、なんともかわいいマルチング材をめっけました・・・松ぼっくりです!!!
↑松ぼっくりのマルチングは、見た目もかわいいし、バークや腐葉土みたいに強風でヘロヘロと飛ばされて、いつのまにか消えていたり・・・ということもなさそうです。しかも松ぼっくりの構造は、保水性も通気性もヨサゲで、好気性の有用菌もふえそうですねぇ。
ちなみに、このばら苑がある「生田緑地」には、入館前の期待感をかるく上回るディープな世界が広がる「川崎市岡本太郎美術館」があったり、いつ通りかかっても長蛇の列ができている「藤子・F・不二雄ミュージアム」もお隣にあります。
歩いてたどり着ける小田急or南武線登戸駅前には、おいしいラーメン屋さんもたくさんあるし、日本のクラフトビールブームに多大なる貢献をなすってこられた「クラフトビア・ムーンライト」もあります。酵母が生きてる非加熱処理のゴクうまクラフトビールが、ワングラス300円から飲めてしまうココロにもおサイフにもありがたいパブレストランです。
初夏を思わせるような暑さとなったゴールデンウィーク中にピークを迎えてしまったバラも少なくなかったようですが、右を見ても左を見ても満開のバラに囲まれていると、まるで天国に来てしまったかのような気分になります。
雲が多かったこの日は日射しがやわらかく、赤いバラがひときわ鮮やかに見えました。
お天気によって「うわぁ、キレイな色〜!!!」「この色のバラもいいなぁ!!!」と感じるバラが変わるのかもしれません。
オレンジやピンクが少し入った、やわらかな白いバラも、ギラギラとした日射しよりも曇りの日に、クラシカルな雰囲気が引き立つと思います・・・というか、これだけの花数を我が家でも咲かせることができたとしたら、もうそれだけで大感激の大満足です。
水が好きなわりに、葉っぱが濡れるとカビ病がつきやすいバラには、土の保水性を保ちつつ葉っぱをカビ菌から守ってくれる「マルチング(バーク、腐葉土、専用シートなどで根まわりの表土をおおうこと)」が欠かせないかと思いますが、なんともかわいいマルチング材をめっけました・・・松ぼっくりです!!!
↑松ぼっくりのマルチングは、見た目もかわいいし、バークや腐葉土みたいに強風でヘロヘロと飛ばされて、いつのまにか消えていたり・・・ということもなさそうです。しかも松ぼっくりの構造は、保水性も通気性もヨサゲで、好気性の有用菌もふえそうですねぇ。
ちなみに、このばら苑がある「生田緑地」には、入館前の期待感をかるく上回るディープな世界が広がる「川崎市岡本太郎美術館」があったり、いつ通りかかっても長蛇の列ができている「藤子・F・不二雄ミュージアム」もお隣にあります。
歩いてたどり着ける小田急or南武線登戸駅前には、おいしいラーメン屋さんもたくさんあるし、日本のクラフトビールブームに多大なる貢献をなすってこられた「クラフトビア・ムーンライト」もあります。酵母が生きてる非加熱処理のゴクうまクラフトビールが、ワングラス300円から飲めてしまうココロにもおサイフにもありがたいパブレストランです。
2013年5月17日金曜日
トマト、サビダニへの勝利の予感!?
道ばたの石垣で、野良の木いちごがカワイイ花を咲かせていました。「ナワシロイチゴ」という低木性の木いちごだそうです。毎年ツルがのび葉が展開していますが、花を咲かせたのを見るのは、もう数年ぶりです。
さて、植物にとってカンペキな環境がつくりやすい室内栽培ですが、いっぺん病害虫がでてしまうと100%の駆除というものがなかなかムズカしくなるというデメリットもあります。
それは、植物の生長にとって適度な温度や湿度,養分などが病害虫の繁殖にも有利な環境になってしまうことと、ライバルや天敵がいないので「病害虫の繁殖パラダイス」となってしまいやすいからです。
トマトを育てているおヒトにとっては、「栽培エリアに定着してほしくない害虫トップ3位」内に確実に入ると思われる「サビダニ」。
「サビダニ」がついた特徴のひとつとして、水が足りないわけでもないのにトマト苗の下の葉っぱが、くしゃっと萎れはじめる・・・ということがあげられるかと思います。
そして、今年の秋冬室内栽培のトマトたちは、あわれサビダニ牧場と化し強制終了させられてしまったので、「今回は、なにがなんでもサビダニに勝つぞ!」と心に強く誓います。
今回はデンプン系自然農薬「アーリーセーフ」をセレクトしましたが、その効果は・・・?
クシャッと萎れてしまった葉っぱだけを部分的に取りのぞき、萎れた部分がでた葉っぱを中心に300倍希釈した「アーリーセーフ」をまんべんなくスプレーしました。下部の葉っぱから症状が強く出やすいようなので、下の葉っぱを中心にしっかりとスプレーし、部分的に葉っぱの萎れがでなくなるまで、これを日に一度、毎日くり返しました。(だいたい3日連続で行うと、葉っぱの萎れが止まります。)
その後は、下部の葉っぱをよく観察して萎れる葉っぱが出はじめたら、アーリーセーフ300倍希釈液スプレーをくり返しました。これで、トマトのサビダニ牧場化はかなり防げると思います。
いまのところ3日連続スプレーで薬害がでたことはありませんが、「アーリーセーフ」の使用説明には「ダニ類が大量発生した場合は、数日おきに散布が望ましい」と書いてありますので、もしトライされる方は自己責任でお願いしたいのと、あくまでも葉面散布なので、直射日光があたらない早朝や夕方、または日陰条件下で風通しがよい場所でスプレーしたほうが無難のは言うまでもごさまいせんっっっ。
ちなみに、バラの葉っぱを食害する幼虫類は、50℃温水スプレーで減らすことに成功しています。50℃温水スプレーは高温に耐性がある病害虫の駆除には向いていないと思いますが、ウドンコ病や炭疽病などのカビ病や、アブラムシとかチュウレンジバチの幼虫類をサッパリと落とすことができるように思います。
ち・な・み・に・・・・
ココ培地やポッティング・ミックス培土など有機固形培地で、植物を育てているとちょっと不便なのが「培地のpH値の測定」だと思います。「1:1.5分析法」で培地のpH値とEC値を計ることはできますが、ちょおっっっっとメンドクサイ!!!
↓のような土壌の水分/酸度メーターは、pH値に関してはかなりアバウトな数値しかでませんが、それでも水やりのタイミングや培地のpH値管理などを大きく間違えてしまわないためには、とっても役に立ちます。
このような、リーズナブルな土壌酸度メーター、使っていると感度がニブってきてしまうことがあります。そんなときは、ザラザラした食器用スポンジなどで先端部分をかるくこすって洗ってあげると感度がよみがえりますが、くれぐれぐれも自己責任でトライなすってください。
さて、植物にとってカンペキな環境がつくりやすい室内栽培ですが、いっぺん病害虫がでてしまうと100%の駆除というものがなかなかムズカしくなるというデメリットもあります。
それは、植物の生長にとって適度な温度や湿度,養分などが病害虫の繁殖にも有利な環境になってしまうことと、ライバルや天敵がいないので「病害虫の繁殖パラダイス」となってしまいやすいからです。
トマトを育てているおヒトにとっては、「栽培エリアに定着してほしくない害虫トップ3位」内に確実に入ると思われる「サビダニ」。
「サビダニ」がついた特徴のひとつとして、水が足りないわけでもないのにトマト苗の下の葉っぱが、くしゃっと萎れはじめる・・・ということがあげられるかと思います。
そして、今年の秋冬室内栽培のトマトたちは、あわれサビダニ牧場と化し強制終了させられてしまったので、「今回は、なにがなんでもサビダニに勝つぞ!」と心に強く誓います。
今回はデンプン系自然農薬「アーリーセーフ」をセレクトしましたが、その効果は・・・?
クシャッと萎れてしまった葉っぱだけを部分的に取りのぞき、萎れた部分がでた葉っぱを中心に300倍希釈した「アーリーセーフ」をまんべんなくスプレーしました。下部の葉っぱから症状が強く出やすいようなので、下の葉っぱを中心にしっかりとスプレーし、部分的に葉っぱの萎れがでなくなるまで、これを日に一度、毎日くり返しました。(だいたい3日連続で行うと、葉っぱの萎れが止まります。)
その後は、下部の葉っぱをよく観察して萎れる葉っぱが出はじめたら、アーリーセーフ300倍希釈液スプレーをくり返しました。これで、トマトのサビダニ牧場化はかなり防げると思います。
いまのところ3日連続スプレーで薬害がでたことはありませんが、「アーリーセーフ」の使用説明には「ダニ類が大量発生した場合は、数日おきに散布が望ましい」と書いてありますので、もしトライされる方は自己責任でお願いしたいのと、あくまでも葉面散布なので、直射日光があたらない早朝や夕方、または日陰条件下で風通しがよい場所でスプレーしたほうが無難のは言うまでもごさまいせんっっっ。
ちなみに、バラの葉っぱを食害する幼虫類は、50℃温水スプレーで減らすことに成功しています。50℃温水スプレーは高温に耐性がある病害虫の駆除には向いていないと思いますが、ウドンコ病や炭疽病などのカビ病や、アブラムシとかチュウレンジバチの幼虫類をサッパリと落とすことができるように思います。
ち・な・み・に・・・・
ココ培地やポッティング・ミックス培土など有機固形培地で、植物を育てているとちょっと不便なのが「培地のpH値の測定」だと思います。「1:1.5分析法」で培地のpH値とEC値を計ることはできますが、ちょおっっっっとメンドクサイ!!!
↓のような土壌の水分/酸度メーターは、pH値に関してはかなりアバウトな数値しかでませんが、それでも水やりのタイミングや培地のpH値管理などを大きく間違えてしまわないためには、とっても役に立ちます。
このような、リーズナブルな土壌酸度メーター、使っていると感度がニブってきてしまうことがあります。そんなときは、ザラザラした食器用スポンジなどで先端部分をかるくこすって洗ってあげると感度がよみがえりますが、くれぐれぐれも自己責任でトライなすってください。
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