今週末はまた台風が来るかもしれないので(・・・まじかよ!!!です、まったく。)、
この数日は毎朝、小鳥がついばんだだけで落ちそうに熟した柿と、ついでに食べごろの柿もあわてていくつか収穫するのが日課になっています。
さて、先週の土曜日は、まんまと満月でした。ということで、ホップの収穫をしました。ホップはそろそろ今シーズン最後の収穫だと思います。
まずはグリーンカーテンのネットを窓の位置まで下げて、そこでチョキチョキと収穫をします。
チヌーク・ホップは先月から少しずつ収穫できていましたが、主な収穫は今年はこれが最初で最後となりそうです。
ホップは、年々大きいものが実るようになりますが、例えれば、左から栽培1年目→2年目→3年目・・・といったふうにサイズアップしていきます。ホップの気候にあったアメリカでは、カスケードなど丈夫な品種ならば栽培一年目でいきなり大きなホップがたっっっくさん穫れることもあるようですが、関東ではちょっと難しそうです。
ホップのグリーンカーテンには、いろいろな昆虫たちがあつまってきます。枯れ葉のような羽根を持つのは蛾ではなく「キタテハ」という蝶でした。夏型のキタテハは、ウンザリするほどよく見ます。というのも、このコたちは、柿が酢酸発酵した甘酸っぱいような足臭いようなニオイが大好きで、猛暑がすぎて柿が落ちはじめるとペラペラペラペラと庭に大量に舞っているのです。
蛾や蝶は、幼虫のまま越冬して春になると羽化するものと思ってましたが、このコは、このまま成虫で厳しい冬を過ごすんだそうです・・・
ホップを夢中で摘んでいると、いくつも産みつけられたカマキリのタマゴが見つかります。
ホップにせっせとタマゴを産みつけているのは、どうやらこのカマキリのようです。陽がささない肌寒い日には、もうゆっくりとしか動けないようです・・・道のまん中でボ〜ッとしているカマキリをそのままにしておけず、わざわざ道ばたの植えこみへ避難させるおヒトを先週見ました。なんともよい光景でした。
ベニバナインゲンは、スクスクと肥大しています。
植物の収穫というのはいったん始めるとキリがなく、「もういいかげん終わりにしないと」と思いながらもついつい続けてしまうのですが、ホップもそのうちのひとつです。目についた大きなホップをおおかた摘みとってしまうと、さほど大きくもないホップが目につきはじめ、エンドレスに摘みつづけることになります。
2013年10月22日火曜日
2013年10月16日水曜日
ココ栽培とポッティング・ミックス栽培
台風の襲来にあった関東地方でしたが、川崎では明け方から風がつよくて、そこかしこのお宅で柿の実がポタポタと落ちているのが目につきましたが、ご近所の家屋や道路では大きな被害はでなかったようです。
そしてワタシが見舞われた台風被害は、ラベンダーの植木鉢がひとつ転げ落ちて底部分がぱっくりと抜けてしまいました。しかし、割れたくらいじゃ捨てたりしません。金網をまきつけて、やっつけ補修の完了です。こんないい加減な補修でも、なんとなくソレらしく見えてしまうところが素焼きポットのよいところです。
それにしても、気温が30℃近くにまでなり、お天気に恵まれた週末からは、想像がつかないほど気温が急激に下がった昨日でした。
今年の室内栽培用のココ栽培のイチゴたちも、ここしばらく夏日が続いたので親株から切り離してから2〜3週間ほどは太陽にあててアウトドア栽培です。
左側の3つのイチゴは水で戻す必要のないCANNA COCO培地。
右側の3つのイチゴは、水でもどして使う乾燥圧縮タイプのKokofina U-Gro Potです。
イチゴの根っこはかなり繊細で、肥料濃度が濃いとすぐに生長障害を起こしてしまいます。そのため、品質のあまりよくないココ培地に植えこんでしまうとスッキリと活着できないため、新芽がなかなか出てこなかったり大きくならないことが多々あります。
ヤシガラに含まれる塩類とタンニンをしっかり洗浄してから、さらに保肥性を回復させるためのバッファリング処理をした品質のよいココ培地ならば、植え込む時に薄めの培養液をあげてもなんの問題も起こらず、スクスクと根っこをのばし、数週間でみるみる葉の数がふえて、なんの変色もない葉っぱに育ちます。
↑左側のイチゴとアルガンツリーの苗もKokofina U-Gro Potで育てています。
↑右側の3つのイチゴたちは、CANNA TERRA培土に植えました。
どちらの培地でも、生長障害はまったく見当たりません。(イチゴだけに試験的にモミガラをマルチングしてあります。アルガン・ツリーなど、栽培期間が年単位になる植物をココ栽培する際は、パーライトを最大30%加えて、長期間すき間が保たれるようにしています。)
Kokofina U-Gro Potは、付属の黒いビニールのグロウバッグをそのままポットととして使いますが、プラッチック性ポットや布製ポットに入れ替えて使うのも、モチロンOKです。
また、Kokofina U-Gro Potは、長めの繊維も入っているココ培地なので、CANNA COCO培地を再利用する際に、Kokofina U-Gro Potをすこし混ぜて使うとGoodです。
(古いココ培地はすこしずつ細かく分解されていくため、長めのココ繊維やココチップを足してあげると、すき間が増えます。)
寒冷地で形成されたピートが主材料のCANNA TERRA培土ポッティング・ミックスは、日本の高温多湿な夏期にはピートの分解スピードがはやくなるため、真夏を過ぎたころから細かく分解しすぎて目詰まりしやすくなってきます。(栽培期間が短い夏野菜や葉もの野菜などなら、気にしなくても大丈夫ですが。)
なので、CANNA TERRA培土は、気温が低い気候のほうが保水性や保肥性が長期間安定しやすいため、とくに秋から冬に使いやすい有機培土です。
一方のココ培地は、南国生まれだけあって高温多湿下でも長期間分解されにくく、空気をたくさん含める植物繊維でできていますが、おどろくほどリン酸とカリウムをため込んでしまう性質があります。なので、ココ栽培には、カリウム少なめ、カルシウム多めの比率になっているココ培地専用ベース肥料を使用したほうがベターです。
せっかくココ培地専用ベース肥料をつかっていても、花が咲いた直後から長期間ダラダラとPK肥料を大量にあたえてしまうと、結果的にリン酸とカリウムが過剰に蓄積されたアンバランスなココ培地のへと変身をとげてしまい、結果的に植物にカルシウムなどが不足しやすくなってしまいます・・・
そしてワタシが見舞われた台風被害は、ラベンダーの植木鉢がひとつ転げ落ちて底部分がぱっくりと抜けてしまいました。しかし、割れたくらいじゃ捨てたりしません。金網をまきつけて、やっつけ補修の完了です。こんないい加減な補修でも、なんとなくソレらしく見えてしまうところが素焼きポットのよいところです。
それにしても、気温が30℃近くにまでなり、お天気に恵まれた週末からは、想像がつかないほど気温が急激に下がった昨日でした。
今年の室内栽培用のココ栽培のイチゴたちも、ここしばらく夏日が続いたので親株から切り離してから2〜3週間ほどは太陽にあててアウトドア栽培です。
左側の3つのイチゴは水で戻す必要のないCANNA COCO培地。
右側の3つのイチゴは、水でもどして使う乾燥圧縮タイプのKokofina U-Gro Potです。
イチゴの根っこはかなり繊細で、肥料濃度が濃いとすぐに生長障害を起こしてしまいます。そのため、品質のあまりよくないココ培地に植えこんでしまうとスッキリと活着できないため、新芽がなかなか出てこなかったり大きくならないことが多々あります。
ヤシガラに含まれる塩類とタンニンをしっかり洗浄してから、さらに保肥性を回復させるためのバッファリング処理をした品質のよいココ培地ならば、植え込む時に薄めの培養液をあげてもなんの問題も起こらず、スクスクと根っこをのばし、数週間でみるみる葉の数がふえて、なんの変色もない葉っぱに育ちます。
↑左側のイチゴとアルガンツリーの苗もKokofina U-Gro Potで育てています。
↑右側の3つのイチゴたちは、CANNA TERRA培土に植えました。
どちらの培地でも、生長障害はまったく見当たりません。(イチゴだけに試験的にモミガラをマルチングしてあります。アルガン・ツリーなど、栽培期間が年単位になる植物をココ栽培する際は、パーライトを最大30%加えて、長期間すき間が保たれるようにしています。)
Kokofina U-Gro Potは、付属の黒いビニールのグロウバッグをそのままポットととして使いますが、プラッチック性ポットや布製ポットに入れ替えて使うのも、モチロンOKです。
また、Kokofina U-Gro Potは、長めの繊維も入っているココ培地なので、CANNA COCO培地を再利用する際に、Kokofina U-Gro Potをすこし混ぜて使うとGoodです。
(古いココ培地はすこしずつ細かく分解されていくため、長めのココ繊維やココチップを足してあげると、すき間が増えます。)
寒冷地で形成されたピートが主材料のCANNA TERRA培土ポッティング・ミックスは、日本の高温多湿な夏期にはピートの分解スピードがはやくなるため、真夏を過ぎたころから細かく分解しすぎて目詰まりしやすくなってきます。(栽培期間が短い夏野菜や葉もの野菜などなら、気にしなくても大丈夫ですが。)
なので、CANNA TERRA培土は、気温が低い気候のほうが保水性や保肥性が長期間安定しやすいため、とくに秋から冬に使いやすい有機培土です。
一方のココ培地は、南国生まれだけあって高温多湿下でも長期間分解されにくく、空気をたくさん含める植物繊維でできていますが、おどろくほどリン酸とカリウムをため込んでしまう性質があります。なので、ココ栽培には、カリウム少なめ、カルシウム多めの比率になっているココ培地専用ベース肥料を使用したほうがベターです。
せっかくココ培地専用ベース肥料をつかっていても、花が咲いた直後から長期間ダラダラとPK肥料を大量にあたえてしまうと、結果的にリン酸とカリウムが過剰に蓄積されたアンバランスなココ培地のへと変身をとげてしまい、結果的に植物にカルシウムなどが不足しやすくなってしまいます・・・
2013年10月9日水曜日
知らぬ間に実った豆と、たわわなホップ
今週は、季節が夏に逆もどりして始まりました。気温28℃って、こんなに暑かったんですね。やっと秋物の服たちをひっぱり出したばかりでしたが、ウールなんて見るのもイヤなくらい暑くなりやがりました・・・
9月後半は急に寒くなったり、台風が通過したりと、天候がめまぐるしく変化しました。
ウラで育ててるホップやハナインゲンのことなど、頭からスッポリ抜けていたのですが、10月にはいって久々に観察しにいくと、ベニバナインゲンにサヤがついていました。
「やっと実ったよ・・・いまさらかよ・・・」というのがホンネです。ハナインゲンは関東の夏では暑すぎるので実りにくいとは知っていましたが、「 ずいぶんと花はたくさん咲かせやがるのに、ここまで実らないとは・・・・」と8月からずっと落ち込んでいたのです。
シロバナインゲンもサヤをつけているのがありましたが、アブラムシがたくさんついていて、とてもヒトサマにお見せできる状態ではありません。それにしても、シロバナインゲンの花はプクッとしていて、とってもキュートです。
ヒトサマにお見せできる状態じゃないのは、トマトも同じです。まさにジャングル放置栽培状態! そういえば、何本かのトマトを抜かずにおいておいたことをココ2週間ほど、水やりどころか、その存在さえも、キレイ・サツパリと忘れていました。ゲリラ豪雨的な雨のおかげで、とってもゲンキな横枝がボーボーと伸び放題でした。このトマトたちから挿し木をとって秋冬トマト栽培の苗にしていきます。
トマトには、相変わらずタバコガの幼虫がひっついてますが数はかなり減りました。手と足のあいだがそうとう離れている胴長体型に、かなりの親近感をおぼえます。
春に肥料やけを起こさせ、つまづきながらのシーズンスタートととなった「チヌーク・ホップ」。そろそろ今年二回目の収穫時期です。
先月の台風で、グリーンカーテンが崩落したため、いくつかのツルが折れて茶色く枯れこんでしまいましたが、ホップのカーテンのトップ付近では、ものすごい量の花がついています。
丈夫で花つきがよく、アロマもビターも最高のチヌークが一番のお気に入りです。カスケードホップも丈夫で育てやすいですが蒸し暑い関東地方の夏ではアロマがすこし弱くなる気がします。チヌークは日本の夏でも、花のアロマがしっかりでて、しかも大きくなると感じています。
関東の夏が苦手なハナインゲンもホップも、9月から10月ごろになって、やっとメキメキやる気をだしているようです。8月のあいだは、熟す前に毬花全体が枯れてパサパサになってしまったホップでしたが、最近では、やっといいかんじでブラクトの先端だけが茶色く熟すようになってきました。
ブラクトをめくってみると、8月にくらべてルプリンの量が多くなっていて、粒の大きさも目で見てわかるほど大きくなっています。手で揉むだけでシトラスと杉の木を合わせたような香りがします。
さて、最近ですが土壌中の病害菌対策と緑肥をかねて、ホップのまわりにレンゲのタネをまいてみます。ちなみに土壌病害菌の代表みたいなセンチュウには、カラシナを植えて青いまま土にすき込むと、ぴりっとした辛み成分がセンチュウを封じ込めてくれるそうです。
ところで、↓はクローバーとよく間違えられる「カタバミ」です。葉っぱはよく似てますがマメ科ではないので、たっっっくさん生やしててもマメ科のように土をやわらかくしたり肥やしてくれる緑肥にはなりません・・・
9月後半は急に寒くなったり、台風が通過したりと、天候がめまぐるしく変化しました。
ウラで育ててるホップやハナインゲンのことなど、頭からスッポリ抜けていたのですが、10月にはいって久々に観察しにいくと、ベニバナインゲンにサヤがついていました。
「やっと実ったよ・・・いまさらかよ・・・」というのがホンネです。ハナインゲンは関東の夏では暑すぎるので実りにくいとは知っていましたが、「 ずいぶんと花はたくさん咲かせやがるのに、ここまで実らないとは・・・・」と8月からずっと落ち込んでいたのです。
シロバナインゲンもサヤをつけているのがありましたが、アブラムシがたくさんついていて、とてもヒトサマにお見せできる状態ではありません。それにしても、シロバナインゲンの花はプクッとしていて、とってもキュートです。
ヒトサマにお見せできる状態じゃないのは、トマトも同じです。まさにジャングル放置栽培状態! そういえば、何本かのトマトを抜かずにおいておいたことをココ2週間ほど、水やりどころか、その存在さえも、キレイ・サツパリと忘れていました。ゲリラ豪雨的な雨のおかげで、とってもゲンキな横枝がボーボーと伸び放題でした。このトマトたちから挿し木をとって秋冬トマト栽培の苗にしていきます。
トマトには、相変わらずタバコガの幼虫がひっついてますが数はかなり減りました。手と足のあいだがそうとう離れている胴長体型に、かなりの親近感をおぼえます。
春に肥料やけを起こさせ、つまづきながらのシーズンスタートととなった「チヌーク・ホップ」。そろそろ今年二回目の収穫時期です。
先月の台風で、グリーンカーテンが崩落したため、いくつかのツルが折れて茶色く枯れこんでしまいましたが、ホップのカーテンのトップ付近では、ものすごい量の花がついています。
丈夫で花つきがよく、アロマもビターも最高のチヌークが一番のお気に入りです。カスケードホップも丈夫で育てやすいですが蒸し暑い関東地方の夏ではアロマがすこし弱くなる気がします。チヌークは日本の夏でも、花のアロマがしっかりでて、しかも大きくなると感じています。
関東の夏が苦手なハナインゲンもホップも、9月から10月ごろになって、やっとメキメキやる気をだしているようです。8月のあいだは、熟す前に毬花全体が枯れてパサパサになってしまったホップでしたが、最近では、やっといいかんじでブラクトの先端だけが茶色く熟すようになってきました。
ブラクトをめくってみると、8月にくらべてルプリンの量が多くなっていて、粒の大きさも目で見てわかるほど大きくなっています。手で揉むだけでシトラスと杉の木を合わせたような香りがします。
さて、最近ですが土壌中の病害菌対策と緑肥をかねて、ホップのまわりにレンゲのタネをまいてみます。ちなみに土壌病害菌の代表みたいなセンチュウには、カラシナを植えて青いまま土にすき込むと、ぴりっとした辛み成分がセンチュウを封じ込めてくれるそうです。
ところで、↓はクローバーとよく間違えられる「カタバミ」です。葉っぱはよく似てますがマメ科ではないので、たっっっくさん生やしててもマメ科のように土をやわらかくしたり肥やしてくれる緑肥にはなりません・・・
2013年10月4日金曜日
幼苗とココ培地と3分足らずでできた生チョコ。
8月に芽生えた「アルガン・ツリー(Argania Spinosa)」の小さな小さな苗たち。ココ培地に植えかえてから順調に育っています。標準重量の60%の重さになってから、ポット容量の30%の培養液を水やりというルールを守ってます。
※3cm角ほどのちっちゃな発芽用ロックウールで、発芽や発根をさせた幼苗をココ培地やポッティング・ミックス培土に定植した時は、ロックウール培地だけが先に乾いてしまうので苗のいたみを防ぐために「 (なるべく)毎日50mlの培養液 」をロックウール培地だけに水やりします。50ml以上は与えてはなりません。
アルガンツリーの茎からは、葉っぱとトゲが交互にでてきます。実がついたアルガンツリーの画像をインターネットで見るかぎりはトゲトゲは生えていないのですが、ある程度育つとトゲトゲは消えるのでしょうか???
ボトルツリー(トックリキワタ)は、ココ培地に植えかえたあとからココ培地専用のベース肥料をきちっと水やりするようになってから、新しく展開した葉っぱには肥料障害がでなくなりました。 ココ培地は、もともとカリウムが多い培地なので根はりがバツグンです。
今年の春には、あまり咲いてくれなかったバラ「キャラメル・アンティーク」は、秋のシーズンになって花をよく咲かせてくれました。春に咲いてくれなかった理由は、ブラインドシュートが多発してしまったからですが、ブラインドを多発させた原因は、「液体肥料を奮発してあげすぎた!!!」という養分過剰な、おせっかい栽培だったことが身にしみてわかりました。
さて、秋がはじまると高まってくる欲求が「食」です。
2013 vol.32{秋}号の「うかたま」は、ワタシにとってナイスでベストな特集でした。
ということで、うかたまが紹介してくだすっていた「ジンジャー生チョコ」づくりにトライしてみました。ショウガの血行促進効果とブラックチョコレートのポリフェノール効果で、季節の変わり目の体調不調にもベストだし、なんてったって、作るのが簡単!
スーパーにはよく行くけど、デパ地下でスイーツを買うチャンスはほとんどない私には、ありがたいレシピです。
材料をそろえてレシピ分量を量ってしまえば、ほんの2分〜3分でメイン作業はできちゃいます! あとは、冷蔵庫で冷やして待つだけ
【下準備】
深さが3cm以上、容量が300cc以上の小さめなタッパーやバットなどに、ジャストサイズに切ったパラフィン紙を敷いておきます。
【材料】
製菓用ブラックチョコ・・・150g
純正生クリーム・・・50cc
ショウガの絞り汁・・・50cc
ラム酒(または好みのリキュール)・・・15cc
(純)ココア・・・仕上げ用なのでまぶしたいだけ
生クリームは、植物油製でないほうがオイシくなると思います。またショウガの絞り汁は、大さじ0.5杯のチューブの「 S&B おろしショウガ 」を50ccの水に溶いて茶こしで漉した汁でも大丈夫でした。オレンジ風味のチョコレートが死ぬほど好きなので、ラム酒の代わりに「コアントロー」を使いました。いずれにしても、リキュールは製菓用でなくホンモノ?のほうが断然オイシくなると思います。
ミルクパンなど厚手の鍋に、チョコレートとココア以外の材料をすべて入れて、軽くフツフツと沸騰させます。
火を止めてから、チョコを入れ一分待ちます。チョコは、あらかじめ細かく刻んでおくべきです!!! しかし、刻むのは時間がかかるし、手がものすごく痛くなってメンドくさいので、ブロックのままのチョコを鍋にいれてみました。
一分たったら、ちいさな泡立て器でグリグリとまぜてなめらかにします。 ツヤがでるまで、よく混ぜ合わせます。
ゴムベラで型にチョコを流し入れたら、空気を抜くために10cmくらいの高さから数回落としたら、ラップをかけて固まるまで冷蔵庫において、固まったら、ひとくちサイズにカットして大きめのバットなどにココアをいれて、そのなかでチョコをまぶしたら出来上がりです。
風邪っぴきなおヒトは、ショウガの汁だけでなく、「おろしショウガ」をほんのちょぉぉぉっっっと入れちまうとピリッと効くと思います。( 沈殿して底面にたまりますが。)
今回紹介したレシピ以外にも、簡単でオイシく、カラダにもやさしいスイーツレシピがたっっっくさん掲載されてるので、「うかたま」を是非GETしてみてください。
2013年9月30日月曜日
柿バクダンの落下はじまる・・・
気がつけば9月も最終日・・・まだ半袖でも平気な暑い昼下がりに、ひさびさにセミの鳴き声が聴こえてくると「そういえば、ついこないだまで真夏だったんだなぁ〜」と、8月がもう懐かしく感じます。
晩夏と初秋のあいま、メジロやシジュウカラなど小鳥たちがこのところ毎朝柿の木にやってきてさわぐようになったので、きっと柿が熟しはじめたんだろうと思ってみてみると、すでにぶわんぶよんに熟した柿がいくつかついばまれていました。
なかには、ボタボタと落下しはじめる柿が出てきましたので、木の下をとおる車や人々にべしゃんと当たっては申し訳ないと思い、見るからにゼリーのようにじゅくじゅくになった実をいくつか取りのぞきました。
こういう色に完熟した柿にはどれも蛾の幼虫がヘタについていて、食害されたせいで熟すのが早くなったんだろうと思います。
虫に喰われていない柿の実たちは、まだこんなに青々としています。殺虫剤をかけていれば、虫にやられて落ちてしまう柿も少なくてすんだのかもしれませんが、柿が早めに熟してくれたおかげで、小鳥たちも例年より早めに来てくれたし、もう年を取った柿の木の着果負担も軽くしてあげられそうな気がします・・・とはいえ、道路にベシャッと落ちてつぶれた柿の掃除と発酵臭は、かなりキツいものがありますが。
例年、柿の木に集まってくる鳥たちと言えば、メジロにシジュウカラ、スズメですが、今年は新顔が登場しました・・・「コゲラ」です。
「ビビーッ、ビビーッッッ、」という鳴き声を交わしながらツガイでやってきます。コゲラは、いわゆるキツツキの仲間で柿の木の幹をつついて虫をさがしながら、シュタッ・・・シュタッッッ・・・とすばやく枝と枝を移動しています。この柿の木に住みつけばいいのに。
住みついてほしくないヤツも柿の木によくやってきます。「スズメバチ」です。花に水をやってると「ブブブブブブ〜ン」と身の毛のよだつ羽音をたてて、私のすぐ近くまで偵察にやってきます。いも虫が豊富な柿の木は、どうやらコイツにとってのお気に入りスポットになってしまったようですが、これっぽっちもかわいくない。
ちまたでは嫌われているカラスですが、「たくのカラスは、とぉ〜ってもお利口でございますのよぉ〜っっっ、おーっほっほっほっほ!!!」、と自慢したくなるほど、カワイイんでございます。カメラをむけると飛び立ってしまうのでいつも撮影に失敗してましたが、この時は窓ガラス越しだったので、こちらでレンズを構えているのが見えなかったようです。
熟して食べごろになった柿を見上げて「ニヤッ」。
性別はさだかではありませんが、「ハロー、ハロー!」「オッハー!」そして「オハヨー」としゃべります。せっかく植えた花の上にベシャッと座ったりむしったり、はたまた食料を貯蔵していったりと、お行儀は悪いのですが、攻撃せずに静かに諭せば、ある程度頼み事を聞いてくれるようです・・・まあ、半分気のせいのような気がしますが。
ということで、近隣では宅地開発がすすみ、大きな樹木がどんどん失われてしまっていますが、たった一本の柿の木にあつまってくる生き物たちの顔ぶれの豊富さに感動するたびに、なんとも惜しいことだと感じてしまいます。
晩夏と初秋のあいま、メジロやシジュウカラなど小鳥たちがこのところ毎朝柿の木にやってきてさわぐようになったので、きっと柿が熟しはじめたんだろうと思ってみてみると、すでにぶわんぶよんに熟した柿がいくつかついばまれていました。
なかには、ボタボタと落下しはじめる柿が出てきましたので、木の下をとおる車や人々にべしゃんと当たっては申し訳ないと思い、見るからにゼリーのようにじゅくじゅくになった実をいくつか取りのぞきました。
こういう色に完熟した柿にはどれも蛾の幼虫がヘタについていて、食害されたせいで熟すのが早くなったんだろうと思います。
虫に喰われていない柿の実たちは、まだこんなに青々としています。殺虫剤をかけていれば、虫にやられて落ちてしまう柿も少なくてすんだのかもしれませんが、柿が早めに熟してくれたおかげで、小鳥たちも例年より早めに来てくれたし、もう年を取った柿の木の着果負担も軽くしてあげられそうな気がします・・・とはいえ、道路にベシャッと落ちてつぶれた柿の掃除と発酵臭は、かなりキツいものがありますが。
例年、柿の木に集まってくる鳥たちと言えば、メジロにシジュウカラ、スズメですが、今年は新顔が登場しました・・・「コゲラ」です。
「ビビーッ、ビビーッッッ、」という鳴き声を交わしながらツガイでやってきます。コゲラは、いわゆるキツツキの仲間で柿の木の幹をつついて虫をさがしながら、シュタッ・・・シュタッッッ・・・とすばやく枝と枝を移動しています。この柿の木に住みつけばいいのに。
住みついてほしくないヤツも柿の木によくやってきます。「スズメバチ」です。花に水をやってると「ブブブブブブ〜ン」と身の毛のよだつ羽音をたてて、私のすぐ近くまで偵察にやってきます。いも虫が豊富な柿の木は、どうやらコイツにとってのお気に入りスポットになってしまったようですが、これっぽっちもかわいくない。
ちまたでは嫌われているカラスですが、「たくのカラスは、とぉ〜ってもお利口でございますのよぉ〜っっっ、おーっほっほっほっほ!!!」、と自慢したくなるほど、カワイイんでございます。カメラをむけると飛び立ってしまうのでいつも撮影に失敗してましたが、この時は窓ガラス越しだったので、こちらでレンズを構えているのが見えなかったようです。
熟して食べごろになった柿を見上げて「ニヤッ」。
性別はさだかではありませんが、「ハロー、ハロー!」「オッハー!」そして「オハヨー」としゃべります。せっかく植えた花の上にベシャッと座ったりむしったり、はたまた食料を貯蔵していったりと、お行儀は悪いのですが、攻撃せずに静かに諭せば、ある程度頼み事を聞いてくれるようです・・・まあ、半分気のせいのような気がしますが。
ということで、近隣では宅地開発がすすみ、大きな樹木がどんどん失われてしまっていますが、たった一本の柿の木にあつまってくる生き物たちの顔ぶれの豊富さに感動するたびに、なんとも惜しいことだと感じてしまいます。
2013年9月24日火曜日
The Power of KOYASHI!
つい先日のことです。「葛飾区郷土と天文の博物館」で行われていた特別展「肥やしの底力」にいってまいりました。
特別展時エリアは撮影禁止ということで、展示物の撮影はできませんでした。が、どんな主旨の展示内容だったかと言えば・・・
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/exhibition/past-exhibition/2013-08/
その昔、江戸の葛飾区から近隣の埼玉県にかけては、育てた野菜やお米をお船に乗せて綾瀬川をくだって江戸の台所を支える田園都市として発展したんだそうで。
そして、当時世界最大の都市だったといわれる江戸の人々のお便所にたまった下肥は「葛西船」とよばれる「下肥運搬船」で肥料として買い取られ、この地域で育つ野菜たちを育んでいたんだそうです。※当時、農民たちはお金を払って、お屋敷から「下肥」を購入していたんだそうで、お奉行に「下肥をもっと安くしてくれ!!!」という嘆願運動も起こっていたそうです。
同じ江戸近郊とはいえ、江戸西郊にあたる中野、世田谷、そして多摩丘陵にのっかった八王子や川崎などの多摩地区では山林が豊富なので、おもに植物や米ぬかを発酵させた堆肥が肥料の主役だったそうです。(とはいえ、当時大山道とよばれた国道246号が下肥を運搬する街道だったことは有名です。)
ちなみに「葛飾区郷土と天文の博物館」のプラネタリウムはクオリティーが高く、「どうせ寝ちまうだろう」と思ってトライしてみたら、ナレーションもステキで思いのほかオモシロかったです。
江戸時代の野菜たちは、堆肥や下肥などの100%有機肥料で育てられていたそうですが、時代がうつり変わり戦後になると、次第に化学肥料が主流となっていったということでした。ここで展示されていた「ネギの栽培」についての記述が気になりました。その地域の特産品であったネギは、毎年の収穫後に品評会がおこなわれ、評価の高いネギをだした農家さんは尊敬されたそうですが、その農家さんは決まって化学肥料ではなく下肥を使っていたそうです。
だからといって、ついよくばって下肥をたくさんネギに追肥しすぎるとネギの葉っぱが焼けてしまうし、ビビって控えれば丈がスンナリ伸びないし・・・と、その加減が農家さんの腕の見せドコロだったそうで。
耳ざわりのよい「オーガニック肥料」だって、与えすぎれば植物が負けてしまうし土も腐ってしまいます。しかも現代では「オーガニック肥料原料」は世界中で生産、輸出されていて、生産した国によっては軽・重金属などで汚染されていないとも限りません。
かといって、クリーンな水耕栽培や養液栽培の野菜は、糖度が高くなるほど硝酸イオン値も高くなる場合があります。出荷の回転率を考えればホビーガーデニングではあたりまえの「収穫前の肥料抜き」が十分できないことも多々あるかと思います。
ということで、江戸時代の農業は、理想的な循環型農業に近いものだったと思いますが、害虫発生からの感染病の拡大や、喉にのぼってきた寄生虫で窒息してしまったというお子さんもいたようです。
「肥やしの底力」が開催されていた葛飾区郷土と天文の博物館から、車で足を伸ばすと「男はつらいよ」でおなじみの帝釈天があって、「源公」が鐘をつく姿がマブタに浮かびます・・・
昭和世代に有名な「うわさ話をしていると、主人公が最悪のタイミングで帰ってくるおダンゴ屋とらや」さんは、今もお元気に営業中。
ということで「ムダがなくってオイシかった、究極の循環型農法で育てられた江戸時代の野菜たち」に思いをはせながら、改めて「オーガニックorインオーガニックよりも、使う量とバランスが大切なんだな!」と思いました。
特別展時エリアは撮影禁止ということで、展示物の撮影はできませんでした。が、どんな主旨の展示内容だったかと言えば・・・
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/exhibition/past-exhibition/2013-08/
「江戸時代、世界最大の都市といわれていた江戸。田園都市でもあった江戸の町は緑地帯や農村を町の内部や周辺に持っていました。葛飾区はその周辺の農村の一つとして発展してきました。
江戸周辺の農村の役割の一つは、町に住む人たちに野菜などの食糧を供給すること、そして町の生活廃棄物を「肥やし」という形で使い、環境を衛生的に保つことでした。
博物館では、平成16年度に特別展「肥やしのチカラ」を開催し、葛飾区が江戸の町から排出される人糞尿を下肥として利用し、質の高い野菜を生産して町の人たちに還元してきた歴史を紹介しました。
今回の特別展、「肥やしの底チカラ」は前回の「肥やしのチカラ」をさらにグレードアップし、新たに発見された資料をもとに、江戸・東京と近郊の農村の間の下肥を通じた交流を明らかにします。」
その昔、江戸の葛飾区から近隣の埼玉県にかけては、育てた野菜やお米をお船に乗せて綾瀬川をくだって江戸の台所を支える田園都市として発展したんだそうで。
そして、当時世界最大の都市だったといわれる江戸の人々のお便所にたまった下肥は「葛西船」とよばれる「下肥運搬船」で肥料として買い取られ、この地域で育つ野菜たちを育んでいたんだそうです。※当時、農民たちはお金を払って、お屋敷から「下肥」を購入していたんだそうで、お奉行に「下肥をもっと安くしてくれ!!!」という嘆願運動も起こっていたそうです。
同じ江戸近郊とはいえ、江戸西郊にあたる中野、世田谷、そして多摩丘陵にのっかった八王子や川崎などの多摩地区では山林が豊富なので、おもに植物や米ぬかを発酵させた堆肥が肥料の主役だったそうです。(とはいえ、当時大山道とよばれた国道246号が下肥を運搬する街道だったことは有名です。)
ちなみに「葛飾区郷土と天文の博物館」のプラネタリウムはクオリティーが高く、「どうせ寝ちまうだろう」と思ってトライしてみたら、ナレーションもステキで思いのほかオモシロかったです。
江戸時代の野菜たちは、堆肥や下肥などの100%有機肥料で育てられていたそうですが、時代がうつり変わり戦後になると、次第に化学肥料が主流となっていったということでした。ここで展示されていた「ネギの栽培」についての記述が気になりました。その地域の特産品であったネギは、毎年の収穫後に品評会がおこなわれ、評価の高いネギをだした農家さんは尊敬されたそうですが、その農家さんは決まって化学肥料ではなく下肥を使っていたそうです。
だからといって、ついよくばって下肥をたくさんネギに追肥しすぎるとネギの葉っぱが焼けてしまうし、ビビって控えれば丈がスンナリ伸びないし・・・と、その加減が農家さんの腕の見せドコロだったそうで。
耳ざわりのよい「オーガニック肥料」だって、与えすぎれば植物が負けてしまうし土も腐ってしまいます。しかも現代では「オーガニック肥料原料」は世界中で生産、輸出されていて、生産した国によっては軽・重金属などで汚染されていないとも限りません。
かといって、クリーンな水耕栽培や養液栽培の野菜は、糖度が高くなるほど硝酸イオン値も高くなる場合があります。出荷の回転率を考えればホビーガーデニングではあたりまえの「収穫前の肥料抜き」が十分できないことも多々あるかと思います。
ということで、江戸時代の農業は、理想的な循環型農業に近いものだったと思いますが、害虫発生からの感染病の拡大や、喉にのぼってきた寄生虫で窒息してしまったというお子さんもいたようです。
「肥やしの底力」が開催されていた葛飾区郷土と天文の博物館から、車で足を伸ばすと「男はつらいよ」でおなじみの帝釈天があって、「源公」が鐘をつく姿がマブタに浮かびます・・・
昭和世代に有名な「うわさ話をしていると、主人公が最悪のタイミングで帰ってくるおダンゴ屋とらや」さんは、今もお元気に営業中。
ということで「ムダがなくってオイシかった、究極の循環型農法で育てられた江戸時代の野菜たち」に思いをはせながら、改めて「オーガニックorインオーガニックよりも、使う量とバランスが大切なんだな!」と思いました。
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