2014年2月3日月曜日

ファビュラス・フェブラリー!

さて、2月となりました!
散歩をしていると、梅が咲き始めたのを発見します。


寒さがゆるんだここ最近、春の足音が聴こえはじめました。蝋梅(ろうばい)が咲き始めています。




























コロコロと地表に落ちたコナラのドングリが発芽していました。ドングリがパカッと割れた、そのままのカタチの肉厚なフタバです。





























いまはまだ、赤い色をしてますが、このあと太陽の光を浴びると緑色に変わっていきます。




























ドングリが発芽し、大きく育ちつつあるコナラの苗木です。枯れた落ち葉のマルチングからひょっこりと飛び出して背を伸ばす苗木は、落ち葉の分解とともに放出される炭酸ガスをフンダンにGETすることができるんですねぇ。




























間伐されたらしい木の切り口には、「カワラタケ」がビッシリ。屋根のカワラのようでもあるし、青海波模様にも似ています。硬い木材さえ分解できる特殊な酵素を持ってるキノコです。




























伐採された枯れ枝の表面に、ベシャッとへばりついたように生長する腐朽菌。菌糸体? に接した枝の表面は、ぼろぼろとオガクズ状になっていました。




























グリグリとねじれたようになった木の幹は、藤など絞め殺し」系植物のツルに巻き付かれたあとだそうです。樹木はパラサイトな植物のツルに巻きつかれると、養分や水分を通す管を圧迫されて枯れ死んでしまうこともあるため、巻き付かれた部分のツルを飲みこんでしまうおうと、こんなふうに肥大するんだそうです。


2014年1月31日金曜日

室内栽培の初イチゴ狩り。

室内栽培のイチゴたち、色づきはじめた果実がいくつかでできました。











































↓去年の10月の同一人物たちです(左上の毛色のちがう2名はアルガンツリーです、今もゲンキです)。 エアロ・ポットに植えた1名以外は、もうどれが誰だか分からないほど、大きく育ちました


















これが上の写真のなかでひとつだけ、すでにエアロ・ポットに植えてあった苗です。この布ポットは再利用なので、繊維がケバケバしていて変色もしています。そのうえ、半年近く野ざらし栽培だったので、グロウルームに移した後に水やりすると苗のどこかから「マルカメムシ」や「ダンゴムシ」が出現するので手で集めては野に放つ、ということを数回くり返さねばなりませんでしたが、お日様の日射しをたっぷりと浴びたこの苗にだけは、アブラムシがあまりつかないし、今期イチバン最初にイチゴ狩りをさせてくれました。COCO栽培です。ちなみに味は、イヤな酸味がまったくなく、スッキリとさわやかな甘みでおいしかったです。




























これもCOCO栽培のあかねっ娘です。暖かい日が続いたあと色づきはじめました。上の苗とおなじく去年のランナー苗ですが、エアロ・ポット10Lに定植したのは、夏が終わってからです。花はすぐにつきましたが、葉っぱの裏側にはアブラムシがビッシリと、はびこっております。このアブラムシに対する抵抗力の差は、たぶん花芽(かが、はなめ)がつく前までに、根っこをたくさん伸ばして体力をつけられたかどうか・・・かな? と思いました。



























このあかねっ娘たちは、ほぼ同じ親株からとったランナー苗なのでDNAがおなじ「クローン苗」ということになろうかと思いますが、栽培管理しだいで花芽分化の早さや病害虫に対する抵抗力にも個体差が出てくると、分かりました。
この苗は、数日前に一番花が開いたばかりです。



























↓去年の12月中旬、グロウルームに入れはじめたばかりのときの様子です。
「ゼッタイ大きくならないよな、この苗は。」と思われていた貧弱な苗もありました。









しかし今では、それがどの苗だったのかが分からなくなるほど、すべての苗がゲンキに大きく育ちました。
















COCO培地とポッティング・ミックス培土で育てていて、両方ともEC値0.6〜0.8mS/cmほどの薄い培養液で管理しています。果実がググッと大きくなってきた時と、実をつんだあとの水やりの時だけ、PK肥料をあげることにしています。

2014年1月30日木曜日

フラッド&ドレイン・システム、かなり順調です。

・・・ということで、大自然がつくり出した「3Dフラクタル柄」、ウニのカラは、見れば見るほどハマってしまいます、ホントに。

























その造形美は、どこか「ロマネスコ」と共通する魅力があって、いつまでも見飽きるこということがないのです。「なぜキミたちは、そんなカタチになることに決めたんだい?」と本人?たちに訊ねてみたいところです。




















さて、2014年の室内栽培は、フラッド&ドレイン・システム「タイタン・S」と・・・。

























再循環システムの「ジェミニ」で育てています。下段のリザーバータンク内にまで、根っこが伸びはじめたので、リザーバータンク内の培養液にエアレーションを始めました。ジェミニは、クレイペブルスの量が多いので、根が大きく早く伸びます。



























・・・ということで今回は、ホビーガーデニング向けの代表的な2種類のハイドロポニック・システムで、トマトたちを育てているわけですが、やはりハイドロポニック・システムは、栽培管理がシンプルなのでカンタンで手間いらず! 





ハイドロポニック・システムで育てるトマトたちの、安定した花数の多さ、花茎のながさ、そして、ほぼ100%の着果率のよさ。






















フラッド&ドレイン・システムは、根っこに酸素量が豊富なので、ヘロヘロと徒長型生長にならず、節間がせまくガッチリとコンパクト、理想的な育ちかたをします。
(じかに空気に触れている根っこのほうが、培養液に浸る根よりも、はるかに多くの酸素が吸収できている、ということが言われてます。)
3段目の花が出てきた今も、苗が倒れたりせず誘引いらず!!!
苗がいつまでも倒れないので、いつ倒れてもいいように、今朝すべての苗の誘引をすませました。




























開花パワーが大きなトマトは、花がついている茎が長く伸びます。
根がたくさん酸素を吸えていると、培養液もたくさん吸えるうえ、代謝がよくなるので、病気や害虫への抵抗力が強く、たくさん花を咲かせたり実をつかせるベストなホルモンバランスになります。








































もうしばらくは培養液の肥料濃度は0.8mS/cm、と低めでキープです。ガーデナーのやる気で培養液の肥料濃度を濃くするのではなく、植物の都合で濃くしていくことが何よりも大切・・・これが大切! と言われています。



















みんな同じトマトの苗に見えますが、別々の苗です。
最近あたたかな日が続いたので、花が次々と開き、実もつきました。培養液もよく吸っています。 



























炭酸水をドライミストしているので、CO2が逃げないようにグロウルームの入り口は、上部をほんの少し明けた状態にしています。冷え込む日にはCO2濃度が750ppm〜800ppmくらいから外れたことがありませんが、気温が14℃を超えた日は、「やる気スイッチ」が入るらしく、炭酸水のドライミストを何度やっても、CO2濃度はあっというまに600ppmを切ってしまいます。

2014年1月27日月曜日

真冬の空にうかぶ「クラゲ・エアープランツ」たち。

1月も今週でおしまい、そろそろ寒さにも飽きてきました。
てくてく散歩にでかけると、民家のお庭や鉢植えの木に、野鳥たちにささげたであろう枝に刺したミカンを見かけます。

「とっとと海で泳げる季節にならんもんかね・・・」と、夏の海に思いをはせながら、こんなものを作ってみました。

青空にただよう「クラゲ」たち。


















景色のなかに緑の乏しくなる真冬は、おウチの中で植物と暮らしたくなる季節ですよね。

























ウニの殻と、エアープランツを組み合わせただけでカンタンにできるインテリア・プランツです。作る、というほどの手間ではないですが、ウニの殻を取り扱ってくださってるショップさんは少ないのですが、ラッキーなことにすぐにめっけられました。


























「そざい屋」さんで、GETさせていただきました。チョ〜特別に同封してくださすった、このオマケのウニたちのほうが、ワタシ的にはエアープランツがしっくりハマった感が大きく、とってもうれしくなりました。 ありがとうございました!!!

























エアープランツは、あたたかい室内で超音波加湿器のミストの近くでヌクヌクと育てていく予定です。



2014年1月20日月曜日

乾くまぎわに、よくそだつCOCO培地。

室内栽培のイチゴたち、布製ポット10リットルに植えたCOCO培地のイチゴたちは、約2週間に一度のペースで水やり。ポッティング・ミックス培土の水やりは約3週間に一度のペースです。

水やり直後のポットの重さは、だいたい3.3Kgくらいになります。これを標準重量として、生長期は30%の重さ=1Kgを切るまで、開花期は40%=1.2Kgを切るまで軽くなったら、培養液を与えています。

重さが2Kgを切ると、早朝に葉つゆが出なくなります。それから重さが1.5Kgを切って「明々後日になったら水やりかな???」と予定をたてたその2日後、「さあ、今日は水やりだ!」とウデをまくりながらイチゴを見てみると、オモシロいことが起こってます・・・実った果実のいくつかが、ぶよよよ〜んと急激に肥え太っているのです。「45%から30%に乾くまでのあいだ、たった500gが軽くなるのを待ってた2日間で、根っこがとつぜんやる気をだしやがったか・・・」とベックラ!



























たった数百グラムが乾くのを待てるか、待てないか、という差はものすごく大きいということを思い知りました。「COCO栽培は、乾かし気味に育てるのがコツ」というアドバイスを、これまでさんざっぱら口にしていたにもかかわらず・・・

※これは、根の生長が活発な生長期にもっとも大切で、根の生長がおとろえる開花期には、40%まで軽くなったら水やりをするのがベストです。また、値段が安いココ培地や、ココ・スラブなど長繊維のココ培地は、肥料焼けしたり水切れを起こしやすいので、約60%くらいになったら水やりした方が無難です。


ちなみに今は季節が冬。グロウルームの室温が20℃をなかなか超えないので、ゆったり水やりペースですが、真夏は週に一度があたりまえ、毎日水やりをしないと間に合わない、ということもあります。





























フラッド&ドレイン・システム「タイタンS」で育つミニトマト「千果」です。先週の金曜日に培養液を交換して週明け、リザーバータンクの水位が5〜6リットル減っていました。だいぶ吸うようになってきたので、これからが忙しくなるころです。




















フラッド回数は6回、とすこし多めにおこなってますが、これは根っこを温めるためです。真冬以外なら4回くらいでもOKだと思うし、自然光なら一日2回〜3回のフラッドだけで十分なようです。
一段目の花房は、半分が開花していて、2段目の花房がでてきたころです。


























コンパクトなイチゴとちがって、ジャマくさいほど丈が伸びるトマト。たまたま風を強くしたら、へなへなと倒れるトマトが出てきました。グロウ・ヨーヨーで直接枝や茎にひっかけて誘引すると、なにかの拍子でヨーヨーが宙を飛び、せっかく咲いた花や実がパッツ〜ンッッッとちぎれてしまうトラブルに幾度となく見舞われました。

すこしは賢くなり、茎にジュートヒモをむすびつけ、そこにヨーヨーをひっかけるようにしています。


2014年1月15日水曜日

あえて もりをみず。きを よく みてみる。 

川崎市から、ちょこんと見える富士山。息を切らせて坂道を登りきると、ふと目に入りました。なんとも得した気分です。
























イガグリ。




















ゴリラの背中??? いいえ、シダです。







































カイジュウっぽいソテツ。







































パツンパツンに肉肉しいセダム。








































菌糸のようなサボテンのウブ毛。























植物たちは、近づいて見れば見るほど別の顔があらわれます。























温室では、カカオノキが果実をつけていました。




































真冬の南房パラダイスでは、コツメカワウソも加温ルームをつくってもらっていました。「ゴハン、まだかな〜」と飼育員さんを待ちわびてキョロキョロ。




















手をふってアイサツすると、ピコピコとかけよって来てオリにしがみつき、手を差しだし握手を求めてくる「シロガオマーモセット」。彼のネライはおやつ、と分かっていても、人なつこさがたまりません!


























マーモセットの説明サインをば読んでみると・・・

なになに?「とても臆病なため見られないこともあります」・・・だそうです。


















・・・・・・
























ちなみに、ヤローはお気に召さないらしく、男性が近づくと「ウッウッウッ!」と威嚇の声を発していました。






小腹がすいたら、「道の駅三芳村 鄙の里」まで足を伸ばし、和牛ハンバーガーで腹ごしらえです。まろやかでツクネっぽいパテが、それはそれは絶品でした!

























神奈川県と千葉県は、東京都に隣接しているという共通点があるし、アクアラインで川崎市と木更津市でダイレクトにもつながってるし、横須賀市と富津市間をフェリーも行き来できます。

ところが、道の駅の数と満足度では、神奈川は千葉にコテンパンに負けています(そのかわり? 高速道路のサービスエリアでは神奈川県のほうが充実していると思われます)。なので、のどかな里山の風景と農産物が恋しくなったら、南房総方面へと足を伸ばすことにしています。

千葉の特産品は「ふなっしー」だけではありません。ビワも有名です。冬に開花がピークとなるビワの花を乾燥させていました。
























道の駅在住のローカル猫。ココロやさしい来園者さんからポテトをもらえたものの、喉が渇いて水をペロペロ。見かねて手のひらに水を汲んで差しだしたところ、ビシャビシャの手のひらに頭を押しつけてゴロゴロいってました。
ヌコ様に人間用の味付けはNGなので、おすそわけできなかった代わりに全身マッサージをして差し上げました!