2015年3月17日火曜日

ホップの苗終了しました。 for Home brewers 2015


すらんじばー! 

3月17日は、緑色の妖精「レプラコーン」と、緑色のビールが街角にあふれる「セント・パトリックス・デー」ですので、今年もSt.Patrick's day Giveaway 2015開催です。

先日ホップたちの根茎をトリミングしたところ、センテニアル、チヌーク、カスケードの根茎たちが、今年もわずかに穫れました。




と、いうことでホームブリューイングを楽しんでいる方のなかで、
ホップを育ててみたい!!!
というお方がいらしたら差し上げますので、メールください。
(メールのご返信は、平日のみになります。)


なお、以下の項目をあらかじめご了承ください。



  1. 繁忙期につき時間がないため、こちらで直接の引き取りご希望はお受けできません。郵送のみのお渡しとなります。
  2. 品種証明書はつけられません。
  3. 5月中までに地植えが可能な方。(プランター栽培は不可です。)
  4. 無農薬、有機栽培です。苗の殺菌未処理です。土や虫などが気になる方は、おすすめできません。
  5. ホップは非常に丈夫で育てやすい植物ですが、栽培方法のご相談には対応できませんので、植物栽培の経験のある方、または自力で解決できる方。(基本的な栽培管理の手順は添付いたします。)
  6. ホップは一度植えると植えかえが難しいほど大きく繁殖します。品種選びは慎重に検討なさることをおススメします。
  7. 送料だけご負担お願いします。また、販売品ではありませんのでクレームはご勘弁ください。
  8. 増えたら、欲しい方にどんどんシェアしてくださる、気持ちのよい方がうれしいです。(著作権の問題がありますので転売はご遠慮ください)


なお、いきなり地植えするよりも、できれば小さなポットで
↓のくらいまで育ててから、地植えしたほうがスムーズに大きく育つようです。
























最後に、欲しいホップの品種の入手方法をお探しの方へ・・・

ホップの入手方法について、度々お問い合わせをいただきます。より道をしながら、欲しいものを時間をかけて探すことも、ある意味「旅」だと思いますので、是非手間を楽しみながら、ホップをお探しください。

最近では、北米のホップ農園さんなどで「植物検疫証明書」をつけて送ってくださるショップさんがチラホラ見つかります。ただし手間の煩わしさから、1、2本の小口注文では対応してくれません。だいたい5,000円以上のまとまった注文から受けてくださるようです。

あくまでも自己責任で個人輸入にトライされたい方は、こちらのキーワードで検索してみてください。

Hop rhizome 2015 phytosanitary certificates are available


いまのところホップ苗で詐欺サイトというのは見たことがありませんが、北米以外の発送住所や、「アマリロやシムコーなど流通できない品種が揃ってる、やけに安すぎる、なんか様子がおかしい」と感じる場合は、くれぐれもご注意ください。

また、届いたものに不備があった場合などでも、基本的に海外注文は返送料金も自己負担になるなど、サービスの概念は日本とちがいます。日本の「アタリマエ」が、通じないのが当たり前的なことが多々多々あります・・・


2015年3月12日木曜日

3月の草木たちと、室内栽培のようす

寒い朝でも、昼に外を歩くと、冬の気配はありません。日射しはすっかり春です。
すっかり葉を落とした木々の枝に、日ごとにピンク色のツボミがふくらんでいくのを見ると、ほったらかしだった植物たちの手入れをしたくなります。


かれこれ10年くらい同居している我が家の梅の木。昨年は大移動させるために、根っこと枝をバッツリとカットしたので、今年は花をつけないだろうとあきらめてましたが、梅は強いですね。短い枝にカワイイ花を咲かせてくれました。



























ブルーベリーには、今年の花芽がたくさんつきました。昨年は剪定しすぎで果実が少なくなり大失敗したので、今年は慎重に枝を整理しました。





















キャットニップも復活してきました。雨が多い3月は水やりするチャンスがあまりありません。なので、天気予報が雨降りの朝には、「バグ・フロスタ」や固形の有機肥料などを少し表面に置いておきます。こうすると、雨が有用菌や肥料を根っこに届けてくれるうえ、土作りもやってくれます。


















今週、「バオバブの木」がやっと発芽しました。種を撒いたのは昨年のこと。ウンともスンともいわなかったので、種をいったん培地から取り出して、エアレーションした低温の水の中に2週間ほど放置しておきました。それからまた培地に種を植えなおしたところ、やっと発芽。発芽しにくい種は、エアレーションした冷たい水で一週間ほどじっくり吸水させてから、あたたかく加温した培地に種まきすると、劇的に発芽率がアップすると感じています。


























肥料不足で花が咲かなくなってしまっていた室内栽培のイチゴです。培地が乾かなくても週に一度培養液を与えるようにしてから、やっと復活しました。夜間の湿度が高すぎて培地がほとんど乾かなくなってしまい、水やり回数が少なくなってしまったことでイチゴが肥料不足を起こしてしまいました。培地が適度に乾いてから培養液をあげるのが理想ですが、そうもいかない時もありますね。

























先月、トウモロコシ「味来」の矮性+早生品種の種を撒き栽培をスタートさせました。この品種は背丈がコンパクトで収穫までの日にちが短い室内栽培にぴったりな品種です。



















まったく同じ日に種まきをした「味来」たちですが、右側は一週間ほど早めに大きなポットに植え増ししました。発芽した苗がほどよく根を伸ばしたら、早めに大きめなポットに植え増ししてしまったほうが、生長が早く効率がよくなります。生長期は、なるべく最短にしたほうが、病害虫などにやられるリスクを減らせるので、ダラダラと不必要に生長期を長くしないことが室内栽培の鉄則のヒトツです(とはいえ、植物の種類や品種ごとに必要な日数は変わります)。



























ココ栽培と、ポッティングミックス培土栽培のトマトたち。10段目を突破しました。実つきもよく、味もとおっっっても甘くてオイシいです。おスソワケした方からは「これホントに普通のトマトなの? こんなに甘いの食べたことない。売ればいいのに・・・」といううれしい感想をもらいました。 長く伸びたツルをグルグルとまわして誘引しています。


























一方のDWCシステム(エアレーション式)で育てている同じ品種のトマトたち。
花数は多いのですが果実は小さいままです。
このように、手抜きはばっちりと結果に出てしまいます。



















2015年3月4日水曜日

ゆったり非電化??? ドリップシステム

イチゴが肥料不足になっていることは、うすうす感じていましたが、忙しさにかまけてロクスッポ対処しておりませんでした。

循環ポンプをつかって自動ドリップイリゲーションシステムにしてしまえば、いっぺんで何株もの水やりできて便利ですが、培養液が多めに必要になったりします。

「手動蓄圧式噴霧器で、いっぺんにゼンブのイチゴへ水やりできないもんか???」

ということで、ドリップパーツを蓄圧式噴霧器につなげて、「非電化式ドリップ・イリゲーションシステム」を作ってみました・・・作るというほどのもんでもないですが。








シュポシュポと噴霧器に圧をかけると、各ドリッパーからいっせいに培養液がドリップされます。











噴霧器のホースに吐水口6コのマニホールドをつなげ、6mmチューブに分岐してみました。



















水圧は0.1MPa〜0.2MPaくらいで、循環ポンプでドリップするよりも水圧が高く、時間は短縮できました(吐水容量によっては、これより水圧が高い循環ポンプもたくさんあります)。


















蓄圧式噴霧器ドリップのメリット・・・「非電化」、「ドリップ時間の短縮と培養液の節約」これくらいでしょうか???



























といこことで結論は、「手動蓄圧式噴霧器でのドリップイリゲーションは、真夏に水やりが忙しくなった頃に、電源がとれない庭で花々への水やりに活用するぞ!!!」でした。

2015年2月24日火曜日

ゲンキですか〜っ!!! 春一番はまだ吹きません。

この週末は、いよいよ関東にも春一番が吹くかな? と予想されていましたが、今回は吹かずじまいでした。

 満開になりつつある梅の花が散らずにすみました。寒のもどりが憂うつな早春ですが、日射しがどんどん力強さをましていく今日この頃です。

















春からの庭じたくに忙しい2月の週末です。ほんの数株しか収まらない庭なので、ブルーベリーやバラの枝の剪定や、元肥施肥など庭木の世話はあっというまに終わります。
昨年、多肉やエアプランツを寄せ植えたテラリウムは猫ファミリーによって破壊されました。「冬の終わりが見えたら、植えなおそう。」と思っていたテラリウムでしたが、今週末にやっとリフレッシュさせることができました。今度こそ、猫たちの手が届かない場所に置いて長持ちさせようと思います。



















多肉とサボテンのプラグ苗セットと苔は、こちらのショップさんでGETさせていただきました。「おおっ、前から欲しくて手が出なかった、このサボテンも入ってる〜!!!」とアソート販売ならではの、うれしいお楽しみもありました。
http://heartolive.ocnk.net/product/35

ちなみに、「多肉 プラグ苗 アソート」で検索すると、いろんなショップさんが見つかります。

「室内で観葉植物を愛でるのは大好きだけど、いつも枯らしてしまうから苦手意識のカタマリしか残ってない!!!」というおヒトでも、2月中旬あたりからスタートさせれば、寒さに弱い植物でも凍死する心配はほぼないし、暑さで水もすぐ干上がることもないし、蒸れて枯れくさる心配もないし、植物がゆっくり動くので管理しやすく長く楽しむことができると思います。

ご近所の大工さんからいただいた木箱のプランター、大好きなので木をカットしてタッカーでバツンバツンつなげてフレームをつけました。これも「2月になったら、ぜったい作ろう」と心に決めていたウォール・ガーデンです。
















5cmほどの浅い木箱全面に亀甲金網をタッカーでたたいて張り、その上から木のフレームを小さなL字ステーで木箱に固定しました。金網の上から培養土を入れて、苗を植えこんだら水苔やハイゴケを苗のないスペースに押し込んでおしまいです。

DIY好きなおヒトならば、時間と予算が許すかぎりタタミほどの大きさのウォール・ガーデンでもできてしまえますが、真冬は多肉たちが次々に凍死するので、雨が当たらない軒先などに置ける大きさが現実的だと思います。

2015年2月10日火曜日

水やり3年。でもルールさえ知ればコワくない!

プランター栽培のエアルーム品種「三浦大根」、第1号をめでたく収穫です。パチパチパチ・・・















30cmほどと小ぶりなデキでしたが、スティック状にカットして生のまま食べてみると、
「なんとまぁ、大根とはこんなに甘くてジューシーなものなのか?」
ヒトクチかじるたびに、何度も感想を口にしたくなるほどのオイシさでした!!!
大根の栽培初心者さんには、秋冬栽培がおススメだとのことですが、今回はホントにヤッツケ栽培だったのに、オイシく育ってくれてラッキーでした。

室内栽培の培養液の廃液に活力剤を足して水やりし、思い出したようにカキガラ石灰を葉っぱにバサバサとまき散らし、実が太りだしたらモミガラくん炭をバラバラと撒いたくらいです。

雨や雪が降ることもあるアウトドア栽培は、こんなヤッツケ栽培でもなんとかOKですが、栽培環境をすべてコントロールできるインドア栽培では、そうはいきません。


室内栽培でメジャーな培地には、ロックウール、クレイペブルス(ハイドロボール)、ココ培地、ポッティングミックス培土などがあって、それぞれ保水性、保肥性がちがいます。なので、具体的な水やりテクニックは、培地ごとに少しずつコツがありはします。


「水やり3年」と言われるほど、植物に水を与えるタイミングの見極めには経験がいるものとされてきました。が、ポイントを覚えちゃえば難なく?クリアできます。

























まず、夜間は水やりしないことと、水温や肥料濃度がちょうど良いことが前提です。

室内栽培では、1mX1mの栽培面積を標準とすることが多いです。

1mスクエアのグロウスペース全体に葉っぱが広がっている状態では、植物は1日に約4〜6Lの水分を消費します。まだ苗が若く葉っぱにすき間がある時は1日に消費する水の量は約3L前後です。

大事なポイントは、1mスクエアのグロウスペース全体が葉っぱでおおわれるほど大きく育った状態では、例えばトマトが2本だろうと10本だろうと、健康な根っこをしていれば、1mスクエアあたり、1日に消費する水の量は4〜6Lほどです。
もしもこれより培地の乾きが遅いならば、室温が寒すぎるか、湿度が高すぎるか、根っこに問題が起きているか、のどれかが原因として考えられます。
 
そして、水やりした水分が50%減ったら、水やりのタイミングです。

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たとえば、1mスクエアでトマトを10Lポットで6株、ココ培地で育てているとします。
培地が適度に乾いたので、約25L前後の培養液を水やりしました→6株のトマトの苗全体で、1日に約4Lの培養液を吸収したとすると、だいたい3日〜4日後に水やりした培養液量が50%減った状態になるので、そこでまた約25L前後の培養液を水やりすることになります。

























「思ったり乾くのが早かったり遅かったりする時は1日に吸う水の量が変わるんだから、どうやって50%になるときを確かめればいいのかしら???」と、思い悩まないように、水やりの前と水やりの直後の重量差を計っておけば安心です。

これはロックウール、ポッテング・ミックス培土など固形培地単体での栽培ならばどれにでも共通して使える水やりメソッドです。

もうひとつ、大切なポイントは「培地全体に水がいきわたるには10分間かかる」ということです。10Lのポットに培養液を5Lドリップしようが、40Lドリップしようが、10分後には同じ量の培養液しか含めないので、むやみにたくさんの培養液を与えすぎないようにすることもムダ・ムラをへらすポイントなります。
しかし、根っこはエアレーションなしの水に20分間以上使っていると問題が起きてしまうので、例えば受け皿などに培養液をためて吸水させる場合は、10分したらすぐに受け皿を外して排水させることが理想です。

・・・「イヤイヤ、数字とか覚えるのメンドクサすぎ!」と、感じるおヒトもいるし、最終的な数字は環境によってかわるので・・・

最適な栽培環境で順調に育ってるときは、1mスクエアにつき4日ごとに25L〜30Lくらいの培養液をあげるペース。夏場や真冬はのぞきます。
排液量が適度に出るように培養液の量を調整しましょう。CANNA COCO培地、CANNA TERRA培土は20%〜30%の排液です

って感じです。

2015年2月2日月曜日

室内栽培の収穫ピークとなりました。

先週は、都内を含む関東の平野部で雪が降りました。今週も降るかもしれないそうです。降雪になれていない首都圏の平野部では、雪の朝は車もバイクもほとんど見られず、「し〜ん」という音が聞こえてきそうなくらい静かな街へ変身します。



本当なら春に実る植物「イチゴ」たちも寒そうにしていますが、次々に果実が食べごろに熟しています。
















「桃薫」は、食べごろになってもうすい桃色のままです。 まっ赤に熟すトマトと比べると、色のチガイがよくわかります。



























誘引してもしても、果房の重みでズルズルと下でたまってしまうミニトマトのツルたち。寒さにかまけて、一週間ほど葉かきをさぼるとボサボサで大変なことになります。夜間も暖房加温をするようになってから、赤く熟すまでの日数は短くなりましたが、甘さはすこし弱くなってしまったような気もします。それでも、そのまま食べて思わず「お〜っ!!! あま〜い!!!」と声がもれるようなオイシさです。

























昨年は、同じ品種を「フラッド&ドレイン」ハイドロポニック・システムで栽培していました。実が割れてしまうトマトが続出しましたが、ココ培地とポッティング・ミックス培土では、いままで1つしか割れた実がでませんでした。
























トマトの果実が割れてしまうのは、ハイドロポニック・システムのせいではなくて、夜間の室内の多湿と培養液をフラッドさせるタイミングが早すぎたせいでした。

夜間に室内の湿度がほぼ100%までになるような時は、日の出後、30分以上待ってから水やりするようにしないと、果実に水が送られすぎて割れてしまうんだそうで。
夜間の湿度を下げるようにするか、ランプ点灯後30分以上待ってから培養液を与えるようにしなくてはならなかった・・・んだ、ということを最近理解しました。





またまたわき芽が果茎(かけい)からビョ〜〜〜ンと出てきていました。


























トマトの栽培をスタートさせると同時に、意地でもトマトを買おうとしない日々が始まるので、約半年ぶりにやっとフレッシュなトマトにありつける日々となりました。

2015年1月19日月曜日

日射しがうれしい季節です。

影が長く伸びる季節、寒い日が続きます。散歩の時には、日が当たっているほうの道を選びます。日陰になってる坂道を上りきると、しばし太陽の光にあたり息を整えます。


















太陽の光が、ご褒美のように感じるのはニンゲンだけではないようです。真冬の猫たちほど日向がにあう生き物はいないんじゃないか? と思えるほどの昼寝っぷりです。夏に産まれた3匹の子どもたちは、母猫と同じくらいの大きさに育ちました。納豆などの発酵食品を少しだけ食べさせてます。

























なかでも、ヤギミルクのヨーグルトをたくさん食べている子猫は、おっとりしていてマイペースです。ヨーグルトは整腸作用や免疫力アップの効果だけでなく、吸収性の高いカルシウムを含んでいます。カルシウムが性格にまで影響するのかどうかはハテナです。




















ワタシたちが日光浴することで、カルシウム吸収が高まることは、よく知られたおハナシですが、植物たちにとっての日光とは「食べ物」そのものといえます。

「日光」といえば「光合成」ですが、植物は光合成のやり方によっても分類されていて「C3」、「C4」、「CAM」の3種類があります。上手にご説明くださってるウェブサイトがたくさん見つかるので、詳しい説明はとばしますが、バックリいえば「地球上のほとんどの植物はC3型ですが、乾燥した砂漠ではC4型植物のほうが多くなります。なぜならC4型植物はC3よりも、高温、乾燥などに強いからです。CAM型は多肉植物に多く、夜の間に吸収したCO2をつかって、昼間にデンプンをつくります。」

























身近なC4型植物は? と調べてみると、サトウキビ、トウモロコシなどのイネ科をはじめ、キク科、ヒユ科、アブラナ科など、夏になると多摩川の土手でガンガン繁殖しやがる雑草たちそのもの、といった植物が多く見られました。ススキ、ネコジャラシ、ジュズダマ、スベリヒユもC4植物なんだそうです。

ギラギラとした太陽のもとにスクスクと巨大に生長し、繁殖力が強いイメージがありますが、C4型は地球のサイクルが大きく変化して二酸化炭素が低くなった時代に進化した植物なので、光と温度さえ十分ならば、水や二酸化炭素が少なくても光合成できるんだそうです。

トマトやイチゴはC3型植物です。春や秋など、ほどよい太陽と気温のときはC3型のほうが有利なんだそうです。



























ところで、オモシロイのはC3型とC4型を行き来する植物があることです。
「乾燥する心配がない時はC3型、水不足になるような場所で育つ時はC4型の光合成をする。」という具合だそうです・・・
わかりやすくいえば、土壌栽培ではC4型だけど、ハイドロポニック・システムで育てるとC3型になる、ということみたいで、その代表的な植物に「たばこ」が見つかりました。



























栽培環境を最適にコントロールできる室内でのハイドロポック栽培では、C3型でもグングン育つことができるため、C3型とC4型の光合成の仕組みのチガイをそこまで意識する必要はないと思いますが、もしあるとすれば「栽培方法は、大きく変えない方がいいよね。」ってことです。植物が環境のチガイに対応するために、余分な労力が必要になってタイムラグがでてしまうことが多々多々多々多々あるからです。
半年から1年未満に終わる短期栽培の場合は、このタイムラグはマイナスにしか働きません。




























例えば、生長期はDWCシステムなど根っこがベッチャリと培養液に浸るようなシステムで育てて、開花気になったら、ココ培地に植え変えたり、地面に植えてしまったりするのは、やめた方がいいよねってことです。またその逆に、ずっと土耕栽培していた植物を気まぐれで水耕栽培にしない方がいいってこともいえます。
(挿し木をエアロポニック・システムで発根させて、すぐにココ培地に植えこむというのはOKです。)
























とくに、土壌や園芸土とハイドロポニック・システムでは、培地に伸びる根っこの性質がちがうので、水耕栽培で育てたい場合は、できれば園芸店で売られている大きくなった苗を使わずに、ROOT!Tルーティングスポンジやロックウールなどハイドロポ二ックシステムで使える培地で、発芽や挿し木から栽培をスタートさせたほうが、トラブルも少なくスムーズだと思います。


























品種によっては、水耕栽培のような水や肥料がふんだんにある環境だと病気になりやすいものもあるので、おウチでなにかしら果菜類を水耕栽培したい場合は、植物工場や養液栽培農家さんでよく使われていて実績のある定番品種を選んだ方がトラブルが少なくなると思います。

植物は原種に近くなるほど進化してきた環境以外で育ちにくく、例えば水耕栽培では肥料過剰で虫が出やすくなる、といった傾向があるといわれてます。