2015年10月19日月曜日

2015年 秋冬室内栽培スタートです。

 さて、2015年秋冬の室内栽培の苗たちのセッティングまで、なんとかこぎつけました。毎年育ててるミニトマトに加えて、今年は疲労回復効果が高いという「パプリカ」にトライです。

先週の苗たちの様子です。グロウルームに苗たちをセットした当日は、MH250Wのランプを50%ディミング(減光)、60cmほど離した高さから光をあててスタートしました。









それから一週間後の、今朝の様子。MH250Wをディミング100%、約40cm高さまで苗に近づけました。幼苗期や挿し木には蛍光灯が主流ですが、光量を調整できるタイプなら(ディミング)、幼苗から生長期にかけて幅広く対応できて便利です。










ところで、今年の夏に野生動物に荒らされて、新しく出たシュートをボッキリと折られてしまったバラです。葉もほとんど落ち、小さな芽がポツポツと出るだけの瀕死の状態でしたが、何の気なしに有機活力剤ミックスの葉面スプレーをしてみました。すると、その翌日から、葉っぱたちがミルミル大きく広がり、なんとか復活のきざしを見せ始めてくれました。スプレーした活力剤は、Fish-Bone、Zym-Zym、Flavory-inの2000倍希釈液です。有機活力剤の成分は、主にアミノ酸、有機酸、酵素、ビタミン、天然ホルモン、糖分などですが、発根作用の高いアミノ酸を葉面スプレーすると、根っこに送られるので、結果的に根の生長促進になります。

























とはいえ、アミノ酸だったらなんでもいいわけではなく、植物に吸収されやすいアミノ酸と、そうではないアミノ酸があるので、Fish-Bone、Zym-Zym、Flavory-inには、即効性の高いアミノ酸がたくさん含まれてます。





晩秋になり、木々に残る葉の色がどんどんトーンダウンしてきました。猫たちは、動きがスローリーになった昆虫たちに興味津々です。


























うわっ! 食いちぎられたカマキリのウデを発見してしまいました。これは猫たちのしわざではありません・・・では、犯人は?



























産卵間近となったメスのカマキリでした。オスをバリバリと食べてしまうなんて、なんて残酷な! と思いますが、タマゴを抱えているうえ、気温が下がる夜のせいで思うように動けず腹ペコなんだと思います。虫たちにとって次の世代にバトンタッチすることは、命がけなんですね〜。



























カマキリのすぐ近くに赤とんぼが止まっていましたが、カマキリもトンボも思うように動けないみたいです。

























ところで今年大豊作となったキャットニップでしたが、種がブンブンこぼれ落ち、近くに置いてある植木鉢たちをオキュパイし始めました。


























梅、ロウバイ、枯れた土だけになったプランター、バラの根元、ホントにあっちこっちから平然とキャットニップたちが多発しています・・・
























それにしても、かえすがえすも理不尽だと感じることは、近所のノラ猫ときたら、こんなに大量に生えてきたキャットニップには目もくれず、葉が数枚しかでてきていない、まだ小さな「マタタビの木」を食いちぎり倒していくという現実です。





2015年10月9日金曜日

再循環システムで、アルガンツリーの挿し木取り

日暮れ後の肌寒さにそなえて、一枚多く着込んで朝出かけてみると、日差しの強さで汗をかきつつ「やっぱ暑い。まだ夏だ。」となんだかウレシい気になります。



さて、「アルガンツリー」の枝の挿し木取りに挑戦です。再循環システム「GEMINI」を挿し木マシーンとしてご活用です。アルガンの木の枝は、トゲがあることをのぞけば、見れば見るほど「ツゲ? イヌツゲ?」と言われるほどツゲに似てます。
人生初のアルガンツリーの挿し木取り、さて、どうなることやら・・・



























時間と手間をかけまくる室内栽培や挿し木取りとは、うってかわって、放置プランターに勝手に生えてきた「コムラサキ」。8月から「なんか生えてきた」と気がつき、少なくとも3回くらい引っこ抜こうと思いつつ面倒くさくて放置した結果、ここまで育ってくれたのが、なんだかとっても健気に思え、写真を撮った後ポリポットに植え変えておきました。1メートル以上になる低木だそうです。

























ほぼ放置栽培で、株分けもしないうちに花を咲かせてくれたオンシジウムも健気です。蘭というものは、花が咲くまではちょっと地味な見た目で「なんのためにここに置いたんだっけ?」などと罰当たりなことを思ってしまいます。



























多肉たちの花も、いよいよ開き始めました。種ができたら保管しておこうとも思いますが、地面に落ちた種が勝手に発芽して勝手に大きくなることも少し期待してます。


















2015年9月30日水曜日

秋の初めにアローハー!!!

9月のシルバーウィーク中は、夏が終わってしまったニッポンを飛びだして、思いっきり南の島を満喫してきました・・・



























なんてウソを言ってしまう自分が悲しくもありますが、現実は、ウダウダと3時間強の渋滞にはまりながら近郊の植物園めぐりをしました。千葉の道の駅「南房パラダイス」内の植物園が民営の「アロハガーデンたてやま」に生まれ変わったあと、はじめてここに訪れました。























民営になってから、施設の建物は大きくは変化していませんが、植物たちのディスプレイが、すごくスタイリッシュになっていて、見応えがあります。






















「トロピカルな植物を置いて、リゾート感あふれる住まいにしたい」というおヒトが訪れたら「この仕立てで、この大きさならば、この木はン万円もするなぁ・・・」などとヤラシイ勘定をしまくりそうな、ステキなディスプレイになってました。


























冬を乗り越えても、夏場にかならずムレ腐らせてしまう「エアープランツ」は、なかば「鑑賞期間が短い切り花」として考えることにしました。インテリア的な植物として売られることの多いエアープランツですが、栽培環境の選り好みの大きさに、いつもいつもアタマを抱えてしまいます。私の栽培スキルがいつまでたってもアップしないので「ここに置いたのはすぐ枯れた、ここのは半年以上生きてた・・・」という消去法で室内の置き場所を決めるザマです。





















表皮が気根のシダ類。夢に出てきたら、うなされそうです。このビッシリ気根が、いつのまにか体毛に変化し、動物へと変化したにちがいありません(ウソです)。




















民営になっても、トロピカルな鳥たちはゲンキでした。口笛をピーピー吹くと、さえずり返してくれることもありましたが、この日はノーレスポンスでした。



















ちなみに、「アロハガーデン館山」のほど近くにある「ポピーの里 館山ファミリーパーク」内の園芸ショップさんは、かなり穴場です。「さすが観葉植物、花卉栽培がさかんな南房総!」とホクホクしてしうような掘り出しモノが見つかります。そしてこの時に見つけたのは、100円のホワイトセージ! ゼンブ買い占めたい気持ちを抑えて、管理しきれる数だけGETしました。


・・・さて、こらちは横浜市のフラワーセンター大船植物園です。
そして、これは秋になると必ずただよう、ただならない臭気を放つ「銀杏の実」。周辺の公衆トイレの手洗い場には、ほぼ100%の確率で「ここで銀杏の実を洗わないでください」という注意書きが貼られているはずです。




















最近、お花屋さんでよく見かけるようになった「リューコスペルマム」や「プロテア」などアフリカ原産の植物が、ロックガーデン内のオーストラリアのコーナー的なところにたくさん育ってました。人目を引く鮮やかな色に不思議なカタチをした花と、つい二度見してしまうお値段にベックラさせられる憧れの植物です。栽培難易度がとても高い植物なんだそうですが、私のプロテアたちは、今のところココ培地+酸度未調整のピートモスという培養土で、ゲンキに育ってます。

























「トーチジンジャー」という 、華やかな正絹お着物の柄のような花をつける植物。世界にはまだまだファンタジー感あふれる花をつける植物がたくさんあるんですねぇ。いつか原産国各国をめぐりまくって、自生しているところをゼヒ見てみたいものです。







2015年9月18日金曜日

ファン、ファン、ファンジャイス!

「はいはい、そうですか。夏はもう終わったんですね。」と言わざるを得ないような天気が続きます。雨、あめ、雨・・・ず〜っと雨ふってるもんなぁ。そんな言葉が口をついてでてくる今日このごろですが、晴れの合間をぬって 、近所の森へと散策に行くと・・・


でで〜んっと、直径20cmくらいのキノコ(FUNGUS〜ファンジャイス)が仙人のようにお出迎えしてくれました。
どうやら、「マントカラカサタケ」という、でっかくなるキノコのようです。野ネズミくらい、かるく雨宿りできそうな大きさです。

























切り株には、カワラタケ?でしょうか。ビッシリと発生してました。

























しゃがみこんで間近で見ていると、ちがう宇宙へ連れて行かれる気分になれました。


















その根元には、いかにも食べられそうな面構えをしている「ナラタケモドキ」が、思わせぶりに発生。
























食べられるそうです・・・と言われても・・・なかなか、いや、なかなか。





























ちなみに、消化力の弱った胃には、よろしくないキノコなので、食べすぎ注意! だそうです。


シャネル・モードすら連想させるほど ??? 白と黒のコントラストがエレガントな「カワラタケ」。植物由来の酸化防止材や、抗がん剤の原料なるそうです。



































というわけで、今日は秋の夜長にピッタリな2つの動画をペタッと貼り付けて失礼します・・・














2015年9月8日火曜日

窓辺の植物たちでアーバン・ガーデニング。

ところで、ガーデニングってものは、いつの時代も人々のライフスタイルを反映して、流行が変化していくのが自然なカタチだと思いますが、ここ最近では、先進国を中心に「アーバン・ガーデニング」が、ナウでヤングな世代!!! を中心に人気を集めてますよね。

「アーバン・ガーデニング」を直訳すれば「都市型園芸」となりまして、そのとおり「都市で緑を植える、育てる、愛でる、収穫する、そして、日々の糧にする。」ということが、世界中の都市で楽しまれています。
今それが都市で流行する理由としてあげられてるのが、「CO2削減のため」とか、「環境問題を考えてもらうため」とか、「ポジティブで洗練されたイメージを発信できてPR効果が高い」とか、「オフィスや狭小住宅でも、広さに関わらず心地よい空間を創ることができる」とか、「地域のコミュニティ・ツールに」だとか、シリアスな側面では、「経済的に自立することが難しい方々の職業訓練を兼ねて」、「メンタル的に病んだ方々の療法に」、などなどなどなど、です。

とはいえ、イチバン大きな理由は「年齢を問わず女子の目も男子の目にも、オサレに見えるし癒される。」ってことだろうな、と思います。そして、一口に「アーバン・ガーデニング」といっても、街やビルまるごと造園の「アーバン・ガーデン」から、地域コミュニティの活性化をはかるための「アーバン・ファーミング」、そしてお部屋で楽しむ「インドア・ガーデン」など、人々のニーズの数だけ、そのカタチも様々あります。


と、いうことで、イチバン現実的でこぢんまりとしてて、低いハードルの「アーバン・ガーデニング」の楽しみ方といえば、窓越しにワシャワシャした葉っぱの植物を置いて、人目をよけつつ気持ちよい風通しをGETする、です。

トイレの小窓に、「つる性ガジュマル」を置いています。クーラーがないトイレは、せめて在宅の間なるべく窓を開け放しておきたいし、換気を考えて配置されてるトイレという場所は、耐陰性のある小さめな観葉植物にとってベストな場所であることが多いです。

























とくに乾燥に弱いフィカスプミラなどはGoodで、ついつい水やりを忘れてヘナっとしおれてしまったのを、クX忙しい朝に見つけてしまっても、ひとまず「手洗いタンク」の水で培地を湿らしてしのぐことができる、という勝手の良さもあります。




首都圏や、そのベッドタウンの住宅街は、窓があってないようなもの・・・道路はもとより、お隣さんの窓と面していると、気後れしてついついカーテンやシャッターを閉め切って「ここには窓はないことになってます。」的な扱いになってしまうことが、とても多いですよね。ということで、人目が気になる場所にベランダや大きな窓がある場合は、耐寒性のあるヤシなどの南国植物がオススメだったりします。ヤシは主幹が一本なので、人の目がくる位置だけに葉っぱがきて目隠ししてくれるのに、根元はスッキリなので掃除のジャマにもなりにくいです。

























南関東なら、「ココスヤシ」「カナリーヤシ」などなど耐寒性のある「ヤシ類」、とか耐寒性のあるユッカやドラセナなど、庭木として地植えできるよ、というものを探せば、ベランダにおいて目隠しに使えると思います。150cm前後のものになると、お値段がなかなかお高くなるので、30cm以下のリーズナブルな価格の苗 木を背の高いスタンドなどに置いて高さを出して、数年後の生長を待ち望む、ということもできると思います。(始めて置いた年は寒さで凍死することもあるそうなので、真冬にコモ巻きしたほうがいいそうです。)




さて、こちらはウツウツとした長雨が続く時期にピッタリな初心者向き観葉植物「アロマティカス」です。多肉ですが、葉っぱはミントそのものの香りがします。食べられるそうです。掃除するとき、まちがえて引きちぎってしまった葉っぱから、シャキッとしたミントの良い香りがただよいます。なんだか一日中眠たいような曇りの日にもGoodな植物です。実は、他の植物をGETしたときのオマケにいただいて知りました。育てやすいうえ、葉っぱがボリューミーにしげるので、背の高いプランターにピッタリだと思います。





















植物たちと暮らすお部屋での「アーバン・ガーデニング」の主役は、もちろん植物・・・のみならず、どちらかといえばインテリアとしてのプランターだったりします。ところが、ステキなプランターになればなるほど、お値段も張ります。
ということで、欠けたり割れてしまった食器をプランターとしてリサイクルです。ひび割れてしまったコーヒーカップの底に、磁器用ドリルビットをつけたドリルドライバーで小さく排水穴をあければプランターに早変わり!!! 多肉やサボテンは小さなものほど、小銭でGETできるお値段だし、小さな食器にピッタリなのでDIY力のある女子にオススメです。



























ちなみに、このコーヒーカップは取っ手がポロリとかけたりすること数回。ボンドでしつこく直してはだましだまし使ってました。「ウルトラ多用途SU」は、陶磁器、ガラス、プラッチックや金属にも使えるナイスな接着剤です。


























一夏こえたウォールガーデンは、多肉たちがベロベロ生長してくれました。こんなにでかく育つなんて思いもしませんでした。


























ふと気がつけば、花芽を伸ばしてくれたコもいます。








































ということで、でかく育った多肉たちは、葉挿しや挿し木で増やしていって、いつだれが枯れてもいいようにストックを確保しながら、来年も楽しみたいと思います・・・

お部屋のなかで小さなプランターで楽しむ小規模なアーバンガーデニングには、ちょっとした気温の変化や、モチベーションの低下やウッカリで、「植物を枯れ殺す、腐れ死なす、飽きちゃって放置プレイで捨てたほうがマシな見た目」がつきものですが、「植物のコンディションは、こころの鏡」+「ガーデニングは枯らして覚える!」の二つをモットーに肩の力を抜いて植物たちと暮らすようにしています。



2015年8月25日火曜日

夏の終わりに「Phish Food」

意識が遠くなるような、青い空が懐かしいような気がする今日この頃のお天気です。夏はどこに行ってしまったのでしょう・・・







などと油断していると、きっとまた残暑がうらめしくなるような、テカテカした太陽が戻ってくるんだと思います。

ボーボーに伸び放題にそだってくれたキャットニップを収穫して、数日ほど陰干したものです。とても強い香りがします。


























収穫した日は、キャツらはキャットニップからなかなか離れようとしませんでした。


















キャットニップをガシガシとかじってから、しばらくするとスリスリ人懐こくなるコもいれば、じ〜っと一点を見つめてかたまるコもいます。私には、ミントとセージを足したような香りしかしないのですが、猫たちにとってはちがうようです。
























一点凝視ハマり 型・・・




















お盆までの8月は、それはそれはそれはそれは暑い日がつづきました。
「 Ben&Jerry's レベルのウマすぎるアイスクリームが、めいっぱい食べたい!」という考えしか思いつかない状態でしたが、お店に足を運ぶにはちょっと遠い・・・ということで、一番好きな「Phish Food」もどきをつくることといたしました。

















こちらのレシピを参考にさせていただきました。
http://twosistersandfriends.blogspot.jp/2009/11/phish-food-recipe.html

バックリした材料は、刻んで湯せんで溶かしたダークチョコレート60gに、バンホーテンのココア40g〜80gを混ぜこんだら、ミルクパンで人肌に温めた350ccの牛乳に少しずつ練りこんで、とろ火をキープして滑らかになったら冷めるまで放置します。
























よく冷やした生クリーム200〜250ccをホイップします。

常温にしたLサイズの卵をボウルに割って、1〜2分泡立て器でよく混ぜたら、150g〜250gのお砂糖を加えて、ザラザラ感がなくなるまで泡立て器で1分間ほど混ぜたら、ホイップした生クリームに混ぜ込み、バニラエッセンスを数滴加えたら、最初に作ったチョコレートミルク的なベースを冷めたのを確認してから混ぜ込んで、冷凍庫に入れて、一時間に一度、固まりつつあるアイスクリームをスプーンやブレンダーでぐるぐる混ぜて空気を入れる作業を3〜4回ほどくりかえすと、それはそれはリッパなチョコレートアイスクリームができるわけですが・・・

アイスクリームは「トッピング」が命!!! 

最後にアイスクリームをぐるぐる混ぜるときに、好みのトッピングをざっくり混ぜることにしました。

ご本家「Phish Food」のトッピングは、マシュマロとキャラメールソースとチョコチップです。

1cmほどにカットしたマシュマロと、ハーシーズのキャラメルソースと、材料の残りのダークチョコレートを刻んだものを混ぜ込みまして、好みで市販のバニラアイスをマーブル状に練り込むと、さらに本格的な「Phish Food」バージョンに!

そして、歯ごたえをさらにプラスしたかったので、バターキャラメルをコーティングしたピーカンナッツもプラスすることにしました。

コーティング用のバターキャラメルは、笑えるほどカンタンにできます。50gくらいのバターを弱火で溶かしたら同量〜2倍のお砂糖を入れて、焦げないように混ぜながら、好きな固さになるまで煮詰めて出来上がりです。バニラエッセンスまたは、お子様が食す予定がないならばラム酒とか好きなリキュールを加えると、のちのちアイスクリームの卵臭さが気にならなくなると思います。

























アイスクリームは、卵黄だけ使うことが多かったのですが、今回のレシピの全卵を使ってみたところ、やや泡立てるからなのか、とても口どけの良いアイスクリームとなりました。ちなみに、卵を使わないとジェラートになるそうです。





と、いうことではっきりしないお天気が続きだした今日のこの頃ですが、雨があがった午後、近所のたぬきファミリーは全員ゲンキに姿を見せてくれました。

















雨に濡れた子ダヌキをぺろぺろ舐めてあげている母ダヌキです。車に気をつけて、ミンナいつまでもゲンキに過ごしてほしいものです。

2015年8月5日水曜日

DIYなドライミストで、打ち水効果。

猛暑日の連続記録更新中だそうです・・・ところが、作業場の窓は、西日が鬼のようにあたり、クーラーが無意味になるほどの赤外線量なので、今年だけがとくに暑すぎるとも、つらすぎるとも感じない悲しさがあります。

とはいえ、夏野菜の代表格であるゴーヤですら、昼下がりには暑さでしおれていきます。



















さらに、以前愛用していたRO水フィルター付属の「加圧ポンプ」がホコリを被って放置されていたので、仕事場の外窓にささやかながら本格的な「ドライミスト」をセッティングしてみました。

おウチで本格的なドライミストを楽しむために一番コストがかかるのが、この「加圧ポンプ(Diaphragm pump)」ですが、窓二つ分くらいのドライミストなら12,000円くらいのもので十分OKです。


























このタイプの「加圧ポンプ」の多くは、外径6mmチューブ対応のようです。
そして、ドライミストには、0.8〜1Mpa(100〜130psi)くらいの圧が必要なので、外径6mmチューブは気体用の耐圧チューブをチョイスしました。
耐圧チューブは20mもあれば十分かと思いますが、お風呂場の残り湯を活用したい場合などは、100mGETしとくと安心かもしれません。


























そして、ドライミストのキモ! 「ミストノズル」は、チューブ外径に合わせて6mm径対応のものをチョイスしました
外径6mmのワンタッチ・チューブ継手のT字型(チーズ)を5コ〜10コくらいまで、
外径6mmのワンタッチ・チューブ継手のL字型(エルボ)が、最低でもひとつ必要です。エルボ型はホースエンド(ホース栓)の役割も果たします。


ちなみに、ROフィルターに付属している加圧ポンプならば、蛇口につなぐことができるアダプターが付いてきている(と思う)ので、水道水からドライミストができます。

でも、近くに蛇口がない場合もありますし、節約好きなニッポン人としては、お風呂の残り湯とか雨水とかを活用したい気持ちがあるので、バケツに溜めた水に、加圧ポンプの吸い上げチューブをつっこんでドライミストすることにしてます。
ところが、チューブをバケツにつっこんだだけだとプッカプッカ浮いてしまってポンプが空回りしてしまったり、バケツに飛び込んだゴミでポンプが詰まってしまうこともあるので、チューブの先には外径6mmチューブがつなげられるレデューサー・フィルターをストレーナー兼おもりがわりにひっつけました。

このように、加圧ポンプの吸い上げ口につなげた6mmチューブをバケツにつっこんだら、次はドライミストノズルのセッティングです。


























耐圧6mmチューブを50cm〜1m間隔でカットして、ドライミストノズルのチーズ継手につなげていき、チューブの最後はエルボ型のドライミストノズルで水を止め、チューブのもう一端は、加圧ポンプまでひっぱっていってポンプの排出口にしっかりとセットしました。

ドライミストノズルでつなげた6mmチューブは、S字フックやヒモなどをつかって、窓の好きな高さにぶらさげたらセッティング終了! 

気になる水の使用量ですが、ドライミストノズルが5個くらいで、一時間に約5〜10L程度です(チューブの長さやポンプの大きさで変わります)。20Lのバケツなら2時間に一度水位をチェックして足すだけですし、もしお風呂まで吸い上げチューブを引っ張ることができれば、50Lくらいの残り湯で、お昼から夕方までシュワワワ〜ッとドライミストができます。


















小型の加圧ポンプでおこなうドライミストは、ノズルのすぐ近くにいればシッカリ濡れる程度の大きさのミストですが、家庭用の蛇口につなぐガーデンミストよりも細かなミストがでてきます。

ポンプ本体は防水仕様ではないことが多いので、水浸しにならないよう設置したほうがいいですし、圧が高いので、チューブをしっかりねじ込まないと、ピシャッと外れてあっという間に辺り一面が水浸しになります。

また、ポンプのスイッチのON/OFFは、もちろん本体についていないので、防水仕様でON/OFF機能がついている電源タップがあると便利だと思います。

24時間タイマーで、加圧ポンプの作動時間を制御して一定時間だけドライミストをすることもできると思いますが、バケツやお風呂の水が空になったらこわいので、タイマー制御する場合は、水道の蛇口から水をとったほうが無難かもしれません。

ドライミストは、海外では「Fog Misting」などと呼ばれているようで、公共施設やプールはもちろん、植物園のガラスハウスなんかでも活用されてるみたいです。日本でも施設栽培などで夏場の生産性アップに一役も二役もかってるようです。
家でもドライミストをおこなってますが、今年の植物たちはイキがちがいます。実際に生長促進効果を実感できていますし、なにより西日がひどい部屋ではドライミストの気化熱のおかげで体感温度がさがりました。

以前は、蛇口につなげられるガーデンミストも活用していましたが、加圧ポンプでのドライミストならば、電源さえあればポータブルにできるし、好きな場所で炭酸水のドライミストも可能です(培養液はノズルがつまるのでNGデス)。

そして、気になる予算ですが加圧ポンプの価格をいれてもズバリ3万円以下で、ノズル10コまでを揃えることができました。