2016年2月12日金曜日

梅見日和でした。

「週末の土日は、もしかして春いちばんが吹くかも? 」とのことで、風に吹き飛ばされてしまう前に、いそいで梅の花々を愛でてきました。


 日差しがあたたかな昼間の梅は、青い空に白のコントラストがとても映えます。











































一方、日が落ちる頃の梅林も、日本情緒をしみじみと感じる見逃せない景色です。

































ご近所の雑木林は、一見まだまだ冬全開ですが・・・










日照時間がのび、太陽のエネルギーが大地に蓄積されていく2月は、少しずつ春が目覚め始めているんだそうです。



















ということで、梅の お花見がてら、日本で自生しているというトリュフを探しに行ってみたものの、やっぱり見つからない結末の今日この頃です。


2016年2月5日金曜日

アマリリスが咲きました。

昨日は「立春」でした。
キラキラまぶしくなってきた日差しのなかで、ひときわ目を引くのが梅の花のあざやかなピンク色です。ここ最近GETしたニワカ知識によれば、奈良時代までのお花見といえば、梅の花を愛でることだったそうです。これから間もなく、沈丁花の花の香りがふわっとただよい始める頃です。


さて、お部屋のなかでは春が一足早く訪れました。アマリリスの花です。
こんなにゴージャスな大輪を一度に3つも咲かせるとは、感動しました。

























オランダらしさ100%のプラポットで届いたアマリリスは、ココ培地に植えられていました。暖房のあたたかい風があたる場所に置いてCANNA COCO肥料をあげていたところ、花茎がニョキッッッと立ちあがったかと思えば、あっという間にツボミがふくらんできたので、CANNA COCO肥料培養液にCANNA PK肥料をプラスして水やりしてみたところ、ツボミがどんどん肥大するので、おもしろくなって週に一度この培養液をあげてました。



























ところが今週、大きすぎるツボミのせいで気づけば花茎がグキッと折れていました。あわてて花茎をカットして花瓶にさしたところ、ブワッと花がみごとに開いてくれました。



























PK肥料は、ガーデナーがあげたいと思う都合ではなく、植物が欲しがっているタイミングであげると笑いがこぼれるほどシャープに効くと思います。
お花類はもちろん、ナスやトマト、イチゴなどなど元気で葉はしげるのに花が咲かない、咲いてもすぐ落ちてしまって実にならない・・・などなどの困った症状のときにもPK肥料をあげると、落花がとまって実がついたり、花がぐんと大きくなったりします。


R-DWCのカラーピーマンたちも、このくらいの大きさの時、花は咲いても落ちる、実が大きくならない・・・ダラダラとした開花をしてました。


















































PK肥料を入れるようになったら、落花がぴたっととまり、つぎつぎに結実しはじめました。
























今現在は、カラーピーマンを3種類のハイドロポニック・システムで育ててますが、再循環式ドリップシステム「GEMINI」で育ててるカラーピーマンが一番でかく9cmまで肥大しました。 反面、果実の数は一番少なめです。
























そのつぎに大きい果実が実ってるのはフラッド&ドレインのタイタンです。

















果実の大きさは7cmくらいですが、タイタンで育つカラーピーマンは果実の数が多く、どれも平均的に大きくなります。果実の形もいびつになったりせずキレイです。




















最後が、平均して6cmくらいの果実になっているR-DWCシステムです。果実の数はタイタンのつぎに多く、茎も太く虫やカビもまったくでません。


















カラーピーマンは、積算温度で熟すので冬なんぞに育てれば栽培期間が長い長い・・・。なかなか色付きません。
葉かきや芽かきもいそがしい野菜ですが、これだけ実ってくれると苦労も吹っ飛びます。




2016年1月29日金曜日

真冬のホップ、動きだしてます。

はっと気づけば、1月もそろそろ終わりです。
前回の雪で、落葉樹たちの枝にしがみついていた枯れ葉もぜんぶ地面に落ちました。

カスケードホップの根元の様子です。ツルはすっかり枯れて、手でポキポキと折れてしまいます。冬の間はこの枯れたツルから呼吸するとのことで、刈り取らず残しています。



















小さなホウキで表面の枯れ葉や土を払っていくと、根元からは今年伸びるツルの新芽が出てきていました。

















ところで、ニッポンのクラフトビール「虹の麦酒」をいただきました!!!
わ〜い、パチパチパチパチ。
普段はしまいこんでる自力で立たないビールグラスをひっばりだして、さっそく注いでみます。このグラスは、ビールの香りをゾンブンにたのしめるフォルムになっていて、ひとくち飲むたびに、鼻にビールの香りがブワッと襲いかかってくるステキなビールグラスです。
























「虹の麦酒」は、ボトリングしたあとにも発酵熟成がすすむ瓶内発酵ビールで、小麦をつかった白ビールタイプのようです。ボトルの底には酵母たちがうっすらと積もっています。「うわ〜、生きてる味だ!」瓶内発酵の白ビールは、まろやかで旨みのつよい甘みが心地よい味です。もうしばらく飲んでしまうのを我慢して熟成が進むのを待てば、さらに味わいが深くなりそうです。
























瓶内発酵の活性がつづくビールを久しぶりにいただいてみて、もうひとつ思い出したこと・・・それは翌日の便通がそれはそれはスッキリってことです。その昔、便秘ぎみの友人にこのタイプのビールをふるまうと、翌日「すごい、すんごいね〜。久しぶりに力まずに出た。」と大喜びしてました。

でも毎日毎日飲んでいると、腸がだんだん慣れてしまい、なんともなくなってしまうのですが、滋養の高い生きた本物のビールは、酔いの引きがはやくアミノ酸やビタミン、エストロゲンも豊富で骨密度もアップしてくれるから、むしろ女性にとってメリットが大きな健康飲料ともいえます。



ということで、あっというまに素晴らしい進化をつづける日本のクラフトビール。
「虹の麦酒」の魅力は、その滋養の高さはもちろん、なんといっても日本人の繊細な味覚を反映した、ていねいな作りがわかる、甘みと深みがある味わいとホンワリとしたやさしい香りでした。




ふと気がつけば、こんなステキな本がでてました。とってもとってもオススメです。








2016年1月20日水曜日

晴れて昇格? カラーピーマンからパプリカへ。

月曜日だというのに、とうとう雪が降りやがりました。
雪かきは重労働ですが、普段はおたがいに業務に追われゆっくりお話することもできないご近所の方々といっしょに道から雪をとりのぞく時間は、スペシャルに感じます。

ひらき始めた梅たちも、この寒波で開花がピタッととまってしまいましたが、ぬくぬくとしたお部屋のなかでは、植物たちに春の気配が感じられてきました。

オランダ製アマリリスの球根からのびたつぼみが、少しずつほころび始めました。お花の球根栽培は、小学校のヒヤシンス以来、ウン十年ぶりです。

























まんなかのガラス容器は、「アマリリスの球根をガラス容器で水栽培したいなぁ」と、はりきってGETした花瓶なのですが、注文したオランダ製アマリリスの球根たちは、すでにココ培地に植えこまれた状態で届いたため、ふと我に返ったときには、エアープランツでテラリウムをつくりはじめていました。




















果たして今育てているものが、カラーピーマンなのか、パプリカなのか、実はよくわからないでいます。でも最近のメキメキ肥大ぶりを拝見しますと「やっぱりパプリカなのかな?君は。だといいなぁ。」と思います。

パプリカは、大人の手のひらほどビッグなサイズのカラーピーマンですが、今朝のところは大人のコブシサイズくらいまで大きくなってきました。














































これもひとえに、栽培効率のよいハイドロポニック・システムの中でも「フラッド&ドレイン・システム」と「ハイドロポニック専用肥料」の完成度の高さ、そしてハイドロポニック栽培マニュアルのおかげです。ハイドロポニックスは、その鉄則さえ守れば誰もがカンタンに野菜や植物を育てることができる、とてもとてもとても「ロジカルな栽培方法」なので、「たとえ植物にたいする愛があふれていないヒトでも、マニュアルさえ守れば誰もがプロ並みの栽培と収穫ができる!」ことをゴールとして設計されています。

ハイドロポニックスはコスト割高になりますが、それをカバーできる収穫効果や栽培経験が得られます。

「ハイドロなのに、なんかうまく育たない」場合は、ロジカルな栽培マニュアルの何かをないがしろにしているから、なんですねぇ。


ハイドロポニックスのマニュアルが重要かがひと目でわかる例はこちらです。10cmキューブのロックウールだけで育った同品種のカラーピーマンは貧弱な育ち方をしています。
夏野菜など大きく育つ野菜は、一株あたり培養液や培養土が最低5リットルないとNGです。もしも小さな培地だけで育てる場合は、1日のあいだで1リットル程度の培養液を何度もくりかえしドリップする以外に、大きく多収穫に育てられる方法はありません。


























R-DWCのカラーピーマンたち、フラッド&ドレイン・システムのものと比較すると、葉数が多く丈は大きいのですが、果実は小さいです。








































果実を大きくするために欠かせない「葉かきと芽かき」。一週間サボっていたせいで、1mX1mスクエアのグロウスペースで、今朝はこれだけ取りました。まちがって青いままの果実ももぎ取ってしまいましたが、これはピーマンとして食すことができます。
























ということで、南米原産のピーマンはコロンブスが唐辛子の種子をスパイス 用野菜としてエスパニョールに持ち帰り、その後辛いままのピーマンは16世紀にポルトガルから日本に伝来し、一方で辛くないピーマン品種はスペインからヨーロッパ、ぴゅ〜んと北米大陸へ旅立つと品種改良の成果で「ベル型」とよばれる肉厚で甘いピーマンが誕生し、17世紀にニッポンへ渡ってきたそうです。

辛いピーマンと辛くないピーマン、同じ祖先を持つペッパーファミリーは、1世紀にわたる世界一周の旅ののち、晴れて日本で再開を果たし、今にいたるわけですが、これからどんな進化を遂げるのでしょうか?


2016年1月12日火曜日

初雪とNCCSのランプ自動制御。

「うわ、やっぱり冬だったんだな。」と思わず口に出してしまう冷え込みとなった今朝は、都内や横浜あたりで初雪がふりました。初雪といっても、ミゾレまじりのほぼ雨でした。

そんな天気を感じとってか、ネコたちはストーブの前をガッツリと陣どったり、重なったりして、寒さをやり過ごそうとしてます。




















以上、「おかげさまで、ネコたちは皆元気です」報告でした・・・



さてさてさて、今回の秋冬栽培は、人生初挑戦となるパフリカを育ててますが、光源となるグロウランプたちの点 ・消灯自動制御は24時間タイマーON/OFFではなく、無線LANの自動制御システム「NCCS」で自動点灯と消灯をおこなっています。





















ナノラックス「NCCS」は、インターネットには接続しない(今現在は)、あくまでパーソナルなクラウドシステムで、ランプの点灯、消灯、ディミング、光の強さなどをひとつのDTU(無線LANユニット)で最大168台のナノラックス・バラストをコントロールできます。

フォーマット済みのRTU(USB端子)ナノラックス・バラストに挿し電源をONにした後、DTUをWin PCに接続してから専用のNCCSアプリを立ち上げると、写真のような設定画面があらわれます。
























ナノラックス・バラストRTUが挿してなかったり、RTUをフォーマットしてなかったり、電源が入ってなかったり、 DTUがWin PCに接続されていないときは、NCCSアプリが起動しません。


























「DTUヲ PCニ接続シテカラ、NCCSアプリヲ再起動サセテクダサーイ。」というポップアップがでたら↑を確認してください。



















「001」と「002」とネーミングした計3台のナノラックス・バラストを現在ナノラックス「NCCS」でオート制御しています。左端のグロウルームが「001」、右端のMHランプとHPSランプの計2台が「002」になってます。


















今回は「002」右側のグロウルームの点灯時間を短くしてみました。ちなみに、なんらかの問題が起きて、グロウルーム内のランプかバラストがエラーで点灯できないでいると、画面中の電球マークの色がグレーになり、エラーを知らせてくれます。

















「Setting」ポップアップがひらくと、ランプ点灯の時間の長さや光の強度レベル、ディミング点灯/消灯をプログラムできます(詳しくは付属ユーザーガイドで)。






























*家庭用100VAC環境では、15Aコンセントひとつにつきナノラックス・バラスト400Wは最大2台か、600Wは最大1台が設置可能台数です。



ランプの点灯プログラムをし終わったら、点灯時間とかディミングのレベルを変更したくなるときがくるまで、DTUをWinPCに接続しておく必要はありません。付属のDTU電源アダプタでDTUの電源をONにして無線LAN送信ができる範囲の場所に置いておくことができます(詳しくは付属ユーザーガイドで)。
























2016年1月6日水曜日

2016年。明けましておめでとうございます。



























今年の年明けは、いつになく暖かなお正月となりました。初詣で参拝の列にならんでいる間、足がまったく寒くないことが、とてもありがたかったです。



2015年〜2016年の秋冬室内栽培、パプリカたちです。
フラッド&ドレイン・システム「TITAN〜タイタン〜」で育てているカラーピーマンたちがダントツで茎が太く、たくさん実ってます。

























カラーピーマンやパプリカは、青いまま収穫するピーマンとはちがい、赤、黄色、オレンジと色鮮やかに完熟してから収穫することもあり、栽培期間が長くなり着果負担が大きい野菜です。そのため、カラーピーマンはあまり育てやすい野菜ではないといわれてます。









根に酸素をたくさん与えられるフラッド&ドレイン・システムは、勝手に育つ感が大きく、栽培難易度が高めのカラーピーマンでも、なかなか順調に育ってます・・・が、種子から育てる「実生栽培〜みしょうさいばい〜」のため、同じ品種でも育ち方にムラがでました。左側の株は茎が太く、花も実も5〜6コ咲いたり実ったりしてますが、右側のヒョロヒョロと細い株はやっと花が咲き始めたばかり。






一ヶ月前には花が咲いてもポロポロと落ちやすかったので、PK肥料をあげてみたら目に見えて実つきがよくなり、大きくなりました。「PK肥料は、ベストなタイミングて上げればその成果が目に見えてわかるもんなんだ」、と改めて再確認させてくれたカラーピーマンたちです。






一方こちらは、4つのシステムを連結させたR-DWCシステムと、右端が再循環システム「GEMINI」です。こちらもカラーピーマンを育ててますが、現在までの経過は・・・?










再循環システムGEMINIには、3コ以上の実がつきました。グロウルーム内では端っこの光があまりよく当たらない場所ですが、どまん中を占領しているR-DWCシステムのカラーピーマンたちよりも早くたくさん実がつきました。






おまけですが、10cm角のロックウールだけで育ててるカラーピーマンたちも、ささやかながら育ち続けています。









そして今年のミニトマトたち。ランプ日照時間を18時間のままにしていたら、みるみるみるみる茎がのび、手に負えなくなってしまいました。でもそのおかげか、今年は実ったミニトマトが熟すまであっという間です。








あんまり寒くない冬のせいか、それとも日照時間が長かったせいか、例年のおどろくような甘さはあまり感じられませんが、それでも生でパクパク食べられる美味しさです。