2021年6月18日金曜日

大きく実ったブルーベリーとCANNA NTK Episode2 Season1

 このブルーベリーは、サザンハイブッシュ種です。



実った果実は、一円玉大ほども肥大しました。

食べてみると、これがまた本当にオイシイ!



もう10年ほども前に、とあるファーマーズマーケットで売られていたブルーベリーの、あまりのオイシサに感動し、自分で育てはじめたのですが、 今年ようやく、あの時のオイシサを思い出させるクオリティーに実りました。



地植えのエリンジュームが花を咲かせてくれました。 エリンジュームは、神秘的な青から紫色の花を咲かせるアザミ科の宿根草です。





さらにパープルカラーつながりで、地植えのラベンダーもたくさん花を咲かせています。  エリンジュームとラベンダーは蒸れに弱いので、プランターに植えると6月の梅雨でダメにしてしまうことも多かったのです。





蒸れにも水切れにも弱い宿根草たちを昨年から水はけの良い斜面に地植えにしたところ2年目の今年は、勝手によく育ち、たくさん花をつけてくれています。  肥料をたくさん施肥するかわりに、クローバーとヘアリーベッチなど花も楽しめる緑肥を撒いています。




今年は、早春から暖かい日が多かったおかげで、害虫が本格的に動き出す前に草花が活動し始めました。どこのお宅でも花がよく咲いているのではないでしょうか?



さて、CANNA NTK エピソード2は、培養液の作り方です。液体肥料は原液どうしを直接混ぜない、など基本中の基本を説明しています。













2021年6月11日金曜日

ホップやブッドレア。初夏の開花シーズン

 ふと、風に乗ってどこからか花のよい香りが漂っています。

見上げると、ブッドレアが重たげな紫の花を咲かせはじめています。



ブッドレアは、別名「バタフライ・ブッシュ」と呼ばれるほどの蜜源植物です。




アーティチョークのツボミも、大きく肥大してきました。
おそらく食べずに、咲かせてしまうと思います。




緑地に自生するキイチゴは、放置しておくと葛や笹なみに一面に生い茂ってしまうので、定期的に抜いていますが、野良タヌキたちのために実をつけたキイチゴは残しています。

去年生まれた、このコダヌキのようです。






さて、今年はどの植物も、例年より早く花を咲かせていますが、
カスケードホップが、すでに毛花がではじめました。例年よりも早い気がします。





カスケード・ホップの毛花です。



「ミシマサイコ 」は、地植えにした株がもっとも大きく生長しています。



ささやかな花が咲きはじめました。ミシマサイコ は、発芽が難しかったのですが、いったん生長してしまえば、ちょっと土が乾いたくらいでもびくともせず、枯れる気がしないほど丈夫です。





去年落ちた種から咲いたヒマワリです。夏日の日差しがよく似合います。

ものすごい花粉の量です。
今年もたくさん種をつけて、来年勝手に育ってくれるといいなと思います。






「オオダマあかつき」と「オオダマはくほう」の実が大きく肥大してきました。
今年は摘果をさぼりました。しかし強風と水切れで、ほとんどの実が落ちてしまい、残った数少ない果実が、順調に肥大しています。



「きっとひとつの実しか、残らんだろう」と放置しておいたら、4つとも肥大してきてしまいました。桃の摘果は、いろいろと見極めが難しそうで、ついつい見て見ぬふりをしてしまいます。




2021年6月4日金曜日

CANNA "NTK" 日本語字幕シリーズ

 レアプランツと呼ばれる多肉たちの多くが生長するシーズンを迎えました。

亀甲牡丹、コノフィツム・ブルゲリ 、ウバタマ。特にブルゲリ は、水のやりすぎ、やらなさすぎで枯らす、腐らすことが多かったのですが、レアプランツたちをCANNA COCO培地で育てるようになってから、とてもよく育つようになりました。CANNA COCO培地は、多孔質な植物繊維であるヤシガラをバッファリングして、均一な大きさに細かくした栽培培地です。

空気、水分、養分をふんだんにキープできるので、どんな植物の根にとっても、非常に居心地がよく生長しやすい環境を長期間保つことができます。難分解性の有機繊維なので、病原菌や腐敗菌も繁殖しにくい培地です。



ベース肥料は、なるべくCANNA COCO A/Bを2,000倍にして与えていますが、生長がゆっくりな多肉どもは、いったんCANNA COCO培地に植えたら、最低でも3年くらいは植えっぱなしになります。冬の休眠期に、ごくたまに水やりする時などはベース肥料は与えていません。

しかし、ヤシの実のカラであるCANNA COCO培地の宿命として、半年以上植物を植えていると、カルシウムとマグネシウムが不足しやすくなります(カリウムが多いので)。

そこで、CANNA COCO培地に植えた観葉植物たちには、年間を通してカルシウムとマグネシウムの活力剤、カルマグルトと、微量ミネラルを有機酸キレートしたトラッキン'(酵素、補酵素の元)を1,000倍〜2,000倍希釈で与えるようにしています。



CANNA COCO培地に植え替えたフォッケアは、あっという間に葉とツルが伸び出しました。



アガベやポトス、ウンベラータなど、インドアで液体肥料ではなく固形肥料で育てている観葉植物たちにも、カルマグルトトラッキン' は欠かせません。根からゆっくり吸収される固形の緩効性肥料(かんこうせいひりょう)は、匂いがなく使い方がカンタンですが、植えっぱなしの鉢植えだと、カルシウム、マグネシウム、微量要素が不足しやすいので、カルマグルトトラッキン' を与えると、元気に大きく早く育ちます。

さて、そろそろ梅雨だし外出自粛期間は続くし・・・巣ごもり生活はまだ続きます。






ということで、インドア・ガーデニングの基本を教えてくれるCANNAのNTK(Need To Know)
日本語字幕動画シリーズを新たに公開しました。今後、すべてのシリーズ動画の字幕版を公開していく予定です。

シーズン1 : エピソード1 「水温の重要性」



2021年5月28日金曜日

初夏の花々と昆虫ホテル

5月にしては雨降りが多い今年、生い茂った葉っぱをかき分けてみると、摘果をさぼっていたオオダマアカツキの桃がグイグイ大きく肥大していました。




5月に咲く花のなかで、思いがけず存在感をます植物のひとつは、なんといっても「セリ科」ではないでしょうか? 冬の間、薬味やハーブとして活用してきたパクチーやイタリアンセロリ、そしてフェンネルなどセリ科の植物は、プランターや限られたスペースでは脅威を感じるほど、縦にも横にも広がって線香花火のような可憐な花を咲かせます。


欠点といえば、セリ科の花は、ガツガツ消費できるほど食べやすいものではないということでしょうか・・・勝手にタネが落ちて、勝手に翌年芽生えることを期待します。

 

そして今年のホワイトセージ は、花茎が一層デカく長く伸びました。花茎の長さは、どれも1メートル以上あります。





昨日までの雨で、四方八方にしだれまくっていたホワイトセージ の花茎をなんとか立たせて誘引していると、アシブトハナアブがホワイトセージの花にしがみついていました。



一方で、これは2年前にGETしたアジサイ「アムステルダム」。10cm足らずの草丈だったアジサイは、立派に大きくたくさんの花を咲かせてくれました。




「あれはなぁに?」とよく尋ねられる木製のノッポな家は、ハナアブなどのためが越冬するための避難場所、「バグ・ハウス」とか「ビー・ホテル」とかそんな名前で呼ばれています。




そしてこれはヘアリーベッチの花、土を耕して肥やすために育てる緑肥とよばれる植物のひとつです。






「ハナアブ」「ビー・ホテル」「アムステルダム」そして「緑肥」。
農業大国オランダでは、ミツバチをはじめとした野生のハナアブの個体数が減少、絶滅する速度が加速していて、農作物の生産量に深刻な打撃となりつつあったそうです。



そこで、何らかの理由で巣を失った孤独なミツバチのために「ビー・ホテル」を設置しようという活動や・・・




バス停の屋根の上にワイルドフラワーを植栽し、ミツバチたちが疲れたら羽を休めることができる「ビー・ストップ」を設置したり・・・



街中を飛んでいるミツバチたちが、ふんだんに蜜にありつくための「ハニー・ハイウェイ」とよばれる花の植栽を街中に増やす活動によって・・・



今年の春「ミツバチを数えよう!」というボランティアの活動を通して、1940年代から減少の一途をたどっていたミツバチの個体数が、安定したということがわかったそうです!





ということで、今からでもヘアリーベッチやクローバーなどの緑肥の種をまけば、雑草の抑制にもなるし、これから花数が少なくなる真夏に向けてハナアブたちのレストランにもなります。SDGsが叫ばれる昨今、除草剤を撒き散らすよりも未来志向なのではないかと思います。



2021年5月21日金曜日

GoGro自動天面給水システムとSANlight Qシリーズで、かつてないほどの高効率栽培

 雨は嫌いではありませんが、5月だというのに洗濯物がカラッと乾かないというだけで損した気分になるものです。

はやいもので、2021年の折り返し地点が見え始めました。6月はすぐそこです。


昨年の秋からスタートさせた室内栽培のパプリカどもは、まだまだ元気です。つくづく感じることですが、栽培専用LEDシステムSANlight(写真はGen.1)の光は、本当によく育ちます。HPSランプで育てていた頃は、毎年5月になると室内温度が高くなりすぎて秋冬(しゅうとう)栽培を終了させていましたが、SANlight LEDにしてからというもの、初夏の今頃になっても室内温度が高くならないので、収穫できる期間を飛躍的に伸ばすことができるようになりました。



先週紹介した多肉ウバタマをはじめ、コノフィツム・ブルゲリ 、亀甲竜や亀甲牡丹など根強い人気を持つコーデックスなど、レアプランツどももSANlightで育てていますが、本当によく育ちます。本当なら休眠する冬の間も生長を続けられるので、ベックラするほど早く育つことも実感してきました。





さて、パプリカどもですが、自動底面給水GoGroシステムで育てはじめてからというもの、水やりの手間といえば週に一度リザーバータンクに培養液を注ぎ足すだけ。培養液の交換はもちろん、排水を捨てる必要すらないので、ふと気がつけば、様子をみるのを3日以上忘れてしまっていることも珍しくありません。

ピーマンやパプリカの栽培方法では、当たり前といわれる摘芯や摘花。
主茎や花数を減らして、株の負担を減らすことが多収穫のコツですが、養液栽培、しかも底面給水なら、そのような手間をかけなくても勝手にたくさん大きく実ります。




トマトやピーマンのように、開花と収穫が同時進行していく夏野菜は、花が咲くと根っこの生長が衰えるので、生長期の苗のように自分から根っこをガンガン伸ばして養水分を取りに行くことが苦手になります。そのため、GoGRoのような自動底面給水システムなら、根っこは好きな時に養水分を吸収できるので、夏野菜の大敵「成り疲れ」が起こりにくいのです。