2022年3月18日金曜日

SANlight LED EVOシリーズとQ3W Gen2.で秋冬室内栽培。

 今週末には、東京で桜が開花するだろうとの予報が出ていますが、今日は雨降りの肌寒い日となりました。


毎年、桜の開花宣言が出される一週ほど前に咲く、わが家の梅です。拾った梅の木なので種類があやふやでしたが、3月に入ってから咲く晩咲きということと、白っぽい一重咲きという特徴から、杏と梅の交配種である豊後性の「そうめいのつき」ではないかと思っています。


育てはじめてから、かれこれ20年ちかく経ちますが主幹がまだ10cmほどで、梅の木としての貫禄は、あまりありません。梅は丈夫なので強剪定に耐えるのをいいことに、花芽がたくさんつきやすい枝をバッサリ切り落としてしまったり、変な時期に剪定してしまったりと、私が引起こしてきた人災をものともせず、たくさん花を咲かせてくれました。

斑入りのジンチョウゲ「前島」、咲き進むほどよい香りを放ちます。




室内で冬越しさせて、今年も開花してくれたコットンキャンディー。
チランジアが室内で咲くと「いよいよ冬も終わりだな」と感じます。



とにかく丈夫なローダンセマム。豊富な花色と上品な印象のシルバーリーフは、よせ植えの定番花として人気ですが、いっしょによせ植えた花たちが梅雨に蒸れくされても、ローダンセマムだけはグングン大きく育ち生き残ります。このようにして、ローダンセマムだけがゴージャスに育ったポットが、年々増えていくのです。


宿根草ですが、耐暑性が低く夏を越したことがないハナカンザシ。大好きな花のひとつです。耐寒性が低い植物は、簡易ビニールハウスや室内に取りこんで、ほぼ確実に冬越しに成功しますが、耐暑性が低い植物に対しては、どんなに気に入っていても夏は庭仕事へのモチベーションがマックスに下がるので、なす術も思いつかず枯れて消滅していく様子を見守ることになります。



12月に剪定した枝を挿したばかりなのに、もう芽が出てきたアジサイ「ごきげんよう」。




さて、3月に入って20℃を越す日もでてきたので、CMH315WからSANlight EVO4-100に変えました。刺激が強いLED光に慣れさせるために、40%ディミングからスタートです。40%減光出力ですら、こんなに明るい!


EVO4-100にしてから数日後、光を強くするために80%ディミングにすると、ジャンボピーマン「とんがりパワー」はますます肥大してきました。






左側のミニトマトは、SANlight Q3WL Gen.2 右側がSANlight EVO4-100です。
並べてみるとLEDモジュールの大きさ自体が、Gen2シリーズよりもEVOシリーズがかなり大きくなっていることがよくわかります。EVOシリーズのほうが、ムダのない光をより均一に栽培エリア全体へ拡散させることができます。




Qシリーズの色温度が3000K、EVOシリーズは3200Kとなり、EVOシリーズは白色がやや強くなりました。



2022年3月11日金曜日

板橋区立熱帯環境植物館で夏を先取り

木々が芽吹き、日に日に春めいてきました。
とはいえ、まだまだ植物ネタが豊富な季節ではありません。

久しぶりに板橋区立熱帯環境植物館に足を運びました。
あの餃子や、あの焼きそばなど、庶民派グルメが充実しまくっている「高島平駅」からほど近い、都心にある植物園です。

エントランスを進むと「ミニ水族館」の水生動物たちがお出迎え。
ニシキアナゴとチンアナゴが 仲良く直立。

ニシキアナゴ



チンアナゴ



「メタハラで照らすと水中がきれいに見えるよね〜。冬は暖房がわりにもなるし。」と納得。




手を振ると、こちらに来てくれたボルネオカワガメのボルちゃんと、ジャイアントグラミー。
カメや大きなサカナはリアクションしてくれるので、とてもカワイく感じます。



「このバカでかい葉っぱは、ヤシにも似てるしドラセナにも見える。何の植物だろう? 」なにしろ葉っぱが1メートル以上もあるのです。

なんと、「タイガーオーキッド」という蘭でした! 個体が成熟して花が咲くまで20年かかるとのこと。8月ごろに開花が見られるそうです。



タワワに実るパパイヤ。草丈が2メートルにもなります。秋から冬に完熟の時期がくるので、関東で完熟パパイヤを収穫するってのは、めちゃくちゃハードルが高いですね。



ミストが噴霧され、夏でもひんやり涼しい雲霧林ゾーン




メディニラ・マグニフィカが開花していました。




今日は3月11日。あれから11年も経つのですね。
そして連日、心が重くなるニュースが飛びかい、ふさぎ込みがちになります。

ちょっと気分を切り替えて、クスッと笑える動画をどうぞ。
チェッカーガラス越しにのぞく ネコの顔が・・・

"Emoji_cat"



2022年3月2日水曜日

SANlight EVO 4-100でミニトマト室内栽培

 キラキラとした日差しが届く 3月になりました。

のどかな景色が広がる牧場では、コヤギやコウシが、それはそれはカワイイ姿を見せてくれました。



ところがウクライナでは、恐ろしい出来事が起こっています。今こうしている間にも、寒さと恐怖で怯えている人たちがいること対して、大きな悲しみを感じます。

・・・それにしても、ウクライナ侵攻が開始された、まさにその日からというもの、あれだけしつこかったサーバへのアタックが、ピ・タ・リと止みました。「アタック元は、思った通り あの国からだったか!!! 」と疑惑が確信に変わった日でもありました。



SANlightの最新モデルシリーズ「EVO 4-100」を早速セットしてみました。

SANlight EVO 4-100 は、4つのモジュールがついてて、100cmスクエアに対応。選びやすいモデル名です。PPF効率は、ダントツの3μmol/J。栽培効果の高い、最新のOSRAM UX-3ハイパワーREDとSeoul WHITE LEDは、生産されたLEDチップのうち、品質が高い15%のものだけを使用。さらに最適なビームアングルを持つ2次レンズによって、放射された光がムダに飛び散らず100%植物だけに届きます。




EVOシリーズは、SANlight LEDシステムの栽培効率の高さ、タフネス、長寿命はそのままに、保護等級 IP65 で、さらに優れた防滴、LED防塵。



透過率が高く、傷に強いPMMAアクリル樹脂製カバーで、LEDチップをほぼ完全密封。LEDチップを葉面スプレー、高湿度、薬剤などの進入から遮断し、劣化させません。また、植物の花粉や、ヤニがレンズカバーに付着して汚れた時は、モジュールをマイナスドライバーで外して、ふき取ることができます。



現在は、M-Dimmer EVOで、フェードイン点灯60%調光しています。120㎠にSANlight EVO 4-100 一台設置で、これから様子を見ながら段階的に光を強くしていき100%にします。

カタログ(pdf開きます)によると、SANlight EVO 4-100 100㎠に2台、SANlight EVO5-120 は120㎠に2台、角度を11°傾けて設置が推奨されていますが、2台設置する場合はCO2添加が必須です。100%調光ならば、それぞれ一台だけの設置でも 物足りなさは感じず、高いパフォーマンスを実感できる栽培専用LEDシステムです。



2022年2月22日火曜日

SANlight EVOシリーズ新発売、CANNA 10の水やりルールと植物の水やりについて

SANlight EVOシリーズ、新発売です。

https://www.daikage.net/home/lighting/evo/


 




CANNA TERRA エコバック・プレゼントキャンペーンにあわせて、CANNA JAPANオフィシャルサイトでは、「10の水やりルール」と「植物の水やりについて

が公開されています。



「水やりで失敗しないためのルールやポイント」


つぎに、難解な文章が多く、やや解説が必要かもしれない「植物の水やりについて」


「生長の四面体」


「生長の四面体」は、植物を育てるとき抑えておくべきポイント、4つの要素が面になってできたピラミッドです。「どれかひとつの要素が欠けても、ピラミッドは崩れてうまく育たないよ。だから、この4つの面はどれも同じくらい重要なんです」ということです。


面ひとつひとつの内容は、そんなに難しいことではなく、「そりゃ、そうだろう」と納得することばかりなのです。





2022年2月16日水曜日

秋冬室内栽培GoGroのミニトマトと梅が咲く古民家

 「大雪になるかも」という天気予報は、準備を万端にして待ちかまえるほど、たいして積もりもせず終わるものです。雪かきせずに済んで何よりですが。室内栽培のミニトマト。第5花房まで満開になりました。



秋冬室内栽培は、気温が低いせいで生長は遅いのですが、夏とはちがい糖類を酸素呼吸で消費しにくいので、確実に結実して、甘く、おいしく、大きく育ちます。



この冬トマトがあまりにおいしいので、市販のトマトを買う気がまったく起こらないほどです。

赤く登熟するのが、待ち遠しい今日この頃。




さて、早春になると足を伸ばす横浜三渓園。例年は梅が咲ききらないうちにフライング気味に来てしまっていましたが、今年はたくさんの梅の花を楽しめました。



「赤、白、黄色、どの花見てもキレイだな〜。あ、これはチューリップの歌か・・・」



1970年に寄贈された茶室、林洞庵(りんどうあん)のせせらぎ沿いには、フキノトウが芽を出していました。


旧矢箆原家住宅 (きゅうやのはらけじゅうたく)



「おいえ」入り口の直線美。だからこそ、生け花の有機的な曲線がいっそう引き立つのだと思いました。




水辺で暮らす水鳥たちは、春の訪れを感じているようです。

蓮池の中で微動だにしないアオサギは、きっとザリガニを探しているのだと思います。





三渓園南門の池では、コガモたちが春の北への旅立ちに向けて、しきりに羽ばたいていました。




2022年2月7日月曜日

梅が咲く頃。植えかえで春を先取り

 日が暮れて、あたりが暗くなっていても、ただよう香りで梅が咲いていることに気付かされる2月です。





ハンノキが植えられた公園の池で、大きなカメラを構えた人たちが一斉にレンズを向けていたその先には???



カワセミです。



市街地の公園の落葉した枝に止まっているカワセミを見られなかった年はありません。近所の川沿いのよう壁にへばりつくカワセミを目にすることもよくあるので、「コサギより、ちょっと珍しい程度の野鳥になってきたな。」と感じます。



この時に見つけたカワセミは、クチバシが上下とも黒っぽいのでオスだったようです。

カワセミのメスは、下のクチバシにの黄色い部分が多いそうです。




さて、2月4日の立春もすぎ、枯れ葉だらけの景色にも飽きてきました。昨年の春にニギニギしく植えた多肉たちも、年をこすと茎をニョロニョロとヘビのように伸ばし、プランターはスカスカに。多肉の植えかえをリフレッシュさせるのはとても簡単です。多肉のカット苗をスキマにポンポンと置くだけ。





多肉のカット苗が手に入らない時は、ポット苗を使いますが、プランターが小さいと根鉢がジャマしてギッシリと植えることができません。





そこで多肉のポット苗は、地上部だけパッツンと切ってカット苗にしてしまいます。
カットした後に根が残っているポットは捨ててしまわずに、そのままにしておくと、生長期の季節になれば、また再生してきてくれます。




寒さに弱い多肉は根を凍らせないために水やりを控えるか、春以降になれば、ほぼ確実ににこの方法で再生栽培ができます。