2013年7月11日木曜日

ブルーベリーとヨーグルト。ベストコンビ ?

梅雨明けとともにつづく問答無用のクX暑さに、いささか腹だたしさを覚える今日この頃です。
6月は、ほぼ一ヶ月夏カゼをひいてしまい、そのシツコさといったらヒドいもんでした。発熱し休んで熱が引いて動いたら熱が出る・・・の繰り返しです。

そしてこの地獄のような暑さが来るまえに、夏カゼを退治してくれた救世主は、なんと「カレーライス」でした。カレーライスをつくって食べた週だけ、かなり具合がよくなったのです。夏カゼのウイルスは冬のカゼ菌とはちがうので、治りかけのグズグズの時には暑い国に住む人々の知恵がつまったカレーライスが身体の調子を整えてくれたのかもしれません。

カレーの効果のほどは個人的なものですが、お医者さんがおススメする「 風邪感染時にたくさん食べたほうが良い食品」は胃腸を整えてくれる有用菌のカタマリ「発酵食品」だそうです。
「菌が生きてる発酵食品」のなかでも、食欲がないときでも食べやすいのが「ヨーグルト」だと思いますが、カレーにちなんでインド風に「ラッシー」にしてしまえば、食べるよりもたくさんの量をゴクゴクと摂取できます・・・

ということで、夏カゼをひいちまってからというもの現在にいたるまで、毎朝バナナラッシーをつくっては欠かさず飲んでいることから、今回のメインのおハナシは、「 バナナラッシーをつくったあとのミキサーをすすいだ水は、抵抗力アップにもなる活力剤!!! 」です。ワタシの場合、バナナラッシーには、ヨーグルト、バナナ、ハチミツをいれてミキサーにかけてラッシーにしているので、ミキサーを「すすいだ水」は、強力に栄養満点な活力剤に他なりません!


そのすすいだ水はシンクに流してしまわずに、毎朝鉢植えに水やりしたり、週に一度または気が向いた時に「葉面スプレー」にしています。

そろそろ色づきはじめたブルーベリー「バルドウィン」に、ラッシーすすぎ液を葉面スプレーしました。病害菌をきれいにしてくれる乳酸菌をはじめ、乳酸、アミノ酸ペプチド、糖類、そして吸収性のよい水溶性カルシウム、酵素などなどを葉面から吸収させることができます。

























乳酸やアミノ酸ペプチド、吸収性の高い乳酸カルシウムは、植物にとっても夏バテから回復させてくれる効果、そして花や果実を大きくしてくれる効果があります。また、乳酸菌はとても強い増殖力をもっています。

ちなみに、乳酸菌をはじめとした常在菌は、ニンゲンの皮膚で活動し健康を守ってくれていますが、平均体温が高い女性のほうが多く保有しているそうで、ワインを仕込む前のブドウ踏みが女性であったことや、その昔にはビールを造る際は純潔の少女が樽に身を浸すことがタネ酵母になっていた・・・というおハナシにもナットクできます。
なので、インドア・ガーデニングを楽しむガーデナーは、女性または女性が住んでるおウチのほうが、ほんのすこし有利かも? ? ?


























果実はちいさめですが、バルドウィンよりも実数が多い「ティフ・ブルー」にも、すすぎ水を葉面スプレーしました。















ここで改めて「葉面スプレー」をする際の大鉄則といえば・・・


★ 一週間以上間隔をあける + 濃度を濃くしない

★ 風通しがよいところ

★ 直射日光があたらない時間や場所、葉っぱ内部の細胞に水分が多くなっている時間
(・・・つまり朝か夕方、または日陰になる時間帯だけってことになります)


ちなみに、葉面スプレーの最大のメリットは、果実や花にちかい葉っぱに養分をダイレクトに吸わせることができるので、花芽増加や結実、果実肥大への効き目が早いか、確実なことです。



2013年7月9日火曜日

虫たちとホップのグリーンカーテンと腰痛

暑いです!  いくらなんでも、いきなり暑くなりすぎです!!!
この週末の暑さといったらもぉ、100メートルおきごとに移動式ソフトクリーム屋さんがあっても、全店舗大繁盛しそうなほどの暑さでした。


突然の暑さに適応しきれないのは,ニンゲンだけではありません。
とある日の昼下がり、ふと気がつくと「キリギリス」が台所のシンクに唐突に登場!!!














よくよく観察してみると、シンクにたまった水を一心不乱にゴク飲みしていました。
「あ〜、やっぱり虫も暑いんだなぁ〜。」とナットクしながら移動してもらいました。
※キリギリスはうかつに捕まえると、じゃっかん血がにじむほどのパワーで噛みますので、いったんバケツとかに入ってもらって動かしたほうがいいです。




そして今朝は、チビカマキリが獲物をGETしたところに遭遇! まだ羽根をバタバタさせていたチョウらしき獲物は「 セセリチョウ 」でしょうか? 























野球の素振りすらできない我が家の庭ですが、このように日々虫たちによるドラマが繰り広げられています。目指すは、ニンゲンと植物と小動物と昆虫との共存!?




さて、昨日は新月でした。地下に水分が吸い寄せられるといわれる新月のときは、生長期間型の生長に傾くといわれているので、熟しはじめたカスケードホップには先週末に「リン・カリ」肥料を施しておきました。























3年目となった今年のカスケードホップの毬花は、玉のびして去年の2倍ほどの大きさになるものも出てきました。太いツル(vine)についた花は、やっぱし大きくなるようです。






















↓5月から咲き始めていた毬花はザンネンながら去年なみで、3cm〜4cmほどで大きさが止まりました。














一方、6月から伸びはじめたツルに咲いたカスケードたちは、4〜5cmほどあります。






















ブラクト(包葉)のひとつの先端が茶色くなっていました。ホップの毬花は熟成してくると、ほとんどのブラクトが茶色くなるそうで。






















ホップの毬花をどのタイミングで収穫するのか?  
ホントに好み次第になると思います。日本では、まだ緑色で固くしまった状態で収穫するのがよいとされているようです。

一方、ほとんどのブラクトが茶色くなり、パッと見、枯れてしまったようになると、内側のルプリンの量がグ〜ンッッッと増えます。(昨年見たかぎりでは、ワタシ自身の目でもハッキリと分かるほどの差でした。)
米国のホームブリュワーさん曰く「ルプリンの量が多いほうが、ホップを使う量が少なくてすむ。あと、ほとんど茶色くなったホップには、まだ青々とした香りも残っているうえに、スティッキーで刺激的なホンモノのアロマ成分がたっぷりとあって・・・それは固くしまった未熟な毬花にはないものなんだ・・・あくまで個人的な意見だけど。」

とのことで、ルプリンの量とアロマの質にここまでこだわるのは、これでもかとホップを使う米国のクラフトビールならではなのかもしれません。




さて、オマケですが、冬ならば冷えからくる腰痛になやまされるのは仕方ないこととして、すっかりクX暑くなった夏になっても、しつこい腰痛や肩こり、首の痛みに悩まされているおヒトで、特に運動のしすぎからくる筋肉疲労ではないという場合は・・・

ズバリ!!!「怒り」が腰痛を引き起こしているかもしれない! というお話しです。






















意識/無意識をとわず、心の中の「劣等感/不安/自己愛/抑圧/怒り」が蓄積されて、腰痛、肩こり、首の痛み、肘や手首の痛みを引き起こすことが、多々多々多々多々多々多々あるんだそうで・・・

これらの心のストレスが筋肉の酸欠状態を引き起こして、脳みそが痛みとして判断する「緊張性筋炎症候群=TMS」であるケースが多いそうです。

「あ〜、最近ストレスたまることイッパイあったからなぁ〜!!!」と自覚できるおヒトはまだいいんですが、問題は心の奥底に怒りや不安を押しこめて「ストレスなど、ないことになっています」と思いこんでしまう場合だそうで。

TMSで腰痛などが起きている場合の対処法は、まず心の中の問題に目を向けることと、痛みを恐れず身体を動かすことなんだそうです。あと、脳みそに直接命令することがとっても効果的なんだそうで、「ワタシは、この問題を痛みにすり替えたりしないぞ! 痛みにガマンするつもりはまっっったくないんだからな!!!」


とはいえ、身体の痛みは危険な病気の症状であることもあるので、お医者さんの正しい診断は不可欠だそうです。


最後に,ウチのカスケードホップにも、こんな花が咲いたらいいなぁ・・・というビデオをめっけました!

Alexander Keith's "Metamorphosis" from Psyop on Vimeo.


2013年7月4日木曜日

ツバメとマキシスカートDIY講座的なもの

最近どうも、小動物なできごとが多いです。
とある日の夕方、「ピピッ・・・ピピッ・・・」という鳴き声とともに、二羽のツバメたちが仕事場に入ってきてしまいました!















巣をかける軒先を2羽のカップルで物色中、「ココ,どう思う?」的なニュアンスで一羽のほうが、もう一羽を引き連れて入ってきてしまった!!! ということのようです。
天井で羽根を休めつつ、室内を吟味するばかりでゼンゼン出て行く気はないようです。
「いやいやいや・・・夜になったら窓ぜんぶ閉めちゃうからさ〜。出入りできなくなっちゃうよ〜?」 と語りかけると、しぶしぶ出て行ってくれました。ちょっぴりザンネン!!!
















さてさて、またしてもtamaplantfoodの有機活力剤の有/無の結果らしきものです。
有機活力剤を与えていないトマトたちは、ちらほらと「ウドンコ病」があらわれはじめました。

























この数年間というもの、活力剤なしで育てたことがなかったので
「 あ〜、ウドンコ病だ! ひさしぶりだな! 」といった感じです。ちなみに、有機活力剤をあげているトマトたちにウドンコ病がでたことはありません。有機活力剤はチッ素固定などの代謝を促進するので,結果的に耐病性アップにもつながります。






























さて、うだるような暑さの夏には、さらっと涼しくて乾きやすい「リネン」生地がGoodですね。
綿、麻など天然繊維の原料は、もちろん植物なので、このブログの主旨と関係なくもなくもなくもない??? ということで、何を着ようか考えるのもメンドくさい真夏、ちょこっと買い物に行く時などに便利なリネンのマキシスカートの作り方のご紹介です。



数年前からオサレなマダムに人気だったマキシスカートですが、この春からとくに「じぇ! じぇ! じぇっ! 」といった感じで注目度がさらに高まっています。

なかでも米国のエシカルなアパレルブランドの定番超ヒット商品「 Lilith Linen Panel Skirt 」は、マーメイドラインのシルエットと素材感が軽やかで・・・しかしお値段は軽やかではなく・・・「 月々のやりくりに思わずサイフのヒモを固く結んでしまう主婦が、うかつに買えるお値段ではないっっっ ! 」というのがホンネです。































「 欲しくても手がでないモノは、自分で作っちゃえばいいんじゃ〜ん!!! 」というフレキシブルさは、なんの変哲もない毎日に楽しさと自信を与えてくれると思っています。

ということで、お雑巾の直線縫いにしか自信がないワタシでも、なんとか縫えてしまったこのゴムウエストのマキシスカートは、パターンのカットがメンドくさいだけなので、「ゼッタイに縫える! ゼッタイに縫ってやる!!!」という意気込みさえあれば、きっと縫えます。


生地は、すこし透け感のあるボイル、ローン、ガーゼ、シャンブレーなど中薄〜薄いリネンが落ち感がキレイにでるのでおススメです。(40番〜60番くらい)

無地、ストライプ柄物、どちらも布幅が130c〜150cmある生地なら、5メートルあれば2枚縫えます。

白やピングベージュなど、薄い色目の生地にすると確実におパンツが透けますので、そういう色はビーチで水着の上に着るかペチコートをはくか、または黒やネイビー、焦げ茶など濃い色目やストライプ柄をチョイスしたほうがいいと思います。また水通しが必要なリネン生地は,水通しをしてからパターンのカットに入ったほうがいいと思います。



↓ということでLilith Linen Panel Skirt の型紙 約1/16 縮図です。ワタシは素人なのでパターンを起こせる方はニュアンスだけ読み取ってください。
※ベルト巾サイズを縫い代分1cmづつを入れてしまっていたので、縫い代各1cmずつをのぞいた寸法画像に修正しました。



ウエストサイズの仕上がりは、ぬわんと100cmになるので(米国のMサイズ)、「 日本サイズでもXSがピッタシなのよ! 」という、多少うらやまうらめしいマダムさんには、ベルト芯の下の4枚の見頃幅25cmを18cmくらいに縮めたらいいんじゃないですかっ?
また、着丈仕上がりは75cmなので伸長が165cm以上のおヒトは、4枚の見頃部分と8枚のパネルの丈をプラス10cmほど長くしたほうがナイスなマキシ丈にするといいと思います。(またはゴムをゆるめにして,ヒップハンガー気味にはくものナイスです。)




↓さて、パターンの合わせ方の順番ですが、見頃と8枚のパネル部分を縫い合わせたら、上からベルトを叩いてゴムを入れて出来上がりです。(1cm〜1.5cmのゴム幅のものを、ご自分のウエストサイズに合わせてカットしてベルト芯に入れます。1cmの細いゴム幅のほうが、洗練された雰囲気が出るかと思います。)





















さて、ここでザンネンなお知らせですが、4枚の見頃の各中央部分には、それぞれ裾から60cmの高さまでスリットを入れて、このスリットに丈の短いパネル部分をはめ込んで縫い合わせていくのですが、これが雑巾縫いのワタシにとってかなりの難題でした。

あと、スカートの裾と縫い代の始末はすべて「ロックミシン」で行います。ワタシは20年前のミシンしか持ってないので分からないのですが、最近のミシンなら「ロックミシン的な模様縫い」ができると思うので、それでなんとかヤッツケてしまってもイケます。

ロックミシンは、中古なら15000円前後でもコンディションの良いものが手に入りますし、3本糸以上のロックミシンにすれば,ニットやカットソーのパンツの裾上げもできるので、既製品パンツはほぼ100%裾上げが必要なワタシは、覚悟を決めて中古のロックミシンをGETしてしまいました。


2013年7月1日月曜日

有機活力剤の効果と、ホップのグリーンカーテン。

室内栽培のトマトたち、先週は第一果房の収穫ラッシュとなりました。ポッティング・ミックス培土と、Terra VegaとTerra Floresのベース肥料を生長段階ごとに使い分けて育てています。

左は、ベース肥料に Tama Plantfood の有機活力剤をプラスして与えつづけたトマトの果房で、右はベース肥料のみを与えて育てた果房です。













有機活力剤を与えつづけたほうが花や果実の数が多くなることが見た目で分かります。また、食べ比べてみると有機活力剤を与えつづけたトマトの果実は、後味にアミノ酸の旨味を感じます。



そして、最近のホップたちの様子です。文句なしでカスケードホップがよく育ち、よく花を咲かせています。カスケードはアロマホップタイプなので、「手のかかるナイーブな品種かな? 」となんとなく思っていましたが、つるつる、めきめきよく伸びて、たっっっくさんの花を咲かせています。









































ハシゴがないと登れない高さの窓まで、きれいにツルが伸びました。ホップの毬花がプクプクと大きくなっていく様子をこの窓から観察することが、ほぼ毎日の日課になっています。唯一の問題らしき問題は、ホップのツルがアリンコのジャングルジム状態になっていて窓から自由に侵入してくることです。























5月に咲き始めたホップの花は、すっかり形が出来上がっていて、ブラクト(顎)の先端が茶色くなれば、いよいよ収穫時期となります。ホップの毬花は、咲き始めてから2ヶ月弱で成熟となるようです。
















6月になって新たに地表から伸びはじめたホップのツルは1.5メートルくらいの高さで、毛花を咲かせ始めています。この毛花が収穫できるようになるのは、想像したくもない猛暑のさかり、8月中になるかと思います。
毛花が咲き始めたら、肥料の効きをよくする有機活力剤とPK肥料をコンスタントに与えています。

















ホップたちの株間に植えた「ベニバナインゲン」たちが、サッソク花を咲かせていました。マメ科の植物は根っこに根粒菌を飼うことができます。有機栽培や無肥料栽培には欠かせない根粒菌という有用菌は、空気中の80%も占める気体のチッ素をアンモニア態チッ素に固定できるので肥料の施肥量を減らせたり,土を健康にできるというお話は有名です。





有機栽培や無肥料栽培は、化学肥料の過剰施肥→窒素過剰で作物が軟弱化してしまうため病害虫に弱くなり農薬の量が増える →

農薬で有用菌も減り土の分解、浄化作用が断ち切られ痩せた土になるため、さらに多くの肥料を入れてしまう→


ますます土を固く締めたり酸性化させたり、水源に過剰な肥料分が流れ出したりという悪循環


これを断ち切り、健全な野菜をつくるためにはまず健全な土壌づくりから!!! という流れから盛りあがってきたと思います。

ところが有機肥料を入れて土がフカフカになり、作物の根っこがノビノビと張りやすくなると、土中の広い範囲から肥料をたくさん吸えるようになるので、有機栽培を何年か続けると「微量要素不足」になってくることが案外多いのです。

多くの有機肥料には「微量要素」があまり含まれていないということも、その一因になるため、iFoamをはじめとした欧米各国の「有機栽培と認められるための基準」でも、「微量要素」だけは自然由来の原料でなくてもOK! というケースがほとんどです。




最近,ホップのグリーンカーテンを眺めていると「チーチーチュウ、チーチーチュウ」という鳴き声のあとに「シジュウカラ」がやってきます。どうやら親鳥が巣立ったばかりのヒナをつれてきて餌場を教えてあげているようです。もうすっかり飛べるようになったヒナドリですが、いまだに親鳥のまわりで羽根をパタパタさせてはエサをねだっていました。
















「 そうよ、ホップの葉っぱにひっついてるイモ虫とかを取りにきてんのよ! 分かってんなら早くどっかに行きなさいよ!!! 」といいたげな親鳥の視線に耐えかねて、写真もそこそこにさっさと退散することになります。


2013年6月27日木曜日

ネズミ警ら隊長、あらわる!

「うわぁ〜!!! ヘビッ! ヘビッ! ヘビィ〜ッッッ!!!」この叫び声を聞くのは,今週2度目です。

どうやら玄関先で、こんなものに目がとまり・・・














独特の存在感を さらに目で追っていくと・・・






















それはそれはラブリーなアオダイショウをめっけてしまった! んだそうです。

「 オッハヨー!!! 」とアイサツしても、チロチロと舌を出してこちらの気配をうかがうだけで、微動だにしません。つい先日は、ベランダにあるブルーベリーのマルチング材をバッサバッサとそのへんにまき散らしていたアオダイショウを発見したばかりですが、そのコはもっと小さな顔をしていたので今朝あらわれたアオダイショウは別人のようです。























実はこのアオダイショウよりも前に、キジトラ柄の毛皮を着た「ネズミ警ら隊第一号隊員」が冬から夜ごとあらわれるようになったのですが、第一号隊員は我が家の玄関マットの上を休憩場所と決めたきり、彼の関心はもっぱら「マットは気持ちよく乾いているか?」「ライバルがテリトリーに侵入してこないか?」だけになってしまっていました。家の中でたまにネズミの糞らしきものを見つけては「あいつ,ちっとも働かねーなー!」と危機感をつのらせていました。













というわけで、相変わらず「クマネズミ」たちの侵入にビクビクとおびえつづけていた我が家でしたが、アオダイショウが二匹も同居してくれていれば、もう大安心です。



さて、こちらもいつしか芽生えてきて、すっかり繁殖するようになった「ヤマブドウ」です。今年はじめて花が咲いて果実が実りました!!!  雌雄異株がスタンダードであるヤマブドウですが、どうやらウチのは「雌株」か「オカマ」だったようです。























そして今年の冬のあいだ、ヒーターマットで加温栽培をしていたアラビカ種の「コーヒーの木」たちは今・・・






















↓ワッサワッサと育ちつつあります。そろそろひとまわり大きな観葉鉢に植えかえるか、はたまた布製ポットに植えかえて収穫目的栽培にしてしまおうか、たのしくたのしく思案中です。























そして最後に、室内栽培をタノしむガーデナーさんたちにとって、ちょこっと便利なiPhone アプリの紹介です!!!

手持ちのiPhoneを「照度計」として使える
「Lux Meter by Vlad Polyanskiy」


iPhoneで明るさを計れるアプリのほとんどはカメラの露出計アプリなのですが、このLux Meterはルクスで照度が表示されるので、育成ランプの明るさを計ったり位置を決めたりする時に便利です。


さっそく手持ちの照度計と計測結果を比較してみたのですが、ワタシのiPhoneは防水用ケースに入っているせいで半分くらいの数値しか出ませんでした。iPhoneのカメラレンズを利用して照度を測るので、このアプリで明るさを計るときはケースから出したほうがヨサゲです。


2013年6月25日火曜日

満月に太るくだものたち。

23日の夜,ついうっかり見逃してしまった「スーパームーン」でしたが、その前日の夕方には夕方に降り出したニワカ雨のおかげで「虹」を拝むことができました。
















梅雨に入ってからポツポツと咲き始めた「ムクゲ」の花でしたが、いよいよ満開になりつつあります・・・町内でナイスな散歩コースとなっている農道に、毎朝オニのように落ちる花たちをホウキではかねばならぬ日々のはじまりです。























我が家のカキの実が、大きくなりはじめました。今年は、カキの花が咲いた頃に日当りと風通しがよくない場所のわき芽を摘心して、枝をスッキリさせてみました。今のところ、青いまま生理落果してしまうカキの実が例年よりも少ない気がします。
















このカキの木のせいで、夏の間はほとんど日が当たらないベランダで育てているブルーベリー「ティフ・ブルー」です。毎日雨振りだから・・・と安心して水やりを怠っていると、培土がカラッカラになっていたりします。ベランダにある植物なんかは雨で濡れにくいうえに高温多湿な空気のおかげで、根っこの吸収が活発になってて思いのほか土が乾くのが早くなってます。















もうひとつのブルーベリー、「バルドウィン」。ティフブルーと比べてみると果実の大きさに倍以上の差がでました。果実の肥大がさかんなプラントほど培土が乾くのも早いのは、日々真剣に植物を育ててるおヒトならば、大きく実感なさるところかと思います。







最後に、つい最近見かけた「街に咲く花々」です。化繊100%であろうこの色彩!!!
「あ〜これ? ヴェルサーチっぽいゴージャスなリゾート感がたっぷりでしょ? 前に出るプリントのトップスは夏にぴったりよ! 」などと言い倒して売り込めそうです。
それにしても、読めば読むほどカオスな英語の文字列は・・・

2013年6月21日金曜日

梅雨の夏至と石灰防除

シトシトと雨降りな「夏至」の日となりました。

梅雨の季節は植物の生長もはやく、ふと気がつくと庭やベランダで育てているトマトやらキュウリやらゴーヤやらが、「 別人か? 」と思うほどグ〜ンと大きくなってる頃かと思います。

湿度が高いと水分はもちろん養分の吸収もさかんになるので、とくにトップ(茎頂部)で細胞分裂が活発になって急に大きく生長するんだろうと思いますが、困ったことに細胞分裂がさかんな部分ほど、細胞壁が弱くなりやすいので、病害虫や雨の浸透圧に耐えられなくなってカビ病が広がったり、葉っぱが溶けちゃったりってことが起こりやすいようです。

なので、雨が長く続いたあとは「カキガラ石灰」をバッサバッサと花咲か爺さんのように葉っぱに振りかけまくっています。























「石灰」を葉っぱに振りかけると、夏野菜を中心に多くの植物の免疫力がアップして、病気やストレスに対して、ものすごく丈夫になるという「石灰防除」は無農薬や減農薬栽培を実践している農家さんの間で広まっています。ところが、「消石灰」や「生石灰」では葉っぱが焼けたりする障害が出たケースもあるので、今のところワタシがトライして問題がでなかった石灰資材は、「苦土石灰」や「炭酸カルシウム」です。

カキガラ石灰は「有機石灰」にカテゴライズされますが、主成分は「炭酸カルシウム」なので、酸などで少しずつ分解されると「CO2」も発生させてくれるオマケつきです。そのうえ、水に溶けるとアルカリ性になる石灰資材で、多少なりとも病害菌たちの消毒もできます。

しかし「石灰防除」のメリットは、なんといっても「細胞壁の強化」なんだろうと思います、というのも細胞壁はカルシウムイオンを含んだペクチンでできているので、細胞分裂が盛んになればなるほど、または細胞分裂が盛んなところほど、カルシウムイオンがたくさん必要になるわけで、そこでカルシウムが不足すると、新しくできた細胞たちは壁がペラッペラに薄くなりがちで、浸透圧ストレスに弱くなっちまうっていうことのようです。

そのうえ、以前紹介したように「カルシウム」は植物体内で移動が遅いので、根元から遠いトップ部分ほど不足しやすい肥料でもあります。

数日間雨が続いたあとには、葉っぱにダンゴムシがついちゃってたり、なんとなく葉っぱにハリがない花や野菜の葉っぱに手当り次第にカキ殻石灰を振りまいていきます。一瞬は白く汚れてしまいますが、一晩雨が降った次の日の朝は、どの植物も葉っぱがピーンッッッと起き上がっているのがなんとも楽しいです。























とくに、グリーンカーテンにしているツル性植物に「石灰防除」は効果がでかいと感じているのですが、現在ワタシが屋外やベランダで育てている花インゲンやホップをはじめ、トマト、カボチャ、バラ、ラベンダー、ジャガイモ、そしてゴマノハグサ科の花々すべてに、新芽を中心にカキ殻石灰をまんべんなく撒いています。














今は育てていませんが、雨に溶けやすいウリ科のキュウリやスイカなどには特に効果が大きいようです。
「でも、土がアルカリ性になりすぎないの? ウチでは弱酸性を好む野菜を育てているんだけど・・・」という不安も当然わきますが、ワタシがいままで試した炭酸苦土石灰やカキガラ石灰に限って言えば、障害らしい障害はまったく出ていませんし、農家さんでも出ていないようです。

とはいえ、石灰防除は、二週間に一度くらい、あまりたくさん撒きすぎないのが無難だと思います。また、室内栽培のココ培地やポッティング・ミックス培土では、培養液の成分に影響するので、肥料に詳しくないガーデナーにはあまりおススメはできません。