2012年11月30日金曜日

BottomFeeding V.S. Sodaponics

じつはエアロガーデンで育てていたパクチーたち。「だれだ? ウマそうなスイーツを食べてるのは? 」と、ふと見回してしまうほどバニラ風味のカスタードのような香りが部屋中にただよいます。(パクチー苦手なおヒトにとっては、どこがバニラだよ! と感じるそうです。)

バクチーは別名「コリアンダー」ともいいますよね。コリアンダーの種はインド料理をはじめエスニック料理には欠かせないスパイスのひとつです。
種苗屋さんでこの種をGETして撒くときに、ふと気がつきました。

ウチにはスパイスとしてのコリアンダーがタンマリ買ってあるので「それを撒いたらよかったんじゃないか?」
種を探しまわってる時は、そんなことこれっぽっちも頭に浮かびませんでした・・・







コリアンダーなどスパイスとして売られている種子が発芽しやすいかどうかはハテナですが、ウチにあった大豆やヒヨコ豆などの豆類は、撒けばぴたりと発芽してくれたので、コリアンダーやクミン、カルダモンなどの種子スパイスでも、新鮮で保存状態がよければ、わりと発芽するんじゃないかと思います・・・ただ、その植物が育てやすいかどうかは別です。



テキトーにとったラベンダーの挿し木・・・発根しました。

空気と水分がいっぱいのエアロポニックスは、挿し木とりの強い味方です。














室内栽培のトマトたち、いよいよ花や実がたくさんついて培地が乾くサイクルが早くなってきました。COCO培地とTERRA培土のトマトたちは、培養液を「Bottom Feeding = 底面給水で培養液を吸わせる方法」にチェンジしていこうと思ってます。


手前の黒いトレーは底面給水用トレーです。
まんなかの白いトレーは、IKEAの収納コンテナのフタです。





底面給水トレーは30cmX60cmサイズで、ちょっと小さなかな?と思いましたが、なんだかんだ都合がいいんだな、と使ってみて理解しました。













Bottom FeedingSelf-WateringとかAuto-Wateringともいわれるようですが、日本語ではズバリ「底面給水」です。

Bottom Feedingは、培養液や水をトレーに流し込んで、ポットの底面から吸収させる栽培方法で、欧米の多くのやり方ではトレーにたまってる培養液がなくなったら、イツ何時でも培養液がトロトロと勝手に補充されるシステムがほとんどです。

なので養水分吸収がつねに安定する反面、根っこが酸欠になりやすいので、布製のポットやスリットポットなど根域に酸素がたくさん入るポットでおこなうことが条件のひとつのようです。

かねてからCOCO培地とTERRA培土でトマトやホワイトセージをBottom Feedingで育てていて、なかなかいい結果がでているので、今回本格的にトライしてみます。ワタシの場合は、培養液が自動的にトレーに供給される方法ではなく、COCOやTERRAが乾くのを待ってから、トレーに培養液をそそぐことにしてみます。




ということで、手さぐり状態でトライしてる「Bottom Feeding」ですが、これから寒さがキビシくなる真冬には、すこし温かめの培養液を底面から吸わせてあげたりすれば、夏野菜のトマトたちの根っこには、とってもいいんじゃないでしょうか?











小麦の葉っぱで休む「アブラバチ」くん。こんなに小さいのでウッカリすると鼻から吸い込んでしまいそうになります。あと、つやつやベタベタのリップグロスも、アブラバチ君が唇にひっついてしまいそうでデンジャラスなので、それはそれは気を使います。












さて培養液を温めてから、グイグイ育ってるSodaponicsのトマトたちは、育ちかたのチガイらしきものが見えてきたような気がします。

COCO培地やTERRA培土のトマトたちよりも、下の葉っぱに水疱症が多く見られます。やっぱ水分の吸収が多いようです。

が!!!









Sodaponicsのレッド・オーレ。ひとつの花房につく花は13個あります。TERRAよりも多くノビノビとした実のつき方をしています。











こっちはTERRA培土のレッド・オーレ。果実の数は7個でSodaponicsの約半分です。
Sodapnocsよりも、約1ヶ月ほど早く定植させて栽培をスタートさせたので、もう果実はここまで大きくなってます。

果実の数は少ないのですが、そのぶんプリプリと肥大してます。








あとは味、テイストのチガイが楽しみです。はやく赤く熟さないかな〜!!!