2012年2月13日月曜日

挿し木ホワイトセージ「お根出たい日」

ちょうど一週間前の週末、クローンマシーンで発根処理中の「ホワイトセージ」の挿し木たちを見てみると・・・(ミスト式加湿器に、CO2ガスを吹き込んだ炭酸水を入れて、挿し木に炭酸水ミストをあてています。加湿器のタイプによっては、ヒューズが飛ぶのでおすすめはできません。)










おおっ!!!
発根しはじめました。

お根でとうございます。





ホワイト・セージの茎の外皮は、なんとも発根しにくそうな、頑固なかたさがあります。

その上、真冬の低温と、水中ポンプが不調で水が出ていないことに気がつかず発根するまで、3週間もかかりました。温度と水中ポンプ管理がちゃんとしてれば、もっと早く不定根が出てきていたと思われます。











それから約1週間後の今週末、発根した根っこたちが、どんどんどんどん伸びてきて、根量が増えました。茎の節の部分から、せっせと不定根が出てきているのが分かります。











3号鉢(約0.3L)サイズで、ポッティング・ミックス培土と植えつけることにしました。
植え込みや植えかえのときの注意点は、白く新しい根っこを傷つけないことです。

ポットの中央にくるように苗を片手で持ちながら、根っこのすき間を培土で埋めていくようなかんじで培土をホロホロと入れていくと、根っこを切ったり折ったりせずに植え込めます。


根っこのすき間が培土で埋まり、ポットいっぱいに培土を入れたら、指で培土の表面を軽く抑えて、培土と根っこをなじませました。

土と根っこをなじませることを土極め(つちぎめ)といったりもするそうです。








その後すかさず、

根の活力剤の養液(水温18℃〜22℃)で、

水やりをします。

これで、培土と根っこがさらになじみます。

水極めというそうです。







ポッティング・ミックス培土で育てる場合、ベース肥料でつくった培養液は、水やり3回に1回くらいのペースです。(幼苗期から生長期くらいまで)
水やり3回に2回はベース肥料なしにしますが、なるべく活力剤はあげたほうがいいです。そうすると、根っこがよく張るので、徒長せずがっしりコンパクトに育ち、病気にも強くなって優秀なプラントに育ちやすくなります。

・・・ハイドロポニックス用の活力剤には、肥料はほとんど入ってませんが、肥料の効きを助ける糖分や有機酸、ビタミンなどなどが入っているので、根っこにとっても培土にとってもGoodなのですが、ただの水道水ってのは、培土のなかでおきる反応などモロモロの都合で、思いのほか根っこにとって、ちょこっとストレスなんだそうで、徒長しやすくなったり成り疲れしやすくなるんだそうでっす。