今年のホップのグリーンカーテンです。左側の手前がビターホップの「チヌーク」、まんなかの伸び悩み気味なのがアロマホップの「センテニアル」、右側一番奥で絶好調なのがアロマホップの「カスケード」です。
今年は例年よりも5℃ほども気温が高い日が続きすぎているということで、2日に一度は夕方に水やりをたっぷりとしています。
ホップたちも夏バテ気味なので、夕方涼しくなってから液肥と、活力を補うトラッキンやフレバリンを溶かした水をたっぷりとあげたりします。
その翌日にはホップの毬花がぐぐ〜っっっと大きくなります。
カスケードホップは、そろそろ収穫時期です。
今年2年目ということもあって、昨年の同時期よりも毬花の量も大きさも香りも、かなりよくなりました。
今月二回目の満月を、今週にむかえます。
なので週末にカスケードホップたちを収穫しようと思います。
満月のころの果実は、オイシさも香りもボリュームも、いつもよりアップする傾向がある・・・ということは、このブログで、ヒツこくご紹介してきたかと思います。
さて、夏バテ防止には良質のタンパク質や、抗酸化成分がたっぷりの果物なんかがGOODと、よくいわれます。
ワタシが真夏に積極的にとりたい「抗酸化食品」といえば「クラフトビール」、つまり地ビールなのですが、今話題の「塩麹」と同じく、発酵食品の「クラフトビール」には、非加熱で無ろ過のものがおおいので、さまざまざまなアミノ酸・ビタミン・酵素など効果の高い抗酸化成分がぎっっっしりと、つまっています。
なにより、うまい!
ということで、欧米ではもともと「クラフトビール」の愛好家がたくさんいるわけですが、近ごろでは「空前のクラフトビール・ブーム」と言えるほど、北米で人気が高まっています。
"I think it’s time for beer” 「 ビールを楽しむ時代の幕開けだ! 」
という名言とともに、1920年から続いた「禁酒法」を撤廃した米国32代大統領フランクリン・ルーズベルトをはじめ、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、ベンジャミン・フランクリンなど、ホームブリューイングを楽しんでいた歴代大統領たちが、いらっさるそうです。
そして、今日の北米でのクラフトビール・ブームを代表するかのように、オバマ大統領もホワイトハウスで「ホワイトハウス・ハニーエール」というビールを醸造してるそうで、このビールには、ミシェル・オバマ大統領夫人のオーガニック農園で飼育されているミツバチのハチミツが使われているとのことです。
そこで、米国クラフトビール愛好家たちは、ホワイトハウスに「オバマ大統領のビールレシピを公開して!!!」という嘆願書サイトさえ立ち上げたそうで、来月17日までに嘆願票が25,000あつまったら、ホワイトハウスは晴れてビールレシピを公開してくれるそうで、現在までの票の伸びかたでは、ほぼ公表する運びになりそうだ、とのことです。
https://petitions.whitehouse.gov/petition/release-recipe-honey-ale-home-brewed-white-house/XkpkYwc0?utm_source=wh.gov&utm_medium=shorturl&utm_campaign=shorturl
クラフトビールのなにが魅力かといえば、やはりその伝統的な味わい深さと、バリエーションだと思うのですが、アメリカやカナダの主要都市では、「マイクロ・ブルワリー」とよばれる小規模なクラフトビールの醸造所が点在していてます。
ニッポンでいえば、ほぼ中小企業にあたる規模のマイクロ・ブルワリーの合い言葉は「小さいことは、いいことだ。」
ほとんどのマイクロブルワリーでは、できたてのクラフトビールが飲めるパブが併設されています。
「どれが自分に合うビールが分からない」という場合は、ほぼ全種類のクラフトビールが味見できる「お試しセット」がGOODです。
北米ではお試しサイズでも、ニッポン人にとっては居酒屋さんのグラスビールサイズなので、お試しセットだけで、一日の疲れがほぐれるホロ酔いになれます。
ちなみに、日本よりもはるかに規制がゆるいとはいえ、北米であっても、好きなだけ家庭でビールを造れるわけではありません。アメリカでは年間76Lまでの自家醸造=ホームブリューイングならば、OKとなっています。
しかも、ビールをはじめ日本酒にしてもワインにしても、醸造所のお仕事のほとんどが「掃除に始まり、掃除に終わる」といえるほどピッカピカにキレイにしなくては、雑菌でお酒がダメになってしまうので、自家醸造を代行してくれるマイクロ・ブルワリーもあります。
理屈ではおなじ「糖分」だとはいっても、コーンスターチとは比較にならないほど「栄養価」と「酵素量」がタップリな「麦芽(モルト)」。当然ビールのウマさも、ちがってきます。一口に「モルト」といっても、麦の種類もロースト度合いも様々で、このモルトの種類のチガイも、ビールのバリエーションの豊かさにつながります
小耳にはさんだところ、日本のスーパーでフンダンに売られている「麦茶」でだって、ビールのモルトとして十分代用できるそうです。ただコストが・・・とのことでした。
このマイクロ・ブルワリーさんの奥には、ニッポンのほこれるビール「KIRIN」のディスプレイが、飾ってありました。
「ブラウマイスター」は、日本の大手ビールのなかで一番好きなビールです。
北米では、わざわざクラフトビール専門パプをめっけなくても、町の「アイリッシュ・パブ」に行けば、ナイスなケグビールが楽しめます。
しかも、酒屋さんで買うボトルビールと値段がほとんど変わらないか、安いかのどちらかです。
パブなら、ウマいビールといっしょに、ウマい夕食もリーズナブル食べられるので、海外で毎日レストランは気後れする・・・でもファーストフードは飽きた・・・なんてときにパブは、とっても便利です。
たいていどのパブにも、ハンバーガーをはじめステーキやフライドポテト、マカロニ&チーズ、シェファーズパイなどなど、ガッツリ満足なメニューがそろってます。
ということでニッポンでも、ついに本格的なクラフトビールの時代が始まりつつあります。オバマ大統領もハマるクラフトビールの醍醐味にトライしてみたいヒトは、川崎のこちらのお店がマックスにおすすめです。
http://www.craftbeer-moonlight.jp/