夏になると、いつ枯れ腐ってしまうか不安な「ホワイト・セージ」。念のため,今のうちに挿し木をとることにしました。
そして発根しました。挿し木取り成功です。
毎年春に大量にでてくるカスケードホップの「新芽」。そのまま残してしまうと大変なことになります。なので、よぶんな新芽を「芽欠き」せねばならんのですが、新芽で挿し木ができるような気がして、試しに欠いた新芽を何本かココ培地に挿してみました。
2週間ほどすると芽かきした新芽から根っこが発根しました。やってみるもんですね。
発根するまで、日々炭酸水をスプレーしたり、週に一度うっす〜い肥料の培養液をあげたりしてました。
ちなみに、挿し木取りにつかったココ培地には、挿し木をスタートさせた時から「バグ・フロスタ」を撒いたので、モワモワとした白い菌糸のなかに挿し木があったわけですが、ホップ,トマトの挿し木で問題は起こりませんでした。(短すぎる新芽と弱々しかった枝は、バグ・フロスタを撒いても撒かなくてもダメになりました。)
ところで・・・
先週の水曜日4月10日は「新月」でした。地球上の生物は「満月」に産卵や出産のピークが来る,と言われてますが、種族保存本能が働くので「満月」とは真逆に、月がすっかり隠れて暗い夜になる「新月」に産卵や出産をする個体も必ずいるそうです。
そうやって産卵や出産時期のピークをずらすことで、病気や災害で全部がやられてしまわないようにしてるんだそうで。
ということで、「先週の新月には、ぜっっったい害虫たちもタマゴを産みつけてるはず!!!」という思惑が見事にあたりました。
去年の年末に私のモトに来てから、大事に大事に大事に大事に育ててきた「アンブリッジローズ」です。
葉っぱにちいさなプツプツした穴が!!! 「オオシロオビクロハバチ」の幼虫がタマゴから孵って葉っぱを食べはじめたサインです。
「キャラメルアンティーク」というバラです。とっても丈夫で育てやすいです。このバラにも「オオシロオビクロハバチ」がではじめたサインがみつかりました。
ポツポツポツポツポツポツ・・・と葉脈に葉脈にそって茶色く穴があいてます。
無農薬栽培が難しいといわれるバラでも、植木鉢や培養土を工夫したりpH値を整えたり、肥料や活力剤で丈夫に育てていれば、カビなどの病気はほぼ100%防ぐことができるか,大事にはいたりません。しかし葉っぱや花を食害する害虫は、なかなかふせぐことができずにいました。
ということで、さっそく50℃温水で害虫駆除に挑戦してみました・・・
〜 室内栽培 〜 病害虫にも50℃温水マジック!?http://desktopfarmer.blogspot.jp/2012/11/50.html
おかげさまで翌日には害虫のお子サマたちは、キレイさっぱりと、いなくなりました!!! めでたしめでたし。
勢いよく水をスプレーできる「加圧ポンプ式散布スプレー」に56℃くらいのお湯を入れて、バラの苗の上部から葉っぱの裏面にスプレーしてみました。
温水をスプレーされた幼虫は,熱さでポタポタと下に落ちるので、上から下へスプレーしていったほうが効果的だと思いました。
56℃という温度は植物にとって少し熱めで、限界ギリギリなんですが、水をスプレーすると外気と混ざり水温が下がってしまうので、56℃くらいにしておくと葉面に届くとき,ちょうどよい水温になります。葉っぱにスプレーする前には、念のため手にスプレーしてみて、ちょっと熱いけどガマンできる水温がイチバン幼虫がポタポタと落ちました。
もし試される場合は、いつまでも葉っぱが濡れていたり、暑さでムレてしまうと病気が出やすくなるので、なるべく涼しい時間か,風通しのよい場所で温水スプレーをしたほうがよいと思います。あと,農薬ではないので駆除する効果は持続しません。なるべく害虫が出はじめたサインを見逃さず、被害が広がらないうちに50℃温水スプレーすると、ベストだと思います。また、温水をあてる時間の限界は一カ所につき2分までが限度で、葉っぱにふれて効果がある水温は45℃以上55℃以下となっています。
食害する幼虫駆除のほかにも、ウドン粉病や炭疽病などの防除に大きな効果があるそうですが、昨年試した結果では、バラの黒点病にはあまりよい結果は出ませんでした。しかし、あくまでも防除のために週に一度ほど50℃温水スプレーをするのは、よいアイデアかもしれません。
室内栽培のアブラムシ対策にGETした「アブラバチ」。屋外栽培のバラの葉っぱにも、ちゃんと移住してくれていました。