2013年4月15日月曜日

モッコウバラとブルーベリーの受粉

先週は、空一面が満開の八重桜におおわれ、現在は路上が桜の花びらで絨毯ができています。なんと贅沢な気分にひたれる季節でしょう!!!












八重桜は、「里桜」ともよばれるそうです。


我が家の「モッコウバラ」、ただいま7分咲きといったところです。
今年はよく咲きそうです。













日がよく当たる壁面から、フサフサと花が広がります。
























「アシブトハナアブ」というアブだそうです。花を育てていなければ、蜜を吸いにきてくれる虫たちそれぞれに、ちゃんと名前があることすら知らなかったんじゃないかと思います。

























ベランダで育てている「ブルーベリー」です。「ティフ・ブルー」を2株GETしたあと、受粉用に「バルドウィン」をGETしました。どちらの品種も育てはじめて1年足らずなので何とも言えませんが、ティフブルーのほうが枝が横に広く伸び、収穫量は多くなりそうです。

ティフ・ブルーもバルドウィンも花がたくさん咲きましたが、日当りがあまりよくないので、ちゃんと実がなるかハラハラしていましたが「養分と酸素が足りてれば、多分ちゃんと実がなるだろう」と思っています。























昨年の夏から秋にかけて、弱酸性に調整したポッティング・ミックス培土と、エアロポットに植え込みました。肥料は水耕栽培用の水溶性肥料有機活力剤を培養液をあげています。

ゆっくりと効く緩行性の固形肥料や根酸で溶かして吸わせるク溶性肥料と比べると、水耕栽培用の液体肥料はお値段が少々お高めにはなりますが、pH値をベストな範囲に管理しやすくパーフェクトな肥料配合になっていて即効性が高いので、果実や野菜などの成りもの栽培では確実に収穫量が多くなり味も相当オイシくなる、しかもチョ〜安心、新鮮な果実が食べられるので、結果的には相当なアドバンテージがあります。(栽培スキルにより差がありますが・・・)

花が咲きはじめてから、週に一度「PK肥料」を2000倍にして午前中に葉面スプレーしています。



受粉に成功したブルーベリーの花は、雌しべだけが残って、その後は雌しべが上を向いてくるそうです。

























植物は(とくに果実がなるもの)、花が咲きはじめると「P=リン酸」と「K=カリウム」の要求量が増えます。「PK肥料」は、水やりでもいいんですが、葉っぱにスプレーして与えると、エネルギーが必要な場所にショートカットでスピーディーに供給できるので、即効性があって、着果率が上がります。
※ちなみに、PK肥料をはじめ有機活力剤の葉面スプレーは、葉っぱに水分量が多くなっている明け方か、日が沈む夕方がもっとも吸収性が高くて,ベストなタイミングです。しかし、スプレーする肥料や活力剤の濃度が濃すぎると、花がいじけてダメになってしまうこともあります。


左側の雌しべだけが残って白い花が落ちたものは、きちんと受粉できたようです。右側の花びらが茶色く残ってしまった花は、受粉に失敗したサインのようです。


















手前の茶色い花は、結実失敗! その奥で雌しべだけになった花は、このあと上を向いてくれば結実に成功のようです。茶色くなってしまった花を指でつまんでみると、雌しべもポロッと落ちてしまいます。






















ティフブルー開花後から、バルドウィンの花が開くまで一週間以上かかったので、そうとう気をもんでいましたが、ティフブルーは受粉した花が多く見られるようになってきました。ちなみに、人工的な受粉作業は全くしていません。

植物が花を咲かせる時は、「生命の危機を感じて次の世代を残さなくては!!! と感じたとき」ともいわれますが、オイシい果実をたくさん、たくさん、たくさん実らせたいなら、やっぱり基本は、「肥料、酸素、水」をたくさん吸えて健康な植物に育てることだと思います。