今年も、ホップの葉が伸びはじめました。
カスケードホップの芽は、毎年伸びるのが早いです。昨年の古いツルは、少し残してあります。なんでも冬眠している冬のあいだ、この古いツルで酸素呼吸をするので、50cmほど残しておいたほうがいいそうなんですねぇ。
マルカメムシが、もうチヌーク・ホップに来てやがりました。こいつは、しれっとホップのアロマを台無しにする強敵です。
ところで、ホップの葉は、肥料が不足してくると葉裂がなくなり、肥料がちゃんと足りていれば、3裂〜5裂の切れ葉になるそうです。葉裂の数からも、肥料診断ができるんですねぇ。
チヌーク・ホップの葉っぱたちは3裂になってます。ひとまず肥料は足りてる様子です。
センテニアル・ホップの「根茎」です。
地中に伸びずに、横に走ったホップの根が直径2cmくらいに肥大して、そこから新芽がでてくるのが株分けできる「根茎/Rhizome」となります。
そんなホップたちのよこで、ほぼ自生してしまった「赤カラシ菜」は長日植物の「アブラ菜科」です。長日の日照サイクルの今の季節,満開に花を咲かせてもう種をつけました。この種子がペロペロと地面に落ちれば、またしても手間なしで「赤カラシ菜」が収穫できる日々が来ます。なんと丈夫で便利な植物なんでしょう!
そんな「勝手に育つ感」が大きい赤カラシ菜ですが、突然立ち枯れる苗が出てきました。
「 なんか悪い病気? 」「 ひょっとして、ここだけ超ベクレってるホットスポット??? 」と,恐怖のあまり見て見ぬふりをしてましたが、よくよく観察すればなんのことはない「モグラ」がこの辺りを散策なさり、根っこをブチブチと切ってしまったからでした。
無惨にしおれた「赤カラシ菜」のまわりには、こんもりと・・・ふんわりと・・・「モグラ」がつくった小さな小さな丘がいくつもありましたが、ありがたいことにホップたちの根っこは今のところ無事なようです。