「ヤマブドウ」と「ノブドウ」。
実った果実をおいしく食べられるのが「ヤマブドウ」で、食べられないこともないけど、とくに食欲がわかない味をしてるのが「ノブドウ」です。
おつかいの途中でめっけました。これは「ヤマブドウ」です。笹や葛、そのたモロモロの雑草が生い茂っている緑地指定区でツルを伸ばし花を咲かせていました。「グリーンカーテン」が夏の定番ガーデニングになってから、この「ヤマブドウ」もグリーンカーテン用植物として販売されているのを目にするようになりました。
ヤマブドウは葉うらにウブ毛が生えていて,ノブドウには生えてないので、そのへんでも見分けできるそうです。なにより「ノブドウ」は、夏のキング・オブ・雑草の「ヤブガラシ」に似た花の咲き方をしていて、花房が房状ではなく花火が開いたように180℃に広がるような咲き方をします。ちなみに、2〜3日うかつに見過ごすと生け垣にからまりまくる「ヤブガラシ」も同じくブドウ科で、リクガメのゴハンにできるんだそうですねぇ〜。
↓ ある年にとつぜん勝手に生えてきて、夏はグリーンカーテンになってる「エビヅル」も、葉のウラにウブ毛が生えてます。
エビヅルの果実もヤマブドウと同じく食べられますが、ヤマブドウのような風情のある葉っぱではなく、もっとガッシリと大きく肉厚で、あまりカワイゲがありません。
↓一見ブドウのような果実をつける「洋種ヤマゴボウ」も夏場によく目にする植物ですが毒があるので食べるのはNGです。
ヤマブドウの近くで咲いていた「葛の花」。女性ホルモンに似た働きがあるイソフラボンやサポニンが豊富に含まれているので、花を摘んで一週間ほど自然乾燥させてハーブティーにするとダイエットや更年期障害に効果アリなんだそうです。「葛花湯」という名で漢方としても売られていて、なかなかよいお値段がするようです。
「ふ〜ん、そうなんだ〜。でもこれだけ生い茂ってると見てるだけでゲップが出そうだ。」と思うのはワタシだけではないはず!
クサいけど花はかわいい、けどやっぱりクサいから好きじゃない「ヘクソカズラ」
とある里山では、栗が実ってました。
「桃栗3年、柿8年・・・」とは、それぞれの木が一人前に果実が実るまでにかかる年月のことですが、「 何年もかかって大きくなっても、切ることは一瞬でできちゃうんだよなぁ〜 」と、宅地造形のために次々に伐採されていく木々を見ながら思います。夜の散歩にいけば、野良な狸の親子なんかによく出くわしたものですが、伐採がすすんだ散歩道では最近はめっきり姿を見なくなりました。
とはいえ、枯れこんで落ちそうな枝を落としたり、電線に触らないように剪定したり、台風がくる度に倒れやしないかとヒヤヒヤしたり・・・と、住宅街にある樹木の管理や手入れはすごく大変なんですよねぇ〜。