関東では、まんまと猛暑な日々がもどってきました。
先月まで室内で育てていたミニトマトの「千果」たち。クーラーがない室内での栽培はすでにあきらめて、屋外での栽培にチェンジしました。外に出されてから約二週間ほど経った千果たちは、暑苦しく狭苦しかった室内の空気から開放されて新芽がメキメキメキと伸びはじめしまた。
植物が「寒い! 暑い!」と不満を感じる温度は、人間とほぼ同じです。室内栽培では、ガーデナーがグロウルーム内に入って、室内の気温や湿度をどう感じるか? ということは、植物にとってよい環境になっているのか? いないのか? を判断するベストな目安です。(CO2を入れてるときは、危ないから入らないでください! )
すぐに汗ばむような暑さの室内にいると、人はすぐさまエアコンや扇風機をかけるか、「暑い!!! こんなところにいられるか!!! 」と外の風にあたりにいってしまいます。その時、植物もまったく同じことを感じてガマンしています。日が沈んで、涼しい夜風に当たることができる外ならば、植物はその間に昼間の疲れを癒すことができますが、夜になってもムシムシと蒸し暑い室内では、疲れがいえることはなく夏バテする一方です。
布製のポットは、風で倒れないようにポットの1/3ほどを地面にうめてしまいました。完全に埋めてしまうのもアリですが、ゼンブを地中に埋めずにいれば壁面で通気性が確保できます。
ところで今朝このココ培地は、表面がすっかり乾いています。ホントなら水やりのタイミングです。しかし真夏の水やりは、すこし勝手がちがいます。
真夏は、直射日光があたっている時間帯の水やりはゼッタイにやってはなりません。
高温で水の中の酸素が不足しやすい上に、培養液を与える場合は、水温が高いと肥料濃度が自然に濃くなり、根っこが肥料焼けを起こしやすくなるからです。さらにぬるま湯のようになった水分が根っこを蒸れさせてしまいます。
水やりのコツは、人それぞれあるかと思いますが、ワタシは「真夏の水やりは、なるべく夕方」にしています。早朝の日射しがやわらかい時間に水やりするのもGoodですが、夕方のほうが水もちがよくなるし、昼間に気温が高くなった時に根っこが蒸れて傷むことも防げるからです。
あと、培養液を与える場合は、通常よりも2/3〜半分くらいの肥料濃度にしています。その理由は、同じ分量で培養液をつくっていても、水温が高いほうが肥料がたくさん溶けるのでEC値が上がるからで、EC値が上がればその分、肥料焼けのリスクも上がります。
(一部、カルシウムなど低温のほうがよく溶ける肥料もあり、それは、お塩=NaClも冷水のほうがたくさん溶けるのとおなじですが、ほとんどのミネラルは水温が高いほどたくさん溶けます。)
観葉植物としてGETした「コーヒーの木」は、オサレな観賞用植木鉢を脱ぎ捨てて、収穫目的の布製ポットへ植えかえました。コーヒーといえば熱帯地方の植物というイメージがつよいのですが、真夏は直射日光で日焼けしやすく半日陰を好むようです。クーラーを入れている室内で育てているので乾燥を防ぐために超音波ミストで加湿していますが、加湿しているとオモシロイように新芽が伸びます。
これからが暑さの本番です。疲れがたまりやすく体調を崩しやすい季節でもあります。
滝や水場の写真は、見るだけですこしだけ涼しくなるということを小耳にはさみました。
仕事中にこのページを見つけてしまったおヒトには、仕事の能率アップな画像をプレゼント!!! さぁ、夏を楽しみましょう!