ガーデニング好きなお宅では、週末になると枯れ込んだ枝の切り戻しや植えかえなどで、春の庭への準備に忙しくなさっているかもしれません。
でも景気のよろしくないこのご時世、趣味の園芸にはあまりお金がかけられないというのが奥様方の本音です。とくに「見た目よりも収穫量優先」の野菜なんかは、手間がかかる上に肥料代や薬剤代がかさみすぎると「 買った方が安上がり 」になってしまいます。
春の野山には、節約大好きガーデナーへのグッド・アイデアが転がっています。
「 クローバー 」や「 カラスノエンドウ 」など「 豆科 」の野草は、無農薬・無肥料栽培成功への強い味方です。その上、踏まれても丈夫で繁殖力が強いので雑草を抑えてくれる上に、肥料にもなってくれます。テントウムシなどの益虫も集めてくれます。
どこでも見つけることができるクローバーならわざわざ種を買う必要もないし肥料としての効果も大きい優れものです。
「シロツメクサ」です。ヨコに広がって葉を伸ばし白い花が咲きます。
葉っぱが尖っていて背が高いクローバーは「アカツメクサ」です。名前の通り赤い花が咲きます。
豆科の植物が土を肥やしてくれる理由は、根っこで「 根粒菌〜こんりゅうきん〜」と共生してるからです。根粒菌は、空気中の80%も占めている窒素ガスを植物が肥料として吸える窒素源に変えてくれるスゴいバクテリアです。
ダイズなどを引っこ抜いてみると、根っこにマメみたいなツブツブができてますが、それが根粒菌です。このツブツブが根っこに多いほど、多くの根粒菌が住んでることになります。
そしてこの根粒菌が増えると菌根菌や放線菌、ミミズなどもいっしょに増えていくので、リン酸やミネラルも豊富になって有用菌はますます元気になり、病害虫も発生しにくい、よい土へと変えていってくれます。
クローバーとなかよく生えている「カラスノエンドウ」です。これも豆科です。
最近静かなブームの「ヘアリーベッチ」に似ています。
カラスノエンドウは、アブラムシがつきやすいのでテントウムシなどの益虫を呼び寄せてくれたり、メインの野菜のかわりに食害されてくれる「バンカープランツ」になってくれたりするそうです。
減農薬・無農薬にはとってもよさそうです。
昨年の秋、へアリー・ベッチの種をバラの鉢に蒔きましたが、現在ではヘアリー・ベッチが伸びすぎてしまい、肝心のバラの苗が埋もれて太陽に当たっていません。豆科は、葉っぱ自体にも肥料として効果があるので、ベロベロと伸びすぎた葉っぱをちぎっては、バラの根元のかぶせてマルチングしてます。ヘアリー・ベッチの花が咲いたら、ぜんぶ引っこ抜いて同じくバラの根元にマルチングしようと思ってます。
豆科をうまく活用するにはコツがあります。根っこの繁殖力が強いので、すでにクローバーなどが生い茂っている場所に、あとからトマトやキャベツなど野菜の種をいくら蒔いても、野菜は根っこを張れなくなって育たないそうです。
なので、ある程度大きく育った野菜の苗をプランターや路地に定植したら、豆科の植物をちょこっと連れてきて植え込んであげるといいそうです。
また、肥料をまいてしまった土壌には窒素がもうあるので、豆科は根粒菌をGETする努力をしないそうです。根粒菌が増えてくれないとわざわざ豆科を育てるメリットはなくなっちゃいます。
そういえば「葛〜クズ〜」も豆科ですが、あの繁殖力を見ると家中がおおいつくされそうで、ホームガーデニングには使えそうもありません。
2010年3月24日水曜日
2010年3月23日火曜日
春の雑草は「 益草〜ヤクソウ〜 」の宝庫
21日は「春分の日」でしたが、その前日には家がバラバラになるかと思うほどの、ものすごい暴風に見舞われました。かなりコワかったのですが、春の嵐は野山に春を連れてきてくれたようです。庭木の柿やアジサイたちもいっせいに新芽が吹き出しました。
春の嵐が過ぎて気持ちよく晴れた週末は、多摩川で雑草探索です。
それにしても春の多摩川の景色は、ほんとうにホガラカです。もう先月までの寒々しい景色はほとんど思い出せません。
犬も子どももそこら中で、心ゆくまでゴロゴロと転げ回っていました。
ホガラカなイメージNo.1のタンポポが、たくさん咲いていました。タンポポほど、お日様がぴったり似合う花は思いあたりません。ちなみにこのタンポポはガクが反ってなかったので在来種の「カントウタンポポ」かと思いましたが、セイヨウタンポポと交配がすすんでガクでは判断がつかなくなってるそうです。もうどっちでもいいや。
タンポポの根っこは漢方として昔から重宝されていたようで、根っこだけあってカリウムが豊富です。利尿作用や解毒作用、解熱作用、不妊改善・・・効能はいろいろ。
「ホトケノザ」です。シソ科だそうです。
鎮痛効果があるそうで中国では漢方的に使われていたそうですが、「春の七草のホトケノザ」とは別人です。
春の七草のホトケノザは黄色い花が咲きます。こっちのホトケノザには毒性がちょっとあるそうです。
オオイヌノフグリです。腎臓によいそうです。バコパやネメシアなど、小さな花がたくさん咲く種類が好きなのですが、それらとおなじゴマノハグサ科でした。
多摩川の河川敷を歩く人々は、みんな思い思いに春の訪れを楽しんでいる様子でした。
野草をワッシリと収穫していた方もいました。
多分シロツメクサだと思いますが、ペットへのお土産かもしれません。
春、一番に葉を広げる野草は、やっぱりキビシい冬の寒さを乗り越えただけあって酵素力の強い元気なものが多いです。
春の嵐が過ぎて気持ちよく晴れた週末は、多摩川で雑草探索です。
それにしても春の多摩川の景色は、ほんとうにホガラカです。もう先月までの寒々しい景色はほとんど思い出せません。
犬も子どももそこら中で、心ゆくまでゴロゴロと転げ回っていました。
ホガラカなイメージNo.1のタンポポが、たくさん咲いていました。タンポポほど、お日様がぴったり似合う花は思いあたりません。ちなみにこのタンポポはガクが反ってなかったので在来種の「カントウタンポポ」かと思いましたが、セイヨウタンポポと交配がすすんでガクでは判断がつかなくなってるそうです。もうどっちでもいいや。
タンポポの根っこは漢方として昔から重宝されていたようで、根っこだけあってカリウムが豊富です。利尿作用や解毒作用、解熱作用、不妊改善・・・効能はいろいろ。
「ホトケノザ」です。シソ科だそうです。
鎮痛効果があるそうで中国では漢方的に使われていたそうですが、「春の七草のホトケノザ」とは別人です。
春の七草のホトケノザは黄色い花が咲きます。こっちのホトケノザには毒性がちょっとあるそうです。
オオイヌノフグリです。腎臓によいそうです。バコパやネメシアなど、小さな花がたくさん咲く種類が好きなのですが、それらとおなじゴマノハグサ科でした。
多摩川の河川敷を歩く人々は、みんな思い思いに春の訪れを楽しんでいる様子でした。
野草をワッシリと収穫していた方もいました。
多分シロツメクサだと思いますが、ペットへのお土産かもしれません。
春、一番に葉を広げる野草は、やっぱりキビシい冬の寒さを乗り越えただけあって酵素力の強い元気なものが多いです。
2010年3月19日金曜日
水耕栽培で育ったバジルのルートボール!!
昨日、水耕栽培で育てていたバジルを収穫しました。
ほんとは今月末の満月に収穫しようと思っていたのですが、となりで育っているグリーンゼブラが、どんどん枝を伸ばしていて下枝が重なりすぎてきたので、バジルの撤収となりました。
バジルの根っこが固まってて「 Root Ball = ルート・ボール 」になってます。循環システムだと根まわりの酸素が豊富なので、根っこが茶色く「 木化=もくか 」したりせずに、真っ白い状態に保てます。
根っこが木化するのは、死んだ細胞が根っこの表面に、たまってしまうからです。
褐色に変色した根っこは、養分・酸素・水分などの吸収をしてないので「働いていない根っこ」ということになります。
茶色い根っこが増えてくると生長が遅くなったり新芽の発生が悪くなったり実の肥大がとまったりします。
なので根っこが白いうちは、ちゃんと働いてくれているってことです。一番の働き者は、発根したての新鮮な根っこです。新しい根っこをコンスタントに発生させていると、養分・酸素・水分の吸収がさかんで、老廃物をちゃんと吐き出したり植物ホルモンもたくさん分泌してくれたりします。
植物は、根っこで人間と同じように呼吸しています。葉っぱの葉緑体では、二酸化炭素と水から炭水化物をつくって光合成運動をしていますが、根っこではまったく逆のことをワザワザしているのでオモシロいと思います。
植物の根っこは、炭水化物と酸素から二酸化炭素と水を吐き出す呼吸運動をしているのです。
根まわりの温度が高くなればなるほど呼吸が激しくなります。夏野菜だとしても培養液が30℃以上になってしまうと呼吸するだけでイッパイ・イッパイ。
人で例えれば、肩でゼーゼーと息してる状態なので、植物にとってみれば「 生長だの開花だのしろって言われても、ぜんぜん無理なんですけど!」となっちゃいます。なので培養液の温度や水やりの時は、ほとんどの植物で水温を18℃から22℃くらいに調節してあげるといいと思います。
採れたてのバジルたちです。ほんとは毎日ちょっとづつ穫れるのがありがたいので一度に収穫すると、もてあまし気味かも・・・
そんな時は、バジルソースにすると保存が効いて ( カサも減って ) 便利です。
バジルは太い茎を取りのぞいてフードプロセッサーに入れたらオリーヴオイルをドボドボっと入れて細かくするだけ。
ニンニクと塩も少し入れて、なめらかさが足りなかったらオイルを フレーバーが足りなかったらニンニク・塩を足して更に細かくするだけです。
私の、料理への一番のこだわりは「目分量で味を決める才能を最大限に伸ばす!!」右脳型レシピです。
料理に合わせて使う分だけのバジルソースにチーズや松の実やクルミを追加してミキサーにかければ、パスタだのピザだのに使えて飽きずに楽しめます。が、多分フランスパンに塗って粉チーズ振りかけて焼くだけになると思います。( ビールに最適!! )
ほんとは今月末の満月に収穫しようと思っていたのですが、となりで育っているグリーンゼブラが、どんどん枝を伸ばしていて下枝が重なりすぎてきたので、バジルの撤収となりました。
バジルの根っこが固まってて「 Root Ball = ルート・ボール 」になってます。循環システムだと根まわりの酸素が豊富なので、根っこが茶色く「 木化=もくか 」したりせずに、真っ白い状態に保てます。
根っこが木化するのは、死んだ細胞が根っこの表面に、たまってしまうからです。
褐色に変色した根っこは、養分・酸素・水分などの吸収をしてないので「働いていない根っこ」ということになります。
茶色い根っこが増えてくると生長が遅くなったり新芽の発生が悪くなったり実の肥大がとまったりします。
なので根っこが白いうちは、ちゃんと働いてくれているってことです。一番の働き者は、発根したての新鮮な根っこです。新しい根っこをコンスタントに発生させていると、養分・酸素・水分の吸収がさかんで、老廃物をちゃんと吐き出したり植物ホルモンもたくさん分泌してくれたりします。
植物は、根っこで人間と同じように呼吸しています。葉っぱの葉緑体では、二酸化炭素と水から炭水化物をつくって光合成運動をしていますが、根っこではまったく逆のことをワザワザしているのでオモシロいと思います。
植物の根っこは、炭水化物と酸素から二酸化炭素と水を吐き出す呼吸運動をしているのです。
根まわりの温度が高くなればなるほど呼吸が激しくなります。夏野菜だとしても培養液が30℃以上になってしまうと呼吸するだけでイッパイ・イッパイ。
人で例えれば、肩でゼーゼーと息してる状態なので、植物にとってみれば「 生長だの開花だのしろって言われても、ぜんぜん無理なんですけど!」となっちゃいます。なので培養液の温度や水やりの時は、ほとんどの植物で水温を18℃から22℃くらいに調節してあげるといいと思います。
採れたてのバジルたちです。ほんとは毎日ちょっとづつ穫れるのがありがたいので一度に収穫すると、もてあまし気味かも・・・
そんな時は、バジルソースにすると保存が効いて ( カサも減って ) 便利です。
バジルは太い茎を取りのぞいてフードプロセッサーに入れたらオリーヴオイルをドボドボっと入れて細かくするだけ。
ニンニクと塩も少し入れて、なめらかさが足りなかったらオイルを フレーバーが足りなかったらニンニク・塩を足して更に細かくするだけです。
私の、料理への一番のこだわりは「目分量で味を決める才能を最大限に伸ばす!!」右脳型レシピです。
料理に合わせて使う分だけのバジルソースにチーズや松の実やクルミを追加してミキサーにかければ、パスタだのピザだのに使えて飽きずに楽しめます。が、多分フランスパンに塗って粉チーズ振りかけて焼くだけになると思います。( ビールに最適!! )
2010年3月18日木曜日
〜 らんの里 〜 堂ヶ島
西伊豆の松崎に遊びに行くと、たまに立ち寄る植物園が、
「 らんの里 堂ヶ島 」です。
とても広い園内は山あり谷ありで、一周するだけでけっこう疲れます。
ちなみにお隣には、永遠の若大将こと、「 加山雄三ミュージアム 」があります。ここのお土産売り場は広くて品数がたくさんあるので、お土産を買うのに困ったら便利です。お土産選びに迷ってウロウロしていると若大将を知らない世代でも「 お嫁においで〜1966〜 」がフルコーラスで唄えるようになります。
「らんの里 堂ヶ島」では、洋ランをはじめ世界各国の希少価値の高い品種や原種などが見られます。ちなみに真夏に訪れる時は、忘れずに飲み物を持参することをおすすめします。
「着生ラン」という種類は「エアプランツ」なんかと同じで、大きな木の幹などに根っこを張って大気中の水分や養分を吸収しているそうです。
贈答品などで流通している着生ランは、水苔に植えこまれていますが本当は培地はいらないそうです。
でも空中栽培だと、加湿器やスプレーなどで根っこに毎日加湿してあげる必要があるため、手入れが面倒になるので水苔などに植え込むそうです。
パフィオの群れです。
「着生ラン」とは反対に、地面に根を張る「 地生ラン 」という分類のランです。
「らんの里 堂ヶ島」に住んでいるオウムです。このコ会いたさに訪れるようなものです。
このコは、手拍子をたたくと羽を大きく広げてウェルカム・ダンスを延々と披露してくれます。
タイコ的なものを叩いてあげたら、きっと更にノリノリになってくれると思うので次回会いにいく時は、しまい込んであるジャンベでも持参しようかとたくらんでいます。
ランにちなんでの、おまけです。
このシンビジウムは先月の終わりに、仕事場の裏庭で人知れず咲いていました。多分贈答用のシンビジウムをもてあまし、野外に放置されたようですが、真冬にもかかわらずちゃんと咲いてました。室内で大事にされてるコでも、なかなか咲かせるのは難しいのに、実はタフなんですねぇ。
「 らんの里 堂ヶ島 」です。
とても広い園内は山あり谷ありで、一周するだけでけっこう疲れます。
ちなみにお隣には、永遠の若大将こと、「 加山雄三ミュージアム 」があります。ここのお土産売り場は広くて品数がたくさんあるので、お土産を買うのに困ったら便利です。お土産選びに迷ってウロウロしていると若大将を知らない世代でも「 お嫁においで〜1966〜 」がフルコーラスで唄えるようになります。
「らんの里 堂ヶ島」では、洋ランをはじめ世界各国の希少価値の高い品種や原種などが見られます。ちなみに真夏に訪れる時は、忘れずに飲み物を持参することをおすすめします。
「着生ラン」という種類は「エアプランツ」なんかと同じで、大きな木の幹などに根っこを張って大気中の水分や養分を吸収しているそうです。
贈答品などで流通している着生ランは、水苔に植えこまれていますが本当は培地はいらないそうです。
でも空中栽培だと、加湿器やスプレーなどで根っこに毎日加湿してあげる必要があるため、手入れが面倒になるので水苔などに植え込むそうです。
パフィオの群れです。
「着生ラン」とは反対に、地面に根を張る「 地生ラン 」という分類のランです。
「らんの里 堂ヶ島」に住んでいるオウムです。このコ会いたさに訪れるようなものです。
このコは、手拍子をたたくと羽を大きく広げてウェルカム・ダンスを延々と披露してくれます。
タイコ的なものを叩いてあげたら、きっと更にノリノリになってくれると思うので次回会いにいく時は、しまい込んであるジャンベでも持参しようかとたくらんでいます。
ランにちなんでの、おまけです。
このシンビジウムは先月の終わりに、仕事場の裏庭で人知れず咲いていました。多分贈答用のシンビジウムをもてあまし、野外に放置されたようですが、真冬にもかかわらずちゃんと咲いてました。室内で大事にされてるコでも、なかなか咲かせるのは難しいのに、実はタフなんですねぇ。
2010年3月17日水曜日
窓辺畑化プロジェクト・水耕カーテンをつくろう
アメリカで話題になっている新しいアーバン・ガーデンの提案、水耕栽培のカーテンで窓辺を畑にしちゃおうという取り組みがあります。
ますば、この活動に参加してくれる人たちが、それぞれ自分たちのアパートの窓辺で「ウィンドウ・ファームズ」を実践してもらって、自分で育てた野菜やハーブを一年中楽しんでもらう。まずはニューヨークからもりあげて、ほかの都市にもひろがっていったらいいな。
畑とは縁のない都会で、自分で育てた野菜を自分でたべるってことで、食物連鎖とか自然の循環とか、ちっちゃな宇宙を体感してもらえるんじゃないかと思います。その経験を通して、もっと自然を大切にしようっていう意識が広がって、現在起きているさまざまな地球環境問題を今後どんなふうに解決していったらいいかなんていうアイデアがたくさん浮かんだらいいと思います。」
・・・主旨をばっくりと読むと、こんな感じだそうです。
この取り組みは、「 homegrown.org 」というアメリカの地産地消を広る活動をしている団体に紹介されていました。なんでも、ニューヨーク在住のブリッタさんとレベッカさんがはじめられたそうです。
動画を見ると、なにげにハイドロ用の有機肥料とか、最新の発芽用の培地を使っていたりとか、こころ憎いです。さすが水耕栽培マーケットが完熟しているアメリカです。有機肥料をつかえば、なおさら葉もの野菜がオイシくなるはずです。
窓辺だと太陽があたるので、グロウランプもLEDや家庭用の蛍光灯など補助光程度でOKですね。
近々やってみようかと思っています。やってみたい人は、ココにマニュアルがあります。
http://www.windowfarms.org/howto/WF-HOWTO-10-sm.pdf
畑とは縁のない都会で、自分で育てた野菜を自分でたべるってことで、食物連鎖とか自然の循環とか、ちっちゃな宇宙を体感してもらえるんじゃないかと思います。その経験を通して、もっと自然を大切にしようっていう意識が広がって、現在起きているさまざまな地球環境問題を今後どんなふうに解決していったらいいかなんていうアイデアがたくさん浮かんだらいいと思います。」
・・・主旨をばっくりと読むと、こんな感じだそうです。
この取り組みは、「 homegrown.org 」というアメリカの地産地消を広る活動をしている団体に紹介されていました。なんでも、ニューヨーク在住のブリッタさんとレベッカさんがはじめられたそうです。
動画を見ると、なにげにハイドロ用の有機肥料とか、最新の発芽用の培地を使っていたりとか、こころ憎いです。さすが水耕栽培マーケットが完熟しているアメリカです。有機肥料をつかえば、なおさら葉もの野菜がオイシくなるはずです。
窓辺だと太陽があたるので、グロウランプもLEDや家庭用の蛍光灯など補助光程度でOKですね。
近々やってみようかと思っています。やってみたい人は、ココにマニュアルがあります。
http://www.windowfarms.org/howto/WF-HOWTO-10-sm.pdf
2010年3月16日火曜日
はじっこ好きなイチゴたち
ココ培地で室内栽培しているイチゴたちです。調子のよいプラントは、ぼちぼち3番果が肥大してきてます。昨年秋にGETした新苗の「 ジャンボいちご 」たちも、ようやく花芽が上がってきました。育てているイチゴの品種は「 大実いちご 」「ジャンボいちご・まんぷく2号」「ジャンボいちご 」の3種類です。
このプラントは、ごつっとした実の形からして、たぶん「 ジャンボいちご・まんぷく2号 」です。正直、葉っぱからは見分けがつかなくなってます。
左右から実がついた茎が伸びちゃったわけは、このポットひとつに4つのプラントが同居しているからです。
2年目現役続行 & 不耕起栽培で、芽かきをしていないので、こういうことになりました。
4つのプラントはそれぞれが四隅を陣取って生えてます。なので、ポットのまん中がぽっかり空いてます。
これは今年の新苗「ジャンボいちご」です。
たしかまん中に植えたはずなのに、生育障害から復活してきたら、はじっこに寄ってきてます。
これは「大実イチゴ」です。まんぷく2号とおなじく昨年から植えかえなしのプチ不耕起状態です。
といっても、昨年いっぱい実をつけてくれたプラントは枯れ落ちて、昨年夏以降にでてきた新芽が大きくなった状態です。
やっぱし、ポットのはじっこに寄って生えてます。

このコは、はじっこどころか「角」です。
たぶん、はじっこのほうが根っこが酸素を吸いやすいから、根っこが培地とポットのすき間へと伸びていってしまうのかもしれません。
植物は、土壌中の養分・水分・酸素が確保できる場所を目指して根っこを伸ばしていくそうです。
でも根っこを伸ばせる深さには限界があるので、
「菌根菌〜きんこんきん〜」
とよばれる微生物の力をかりてリン酸なんかを補給しているそうです。
「 菌根菌 〜きんこんきん〜」っていうのは、一種のカビやキノコで菌糸をだだーっと地中に伸ばします。時には数メートルにも菌糸を張りめぐらせ、植物の根っこに出会うと「 おじゃましまーす! 」と根っこにもぐり込みます。植物のほうも顔なじみらしく、拒むこともせず「 ウェルカム! 」となり共生がはじまります。菌根菌は植物の根っこから糖分をもらってますます元気になり、菌根菌は土壌中のリン酸塩を溶かしてリン酸にして、根っこまで運んでくれています。ただし菌根菌っていうのは何種類もいて、植物によって仲良しの菌がちがうようです。
養液でそだてる水耕栽培は水分が多く菌が繁殖しにくいので、有用菌こそ活用しにくいものの、リン酸や微量ミネラルなどを十分に与えられるので比較的だれでも簡単に植物が育てられます。
といいつつ湿気管理を忘れていたら、たった一日でイチゴの実がウドンコ病にやられてしまいました。ウドンコ病もカビの一種です、皮肉です。
白カビだから毒性はないみたいなので、くやしいから食べます。
このプラントは、ごつっとした実の形からして、たぶん「 ジャンボいちご・まんぷく2号 」です。正直、葉っぱからは見分けがつかなくなってます。
左右から実がついた茎が伸びちゃったわけは、このポットひとつに4つのプラントが同居しているからです。
2年目現役続行 & 不耕起栽培で、芽かきをしていないので、こういうことになりました。
4つのプラントはそれぞれが四隅を陣取って生えてます。なので、ポットのまん中がぽっかり空いてます。
これは今年の新苗「ジャンボいちご」です。
たしかまん中に植えたはずなのに、生育障害から復活してきたら、はじっこに寄ってきてます。
これは「大実イチゴ」です。まんぷく2号とおなじく昨年から植えかえなしのプチ不耕起状態です。
といっても、昨年いっぱい実をつけてくれたプラントは枯れ落ちて、昨年夏以降にでてきた新芽が大きくなった状態です。
やっぱし、ポットのはじっこに寄って生えてます。

このコは、はじっこどころか「角」です。
たぶん、はじっこのほうが根っこが酸素を吸いやすいから、根っこが培地とポットのすき間へと伸びていってしまうのかもしれません。
植物は、土壌中の養分・水分・酸素が確保できる場所を目指して根っこを伸ばしていくそうです。
でも根っこを伸ばせる深さには限界があるので、
「菌根菌〜きんこんきん〜」
とよばれる微生物の力をかりてリン酸なんかを補給しているそうです。
「 菌根菌 〜きんこんきん〜」っていうのは、一種のカビやキノコで菌糸をだだーっと地中に伸ばします。時には数メートルにも菌糸を張りめぐらせ、植物の根っこに出会うと「 おじゃましまーす! 」と根っこにもぐり込みます。植物のほうも顔なじみらしく、拒むこともせず「 ウェルカム! 」となり共生がはじまります。菌根菌は植物の根っこから糖分をもらってますます元気になり、菌根菌は土壌中のリン酸塩を溶かしてリン酸にして、根っこまで運んでくれています。ただし菌根菌っていうのは何種類もいて、植物によって仲良しの菌がちがうようです。
養液でそだてる水耕栽培は水分が多く菌が繁殖しにくいので、有用菌こそ活用しにくいものの、リン酸や微量ミネラルなどを十分に与えられるので比較的だれでも簡単に植物が育てられます。
といいつつ湿気管理を忘れていたら、たった一日でイチゴの実がウドンコ病にやられてしまいました。ウドンコ病もカビの一種です、皮肉です。
白カビだから毒性はないみたいなので、くやしいから食べます。
2010年3月15日月曜日
雑草というなかれ〜その3〜
きのうの日曜日は、公園の芝生の上で昼寝するのにもってこいの気持のよい天気でした。数週間ぶりに晴れてポカポカしていた週末、気の早い桜はぼちぼち咲き始めています。
「 西洋カラハナソウ 」の新芽が動き出しました。冬の間は枯れ草状態で冬眠しているので間違って捨ててしまいそうになります。
「西洋カラハナソウ」は種子よりも根っこを増やして繁殖する雌雄異種のツル系の宿根草で一般的には
「ホップ」という名前のほうが有名です。
「ホップ」という名前のほうが有名です。
未受粉のホップの雌花は、ビールの風味付けにつかわれることで有名です。
ホップの雌花の成分には、女性ホルモンに似た作用があるそうで、ビールの本場ドイツではホップ畑で収穫する女性は巨乳になるそうで・・・もっと早く知っていればと非常に悔やまれます。
その他にも、白髪・薄毛・肌荒れ・更年期障害など女性ホルモン分泌不足の症状に効果が高いそうです。
ホップにはもちろん雄株もありますが、ビールの味付けや抽出エキスなどに利用されるのは雌花のみだし、受粉させてしまうとフレーバーが落ちるので、ホップの雄株はほとんど流通せず雌株を挿し木や株分けでふやすのが一般的です。
ホップの根元です。アスパラガスみたいにニョキニョキと新芽がでてきてます。この新芽はほんとうにアスパラガスみたいに茹でて食べられるそうです。
ところで日本にも在来種のホップがあります。
「 Japanese Hop = カナムグラ 」と呼ばれていて夏のおわりから秋にかけて、ウンザリするほど生い茂っているので「これはホップだったのか!!」と私はびっくりしました。
カナムグラもホップだけあって雌雄異種です。
これが雌花ですが、ものすごく残念なことに西洋ホップのような風味はまったくないので、ビールのフレーバー付けには使えません。
昔日本にまだビールがなかった頃、ヨーロッパの方がこのカナムグラをホップかわりに使ってビール醸造にトライしたらしいのですが、失敗したようです。
昔日本にまだビールがなかった頃、ヨーロッパの方がこのカナムグラをホップかわりに使ってビール醸造にトライしたらしいのですが、失敗したようです。
私も負けじと、この雌花から天然酵母をつくろうとしましたが、びっしりとダニがついていたので諦めました。
カナムグラの雄花です。指で軽くつついただけで、おびただしい花粉がとびます。どうやらこれで花粉症の症状がでてしまう原因植物のひとつらしいです。
ちなみに春といえば・・ミミズです。( プチグロ注意! )
家からでる生ゴミはぜんぶこのミミズたちが食べてくれます。ゴミの量が減るし庭木は元気になるし、ミミズさえ好きな人ならいいことづくめです。
いまちょうど繁殖期なんです。
かわいくて仕方ありません・・・・
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