2010年3月19日金曜日

水耕栽培で育ったバジルのルートボール!!

昨日、水耕栽培で育てていたバジルを収穫しました。

ほんとは今月末の満月に収穫しようと思っていたのですが、となりで育っているグリーンゼブラが、どんどん枝を伸ばしていて下枝が重なりすぎてきたので、バジルの撤収となりました。














バジルの根っこが固まってて「 Root Ball = ルート・ボール 」になってます。循環システムだと根まわりの酸素が豊富なので、根っこが茶色く「 木化=もくか 」したりせずに、真っ白い状態に保てます。
根っこが木化するのは、死んだ細胞が根っこの表面に、たまってしまうからです。

褐色に変色した根っこは、養分・酸素・水分などの吸収をしてないので「働いていない根っこ」ということになります。
茶色い根っこが増えてくると生長が遅くなったり新芽の発生が悪くなったり実の肥大がとまったりします。






なので根っこが白いうちは、ちゃんと働いてくれているってことです。一番の働き者は、発根したての新鮮な根っこです。新しい根っこをコンスタントに発生させていると、養分・酸素・水分の吸収がさかんで、老廃物をちゃんと吐き出したり植物ホルモンもたくさん分泌してくれたりします。














植物は、根っこで人間と同じように呼吸しています。葉っぱの葉緑体では、二酸化炭素と水から炭水化物をつくって光合成運動をしていますが、根っこではまったく逆のことをワザワザしているのでオモシロいと思います。
植物の根っこは、炭水化物と酸素から二酸化炭素と水を吐き出す呼吸運動をしているのです。

根まわりの温度が高くなればなるほど呼吸が激しくなります。夏野菜だとしても培養液が30℃以上になってしまうと呼吸するだけでイッパイ・イッパイ。
人で例えれば、肩でゼーゼーと息してる状態なので、植物にとってみれば「 生長だの開花だのしろって言われても、ぜんぜん無理なんですけど!」となっちゃいます。なので培養液の温度や水やりの時は、ほとんどの植物で水温を18℃から22℃くらいに調節してあげるといいと思います。


採れたてのバジルたちです。ほんとは毎日ちょっとづつ穫れるのがありがたいので一度に収穫すると、もてあまし気味かも・・・














そんな時は、バジルソースにすると保存が効いて ( カサも減って ) 便利です。
バジルは太い茎を取りのぞいてフードプロセッサーに入れたらオリーヴオイルをドボドボっと入れて細かくするだけ。
ニンニクと塩も少し入れて、なめらかさが足りなかったらオイルを フレーバーが足りなかったらニンニク・塩を足して更に細かくするだけです。

私の、料理への一番のこだわりは「目分量で味を決める才能を最大限に伸ばす!!」右脳型レシピです。




料理に合わせて使う分だけのバジルソースにチーズや松の実やクルミを追加してミキサーにかければ、パスタだのピザだのに使えて飽きずに楽しめます。が、多分フランスパンに塗って粉チーズ振りかけて焼くだけになると思います。( ビールに最適!! )