2009年11月20日金曜日

共生はオイシイ!! ヘアリー・ベッチ

昨年に肥料原料が異常に値上がりしてしまい、一部の肥料は輸入がストップしてしまうほどでした。日本では食料だけでなく肥料原料もほとんどを輸入でまかなっているので「平成の肥料ショック」な事態でした。
そんななか、コスト高に悩む生産農家さんたちに静かに注目をあびたのが「へアリー・ベッチ」です。
見た目はいまいち華がありませんが、仕事はきっちりします。
先月、ヘアリー・ベッチの種をうっかり見つけてしまったので、外のバラの鉢に蒔いてみました。かなりずさんに撒いたので撒いたことなど半分忘れていましたが、とっくに芽が出てきていました。
かなりタフなヤツのようです。
窒素は私たちが呼吸している空気の80%近くを占めてますが気体のままでは植物は肥料として使えません。ヘアリー・ベッチは豆科で、豆科の植物は大気中の窒素を土壌に固定する微生物と共生します。
なのでヘアリー・ベッチを生やすと肥料代が節約できます。
その上、根が強く張るので他の雑草を抑えてくれ土もフカフカになるそうです。種を蒔いてから半年ほどで刈り込んで土に鋤き込めばすぐに分解され窒素源や微生物の活性源になります。しかも無機窒素ではなく有機窒素の形で作物に吸われるので、いろんなメリットにつながります。
・・・でも私の本当の本音は「 楽してたくさん花が咲いたらいいな!!」です。