21日は「春分の日」でしたが、その前日には家がバラバラになるかと思うほどの、ものすごい暴風に見舞われました。かなりコワかったのですが、春の嵐は野山に春を連れてきてくれたようです。庭木の柿やアジサイたちもいっせいに新芽が吹き出しました。
春の嵐が過ぎて気持ちよく晴れた週末は、多摩川で雑草探索です。
それにしても春の多摩川の景色は、ほんとうにホガラカです。もう先月までの寒々しい景色はほとんど思い出せません。
犬も子どももそこら中で、心ゆくまでゴロゴロと転げ回っていました。
ホガラカなイメージNo.1のタンポポが、たくさん咲いていました。タンポポほど、お日様がぴったり似合う花は思いあたりません。ちなみにこのタンポポはガクが反ってなかったので在来種の「カントウタンポポ」かと思いましたが、セイヨウタンポポと交配がすすんでガクでは判断がつかなくなってるそうです。もうどっちでもいいや。
タンポポの根っこは漢方として昔から重宝されていたようで、根っこだけあってカリウムが豊富です。利尿作用や解毒作用、解熱作用、不妊改善・・・効能はいろいろ。
「ホトケノザ」です。シソ科だそうです。
鎮痛効果があるそうで中国では漢方的に使われていたそうですが、「春の七草のホトケノザ」とは別人です。
春の七草のホトケノザは黄色い花が咲きます。こっちのホトケノザには毒性がちょっとあるそうです。
オオイヌノフグリです。腎臓によいそうです。バコパやネメシアなど、小さな花がたくさん咲く種類が好きなのですが、それらとおなじゴマノハグサ科でした。
多摩川の河川敷を歩く人々は、みんな思い思いに春の訪れを楽しんでいる様子でした。
野草をワッシリと収穫していた方もいました。
多分シロツメクサだと思いますが、ペットへのお土産かもしれません。
春、一番に葉を広げる野草は、やっぱりキビシい冬の寒さを乗り越えただけあって酵素力の強い元気なものが多いです。