2010年5月14日金曜日

Grow Your own Rice! 分ゲツ?

4月末にロックウールに田植えした「イセヒカリ」の5番目の葉がでてきました。5番目の葉がでてくると、同時に茎が分かれてる「分ゲツ」がはじまるそうです。

見た目はまだまだそのへんに生えてる雑草で、道ばたに生えてたら100%ひっこ抜かれると思います。











ひときわ大きく育っているイネは、

根元の幅が太くなってきました。

ちゃんと分ゲツしてくれるか、

ドキドキしてます。









ココ培地のペットボトル栽培の「イセヒカリ」です。
表面に「藻」がでてます。たぶん「アオミドロ」ですが「 煎れたての抹茶か ? 」っていうくらい泡立ってます。「アオミドロ」は藻類、植物プランクトンなので葉緑素をもってて光合成します。グロウランプが点灯すると表面から細かな酸素の気泡がでます。














「アオミドロ」自体は、水稲には悪影響がないみたいです。水稲を不耕起栽培している田んぼでは米ぬかなど有機物をまくと「アオミドロ」がたくさんでて雑草の発生を抑えられたり、イトミミズやタニシなどが増えて生態系が豊かになってメリットがあるそうです。

ロックウールの表面にもビッシリと生えてしまったんですが、pH値がガンガンあがるようになりました。

それでもイネは元気なので、あまり気にしてないのですが「アオミドロ」が光合成してるせいで培養液の二酸化炭素を使いこんで,pH値がガンガン上がることとなってしまいました。







小さなため池などで同じ現象が起こるそうで、水面でpH値がひときわ高くなり水底のほうがpH値が低いのが特徴だそうです。
この水耕栽培システムでも、まったく同じことがおきていて、水面でpH値が7.8くらいで水底では7.2くらいでした。なので、とりあえずフタをしてアオミドロ増殖を防ぐことにしました。



イネとは関係ありませんが、

最小タイニー・ティムは、元気に育ってます。

これから梅雨、病気にやられないか心配です。










病害虫にやられやすくなる植物には葉っぱに「硝酸や亜硝酸」がいっぱいたまってしまったからなんですが、逆に言えば「窒素」が多すぎて「窒素を同化してタンパク質をつくるための素材が足りなくなってる」ってことなんです。

「窒素同化」って言うのは、簡単にいえば吸った窒素をタンパク質にして生長したり生長するために必要なものをつくるってことなんだそうで、アタマのイタくなる長くてフクザツな「ウンチャラ回路」とかのプロセスをへて、植物はせっせと窒素同化をしてます。んで、窒素固定のために必要な素材が吸えなくなって硝酸と亜硝酸が葉っぱにたまっちゃう時というのは、

ムチャな室温と水温と湿度
ムチャに多い酸素と二酸化炭素
多すぎるか足りなさすぎる照度
ベラボーに適正値からはずれたpH値とEC値

などなどのせいで、根っこがいたんだり、葉っぱの穴を閉じちゃったりして、必要なものが吸えなくなっていたりってことです・・・

2010年5月13日木曜日

「病害虫」意外とでてる? 水耕栽培

「 無農薬、有機栽培の野菜はちょっと割高だから、おウチで育ててしまえ!! 」と水耕栽培や室内栽培などのホビーガーデニングを始められた方は多いのではないでしょうか?

水耕栽培なら、はじめてヤサイをそだてるヒトでも

面倒な肥料の比率なんかを気にしなくても

いがいとカンタンに育てられるので

人気がありますよね。







でもでもずーっと同じトコロで室内栽培などしていると、意外と同じ病気や害虫になやまされたりしませんか?

コイツは循環システムのイチゴにへばりついてる「アブラムシ」と「オンシツコナジラミ」です。春になるとイチゴにでます。ちなみに葉っぱの上にクモの糸みたいな薄いベール状のものがかかったら、それはクモではなくて「ハダニ」です。ウチには、こいつもたまに出ます。










イチゴの新芽には「アブラムシ」です。

アブラムシが多くなってくると、

だいたいコナジラミもやってきます。

相性がいいんでしょうか?








これはマンゴーの木なんですが、主幹の表面がマダラになってしまったのは、去年の夏にアザミウマとハダニとホコリダニによってたかってやられたせいです。

節目にある白っぽいものは、

「アオバハゴロモ」の幼虫がいたところです。

数年前、ウチのミカンの木に大量発生したヤツを、

仕事場まで持ってきてしまったようです。








害虫や病気がでると1秒でもはやく、なんとかしようと焦ってしまいますが、無農薬でガンバルと決めた以上、アイツらにやられやすくなる原因を知れば、農薬を使わなくても最小限の被害でなんとかできるかもしれません。

その原因とは、「窒素がたまりすぎちゃって、ヒトでいえばメタボ状態」ということです。

植物にとって「窒素」はいちばん食べたいゴハンなので、ガシガシと吸いますが、吸った窒素が余ってしまうと「硝酸」や「亜硝酸」に変えてから葉っぱに大切に溜め込みます。

「硝酸」や「亜硝酸」がたっくさん葉っぱに溜まりすぎるのが植物メタボの状態で、葉っぱが薄くなってしまいます。
病気や害虫は「硝酸」や「亜硝酸」が大好物なので、それを溜めこんだ葉っぱが柔らかくなってるんですから、まるでハラペコな時に「格安食べ放題の焼き肉屋さん」を偶然見つけちゃった的な感覚かもしれません。

とくに窒素成分が吸収しやすい水耕栽培だと、メタボになりやすいみたいで、一度虫や病気が出ると手がつけられなくなることもあります。

この葉っぱに溜め込んだ「硝酸」や「亜硝酸」をどんどんタンパク質へと合成していく
「窒素固定」という代謝をぐんぐん進めてあげれば病気や害虫がつきにくくなります。もし、病気や害虫がついてしまってもリカバリーがすぐできるので、被害がたいしたことなくてすむんですが、、そのコツって、なんなんでしょう・・・

2010年5月12日水曜日

アリンコ牧場の季節

スキさえあれば、いたるトコロにメキメキと雑草がおいしげるこの季節・・・

アリたちは忙しそうです。

なぜなら・・・

アリ牧場のシーズン到来だからです。
いろんな雑草のトップには、

なにやら黒いカタマリが・・・


もちろんアブラムシです。











アリンコたちは冬のあいだ、ごていねいにアブラムシのタマゴを自分たちの巣に持ち帰り「越冬」させて、春が来てタマゴか孵ればアブラムシたちをターゲットの植物のトップへと運びます。
これはギシギシ系の雑草にはびこっていた「 アブラムシ牧場 」です。










アリンコたちがアブラムシを飼う理由は、もちろん「糖分」をもらうためです。
アブラムシは植物の汁を吸ってミネラルや養分を補給して糖分はプクッと尿と一緒に排泄します。
コレと同じ黒いアブラムシが、うちで無農薬で育てているバラとかミカンとかニンニク!にまで、それぞれの新芽やツボミにビッシリとついています。






アリンコたちは、アブラムシを大切に飼育します。アブラムシに汁を吸われすぎて植物の元気がなくると、アリンコは、ほかの元気な植物へとアブラムシたちをセッセと運ぶんだそうです。

それだけじゃありません。これから繁殖期をむかえる昆虫にとって、アブラムシは栄養豊富なエサになるので、彼らを狙っていろんな昆虫がやってきます。テントウムシやクモ、そして私が大好きな「ヒラタアブ」の幼虫も。アブラムシたちを守るのもアリンコにとっては大切な仕事のひとつです。
ヒラタアブのジュニアとアリンコたちとの闘いの現場に遭遇しました。














ウチのバラを観察していると、クモやテントウムシがバラについたアブラムシ目当てにやってくるんですが、アリンコが威嚇するとすぐ逃げてしまってます。

ところがこのヒラタアブJr.は、アリンコが威嚇したって上に乗っかったって全然ヘッチャラ。アリンコは迷惑顔( ? )で追い払うのをあきらめてました。














ヒラタアブJr.は、テントウムシやテントウムシの幼虫よりもはるかに多くのアブラムシを補食するといわれていますが、このシブトさのおかげかもしれません。
ちなみにこれが「ヒラタアブ」の成虫で、オトナになるとエサは花の蜜に変わります。














無農薬でホビーガーデンを楽しむ方のなかには、アブラムシ対策にアリンコを全滅させてしまうこともあるそうですが、巣の外でいそいそと働くアリンコはお年寄りばかりだし、仲間を大切にする性格なので、水にはまってずぶ濡れになったりケガをしたアリンコがいると、みんなでケアしてあげてる現場をなんども目にしました。
そんな一面を知ってしまった以上、問答無用でアリを殺すのも気が引けてしまいます。

とはいえ、これから害虫最盛期シーズンです。
無農薬でも虫や病気がつきにくくなる予防策はいくつもあるんです・・・


2010年5月11日火曜日

ココ培地、水耕栽培のバラたち

室内栽培ココ培地のバラたちが、咲きました。

バラをそえれば、作業用台車もこんなにハナヤカに!?

「水耕栽培」のひとつ、ココ栽培でそだててます。

ちょっと今さら感がつのりますが「養液栽培」というのは、培地じたいには施肥をしないで、肥料など低分子になってる養分を水に溶かして培養液で肥料を吸わせる栽培方法をひっくるめた総称で、







「水耕栽培」は「養液栽培」のうちのひとつです。水耕用の培地は肥料やpH値に影響しないものでないと使えません。

英語では、培養液で育てる栽培方法をひっくるめて
「 Hydroponics 〜ハイドロポニックス〜」です。

「 ハイドロポニックス = 養液栽培 」と訳するのが、いちばん正しいのかもしれませんが、「 ハイドロポニックス = 水耕栽培 」って覚えているヒトのほうが多いような気がします。

厳密にいえば「水耕栽培」ってのは、培地そのものは植物の根元をささえる程度のちいさなもので、根っこのほとんどが培養液に浸かっている状態を指すようです。

ほんとは、ロックウール培地だけで育てて培養液を水やりしてたら「ロックウール栽培」だし、ココ培地だったら「ココ栽培」なんですが、メンドクサイのでロックウール栽培でもココ栽培でも「 水耕栽培 」って呼ばせてもらってます。

むかしは「水耕栽培」で使ってもOKな肥料や養分は「 化学肥料=無機肥料 」以外はムリでムダというのがあったり前でしたが、いまでは有機成分の肥料や活力剤はもちろん、ビタミンや糖分、はたまた微生物まで「 水耕栽培でつかうと効果あるね 」となりました。それは根っこが分子の大きな有機成分もがんばって吸えてるってことがわかってきたからです。(とはいえ、土壌用の有機肥料は分子がバカデカすぎて、そのままではいくらなんでも水耕栽培ではNGです。)

愛しのアンティーク・レースが、やっと咲きました。


ウドンコ病に悩まされ,毎日毎日ふき取っていた苦労も、開いたバラを見ていれば、よい思い出です。








それにしても、バラの無農薬栽培ってほんとうに忍耐力の勝負です。

ケイ酸資材をあげはじめてから,ウドンコは葉っぱに出なくなりましたが、ツボミは抵抗力がないので、なかなか撃退できませんでした。

藻類が効くって聞きかじり、ロックウールの表面にただよってた「アオミドロ」をツボミに塗ってみたりもしました。(効果は未知数です)

コーヒーオベーションというミニバラです。

バラやパンジーを水耕栽培用の肥料で育てていると、お店で並んでいる同じ花の色とは、ずいぶん変わるんですよ。

花びらの色は、実はミネラルの効きでかわるそうで、ウチのバラやビオラたちは青〜紫系の赤がつよく出ます。
これは鉄分がよく効いてるってことらしいです。




詳しく調べないとその他の色については分かりませんが、きっと花卉の生産者の方なんかは、花びらの色目の出し方を知りつくしているんだと思います。

バラの切り花生産現場では、レタスのような培養液に根っこをひたす水耕栽培ではなくて、ロックウールや土壌の培地に、うすい培養液を毎日ドリップする灌漑(かんがい)システムがほとんどなようです。バラとイチゴはおなじ属で根っこも似ているので、培養液につかっていると根っこが茶色くなってしまうようです。

これから暑いさかりになって、培養液の水温が30℃とかになっちゃうと、いくらエアレーションしてても酸素は足りなくなるし、植物の根っこは呼吸がはげしくなって生長や花を咲かせてる余力がなくなってきちゃいます。

そこでココ培地なら、高温ストレスから根っこを守ってくれるし、培養液タンクに比べたら湿度も上がらないし酸素も確保してくれるし有機成分も劣化しにくいので、高温多湿な日本の夏場にぴったりなんです。

2010年5月10日月曜日

棚田だなー!!

ゴールデンウィークの連休中、開放的な気分で山間部をドライブしていて、つい申し訳ない気持ちになってしまうのが、汗だくになって田植えをなさる農家の方々を見かけるときです。

5月の連休は日本のおおくの地域で、ちょうど田植えシーズン最盛期なんです。

なんて思いながらも、雑草がきれいに刈り取られたあぜ道や、若い水稲が水面からズラッと顔をのぞかせている景色を眺めていると、とても新鮮でスッキリとした気分になれます。














千葉県鴨川市は、日帰りできるし海あり山ありウマいものありで、見どころたくさんのチョーお気に入りスポットです。そして今回、鴨川には「 棚田 〜たなだ〜」がいっぱいあることを発見しました。



田植えシーズンのこの時期の早朝の景色がいちばん人気で、水をいっぱいにたたえた水田に朝もやがかかったり、まわりの山々や朝日や夕焼けが水面に映りこんだ写真がたくさんあります。

イネがグングン生長する初夏にはいちめん鮮やかな新緑になり、稲穂がみのる晩夏になると見下ろすかぎり黄金色で、まるで金色の海の波のようです。















ここは「日本の棚田100選」のひとつ「大山千枚田」。東京からいちばん近い棚田です。

じつは、この棚田はオーナー制度になっていて、応募が通れば田植えから収穫まで参加できるんだそうです。ちょうどこの日はオーナーさんたちが田植えのまっ最中でした。おジャマにならないように写真を撮らせていただきました。















平地の四角く切った田んぼならば、大きな田植機でシュパッシュパッと田植えできちゃいますが、棚田は段差もあるし1枚1枚の田んぼが小区画・不定形なので、手植えか小型の田植機しか使えないそうです。

この千枚田がある大山地区でも、農家の方々の高齢化がすすむにつれ、労働力と人手不足から、耕作放棄された棚田が増えていってしまったそうです。














そこで、貴重な民間農法のノウハウや地元文化を絶やさないために、棚田のオーナー制度をはじめ農家の方以外でも水稲づくりに参加できるカタチにされたそうです。

東京からいちばん近いこの棚田、いまでは参加希望者がとっても多く、参加できない希望者も出てきてしまうほどだそうです。

収穫したお米から日本酒の仕込みも体験できるということです。たのしそー!
参加したい気持ちをぐっとこらえて、ひとまずは室内の水耕稲作をがんばります。

2010年5月7日金曜日

〜ハイドロボール〜上手に洗って再利用

タフな植物を枯らしてしまった時に、なぐさめもかねた便利な言い訳が「 この植物とは相性がよくなかったんだなぁ 」です。

よほどのことがないと

枯れたりはしない「ポトス」が

連休明けに枯れていました。

ハイドロカルチャーで育てていたんですが、

根ぐされしてました。







培地は「ハイドロボール」というもので、ハイドロカルチャーで一番使われている培地です。「ハイドロボール」とは、バックリといえば「 チョコに入ってるパフみたいで、丸っこいカタチをしたレンガ 」です。

「ハイドロボール」の内側には、気泡がたくさんあるので軽くて通気性がよくて肥料成分やpH値に影響しないので、ハイドロカルチャーや水耕栽培の培地によく使われてます。ハイドロボールには粒の大きさにバリエーションがあって、細かい根っこの観葉植物には小さな粒のハイドロボール、野菜など根っこが太くてたくさん張る植物には大粒のハイドロボールにすると、酸素量や水分量が丁度よくなります。

ドイツの「ハイドロトン」というメーカーが有名ですが、英語では「Expanded Clay」とか「Clay Pebbles」なんてよばれてます。

「ハイドロボール」自体には保水性がほとんどないので、水耕栽培なら培養液を循環させて「ハイドロボール」にドリップさせる循環式のように培地全体に培養液が行き渡るシステムが向いてます。

「ハイドロボール」は、ほかの水耕栽培用の培地にくらべてちょっと割高ですが、くり返し使えるのが、大きなメリットです・・・ということで、枯らしたポトスに使っていた「ハイドロボール」を再利用するために洗いました。

使用した「ハイドロボール」の中や表面には、肥料成分がかたまって塩基がかたまったり、病原菌が住みついたりしてしまいます。

水だけでガラガラッと洗っても根っこや肥料のカスなどはあらかたキレイになりますが、消毒や塩基ぬきをしたほうが安心して再利用できます。






市販の「オキシドール」を水道水にちょこっと入れて「ハイドロボール」を洗ってみました。塩素系の漂白剤でもいいそうですが、ニオイが苦手なのでオキシドールにしました。

「オキシドール」を水に入れるとブクブクと泡が立ちます。「オキシドール」っていうのは薄い濃度の「過酸化水素水」のことです。

「過酸化水素」は活性酸素のひとつで、濃度が高い「過酸化水素水」だと爆発したり火傷したりと、とっても危ないので「毒劇物」に指定されてます。薬局で手軽にGETできる「オキシドール」は濃度が3%ほどです。薄い濃度のものは安定剤が入ってますが、それでも殺菌効果があるし、「H2O2」なので蒸発すればカンタンに水と酸素に分解されます。
つまり「ハイドロボール」を安全に消毒しておソウジできるってことです。

「過酸化水素水」は「オゾン水」に効果が似ていて、とくに水温の高くなる夏場は水耕栽培の培養液にいれるとメリットが多いので、大規模な水耕栽培の野菜の生産現場では「35%過酸化水素水」を使って、培養液の消毒と酸素の供給をいっぺんにやったりすることがあります。

海外のホビーガーデナーでは、「35%過酸化水素水」を使うヒトがたくさんいるのですが、上手に使いこなすには注意しなくてはいけないことが山ほどあるので、こちらで説明しました。
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/05/blog-post_31.html

で、水1Lにオキシドールを30mlほどいれて数時間つけておいたハイドロボールですが、

そのあと水道水でガシガシときれいに洗い流してからザルにあげて一晩おいて、オキシドールをとばしました。









100%の消毒と塩基ぬきはモチロン無理ですが、
水で洗っただけよりも、遥かにキレイになります。
しかも容器にへばりついていた苔なんかもキレイになって一石二鳥!!

ちなみに、根グサレがでてしまったり収穫がおわった水耕栽培のシステムに、オキシドールや過酸化水素水の希釈液を入れてぐるぐると30分くらい作動させると、システムのおソウジもできちゃうそうです。

この「ハイドロボール」、内側に気泡がたくさんあるので微生物なんかが引っかかって住みつきやすいそうです。海の中の魚礁ににてますね。

なので水耕栽培で有用な微生物資材を使うのに向いてるそうです。有用菌を使う場合は「ハイドロボール」を消毒しなくても病原菌の繁殖は抑えられるので、酵素系の活力剤や水で洗えば再利用できるそうです。逆に「過酸化水素水」や「漂白剤」で消毒すると有用菌が死んでしまうので、年に一度くらいの消毒でいいそうです。

もちろん「ハイドロボール」を培養土やココ培地にちょっとまぜてると酸素量と微生物をふやすこともできますが、土には戻らないので捨てる時にゴロゴロと残ってちょっと困ったりします。


2010年5月6日木曜日

連休明けは、水やりラッシュです

ゴールデン・ウィークは、お天気に恵まれて、みごとな行楽日和でした。

おとなりの県の海岸を朝から晩までぐるっと一周したおかげで、はやくも日焼けしました。山も気持ちいいですが、広い海と空の開放感はたまりません。

























お天気に恵まれた連休のおかげで、仕事場のプラントたちは花ざかりで、みんなノドがカラカラでした。

バラ・多肉・ホップ・お米・・

生長段階が違うので、

肥料レシピもそれぞれ違います。

水を汲んでは培養液をつくりpHを調整して・・・

あー、いそがしかったー




水耕栽培のお米たちも元気です。

半分ヤッツケで植えた
ココ培地+ペットボトルのイセヒカリの方が、

なぜだかVIP扱いのロックウールのイセヒカリよりも

グングン伸びてます。






ココ培地の培養液の方が水温が高いので、生長も早いのかもしれません。

同じロックウール培地で育てているイセヒカリでも、エアレーションなしの方が微妙に生長が早かったりして、お米ってほんとうに不思議です。