4月末にロックウールに田植えした「イセヒカリ」の5番目の葉がでてきました。5番目の葉がでてくると、同時に茎が分かれてる「分ゲツ」がはじまるそうです。
見た目はまだまだそのへんに生えてる雑草で、道ばたに生えてたら100%ひっこ抜かれると思います。
ひときわ大きく育っているイネは、
根元の幅が太くなってきました。
ちゃんと分ゲツしてくれるか、
ドキドキしてます。
ココ培地のペットボトル栽培の「イセヒカリ」です。
表面に「藻」がでてます。たぶん「アオミドロ」ですが「 煎れたての抹茶か ? 」っていうくらい泡立ってます。「アオミドロ」は藻類、植物プランクトンなので葉緑素をもってて光合成します。グロウランプが点灯すると表面から細かな酸素の気泡がでます。
「アオミドロ」自体は、水稲には悪影響がないみたいです。水稲を不耕起栽培している田んぼでは米ぬかなど有機物をまくと「アオミドロ」がたくさんでて雑草の発生を抑えられたり、イトミミズやタニシなどが増えて生態系が豊かになってメリットがあるそうです。
ロックウールの表面にもビッシリと生えてしまったんですが、pH値がガンガンあがるようになりました。
それでもイネは元気なので、あまり気にしてないのですが「アオミドロ」が光合成してるせいで培養液の二酸化炭素を使いこんで,pH値がガンガン上がることとなってしまいました。
小さなため池などで同じ現象が起こるそうで、水面でpH値がひときわ高くなり水底のほうがpH値が低いのが特徴だそうです。
この水耕栽培システムでも、まったく同じことがおきていて、水面でpH値が7.8くらいで水底では7.2くらいでした。なので、とりあえずフタをしてアオミドロ増殖を防ぐことにしました。
イネとは関係ありませんが、
最小タイニー・ティムは、元気に育ってます。
これから梅雨、病気にやられないか心配です。
病害虫にやられやすくなる植物には葉っぱに「硝酸や亜硝酸」がいっぱいたまってしまったからなんですが、逆に言えば「窒素」が多すぎて「窒素を同化してタンパク質をつくるための素材が足りなくなってる」ってことなんです。
「窒素同化」って言うのは、簡単にいえば吸った窒素をタンパク質にして生長したり生長するために必要なものをつくるってことなんだそうで、アタマのイタくなる長くてフクザツな「ウンチャラ回路」とかのプロセスをへて、植物はせっせと窒素同化をしてます。んで、窒素固定のために必要な素材が吸えなくなって硝酸と亜硝酸が葉っぱにたまっちゃう時というのは、
ムチャな室温と水温と湿度
ムチャに多い酸素と二酸化炭素
多すぎるか足りなさすぎる照度
ベラボーに適正値からはずれたpH値とEC値
などなどのせいで、根っこがいたんだり、葉っぱの穴を閉じちゃったりして、必要なものが吸えなくなっていたりってことです・・・