2010年12月24日金曜日

Hydroponics Geodesic Dome in Tokyo JAPAN

「東京ドームシティ」では現在、スンバラしすぎるイルミネーションがタノシめます。
おウチでヤサイを育ててるヒトも、育ててみたいヒトも、ま〜ったく、そんなことには興味ないヒトも、チャンスがあればゼシ、東京ドームシティ内のLaQuaに足を運んでベックリなさってください。


思わずタイムワープしそうな

「ミルキーウェイ」を

わーわーと、通り抜けると・・・









光マンダラな

「ギャラクシードーム」

野外ステージが

見えてきます。











・・・そしてワタシの大本命!!!
巨大なハイドロポニックス・システムのジオドーム「グリーンスフィア」が、デデ〜ンッとご登場。












































ジオドームのなかは、

一面レタス畑です。











すげ〜っ、と

ただただ

ため息でした。












日本でLED電球が誕生してからというもの、水耕栽培の生産現場では、世界各国ですでに導入が始まってます。

日本の水耕などの養液栽培の技術は、数年前の「植物工場政策」始動から、いよいよ国が本腰をいれた感がありますが、設備に莫大なお金がかかってカンジンの生産者の方が気軽に導入できなかったり、データがまだ少ない部分があったり、かたよった情報が前に出すぎたりして、もっと昔から地道に養液栽培の研究をなさってきた方々は大忙しかと思いますし、応用アイデアや実践の面では、まだまだ欧米に「追いつけ状態」だと思います。

が、

こんなにスンバらしいビジュアルと完成度の高いハイドロポニックス・システムは、欧米ではありえないクオリティーだと思います。
ちなみに、日本の農業技術はもちろん、水耕栽培植物工場は「パソナO2」さんを皮切りに、ベックリするほど欧米から大きな注目を浴びてます。「とうとう日本でハイドロが始まる! すごいことになりそうだね〜っ」と思ってるヒトが多いようで、海外の方から「つれてけ!」とよく頼まれます。



ちなみにこの、ウィンターイルミネーション、来年のバレンタインデーまで開催されているそうでっす。

Happy Merry Christmas!

2010年12月22日水曜日

日本のクリスマス

昨日の満月は、皆既月食でした。そしてクリスマス・イヴを間近に控える今日は「冬至」です。














「冬至」と「皆既月食」がかさなるのは、ぬわぁんと1638年以来の372年ぶりだということです。昨夜は残念ながら、なまあたたかい雨降りの日となり月食も満月もおがめませんでしたが、それでも、なんとなくワクワク感がありました。















ご存知のとおり、「冬至」は1年でいちばん夜が長くなる、言わば「短日マックスな日」ってぇことです。休日の日などにお出かけして、真っ暗になってから家に着いたら「エッ? まだ5時じゃん」と、得したような損したような気分になる今日このごろですが、明日からじょじょに「長日」へとシフトチェンジしていきます。


さて〜、宗教のぶあついカベをヤスヤスと乗り越えて、多くの日本国民が楽しみにしている「クリスマス」ですが、今年はクリスマスを通して日本の食文化に触れてみるのは、いかがでしょうか?

以前から気になっていた「うかたま」という雑誌です。


表紙だけながめていたときは、てっきり今どきハヤリの「ほっこり、オーガニカリーな北欧ナチュラル系のライフスタイル雑誌」かと、ハヤトチってました。


実は、日本の地域に伝わる食文化を今風のレシピにアレンジしたりして紹介してくれる「温故知新」的な、スンバらしい雑誌でした。


「うかたま」というこの雑誌の名前の由来は、「ウカタマミ」というお稲荷さんの「主祭神=しゅさいじん」で、「古事記」や「日本書紀」にも登場する日本古来の穀類の神様のことだったんですねー。そして、このネーミングからして、もう「めいっぱい日本!」という感じがしますが、内容もその期待をうらぎりません。

まず、日本の郷土料理のすばらしさについてですが・・・

日本人女性は、若々しく肌がキレイといわれますが、それは多湿な気候と、キレイな水に恵まれているほかにも、日本の野菜中心の発酵食品のおかげだとのことです。ぬか漬けや味噌などの発酵食品は、おもに乳酸菌のはたらきのおかげなんですがヒトの腸まで生きて届かなくっても、乳酸菌の分泌物が腸内をキレイにしてくれるんですねー。腸がキレイなら、とうぜんお肌もきれいになるわけで、老化も防いでくれるんです。

ちなみに「腸は、もうひとつの脳みそ」なんて言われてます。うかたまのキャッチコピーでもある「食べることは暮らすこと」、ズバリ今現在「ナニをどれだけ食べられているか」というのは、動物が成長したり繁殖したりの大きな判断材料になるわけなので、「栄養を吸収するパーツである腸が、イロイロなことを判断して指示してる」ってぇことなんだそうです。そういえば「植物はチッ素が吸えなくなると、花を咲かせる」ってのと、似ていますね。ってことは、植物の根っこにも、脳みそみたいなハタラキがあるのかもしれませんが、知りません。

ハナシがそれましたが「うかたま」には、おばあちゃんが口伝えで伝承してきた郷土料理のレシピなども、てんこもりで、日本の食文化に興味を持ちはじめたヒトにもピッタシです。
現在発売中の「うかたま」は、カンタンでオサレなオサレなクリスマス・スイーツレシピもいっぱいです。好きなあのヒトの胃袋をつかみたいアナタにもおススメ!!!

ちなみに、編集者さんからお聞きしたおハナシによれば、おばあちゃんたちの郷土料理レシピには、とうぜん「大さじナン杯、小さじナン杯・・・」なんて計りながらのキッチリ分量で作ることがマレで、だいたいが「ヒトつまみ、目分量」の右脳型感覚レシピなので、それをレシピに書き起こすことが以外と大変なんだそうで、なんとも微笑ましいエピソードです。















ますますの円高で、この年末と年始は海外旅行に行くヒトも増えるとのことですが、地球のアチラコチラに行ったあとは、不思議と改めて日本のことについても知りたくなるもんですよね。ぜし、食をとおした原点回帰もおススメいたしまーす!!!

2010年12月20日月曜日

Farm Aid 2010

かなりイマサラ感がつのりますが、今年で25周年をむかえた「Farm Aid コンサート2010」の様子です。
Farm Aid とは、米国カントリー歌手のウィリー・ネルソンさんが、地産地消な酪農に従事してらっしゃる小規模農家をサポートしようと25年前にはじめられた活動です。


スティーヴン・タイラーのお肌がピッチピチすぎるのがボトックスっぽくて気になるところですが、そこは永遠の不良ジジィ、スティーヴン・タイラーだから許せる気もします。それにウィリー・ネルソンとの共演は、Farm Aid ならでは・・・




ウィリー・ネルソンともコラボしてるノラ・ジョーンズも・・・


Farm Aid 25周年のコンサートの様子は、その他にもイロイロとYouTubeチャンネルで見られます。

世界では、年間4500億lbs(=2億トン)の殺虫剤が使用されているそうで、それに伴う土壌汚染もますます深刻化していますよ、というメッセージビデオです。ちなみに、日本の農薬使用量は世界のトップに入ってしまいます。




食糧自給率128%の米国では今、「S 510 the Food Safety and Modernization Act 食品安全近代化法案」という法案の可決をめぐって大きな物議をよんでいます。11月30日に上議院を通過したものの今週末までには「多分廃案になるね」という流れだったんですが、昨日の夜になって、マタマタむくむくと復活しちゃった!!!という奇想天外な展開となってます。この「S 501 Food Safety」は最終的にイロイロと修正を加えられて、オバマ大統領にハンコ押してもらえば成立となるそうですが、簡単にいえば、でっかいファクトリー・ファームしか、品種改良も含めて農作物を開発・栽培できなくなるってことらしいです。小規模農家が野菜を売りたい場合は、毎年お金を払って免許を更新しないといけないってことで、まさにFarm Aidの活動を逆ナデするような法律のようです。

「S 501 Food Safety」は、流通している食品の衛生化をレベルアップして食中毒などの健康被害から国民を守るっつーことがネライだそうですが、「無菌の食べ物」が安心だという考え方も、ちょっとコワすぎのような気がします。なにしろ、畑で病害虫がまん延するイチバンの原因は「病害虫を食べたり抑えてくれる昆虫や有用菌が、殺虫剤で激減して食物連鎖のバランスが崩れること」も大きいそうなんですねー。

2010年12月17日金曜日

未来に贈るチョコレート

ワタシの住むところでは初霜がおりました。夜の間はよほど冷え込んだとみえます。今朝見かけた野良なニャンコたちは、朝日のなかで置き物のように、じっとしてました。














それもそのはず、クリスマスはもう来週なんです。一年が終わるのは早いものです。家族や大切なパートナーへのギフト選びに忙しいこの時期ですが、子どもたちの未来に贈る、地球規模のこんなギフトはいかがでしょうか?

「チョコを選べば、世界が変わる。CHOCO REvO」





オイシいオイシいチョコレートの原料はカカオの豆ですが、おもに西アフリカのガーナやコートジボワールで生産されているそうです。TVの報道でも目にしたことがありましたが、多くのカカオ農園では、人身売買によって連れてこられた子どもたちが、不当な低賃金で重労働を強いられているそうです。
カカオの価格が大暴落した翌年の2001年には、人身売買で集められた子どもたち200人以上をのせた船が各地で入港拒否をされ、出航した港にもどってきた一週間後には、子どもたちの数はなんと23人にまで減っていたそうです。オイオイ・・・子どもたちをイッタイどうしたんだ!!!ですよね。

そこでカカオ農園で働く人々に、ダイレクトに正当なお給料が支払われるようにして、有機栽培でカカオを育て現地の悪循環を改善しようとガーナ現地でNPOを設立し、プロジェクト「チョコレボ ガーナプロジェクト」が始まっています。
チョコレボのフェアトレードなチョコレートたちは「People Tree」さんでも直接買うことができます。実は、このような背景を知らずチョコレボさんのチョコレートも、こちらで買っていました。

「近くには、さっぱり取扱店がないよ」、というヒトには、一年間毎月チョコレボさんのチョコレートが届いてしまうオンラインショッピングは、いかがでしょうか? 3,900円というお手頃なプライスで、来年の2月から毎月チョコレートが届きます。

ところで、「フェアトレード」というのは、献身的に活動なっている方々のご尽力で、かなり定着してきているようには思えますが、バックリ説明すれば「貧しい地域で貧困にあえぎ、学校にも通えないので、社会で成功する基盤さえもつくれずに、子どもや女性は人身売買されたり、不当に安い賃金で過酷で危険な重労働や売春などを強いられている人々に技術を教えたり働いてもらって、彼らが作った製品を先進国に住む私たちに買ってもらって、人権問題をなんとかしようじゃあないか」という粋でハートワーミングな活動です。

「金は天下の回りもの」ともいいますし、「情けは人のためならず」なんてことも申します。誰かのためにしてあげた親切ってえのは、まわりまわって自分に還ってくるよ・・・ってことは、つくづくも本当だと思うので、今年のクリスマスは、自分へのご褒美にも、大切なだれかにも、こんな粋なギフトはいかがでしょ〜か?

PEACE

2010年12月15日水曜日

〜養液栽培でつかえる有機活力剤〜その4

ということで「養液栽培でつかえる有機活力剤」のラストです。

「アミノ酸や有機酸、酵素などなどの有機成分は、根っこには大きすぎるから吸えないから意味がない。とくに培養液で育てる水耕栽培では・・・というわけでもないみたいだね。」という常識をくつがえすニュースタンダードは、じつは日々作物と真剣にむきあって、なんとか品質の良いものを、オイシいものを食べてもらいたい、と一心に願う生産者産さんたちの地道な実践から出てきたように思います。「有機成分が効いてるとしか、説明がつかねぇ」という実体験がいっぱいあるからなんですねー。
そして何よりもイチバンお伝えしたいことは、有機成分はあくまでも植物にとってメインの肥料ではなく、チッ素・リン酸・カリウム・水分・空気・炭素などメインディッシュの吸収と消化、光合成、そしてホルモン分泌などの活動をフォローするものなので「有機成分は、ほんのちょぉぉぉっとの量でも効果がある」ので、有機活力剤はお値段も高めだし、ドカドカつかえばいいってもんでもないんですねー。


ところで、外だと寒すぎて、秋からいっこうに登熟がすすまないパッションフルーツです。

最近ボロボロだった中古ストーブをやっと新しく買い替えたので、ストーブのソバに置いてCO2も吸わせて、いいかげん熟してもらおうという魂胆です。









で、土にくらべて養分吸収がとっても多い水耕やココ培地などの養液栽培では、収穫量はふえるけど、硝酸イオンもたくさん残っちゃうんだよねー、という問題がピックアップされやすいようです。
硝酸イオンじたいは、胃のなかで「ニトロソアミン」とかいう物質に変わらないかぎり発がん性などはないようですし、コーヒーとかお茶とかワインとか、ポリフェノールが豊富な食品といっしょに摂れば、すぐ中和されちゃうので、乳児とか牛に食べさせないかぎりは、そこまで神経質になるシロモノでもないようです。でも硝酸イオンがいっぱいのこった作物は、味が苦いしアクも多いし栄養価もイマイチ、ということで、あんまし良いことはありません。

そこで、レタスなどの葉ものヤサイや果樹や果菜類などの養液栽培では、収穫前に肥料をやめて水だけ灌水して硝酸イオンや老廃物をぬくことが多いようです。ワタシが去年にトライした肥料ぬきのテストは、こちらでどうぞ。

水だけ吸わせても、植物は体内や果実の硝酸イオンを減らすことはできるんですが、もっとオイシくしたり糖度をアップさせたり果肉の食感をよくしたりするには、還元作用のある有機成分や燃焼サイクルをアップさせる有機酸、そして、ウマミや甘みのもとになる種類のアミノ酸などなどをあげると効果的なんだそうです。

なので、収穫のだいたい一週間前からあげる肥料ぬき効果がある有機活力剤にも、酵素やアミノ酸や有機酸、

そして酵素の元になる微量ミネラルなどが、配合されているものが多いです。








「でも、わざわざ肥料をぬくんなら、肥料をあげなければハナシが早いんじゃない?」なんてことも思いますが、その頂点が畑にまったく肥料を入れないで太陽と雨と土と植物のチカラで育ってもらう「無肥料栽培」になるかなと思います。土に無機チッ素を入れないので、作物がありつけるチッ素の量は少なくなります。なので化学肥料の入れすぎで起こりがちな病害虫の発生とか、味がイマイチとか、栄養価が低いとか、土壌が酸化して微生物が減る・・・などなどの弊害も起きないし、なにより土壌が健康なら、そこで育つ植物だって健康になるわけです。事実、無施肥のニンジンやカブは、まぁっっったくエグ味がなくフルーツのようにスルスルと食べられました。生で食べなきゃモッタイナイ味でした。なのでワタシもいつか畑で無施肥栽培にトライしてみたく思います。

ただ、土壌そのものから治さないとイケナイので、長い間化学肥料を入れつづけた畑ならば、まずは作物を植えつける前に、余分なチッ素を土から抜いて健康な土に戻すまで、3年くらいはかかるそうです。壊すのは一瞬・・・つくりなおすのは数年ってことのようです。


最後に、お庭やベランダ、暖かい部屋のなか、どこで植物を育てていても、植物そのもののライフサイクルというものは変わらないと思います。

植物が発芽してからタネを落として枯れていく「ライフサイクル」の流れについて、バックリとでもつかんでおくと、ホビーガーデニングでイロイロと迷ったときの判断材料になるのかなと思ってます。



果菜類などのヤサイや果樹など多くの植物が「 チッ素を吸えなくなると、花を咲かせようとする 」というメカニズムはとっても単純なものだそうで、

1. 植物のタネが春に発芽したときの土壌のなかには無機チッ素が少ないから、なんとかチッ素にありつこうと、せっせと根っこを伸ばしてガンバります。

2. 春から夏にむかっていくと、土壌には無機チッ素がたっっっくさん戻ってくるので、若い苗は、いっぱい張った根っこからガシガシとチッ素を吸って、茎を伸ばして背丈をのばし、葉っぱもイッパイつけます。

3. 盛夏から初秋にかけて、土壌の中ではマタマタ無機チッ素が減っていきまして、思うようにチッ素にありつけなくなった植物は「はて、寒い冬がくるな。」と勘づきます。冬がきて寒くなれば枯れたり休眠したりするしかない植物は、生長をやめて花芽をつくりはじめて子孫をのこす生殖生長へとシフトチェンジするんだそうです。


この流れは、ほっっっとんどの植物に共通してるようで、あとは「その植物の種類によって開花しやすい条件などがそれぞれプラスされるよ」ってことになってくだけです。モノごとをイメージで覚えるほうがラクなヒトは、季節をアタマに思い浮かべながら植物を管理してあげると迷ったときに答えを見つけやすいのかもしれません。


2010年12月14日火曜日

「ホワイトセージ」土V.S.ココ培地

ここ数年スピリチュアル・ブームへの関心が高まるなか、ネイティブ・アメリカンが「浄化のハーブ」として使っていた「ホワイトセージ」がプチ流行となっていました。

ひとくちに「ホワイトセージ」といっても、買うヒトによっていろんなこだわりがあるようで「ヤッパシ本場の、聖地セドナ産じゃなきゃあ」とか「無農薬で育てられたホワイトセージがいい!」などなど。

ところがホワイトセージについては、生産地の米国でさえ大きな誤解があるようです。




「Juniper Ridge」というホワイトセージやスマッジなどの卸・販売をしてらっしゃる米国の会社のかたによれば・・・

「残念ですがホワイトセージは、セドナ周辺では自生も栽培もされてません。アリゾナやネバダでさえも。じつはカリフォルニア南西部やメキシコのバハなどでしか見つけられないんです。・・・さらに残念なことに、過去30年よりも以前にネイティブ・アメリカンが浄化のためにホワイトセージを使用していたという歴史的事実はないんです」

「ホワイトセージに携わる数多くのヒトから、このブームの起因を聞いたハナシをまとめると、1970年代に次世代感覚のネイティブ・アメリカンのカップルが、お祭りのダンスでホワイトセージを精神の浄化に使いはじめて、その後80年代にニューエイジ世代のあいだでオーガニック食品ブームとともに広まった・・・というストーリーが一番事実にちかいのです。」
ということでこの方によれば、ホワイトセージを浄化につかう伝統は、つい最近始まったばかりということですが、ワタシが実際に見たわけでも聞いたわけでもないので、どこまでホントかはわかりません。ただ、どんなに古い伝統文化にも「始まってホヤホヤ」という時点はあるので「歴史が古いか・新しいか」が問題じゃなくって「信じたら効く、効いたから信じた」んだと思います。

ところで、このホワイトセージですが同時に同じお店でGETした3つのプラントのうち、室内のココ培地で育ててるプラントと、屋外の培養土で育ててるプラントの様子がずいぶんちがってきました。


屋外の培養土です。
固形の元肥(もとひ)を混ぜこんであって、月に一度追肥してます。

葉っぱがノビノビ、葉っぱと葉っぱの間の茎=「節間(せっかん)」が短くてガッシリしている印象です。








室内ココ栽培で肥料は培養液です。
屋外のプラントと比べて背丈は2倍くらいあります。

屋外のものとくらべて「節間=せっかん」が長くて、葉っぱが外側にそりかえってます。

ホワイトセージは肥料グイですが、それでもちょっとチッ素過多みたいです。

ホワイトセージはカラッとした風通しのよい気候が好きなんだそうです。

屋外で育てていても、湿度が多かったり肥料をあげすぎると、大量のアブラムシがつきます。









茎の節間がながいのは、徒長気味な生長といわれます。
トマトでも水耕栽培で育てると、徒長気味な生長をすると言われてます。
これはチッ素が多いと「オーキシン」が多く分泌されて、コンパクトにガッシリと育つ作用のある「エチレン」が少なくなるからといわれてます。





以前も触れたように「エチレン」は、殺菌効果のある気体になって病害虫の発生を押さえてくれる植物ホルモンで、チッ素過多でエチレンの分泌が少なくなると抵抗力も弱くなるそうです。

ポインセチア、菊、シクラメンなどの季節の花卉は、ワイ化作用のある「合成ホルモン」をつかって、茎の徒長を押さえて、こんもりとコンパクトで花つきのよいプラントに仕上げたりします。

でも「合成ホルモンをつかっちゃうと、お客さんが買ったときは満開で見た目がよくても植物自体がじぶんで植物ホルモンをつくりだす努力をしなくなるから、花も咲かせなくなってくる。なので合成ホルモンはつかいません。その分、労力は増えるけど、ほんとにゲンキで長くかわいがってもらえる花を生産したい」という花卉生産者さんもいます。


・・・ということで、ハナシをまとめますと植物が、根っこや丈を伸ばしたり葉っぱをだしたり花を咲かせたりというシグナルは、すべて植物ホルモンの作用なんですねー。窒素・リン酸・カリウムなどの比率を変えるのも、植物ホルモンのバランスを変えていくということに直結するようです。

2010年12月13日月曜日

Get the チュー!

今朝は小雨のふる寒い月曜日・・・そして
・・・「イセヒカリ」を食い荒らしやがったネズミが、とうとうワナにひっかかりました!














クマネズミはドブネズミとちがって、濡れた場所がキライで天井裏などの乾いた暖かいところが好きです。夜おそくなって天井から、ドタッ・ドタドタッ・・・と物音がしていたら、クマネズミかもしれません。


ゲージをガジガジ・・・














コイツはその後、近くに民家のない深い、深い・・・それは深い竹やぶの中へと弾けるように旅立ちました。