2011年5月18日水曜日

春の野草でシフトチェンジ

今朝ご近所の方から、「ノビル」をいただきました。ごちで〜す!!!


















季節の変わり目のちょうど今ごろは、身体のなかでは、脂肪を減らしたりホルモンが分泌されたり・・・と冬から春へのシフトチェンジがあれこれ必要なので、いつもより多くの酵素やビタミン群などを消耗しちゃったりします。

なので、どうしても疲れやすくなったり、気分が勝手にもりあがったと思えば、ズドーンと落ち込んだりと変わりやすくなりますね。ストレスをなくしたり寝たいだけ寝たりすれば、身体が勝手にリカバリーしてくれると思うんですが、現代社会はそうもいきません。

寒い冬をジッと耐えて、春に新芽を出す野草や旬の野菜には、人の身体のシフトチェンジをガンガン助けてくれるパワーと栄養素がたっぷしつまってるそうです。そしてビタミン群や酵素群も豊富なので、生で食べられる野草は、ぜひ加熱しないでいただきたいところです。

ノビル味噌」にすれば、生のまま食べられるし保存も効きそうでヨサゲです。
ノビルをよく洗って一番外側の皮をむいて刻んで味噌とカツオブシと合わせて一晩置けばできてしまうそうです。
甘辛いのが好きな人は、レンジでチンしてアルコールを飛ばしたミリンをすこし入れたり、オツな味が好きな人は、胡麻か、ごま油なんかも入れて、お豆腐にのせるだけで薬味のきいたツマミになりそうなもんです。
先日紹介した「塩麹」をすこし入れると、大豆とお米のパワーの相乗効果で、ますますヨサゲです。

ということで、心も身体も大切なのはバランスですよね。

この宇宙のすべてのものを「陰と陽」に分けて、バランスで食事や生活をすることで、心も身体も幸せになろうという「マクロビオテック」の創始者「桜沢如一」さんによる、こんな本があります。

















マクロビオテックの考え方を野菜の栽培に取り入れている生産者さんもいらっしゃって、季節から肥料にいたるまでの植物がそだつ環境すべてのものを「陰と陽」に分けてバランスをとってあげると、農薬や多くの肥料なんかなくても、スクスクのびのびオイシイ野菜ができるんだそうです。

興味のあるヒトは「陰陽農法」でググってみてください・・・

2011年5月17日火曜日

ライフラインが絶たれた時に便利な一冊。

生まれて始めて、デジカメのセンサー掃除をお願いしています。ということで、手元にカメラが帰ってくるまでは、ヒトサマのフンドシで相撲を取らせていただきます。

今回の震災や原発事故で、ガソリンに灯油、そして電気が手に入らなくなったら、ごく普通の生活がカラキシまわらなくなってしまうと、ものすごく実感しました。

そんなときに、そんなときでなくても、家庭にあるとゼッタイ役立つ、目からウロコの、この一冊!!!



















野菜の皮でヨゴレを落とす

ありふれた食材で、いやなニオイを消す

そのへんの草が、極上入浴剤に大変身。

これぞ本物、オーガニックなボタニカルコスメもDIYで!
ゴロゴロ生えてる/手に入る植物で、髪も肌も歯もピッチピチ! アトピー知らず!!!

はたまた手作りのお風呂/トイレ/石窯/小屋まで。

バイオエネルギーだって、DIYでできちまうぞ!

はぁ〜、お金で買わないと成立しないと思っていた暮らしのほとんどが、ヤル気さえあれば自力でまわせてしまうもんなんですね〜。ということで、お守りがわりにこの一冊、ぜひおすすめします。

2011年5月14日土曜日

香りのハーブのアーバンガーデニング

先週の金曜日に更新しようと思いましたら、「blogger」がメンテナンスのため、更新できませんでしたので、今日することにしました。

うだるように暑くなったらと思ったら、ウールを着込みたくなるほど肌寒い日になったりと、ジェットコースターのようなお天気が続きます。

鉢が小さくなったので、ひとまわり大きなポットへと植えかえたホワイトセージでしたが・・・
みるみるみるみる

ぐんぐんぐんぐん

伸びました。

葉にふれるだけで、よいカオリがして
気分転換になります。










そして、今年のグリーンカーテンと趣味をかねて、とある方から分けていただいたアロマホップ3種類の根茎を植え付けました。左側の、一番乗りで新芽が伸びてきているのは「センティニアルホップ」という香りのよいアロマホップです。











ホップは雌雄異種の植物で、雌花(=ホップコーン)によいカオリがあるので、雌株がメインに繁殖されています。

そして種よりも根っこでどんどん増えていきます。

これは、アロマホップの中ではとっても人気の高い「カスケードホップ」です。カスケードホップのホップコーンには、グレープフルーツのような柑橘系の香りがします。







そして、これは「チヌークホップ」という、アロマホップの新芽です。チヌークもカスケードとおなじくらい、よい香りがします。














この子たちを大切に育てて、窓辺の遮光用にグリーンカーテンにしてみようと思います。
ホップは肥料グイですが、地植えにしたほうがホッタラカシ気味でも勝手に育つ感があって楽なんですが、できるだけ大きなプランターで育ててみようと計画しています。

2011年5月10日火曜日

連休明けのイチゴたち

ゴールデンウィークがあけて、もう夏の陽気さえ感じられる日もあります。
野良なクサイチゴたちにはもうプリッとした実がついて、赤く熟しています。














放射性物質の影響がある地域では、春の野の草や実を摘んで食べることに抵抗を感じるかもしれません。もう夏野菜のガーデニングシーズンが始まっています。今年は震災や原発の影響で、いろんなものの物価が上がってしまいそうです。そんな時こそ、ホビーガーデニングで食費を浮かせたいところですが、「汚染されているかもしれないから露地栽培は不安・・・」という人もいるかもしれません。

今不安とされているのは「放射性セシウム」と「放射性ストロンチウム」ですが、セシウムはカリウムがじゅうぶんにあれば野菜の吸収を防げますし、ストロンチウムはカルシウムと似ているそうなので、カルシウムをしっかり効かせれば放射性ストロンチウムが根から吸われることも防ぐことができます。

カリウムという肥料は、基本的に土壌で栽培をしていれば不足することは少ないそうなので、苗を植えこむ一週間ほどまえに草木灰や備長炭、モミガラくん炭などを適量だけ混ぜ込んだり、実がつきはじめたタイミングで、定期的に根元にふれないように回りに少量づつをぐるっと撒いてあげれば大丈夫だと思います。

ところが日本の土壌は火山灰土質が多く、火山灰にはカルシウムがわずかしか含まれていないそうなので、日本の農産物はカルシウム不足であることが多いそうです。
カルシウムは土壌に撒かれると、リン酸とすぐに固まってしまって不溶性になってしまったり石灰資材の種類によっては肥料焼けを起こしやすくなるので、一番扱いやすい石灰資材はカキガラなどの有機石灰資材です。有機石灰資材は過剰症状がほとんどなく、土に撒いたあとすぐに苗を植えこんでもOKです。
また、いつかこちらで書いたように、直接ぱらばらと葉面に石灰を撒いてしまっても、かなり効率的にカルシウム不足を解消できます。(葉面に散布できる石灰資材は、かぎられているので気をつけた方がいいです。)
















そして、これは植物だけじゃなくて、人間さまでも同じなんですが「カリウムとカルシウムは、あまり仲がよろしくない相性」です。
カリウム or カルシウム、どちらか一方が多くありすぎたり食べすぎると、どちかが吸収できなくなってしまいます。
分かりやすく言えば、例えば人間だったら、チーズやヨーグルトなど吸収のよい酢酸カルシウム(←乳酸カルシウムでした!)がたくさん入った食品をめいっぱい食べたあと、バナナやナッツ、ココアに海藻などカリウムの多い食品を食べても、カリウムが吸収されにくくなってしまう・・・的なことが起こります。(ホントはもっと複雑な反応だと思いますが)


なので、ヨーグルトやチーズなどカルシウムとタンパク質が豊富な食材と・・・納豆やひじき・ナッツなどカリウムが豊富な食材は、朝と夜などに分けて食べるなんとことが良いのかもしれません。
少なくても植物栽培では思いっきりその通りで、カリウムとカルシウムは交互に効かせる! が、なかばお約束です。


カリウムは、あればあるだけ吸われやすい肥料ではありますが、ホウ素・マンガン・鉄と仲がよくってマグネシウム・カルシウムと仲がよろしくありません。

そして、植物の根っこは、なぜかカルシウムを積極的に吸いたがらないところもあるそうなのですが、








カルシウムは、根っこでは水といっしょに吸われやすいので、一番効果的なカルシウムの効かせかたは、「水不足で、苗がくたっとなったタイミングで水とカルシウムを一緒にあげる」と、根っこは水のついでに、カルシウムもたくさん吸ってくれるそうです。

このとき、リン酸やカリウムは、カルシウムの吸収をジャマするので、PK肥料をドバドバあげすぎてると、カルシウム不足になって果実が肥大しなかったり病気に弱くなります。




逆に有機酸やアミノ酸は、
カルシウムの吸収+ご活躍にベストな相乗効果があるので


有機酸の入った有機活力剤といっしょにあげるのは、とってもナイスなアイデアです。

2011年5月6日金曜日

天然酵母起こし

もうずいぶん前のことなのですが、収穫したパッションフルーツです。
フト気がつけば時おそし!!! しょぼしょぼになってしまってました。














でも割ってみると、完熟していて、それはそれは麗しい香りがポワァ〜ッと広がりました。















パッションフルーツの香りが大好きなので、天然酵母を起こすことにしました。果実につく酵母でパンなどを仕込むと、その果実の香りがほのかにします。酵母は、大昔から世界中で発酵食品や保存食に利用されてきたので、ホントにたくさんの種類が存在してます。
その種類によって好きな環境・食べ物が違いますが、穫りたての果実に水とお砂糖と、ほんのちょっとのお塩で、酵母は元気になります。












フタをゆるめに閉めて、1日1回容器を軽くふると、

今の季節なら、2〜3日で、プクプクと泡が立ってきます。


泡が少なくなってきたら、密閉して冷蔵庫に入れておくと、一ヶ月くらいは使えます。









無農薬の果実から起こした天然酵母の発酵液からパンも仕込めますが、パンづくりは大変なので、ドレッシングにちょっと入れたり、ヨーグルトに混ぜたり、カクテルに混ぜたり、そのまま飲んじまっても身体に悪いことはありません。これも活きた食べ物といえます。

2011年4月28日木曜日

花ざかりな季節です

昨年の秋にGETしたビオラやバラたちは、きびしかった冬を無事に越えてスクスク育っています。

去年には、

こぢんまりとした


苗だったビオラも・・・








夏のような陽気がつづけば、花がてんこもりです。

こんなにあたたかい日がつづくと花茎がにょろにょろ伸びてしまって、ろくろ首状態に。

ビオラのシーズンは、そろそろ終わりです。












昨年11月に意地きたなく3つもGETしてしまったバラの苗たちも・・・














約半年過ぎた今、こんなにデッカくなりました。午後からしか日が射さない場所にいてもらってますが、けなげにガンバって大きく育ってくれました。










今年はじめて花を咲かせる大苗のわりに、
つぼみもたくさんつけてくれました。

ここまでスンナリと元気に育ってツボミがついたのは、これが始めてです。












イチゴやバラは、2月ぐらいの低温の時に一番根っこが伸びるそうで、この時期に肥料や発根促進の活力剤などあげると効果が大きいようです。

逆に4月くらいの24℃くらいの陽気になってくると、茎や葉っぱの地上部はよく伸びるけど、地下部の根っこの生長は遅くなるそうです。
イチゴやバラは夏野菜とちがって、5℃〜15℃の低温でも根っこが酸素をたくさん吸収できる能力をもっているからなのですが、植物の元気は根がすべて! なので元気がなくなってきたら根っこが生長しやすい温度にした水やりをするのもいいかもしれません。


バラの苗は、大苗(おおなえ)と新苗(しんなえ)と鉢苗という、主に3つの形で流通されています。

品種改良されたバラはミゴトな色や花や香りを見せてくれるかわりに、改良を重ねているために、遺伝子的に安定していないので実生でふやしにくかったり、耐病性が強くなかったり、繁殖力が弱かったりと、デメリットがあります。

なので、その辺のウィークポイントをカバーすべく、ハガネのごとく頑丈なノイバラなどに台木になってもらって、芽接ぎや接ぎ木などされた形で流通しているバラ苗がほとんどです。

「バラの新苗」とは、接ぎ木して半年から1年ほど経ったバラの苗なので、台木との活着がまだちょっと弱いです。なので、入手してから1年間ほどはツボミがでてきても摘花して体力を温存させるコツがいるんですが、生産者さんにとって栽培管理の期間が短くてすむので、「あこがれの品種が、お手頃プライスで手に入れられる! そのかわり手間もかかる!」というものです。

「バラの大苗」は、「新苗」を畑など土壌に植えつけて、さらに1年間ほど育ててある苗なので、活着がしっかりしていて丈夫な状態ですが、新苗に比べると、少しお高めプライスです。冬に植えつけたら翌年の春に花が楽しめます。

「バラの鉢苗」は、新苗や大苗を大きな鉢に植えつけてある程度大きく育ててあるので、花の咲く季節に、すぐに咲かせる状態で流通しています。なので、お値段は一番お高めになる代わりに、だれでも花が楽しめるということです。

無農薬で育ててますが、葉っぱが一枚かじられた程度で、今のところ害虫や病気はでてません。

今年の葉っぱは、厚みも大きさもあって、なかなかヨサゲです。

2011年4月27日水曜日

ひさびさのイチゴたち

先月いただいた沈丁花は、咲き終わったあとに、案の定挿し木にしました。こうして年々植物の種類はつぎつぎに増えていくことになります・・・腐らずに梅雨を超えられればですが。



計画節電のあいだ、自然光でそだてていたココ培地のイチゴたち。
とっても省エネな蛍光灯+LEDのグロウランプをお借りできたので、さっそくセッティングしました。

節電前につかっていた強いランプよりも、なんだかイキイキして見えます。
心なしか、葉っぱに群がっていたハダニも減りました。
うっすら気がついてはいましたが、イチゴなどバラ科は、気温が25℃を超えるようになったら、光は強くないほうが調子がいいみたいです。
ミニバラも外に放り出してから、新芽がドワッとでました。





赤いLEDを点灯させると、こんなかんじです。

一番効率よく光合成できる色の波長は、
630nm(ナノメートル)〜700nmでズバリ!赤い光の波長の範囲になります。

このLEDは、光合成量が最大となるドンズバの波長がだせるそうです。






















省エネタイプのランプへ変えてから、大きな花が咲きました。もう何番目に咲く花になるのか、わすれましたが、穫れたてのイチゴの味はどれもおいしかったです。














室内のイチゴの収穫ピークは、もうあと一ヶ月くらいだと思います。これからは、野外で育てているイチゴの出番となります。