2011年5月25日水曜日

不要品を支援品に・・・

こんなトマトがなりました。植物ってやっぱりオモシロい!












ゾウの鼻みたいです。

さて、昨日までの冷たい雨があがった今日は、

とてもさわやかな空気に満ちてます。











ところで、震災の被害状況や復興への足がかりが見えてくるこれからが、いよいよ被災地を支える心が必要になってくると思います。阪神・淡路の震災の時には、時とともに世間からの関心が薄くなっていった頃に仮設住宅での孤独死や自死が起きてしまったそうです。

とはいうものの、人それぞれ生活というものがあるので、現地でボランティア・・・というのもなかなかムズカしいものです。
こちらのサイトでは、Amazonのほしい物リストを活用して、避難所へ直接必要な物資を送ることができます。
http://amazon-wish-japan.appspot.com/
ただ、せっかく注文して贈ろうとしたものの、必要な物資はどこでもかぶるらしく、在庫切れで発送まで数週間かかってしまう商品もありますし、「新品でなくてもいいなら、家に使ってないものがあるのに・・・」ということも多々あるかと思います。

そこで、まだ使えるけど新品に買いかえたからと家に眠っている家電製品をガッツリ被災地へ送り届けてくれる「家電プロジェクト」が、はじまるそうです。

「家電プロジェクト第一段」
2011年5月31日(火)9:00~21:00
場所:東京都板橋区高島平3-13-3 旧高島第七小学校
募集品目:炊飯器、電子レンジ、テレビ、電気ポット、コタツ、電源タップ、小型冷蔵庫、掃除機、ミシン、アイロン、透明の衣装ケースなど
(詳しくはこちらで)
http://fumbaro.org/news/2011/05/twitter521.html
http://fumbaro.org/news/2011/05/post-24.html


支援希望の家電は、現地ですぐ使えるように、動作確認したものをキレイにお掃除してほしいとのことです。さらに取扱説明書が必要なので、もし取説がない場合は各メーカーのホームページからダウンロードしてプリントアウトしたものを同封してください、とのことです。その他、作業の負担を少なくするために支援品の送りかたには、イロイロとお願いがあるようです。

とくに大型の家電製品は、配送業者さんでもサイズオーバーで送ることができなかったり、送料がバカ高くついてしまったりしてましたが、今回は運送業の青年組織の方が直接被災地へ運んでくれるそうです。(そのため、輸送のためのガソリン代やボランティアの方へのドネーションもお願いしますとのことです。)

春の引っ越しシーズンになると、スキのある道ばたで、家電など生活用品の不法投棄を見つけることがとっても多くなっちゃったりして、ザンネンな気持ちになりますが、チョットした心意気で、不用が支援に変わります!!!

2011年5月24日火曜日

魅惑のバラたち。

ようこそ!!!


私のお庭に・・・














と、言いたいところですが、川崎市にある「生田緑地ばら苑」です。この膨大なバラの株数!! おもにボランティアの方達がお世話していらっしゃるそうです。











生田緑地のばら苑は、バラのシーズンとなる春と秋に、一般公開してくださいます。

天気のいい週末には、ものすごい来苑者の数で、たどり着くまではヒタスラ上り坂なので、飲み物持参をおすすめします。












まだ開ききっていないバラのツボミの香りを嗅いでまわるのも、タノシミのひとつです。それにしても、バラの色数と品種の多さといったら気が遠くなります。


どのバラが一番好き?

と聞かれてもヒトツだけ選べるわけもありません。









こうしてばら苑を訪れるたび、

ついつい新たにバラをGETしたくなる誘惑に

打ち勝つのは至難の業です。










でもバラは、日当りと風通しが命!

密植は、枯らすために植えるようなもの・・・

建て込んだ住宅街では、なかなかベストな場所が確保しにくくもあります。






首が重たそうに垂れ下がったバラを見つけました。
家のバラも、これとおんなじことになったことがあります。

花が開く時に水切れになったか、肥料のあげすぎか、どちらかが原因みたいです。








ひたすらタクマシく、ささやかな一重咲きの「ノイバラ」です。

ばら苑のまわりの木が生い茂る斜面でも、ノイバラがいくつも元気に咲いてましたが、バラだと気がつく人も少なかったようです。

バラにしちゃあ見た目が地味だもんな〜。




日本のノイバラや、中国のコウシンバラなどは、プラントハンターの手によって海を渡り
欧州のバラたちに劇的な品種改良をもたらしました。

そんなアジア原産のバラたちの面影がのこる「ミニチュア・ローズ」たちは、丈夫で育てやすく、ツルがよく伸びるので、スクリーン仕立て(垣根仕立て)になってました。






ばら苑の片隅のグリーンハウスでは、挿し木などで繁殖されたバラ苗の販売もされています。

2011年5月20日金曜日

手ぬきマル見えのTomatoes!

ガラス越しの西日が、日ごとにその暑さをジワジワと増してきてます。急いでホップを窓辺に植えこんで、「緑のカーテン」スタンバイです。














午後に西日があたりはじめると、顔がまっ赤になるほど暑くなるので、はやくホップに育ってほしいです。
ホップ(Humulus lupulus)の苗は、日本ではなかなか手に入らなくて苦労しますが、一度根づいてしまえば毎年勝手に出てきてくれます。ホップはジャガイモの害虫を寄せつけない性質があるので、ジャガイモのコンパニオンプラントとしてもGoodだそうです。



さて、26℃を上回る初夏のような陽気がつづくので、トマトたちは摘んでも摘んでも追いつかない程の早さで、つぎつぎに赤くなってきました。














これは、一段目についたミニトマト「千果」の実です。スズナリ・・・といってもいいでしょう!











これはおなじミニトマト千果なんですが、5段目についた実です。

きちんと管理してれば、一段目とおなじくらいスズナリに実がなってくれたはずなんですが、
手抜きしたらしただけ、そのまま実の少なさに反映されました。







これはゴールデンウィーク中に、きちんと光量管理と肥料濃度をしなかったせいです。・・・だと思います。植物は、育てたいように育つんではなく、育てたとおりに育つ・・・おハズカシい!

2011年5月19日木曜日

オトナリの国のスイカ爆弾

衝撃的なニュースが目に飛び込んできました。収穫を間近にむかえたスイカたちが、畑でつぎつぎに破裂しているというものです。

【 中国でスイカが爆発─新たな食品スキャンダル勃発 】












ニュースに目を通せば、なるほどですが、スイカを破裂させていた犯人は「ホルクロルフェニュロン」というフニュフニュしたネーミングの合成ホルモンです。日本でも果実栽培の多くに使われていました。
このホルクロルなんとかの、バックリとした効果は「細胞を増やして大きくする!」です。
細胞分裂をうながして細胞の数自体をふやしてくれる・・・というサイトカイニン効果と、分裂した細胞を大きく肥大するのをうながすジベレリン効果があるっつーことです。

この「ホルクロルフェニュロン」の効果は、果実それぞれで適量がちがうようですが、結実して実がついたあとじゃなくって、花芽が咲いて満開になってるときに薄めを散布する・・・が一番効果が大きいそうで、隣国のスイカの場合、散布する時期が遅かったのが原因らしいです。

合成ホルモンは、ほんとに効き目がシャープで、分かりやすく言えば効きすぎるのが問題みたいです。雑草を枯らす「除草剤」には、「合成オーキシン」が使われているものがあります。
このへんの説明にもってこいのサイトを発見しました。「理科ネットワーク」さんの「植物の生活と環境」のコンテンツは、「植物学全般について、もっと分かりやすい説明求む!!」というヒトにピッタリです。
(リンク先のご指定によりトップページのみ貼らせていただきました。)


ということで、バイオ技術がめざましく進む昨今、次から次へと「この資材は画期的!!! これさえあれば、もうバッチシ!!!」と思わず飛びついてしまいたくなる農業資材がでてきますが、私のつたない経験から思うに、「これさえあれば!」という単品の資材はないと思ってます。最強とも言える合成ホルモンでさえ、すべての植物に同一な効能はでないそうです。

なぜなら、もしすべての植物に共通して、何代にも渡って、まったくおなじ効果を発揮しつづけられる資材があるとすると、逆にいえば地球上すべての植物がイッセイに枯れてしまうリスクがあるからかなと思います。ひとつひとつの植物にとってベストな環境がすこしづつ違うのも、同じ種類の植物でも発芽が早いのもあれば遅いのもあって個性がある・・・っていうのも、とっても大切な種の保存の原理が働いているからだとおもいますし、「今年はアノ害虫に食い荒らされて、たくさん種子を残せなかった、来年はアイツに負けない遺伝子を残そう。」という年をまたいでリベンジをする、したたかな植物たちのたくましさに出会ったこともあって、植物っていう存在はやっぱり、ヒトサマの都合にあわせて操れる相手ではないかもしれません。

使ってみたら、よい効果がでる肥料や活力剤、ホルモン剤などの農業資材は、ほんとにいっぱいあるんですが、その単品資材だけの力量というよりは、「元気に生長するために必要な体内サイクルのうちの、どこかの歯車を回して、循環をよくしましたよ!!!」ということかなと思います。

例えば、水耕栽培用の肥料資材ひとつを見ていても、実際に育てくらべてみると最先端の肥料と、昔からスタンダードに売られている肥料のそれぞれの魅力やメリットを再発見したりして、そうなってはじめて「活力剤」の意味が理解できたりなんてことも多々あります。

「温故知新」は,いつの時代でもかわらないテーマでありつづけるようです。




2011年5月18日水曜日

春の野草でシフトチェンジ

今朝ご近所の方から、「ノビル」をいただきました。ごちで〜す!!!


















季節の変わり目のちょうど今ごろは、身体のなかでは、脂肪を減らしたりホルモンが分泌されたり・・・と冬から春へのシフトチェンジがあれこれ必要なので、いつもより多くの酵素やビタミン群などを消耗しちゃったりします。

なので、どうしても疲れやすくなったり、気分が勝手にもりあがったと思えば、ズドーンと落ち込んだりと変わりやすくなりますね。ストレスをなくしたり寝たいだけ寝たりすれば、身体が勝手にリカバリーしてくれると思うんですが、現代社会はそうもいきません。

寒い冬をジッと耐えて、春に新芽を出す野草や旬の野菜には、人の身体のシフトチェンジをガンガン助けてくれるパワーと栄養素がたっぷしつまってるそうです。そしてビタミン群や酵素群も豊富なので、生で食べられる野草は、ぜひ加熱しないでいただきたいところです。

ノビル味噌」にすれば、生のまま食べられるし保存も効きそうでヨサゲです。
ノビルをよく洗って一番外側の皮をむいて刻んで味噌とカツオブシと合わせて一晩置けばできてしまうそうです。
甘辛いのが好きな人は、レンジでチンしてアルコールを飛ばしたミリンをすこし入れたり、オツな味が好きな人は、胡麻か、ごま油なんかも入れて、お豆腐にのせるだけで薬味のきいたツマミになりそうなもんです。
先日紹介した「塩麹」をすこし入れると、大豆とお米のパワーの相乗効果で、ますますヨサゲです。

ということで、心も身体も大切なのはバランスですよね。

この宇宙のすべてのものを「陰と陽」に分けて、バランスで食事や生活をすることで、心も身体も幸せになろうという「マクロビオテック」の創始者「桜沢如一」さんによる、こんな本があります。

















マクロビオテックの考え方を野菜の栽培に取り入れている生産者さんもいらっしゃって、季節から肥料にいたるまでの植物がそだつ環境すべてのものを「陰と陽」に分けてバランスをとってあげると、農薬や多くの肥料なんかなくても、スクスクのびのびオイシイ野菜ができるんだそうです。

興味のあるヒトは「陰陽農法」でググってみてください・・・

2011年5月17日火曜日

ライフラインが絶たれた時に便利な一冊。

生まれて始めて、デジカメのセンサー掃除をお願いしています。ということで、手元にカメラが帰ってくるまでは、ヒトサマのフンドシで相撲を取らせていただきます。

今回の震災や原発事故で、ガソリンに灯油、そして電気が手に入らなくなったら、ごく普通の生活がカラキシまわらなくなってしまうと、ものすごく実感しました。

そんなときに、そんなときでなくても、家庭にあるとゼッタイ役立つ、目からウロコの、この一冊!!!



















野菜の皮でヨゴレを落とす

ありふれた食材で、いやなニオイを消す

そのへんの草が、極上入浴剤に大変身。

これぞ本物、オーガニックなボタニカルコスメもDIYで!
ゴロゴロ生えてる/手に入る植物で、髪も肌も歯もピッチピチ! アトピー知らず!!!

はたまた手作りのお風呂/トイレ/石窯/小屋まで。

バイオエネルギーだって、DIYでできちまうぞ!

はぁ〜、お金で買わないと成立しないと思っていた暮らしのほとんどが、ヤル気さえあれば自力でまわせてしまうもんなんですね〜。ということで、お守りがわりにこの一冊、ぜひおすすめします。

2011年5月14日土曜日

香りのハーブのアーバンガーデニング

先週の金曜日に更新しようと思いましたら、「blogger」がメンテナンスのため、更新できませんでしたので、今日することにしました。

うだるように暑くなったらと思ったら、ウールを着込みたくなるほど肌寒い日になったりと、ジェットコースターのようなお天気が続きます。

鉢が小さくなったので、ひとまわり大きなポットへと植えかえたホワイトセージでしたが・・・
みるみるみるみる

ぐんぐんぐんぐん

伸びました。

葉にふれるだけで、よいカオリがして
気分転換になります。










そして、今年のグリーンカーテンと趣味をかねて、とある方から分けていただいたアロマホップ3種類の根茎を植え付けました。左側の、一番乗りで新芽が伸びてきているのは「センティニアルホップ」という香りのよいアロマホップです。











ホップは雌雄異種の植物で、雌花(=ホップコーン)によいカオリがあるので、雌株がメインに繁殖されています。

そして種よりも根っこでどんどん増えていきます。

これは、アロマホップの中ではとっても人気の高い「カスケードホップ」です。カスケードホップのホップコーンには、グレープフルーツのような柑橘系の香りがします。







そして、これは「チヌークホップ」という、アロマホップの新芽です。チヌークもカスケードとおなじくらい、よい香りがします。














この子たちを大切に育てて、窓辺の遮光用にグリーンカーテンにしてみようと思います。
ホップは肥料グイですが、地植えにしたほうがホッタラカシ気味でも勝手に育つ感があって楽なんですが、できるだけ大きなプランターで育ててみようと計画しています。