今日から、旧暦の「芒種=ぼうしゅ」の節気に入ります。「芒=のぎ」は、イネやムギなど先端が細くなっている作物のことを指すそうで、梅雨入り前に急いで種をまかねばならない作物・・・という意味もあるそうです。
旧暦では、まもなく二十四節気の初候の始まりになる「蟷螂生ず=とうろうしょうず」という時期があり、意味は字のまんま「カマキリが生まれはじめる」という意味です。
そんなことを知ってか知らずか、今朝カマキリのちびっこがホップの葉っぱにチンマリと陣取ってました。
カマキリといえば、バッタを頭からバリバリ食べる「捕獲者」というイメージが強いんですが、見つけたカマキリは、まだ「捕獲されちゃうかもね」という感じのかわいらしさです。
「緑のカーテン」として植えたホップですが、やっと順調にツルツルと伸び始めてくれました。
でもまだ窓をおおうほどではありません。
ホップは寒冷地でもOKなので、3月に植えていたら今ごろは「間引きたいほど」伸びていたと思います。
そして節電せねばならない今年は、「ゴーヤの苗」が壁面緑化や緑のカーテンとして大人気ですが、関東ではまだまだ温度が足りないので、まだ思ったようには丈が伸びてくれないかもしれません。
「ホントに夏までに間に合うのか?」と心配なご家庭や職場もあるかもしれませんが、例え日当りのよくない場所でも、夏日が続けば、「もうツルの行き場がないです。」というくらい、あっという間に壁一面、窓一面に伸びると思います。一週間でも数メートル単位で伸びるので、ご心配はいりません。ただ、ゴーヤは日当りが少ないと葉っぱと雄花ばかりが茂って、カンジンの雌花が咲きにくいみたいです。なんとか実がなってもちっちゃかったりと、そんなこともあると思います。
そんなこんなで、ゴーヤのように熱帯原産の植物だと、関東で5月〜6月から本格的に緑のカーテンを楽しみたい場合はちょっとスロースターターになるかもしれません。(でも、落ちた種から勝手にでてくるような土着化をしてしまえば、適温より低くてもヘッチャラになってると思います。)
その点、毎年勝手にでてくる宿根草のホップなら、まだ肌寒い3月ころから新芽がでてきて、5月にはもう壁一面・窓一面に生い茂ってくれます。いいことづくめのようですが、ホップの難点は、無農薬だと「アザミウマなんかの害虫がつきやすい」ことです。なので、無農薬にこだわるなら、多少の虫が窓にへばりついててもヘッチャラなヒトにおススメです。
先週の新月のあと、アリンコが大移動していました。
この引っ越し行列は、ナント200m以上もつづいてました。
どこから来て、どこへ行くのか・・・
アリンコのお引っ越しは、満月の頃だと思ってましたが、新月にもあるんですねぇ。
もしも食べ物にたかってるわけではないのに、アリンコがズラ〜ッと行列をつくっていたら、任務が完了すればカンペキにいなくなるので、手当たりしだいに殺虫剤をふりまわすことはしないで、出来る限りそっとしておいてください。
さて、「いや〜、夏はすぐそこだね! 暑い時期はここで過ごすことにしてるんだ。」と教えにきてくれたようなタイミングで、1年ぶりにウラの木陰へと戻ってきた野良ニャンコです。
これが去年の同人物、フテブテしさが倍増してます。
ということで、梅雨の合間には猛暑を予感させるような暑い日となる今日この頃です。
2011年6月6日月曜日
2011年6月3日金曜日
ピート? ピートモス? その2
うすぐらい雨降りな日が続きますが、そんな朝はいつもより空気が静かで、ウグイスの鳴き声がよく通ります。近所のウグイスは、最近メキメキと歌が上達しています。通勤途中のカルガモには、いつのまにか3羽のヒナと並んで泳いでいます。
「ピート = 泥炭」とは、植物が腐植した土壌で、石炭になるまえの物質だという分かりやすい画像を、こちらのサイトからイメージをお借りしました。「燃料資源は、どうやってできるの?」的なことを説明されているサイトです。
http://www.factmonster.com/dk/encyclopedia/energy-resources.html
-「Coal is Formed=石炭になり始め」湿地帯に生息する植物が枯れ落ち、数百万年以上の時を経て形成されます。
-「Moist Fibrous Peat」水分を多く含む繊維質のピート
-「Lignite=褐炭」炭化がそれほど進んでいない褐色の石炭。
-「Bituminous Coal=瀝青炭」褐炭よりさらに炭化が進んだ石炭。石炭より水分を多く含み、柔らかい。
-「Anthracite=無煙炭」炭素を92%〜98%含む最も炭化率の高い石炭。
ということで、ピートってのは、北欧など緯度が高い寒冷地の湿地帯で、ものすごく長い時間をかけて植物が枯れては積もり積もっていったものが、腐植/炭化していったもの、ということで、「ピート=泥炭層」を英語では「Peat Layer/Peat Bogs」、泥炭地帯を「Peat Land」その他イロイロ呼び名があります。
ピート層は、年月が経てば経つほど炭化が進み、茶色から褐色、そして黒へと色が濃くなっていきます。そして、まさにピート層のスタート部分は、湿地帯などの沼の上に積もっているので、土や砂にいろんな植物が入り交じっていて、塩基が多くpH値は中性で、ヘドロもたくさん含んでいるので園芸用培地には適さないそうです。
その上に、新たなピート層がどんどん積もって厚くなっていくほど、沼からの水分と、養分になるミネラルが少なくなっていって、腐植酸も増えていくので、強酸性で肥料が乏しく、、雨水だけで生きられるスパグナム属系のミズゴケしか生えてこなくなっちまうんですね〜。
そんなこんなで、一口に「ピート」といっても、性質も用途もイロイロあるんです。
ちなみに、ピート層はいついかなる時でも、規則正しく上・中・下の順で積み重なっているわけではなくて、地形や条件によっては、いきなり上位ピート層ってこともあるので、日本では「ヨシ・スゲなどを含むのが低位泥炭/ワタスゲ・ヌマガヤを含むのが中位泥炭層/ミズゴケを含むのが高位泥炭層」と、植物の種類でピート層の種類を分類しているそうです。
ピート層ができていくプロセスを、イメージで見るとよく分かる気がします。層が厚く積もっていくほど、水分・養分・pH値の変化で、生えてくる植物の種類が変わっていきます。
1番目→水生植物
2番目→水生植物+葦(アシ)
3番目→葦+スゲ
4番目→スゲ+湿地林
5番目→スパグナム属のコケ類
(このイメージは、こちらのサイトからお借りしました!)
では具体的に、このピート層ごとの特徴は・・・
「ピートの上層部分の分類」
ドイツでは、地表から25cmまでの深さまでをさし、スパグナム属以外にも、周辺から飛んできた葉っぱだの動物の死がいだのも含まれていることもあり、含有物が一定ではないため植物培地にするには、採掘したあとしばらくの間は天日干しする手間がいります。メリットとしてはミズゴケの茎がまだ生きているので、保水性が高いんだそうです。
スパグナム・ピート=スパグナム属のコケから形成されるピートモスのことで、「スパグナム・ピート」とも呼ばれるそうです。腐植が部分的に始まって間もないピート層で、保水性がとても高いです。最高品質の園芸用ピートとされる「ホワイトピート」は、このピートモス層から採られます。EC値が低く保水性がありフミン酸やタンニンなどの有機酸をたくさん含むのでpH値が3.5〜4.5程度の強酸性です。なので腐敗菌や病原菌や害虫などが含まれていません。つまり園芸用培地にイチバン向いてます。
園芸用培地にするには、有機酸を中和させて調整する必要があります。バルチック海に接するエストニアやラトビア産のホワイトピートが有名です。
「ピート・リター」=ピート上層の表面で、リター層とよばれる部分です。リター層とは、地表近くの層で、枯れ落ちたばかりの植物が積もっている部分のことを指します。地表なので葉っぱや茎、果実などなども混ざっているそうです。保水性が高く酸度が高いので、腐敗防止と消臭効果が高く家畜小屋に敷きつめられたりもします。園芸用には垂直掘削法で採掘された繊維が長めのものが向いています。
「ピートの中層部分」は、カラード・ピート、グレイ・ピートと呼ばれます。ホワイトピート層とブラックピート層の中間にあり、ホワイトピートよりも腐植分解が進んでいるので、両方をまぜたような色をしています。ピートリターやホワイトピートよりも保水性は低くなります。
「ピートの下層部分の分類」
「ブラック・ピート」=有機物の分解が進みまくり目が細かく、もうほとんど変質しません。名前の通り黒に近い色をしてます。乾燥すると硬く圧縮状態になるので、乾燥時期に採掘されたブラックピートは、燃料や活性炭のフィルターとして使われます。
「ガーデン・ピート」=冬と春に採掘されるブラック・ピートで「ソイルレス・ミックス培土」のポピュラーな材料です。北欧にあるブラック・ピートは、冬になると完全に凍結します。凍結した状態のブラック・ピートは、圧縮されず保水性が高い状態になります。上層のピートよりも目が細かく、含める空気の量はへります。凍結と解凍をくり返したブラック・ピートほど保水性が高く、良質なガーデン・ピートとされます。腐植が進んでいるため、水や酸素に触れると分解されやすいので、時間の経過とともに培地が目詰まりしやすくなるので、ポット用培地や培地の再利用には、パーライトやココ培地をブレンドしたりします。目詰まりしやすい反面で、炭酸ガスも発生しやすいため、畑ではマルチング資材(表土を覆う資材)にして、作物の葉うらからCO2を吸わせる効果的な方法もメジャーです。
ということで、物覚えも物忘れも異常に早い私のために、後々ピートについて思い出せるように書いてる部分が大きいブログです。
実際に、ピートがメインのソイルレス・ミックス培土(Terra)で土耕栽培をしてみると、「まぁ簡単!」と思います。保水性が高く保肥性も高いので、思いのほか水やりの回数と肥料の減りが少ないです。ココ栽培になれてるガーデナーなら、最初はビックリするかなと思いますがココ栽培とほぼ同じでカンタンです。
最後に、雑菌や腐敗菌が生きられない酸性のピートでできた泥炭地帯では、こんなミイラもできてしまうんだそうです。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0709/feature05/gallery/index.shtml
「ピート = 泥炭」とは、植物が腐植した土壌で、石炭になるまえの物質だという分かりやすい画像を、こちらのサイトからイメージをお借りしました。「燃料資源は、どうやってできるの?」的なことを説明されているサイトです。
http://www.factmonster.com/dk/encyclopedia/energy-resources.html
-「Coal is Formed=石炭になり始め」湿地帯に生息する植物が枯れ落ち、数百万年以上の時を経て形成されます。
-「Moist Fibrous Peat」水分を多く含む繊維質のピート
-「Lignite=褐炭」炭化がそれほど進んでいない褐色の石炭。
-「Bituminous Coal=瀝青炭」褐炭よりさらに炭化が進んだ石炭。石炭より水分を多く含み、柔らかい。
-「Anthracite=無煙炭」炭素を92%〜98%含む最も炭化率の高い石炭。
ということで、ピートってのは、北欧など緯度が高い寒冷地の湿地帯で、ものすごく長い時間をかけて植物が枯れては積もり積もっていったものが、腐植/炭化していったもの、ということで、「ピート=泥炭層」を英語では「Peat Layer/Peat Bogs」、泥炭地帯を「Peat Land」その他イロイロ呼び名があります。
ピート層は、年月が経てば経つほど炭化が進み、茶色から褐色、そして黒へと色が濃くなっていきます。そして、まさにピート層のスタート部分は、湿地帯などの沼の上に積もっているので、土や砂にいろんな植物が入り交じっていて、塩基が多くpH値は中性で、ヘドロもたくさん含んでいるので園芸用培地には適さないそうです。
その上に、新たなピート層がどんどん積もって厚くなっていくほど、沼からの水分と、養分になるミネラルが少なくなっていって、腐植酸も増えていくので、強酸性で肥料が乏しく、、雨水だけで生きられるスパグナム属系のミズゴケしか生えてこなくなっちまうんですね〜。
そんなこんなで、一口に「ピート」といっても、性質も用途もイロイロあるんです。
ちなみに、ピート層はいついかなる時でも、規則正しく上・中・下の順で積み重なっているわけではなくて、地形や条件によっては、いきなり上位ピート層ってこともあるので、日本では「ヨシ・スゲなどを含むのが低位泥炭/ワタスゲ・ヌマガヤを含むのが中位泥炭層/ミズゴケを含むのが高位泥炭層」と、植物の種類でピート層の種類を分類しているそうです。
ピート層ができていくプロセスを、イメージで見るとよく分かる気がします。層が厚く積もっていくほど、水分・養分・pH値の変化で、生えてくる植物の種類が変わっていきます。
1番目→水生植物
2番目→水生植物+葦(アシ)
3番目→葦+スゲ
4番目→スゲ+湿地林
5番目→スパグナム属のコケ類
(このイメージは、こちらのサイトからお借りしました!)
では具体的に、このピート層ごとの特徴は・・・
「ピートの上層部分の分類」
ドイツでは、地表から25cmまでの深さまでをさし、スパグナム属以外にも、周辺から飛んできた葉っぱだの動物の死がいだのも含まれていることもあり、含有物が一定ではないため植物培地にするには、採掘したあとしばらくの間は天日干しする手間がいります。メリットとしてはミズゴケの茎がまだ生きているので、保水性が高いんだそうです。
スパグナム・ピート=スパグナム属のコケから形成されるピートモスのことで、「スパグナム・ピート」とも呼ばれるそうです。腐植が部分的に始まって間もないピート層で、保水性がとても高いです。最高品質の園芸用ピートとされる「ホワイトピート」は、このピートモス層から採られます。EC値が低く保水性がありフミン酸やタンニンなどの有機酸をたくさん含むのでpH値が3.5〜4.5程度の強酸性です。なので腐敗菌や病原菌や害虫などが含まれていません。つまり園芸用培地にイチバン向いてます。
園芸用培地にするには、有機酸を中和させて調整する必要があります。バルチック海に接するエストニアやラトビア産のホワイトピートが有名です。
「ピート・リター」=ピート上層の表面で、リター層とよばれる部分です。リター層とは、地表近くの層で、枯れ落ちたばかりの植物が積もっている部分のことを指します。地表なので葉っぱや茎、果実などなども混ざっているそうです。保水性が高く酸度が高いので、腐敗防止と消臭効果が高く家畜小屋に敷きつめられたりもします。園芸用には垂直掘削法で採掘された繊維が長めのものが向いています。
「ピートの中層部分」は、カラード・ピート、グレイ・ピートと呼ばれます。ホワイトピート層とブラックピート層の中間にあり、ホワイトピートよりも腐植分解が進んでいるので、両方をまぜたような色をしています。ピートリターやホワイトピートよりも保水性は低くなります。
「ピートの下層部分の分類」
「ブラック・ピート」=有機物の分解が進みまくり目が細かく、もうほとんど変質しません。名前の通り黒に近い色をしてます。乾燥すると硬く圧縮状態になるので、乾燥時期に採掘されたブラックピートは、燃料や活性炭のフィルターとして使われます。
「ガーデン・ピート」=冬と春に採掘されるブラック・ピートで「ソイルレス・ミックス培土」のポピュラーな材料です。北欧にあるブラック・ピートは、冬になると完全に凍結します。凍結した状態のブラック・ピートは、圧縮されず保水性が高い状態になります。上層のピートよりも目が細かく、含める空気の量はへります。凍結と解凍をくり返したブラック・ピートほど保水性が高く、良質なガーデン・ピートとされます。腐植が進んでいるため、水や酸素に触れると分解されやすいので、時間の経過とともに培地が目詰まりしやすくなるので、ポット用培地や培地の再利用には、パーライトやココ培地をブレンドしたりします。目詰まりしやすい反面で、炭酸ガスも発生しやすいため、畑ではマルチング資材(表土を覆う資材)にして、作物の葉うらからCO2を吸わせる効果的な方法もメジャーです。
ということで、物覚えも物忘れも異常に早い私のために、後々ピートについて思い出せるように書いてる部分が大きいブログです。
実際に、ピートがメインのソイルレス・ミックス培土(Terra)で土耕栽培をしてみると、「まぁ簡単!」と思います。保水性が高く保肥性も高いので、思いのほか水やりの回数と肥料の減りが少ないです。ココ栽培になれてるガーデナーなら、最初はビックリするかなと思いますがココ栽培とほぼ同じでカンタンです。
最後に、雑菌や腐敗菌が生きられない酸性のピートでできた泥炭地帯では、こんなミイラもできてしまうんだそうです。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0709/feature05/gallery/index.shtml
2011年6月1日水曜日
ミニトマト、ぞくぞく収穫です。
今日からいよいよ6月です。梅や桜が咲いてたのは、つい先日のような気もするのですが、月日の経つのは早いものです。それにしても、今日の関東はまるで3月のような肌寒さです。こんな肌寒い天気だと、咲いた花が長持ちするのでいいんですが・・・
ココ栽培のトマトたちは、どんどん熟していきます。室内栽培だとカラスなどの鳥に狙われる心配もないので、ついつい完熟させすぎて皮がやぶれて、やっとあわてて収穫・・・という展開になってます。
ミニトマトの「千果」です。F1品種のトマトは、培養液のEC値を濃くすればする程、味が濃くなります。でも肥料もたくさん使わねばならず、もったいないので、EC値は2〜3くらいにしてます。
ところで偶然発見したのですが、ミニトマトは一度凍らせると、夏にはデザートにもなりそうなくらいに甘くなります。なんだか昔なつかしい冷凍ミカンのような味がします。ゼヒ一度おタメシください!!!
ココ栽培のトマトたちは、どんどん熟していきます。室内栽培だとカラスなどの鳥に狙われる心配もないので、ついつい完熟させすぎて皮がやぶれて、やっとあわてて収穫・・・という展開になってます。
ミニトマトの「千果」です。F1品種のトマトは、培養液のEC値を濃くすればする程、味が濃くなります。でも肥料もたくさん使わねばならず、もったいないので、EC値は2〜3くらいにしてます。
ところで偶然発見したのですが、ミニトマトは一度凍らせると、夏にはデザートにもなりそうなくらいに甘くなります。なんだか昔なつかしい冷凍ミカンのような味がします。ゼヒ一度おタメシください!!!
2011年5月31日火曜日
ピート? ピートモス? その1
今日でもう5月も終わりです。そしてとっとと梅雨に突入してます。
さて、ソイルレス・ミックスってのは、おもに施設や室内でのプランター栽培専用の「養液土耕栽培」の培地です。欧米では「Soil =ソイル(培土)」 とか「Potting Soil=ポッティング・ソイル(鉢植え用培土)」にカテゴライズされていますが、このソイルレス・ミックスは植物由来の有機培土をメインに使っているので、赤玉などの無機培養土も含む「Soil」と区別するために、「Organic Soil=オーガニック・ソイル(有機培土)」とも呼ばれます。
そもそも養液土耕栽培ってのは、施設栽培の土壌に合わせて調合した培養液をドリップして植物を育てる栽培方法なので、土壌そのものには元肥などの肥料を入れることは、あまりありません。でも欧米のソイルレス・ミックス栽培では、コンポストをはじめ、ミミズのフン、バッドグアノや骨粉、ケルプなどク溶性や可溶性の有機肥料を元肥にして、プラス培養液を与えるハイブリット的な養液土耕栽培が主流です。この方法ならば100%有機栽培ができるってことで人気が高いようです。
(ちなみに養液栽培ってのは、植物を植えた培地そのものには肥料を入れないで、水溶性肥料を希釈した培養液で植物をそだてる栽培方法ですが、水溶性肥料って?については詳しくはこちらで)
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/12/or.html
肥料を溶かした培養液メインで植物をそだてれば養液栽培にカテゴライズされるので、ハイドロポニックス・エアロポニックス・ココポニックス(ココ栽培)も養液栽培っていうことになります。
しかし、ココ栽培とソイルレス・ミックス栽培は、ハイドロポニックス・システムのように培養液をタンクにためたり循環させたりするのは、まっっったく向いてません。
自動ドリップシステムか、自分で定期的に培養液を水やりします。一見メンドクサそうですが、植物の繊維を培地にした有機質なので、有機成分や有用菌とも相性がよくって、酸素が豊富で、もし間違えてEC値が高い培養液をあげてしまっても、根っこへのクッションになってくれるのでハイドロよりも根傷みが起こりにくく、水溶性の有機肥料をつかえば、安心・安全な100%オーガニック栽培ができるっちゅ〜メリットもあります。
ところが、ソイルレス・ミックスはロックウールのようには使えません。ソイルレス・ミックス栽培は土耕栽培に入る「養液土耕栽培」です。基本的には、ココ栽培のように培養液は毎回あげません。水やり2〜3回に、培養液1回のペースです。(生長段階によって変わります。)

そして、ソイルレス・ミックスにメインに配合されているベース素材は「ピート」という有機質の土です。「ピート」は「泥炭」とも「ピートモス」とも呼ばれますが、「ピートモス=ミズゴケ」ではありません。ピートモスは、スパグナム属にはいる200種類ほどのミズゴケだけから形成されたピートのことで、スパグナム・モス=ピートモスではないそうです。
一方、「ピート」とよばれてるほうには、このスパグナム属のミズゴケだけでなくアシやヨシなどの水生植物が含まれることも多々多々あるので、産地によってピートに含まれてる植物の種類がちょっとづつ違ってます。そして学術的にはピートとピートモスは、植物資材ではなく「土壌」というカテゴリーに入ります。
本来は、植物の繊維質が腐植するなどで細かくなったものをひっくるめて「PEAT=ピート」と呼んでいるようです。なのでヤシガラを細かく粉砕したココ培地も「ココピート」とよぶので混乱しますが、ただたんに「ピート」といえば水生植物由来の土壌「ピート/ピートモス」のことという認識でOKなようです。
ところで、
ハモグリバエにやられた葉っぱを見つけました。
多少の食害なら、植物にとって免疫を強化する刺激になるので、放っときました。
このピート層ができ始めたのは、紀元前12000年頃の氷河期スタートだそうです。
ピートは、寒冷地にある湿地帯で枯れた水生植物たちが、寒さのため微生物に分解されずに残っていって、枯れた上に生える・・・生えて枯れる・・・枯れた上に生える・・・ってのをエンエンとくり返してできた地層です。
年月の経ったピートほど炭化がすすみ、腐植酸が分解されて酸度は中和されていて、燃えやすくなります。なので「Low Peat=低位泥炭」とよばれる低位にあるピート層のほうが、酸度が低く、ほとんど黒色に変色がすすみ石炭に近くなるとのことです。
となると、「High Peat=高位泥炭」とよばれる上位のほうにできた比較的新しいピート層は、色がまだ白く腐植がはじまって間もないので腐植酸などの有機酸がタップシ含まれていて酸度が強くなります。こんなふうに、ひとくちにピート層と言っても、下部・中部・上部でかなり性質が変わってきて、この辺の違いから植物の栽培にむいてるピートと、向いてないピートにも分かれてくるんですね〜。
長くなるので、つづきます。
さて、ソイルレス・ミックスってのは、おもに施設や室内でのプランター栽培専用の「養液土耕栽培」の培地です。欧米では「Soil =ソイル(培土)」 とか「Potting Soil=ポッティング・ソイル(鉢植え用培土)」にカテゴライズされていますが、このソイルレス・ミックスは植物由来の有機培土をメインに使っているので、赤玉などの無機培養土も含む「Soil」と区別するために、「Organic Soil=オーガニック・ソイル(有機培土)」とも呼ばれます。
そもそも養液土耕栽培ってのは、施設栽培の土壌に合わせて調合した培養液をドリップして植物を育てる栽培方法なので、土壌そのものには元肥などの肥料を入れることは、あまりありません。でも欧米のソイルレス・ミックス栽培では、コンポストをはじめ、ミミズのフン、バッドグアノや骨粉、ケルプなどク溶性や可溶性の有機肥料を元肥にして、プラス培養液を与えるハイブリット的な養液土耕栽培が主流です。この方法ならば100%有機栽培ができるってことで人気が高いようです。
(ちなみに養液栽培ってのは、植物を植えた培地そのものには肥料を入れないで、水溶性肥料を希釈した培養液で植物をそだてる栽培方法ですが、水溶性肥料って?については詳しくはこちらで)
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/12/or.html
肥料を溶かした培養液メインで植物をそだてれば養液栽培にカテゴライズされるので、ハイドロポニックス・エアロポニックス・ココポニックス(ココ栽培)も養液栽培っていうことになります。
しかし、ココ栽培とソイルレス・ミックス栽培は、ハイドロポニックス・システムのように培養液をタンクにためたり循環させたりするのは、まっっったく向いてません。
自動ドリップシステムか、自分で定期的に培養液を水やりします。一見メンドクサそうですが、植物の繊維を培地にした有機質なので、有機成分や有用菌とも相性がよくって、酸素が豊富で、もし間違えてEC値が高い培養液をあげてしまっても、根っこへのクッションになってくれるのでハイドロよりも根傷みが起こりにくく、水溶性の有機肥料をつかえば、安心・安全な100%オーガニック栽培ができるっちゅ〜メリットもあります。
ならば、ココ栽培とソイルレス・ミックス栽培はなにが違うの?と思いますが、ココ栽培がさかんな欧米では、「バックリと分類すれば、ココ栽培はハイドロポニックスだよ。まぁ、細かく見てけば、ハイドロとの違いはイロイロあるんだけどさ。」とのことです。
例えばロックウール栽培だと培地が乾かないうちに、ほぼ毎日培養液をかけ流ししますが、ココ培地でもこの給水方法ができます。つまり、ココ培地はロックウール培地と同じように使えるよという認識です。
発芽培地にココをつかった、モチアワが発芽しました。
ところが、ソイルレス・ミックスはロックウールのようには使えません。ソイルレス・ミックス栽培は土耕栽培に入る「養液土耕栽培」です。基本的には、ココ栽培のように培養液は毎回あげません。水やり2〜3回に、培養液1回のペースです。(生長段階によって変わります。)

そして、ソイルレス・ミックスにメインに配合されているベース素材は「ピート」という有機質の土です。「ピート」は「泥炭」とも「ピートモス」とも呼ばれますが、「ピートモス=ミズゴケ」ではありません。ピートモスは、スパグナム属にはいる200種類ほどのミズゴケだけから形成されたピートのことで、スパグナム・モス=ピートモスではないそうです。
一方、「ピート」とよばれてるほうには、このスパグナム属のミズゴケだけでなくアシやヨシなどの水生植物が含まれることも多々多々あるので、産地によってピートに含まれてる植物の種類がちょっとづつ違ってます。そして学術的にはピートとピートモスは、植物資材ではなく「土壌」というカテゴリーに入ります。
本来は、植物の繊維質が腐植するなどで細かくなったものをひっくるめて「PEAT=ピート」と呼んでいるようです。なのでヤシガラを細かく粉砕したココ培地も「ココピート」とよぶので混乱しますが、ただたんに「ピート」といえば水生植物由来の土壌「ピート/ピートモス」のことという認識でOKなようです。
ところで、
ハモグリバエにやられた葉っぱを見つけました。
多少の食害なら、植物にとって免疫を強化する刺激になるので、放っときました。
このピート層ができ始めたのは、紀元前12000年頃の氷河期スタートだそうです。
ピートは、寒冷地にある湿地帯で枯れた水生植物たちが、寒さのため微生物に分解されずに残っていって、枯れた上に生える・・・生えて枯れる・・・枯れた上に生える・・・ってのをエンエンとくり返してできた地層です。
年月の経ったピートほど炭化がすすみ、腐植酸が分解されて酸度は中和されていて、燃えやすくなります。なので「Low Peat=低位泥炭」とよばれる低位にあるピート層のほうが、酸度が低く、ほとんど黒色に変色がすすみ石炭に近くなるとのことです。
となると、「High Peat=高位泥炭」とよばれる上位のほうにできた比較的新しいピート層は、色がまだ白く腐植がはじまって間もないので腐植酸などの有機酸がタップシ含まれていて酸度が強くなります。こんなふうに、ひとくちにピート層と言っても、下部・中部・上部でかなり性質が変わってきて、この辺の違いから植物の栽培にむいてるピートと、向いてないピートにも分かれてくるんですね〜。
長くなるので、つづきます。
2011年5月27日金曜日
ソイルレス・ポッティング栽培のTomaoteたち
バラって虫がつきやすいし肥料の好みもあって、とっても繊細で手がかかる植物かと思えば、実はなかなかタフで打たれ強い面もあります。あれだけゴージャスでアイキャッチングな花を咲かせるのに、水さえあれば新芽を出そうとする根性は、歳を重ねても老いを感じさせない女優さんに似てるなと思います。
おそらく一週間ほども前から折れていた茎についたバラのツボミです。「どうもブラブラするツボミがあるなぁ」とよく見てみたら根元の方で茎が折れてました。
折れてた茎を水切りして水に挿しておいたら
翌日には、ちゃんとツボミが開きました。
ディズニーランド・ローズというバラです。
あまった茎はもちろん挿し木にしましたが、もう置き場がないので、うまく根づいたら、だれかにあげようと思います。
ところで、今日の本題です。
ココ栽培のトマトたちから挿し木でとったトマトの苗たちは、「Soilless Potting Mix=ソイルレス・ポッティングミックス」で育てています。
ソイルレスポッティングミックスとは
私なりに訳すと
「植物原料由来の鉢植え栽培専用の有機培土」
長い・・・
ソイルレス・ポッティングは、欧州で長いあいだ愛用されてきた歴史があって、メインの原料は「ピート(ピートモスなど)」です。そのほかに保肥性や含気性、排水性を調整するために配合される素材はココ培地や完熟の腐葉土をはじめ、無機培地のパーライトが配合されてるものが多いです。
一口に「ピート」といっても、その性質や特徴はさまざまざまで、欧州ではその昔(いまも?)、冬に石炭の代わりにストーブの燃料にするほど、燃えやすく炭化が進んだものまであります。主に北欧などの寒いところがピートモスの産地となっていて、国内では北海道でも採れます。
とてもとても長い説明になるので、ピートの種類や品質のチガイについては、また今度・・・
グラスハウスなどの施設栽培やホビーの室内栽培のために作られたポッティングミックスの場合、キホンは水耕と同じく養液で育てるので、水溶性の液体肥料に適したピートをメインに使います。養液栽培に適したピートってのは、pH値を中性に調整してあってEC値が低いのでココ培地に似てもいますが、ココ培地よりも保水性と保肥性がずば抜けて高いのです。
な・の・で、ココ培地よりも更に、手間とコストがかからなくてすむってぇわけです。
数十年前に欧米でハイドロポニックスが流行りはじめると、無機の肥料と培地だけで育てる水耕栽培に「疑問」? 「飽き」? 「コスト削減指向」? などなどの新たなニーズがでてきて、伝統的な有機培土「ピートモス」で養液栽培にトライしたものの、マニュアル化がむづかしくウマくいかず、新たな有機培地「ココ培地」が誕生し、ほぼ水耕栽培とおなじ手軽さがウケたんですが、やっぱし培養液をたくさん使うので肥料代がバカにならず、グロウ・バカなスペシャリストたちは、もう一度「ソイルレス・ポッティングミックス」を研究しつくし、「いろんなピートを試行錯誤でミックスしてみて養液栽培に近い配合を考えたよ! 有機培土なんだけど水耕栽培みたいにカンタンに育てられるよ!!! ピートだと乾きが遅いから、水やりも回数も減るし液肥も毎回あげなくていいし有機肥料も使えるし、お財布のヒモが固いヒトにもピッタシ!!!」
というバックリしたストーリーがあるようです。
ちなみにこれは「ソイルレス・ポッティング培土+専用の化学(無機)肥料」で育ててる方のトマトです。この後に紹介する有機肥料よりも吸収がいいようで、培地の乾きが早く強い草勢に育ってます。
こっちは「ソイルレス・ポッティング培土+専用の100%有機肥料」で育ててる方のトマトです。苗がまだ小さい頃に、仕立ててたら茎をボッキリ追ってしまいまして、皮一枚でつながってたんですが、テーピングしておいたら、ガンバって育ってくれました。
ということで、無機肥料の方がやっぱり根の吸収率が早いんですが、カンジンの実は、なぜか100%有機肥料のほうが、花数が多く咲いて実も多いんです。
こっちは無機肥料の培養液をあげてるほうです。
実は大きいんですね〜。
ソイルレス・ポッティングミックスは、酸性のピートを中性にするために予め石灰(カルシウム)を入れて中和させているうえ、保肥性が高いです。そんなこともあってココ培地とちがって肥料の培養液は、水やり2回〜3回に一度くらいの割合で、例えばトマトなら2段〜3段花が咲き実がついてくると体力が落ちてくるので、その辺りから培養液のEC値を本格的にあげていったり、培養液を毎回か2回に一度にしたり・・・って感じです。(苗の調子が良ければ、培養液を毎回あげてしまっても、思ったよりヘッチャラそうです。)
ココ培地よりもバツグンに吸水性が高いので、同じサイズのポットで育ててるココ培地のトマトより、水やり回数も肥料の減りもとっても少ないです。つまりココ培地より手がかかりません。(もちろん乾く速度は、ポットの大きさによって変わります。)
あとは「味」です。
ココ培地の場合、肥料EC値をある程度までちゃんと濃くしないとトマトが甘くなりにくいのですが、ソイルレス・ポッティングミックスはどうなるでしょ〜か〜???
楽しみでス。
おそらく一週間ほども前から折れていた茎についたバラのツボミです。「どうもブラブラするツボミがあるなぁ」とよく見てみたら根元の方で茎が折れてました。
折れてた茎を水切りして水に挿しておいたら
翌日には、ちゃんとツボミが開きました。
ディズニーランド・ローズというバラです。
あまった茎はもちろん挿し木にしましたが、もう置き場がないので、うまく根づいたら、だれかにあげようと思います。
ところで、今日の本題です。
ココ栽培のトマトたちから挿し木でとったトマトの苗たちは、「Soilless Potting Mix=ソイルレス・ポッティングミックス」で育てています。
ソイルレスポッティングミックスとは
私なりに訳すと
「植物原料由来の鉢植え栽培専用の有機培土」
長い・・・
ソイルレス・ポッティングは、欧州で長いあいだ愛用されてきた歴史があって、メインの原料は「ピート(ピートモスなど)」です。そのほかに保肥性や含気性、排水性を調整するために配合される素材はココ培地や完熟の腐葉土をはじめ、無機培地のパーライトが配合されてるものが多いです。
一口に「ピート」といっても、その性質や特徴はさまざまざまで、欧州ではその昔(いまも?)、冬に石炭の代わりにストーブの燃料にするほど、燃えやすく炭化が進んだものまであります。主に北欧などの寒いところがピートモスの産地となっていて、国内では北海道でも採れます。
とてもとても長い説明になるので、ピートの種類や品質のチガイについては、また今度・・・
グラスハウスなどの施設栽培やホビーの室内栽培のために作られたポッティングミックスの場合、キホンは水耕と同じく養液で育てるので、水溶性の液体肥料に適したピートをメインに使います。養液栽培に適したピートってのは、pH値を中性に調整してあってEC値が低いのでココ培地に似てもいますが、ココ培地よりも保水性と保肥性がずば抜けて高いのです。
な・の・で、ココ培地よりも更に、手間とコストがかからなくてすむってぇわけです。
数十年前に欧米でハイドロポニックスが流行りはじめると、無機の肥料と培地だけで育てる水耕栽培に「疑問」? 「飽き」? 「コスト削減指向」? などなどの新たなニーズがでてきて、伝統的な有機培土「ピートモス」で養液栽培にトライしたものの、マニュアル化がむづかしくウマくいかず、新たな有機培地「ココ培地」が誕生し、ほぼ水耕栽培とおなじ手軽さがウケたんですが、やっぱし培養液をたくさん使うので肥料代がバカにならず、グロウ・バカなスペシャリストたちは、もう一度「ソイルレス・ポッティングミックス」を研究しつくし、「いろんなピートを試行錯誤でミックスしてみて養液栽培に近い配合を考えたよ! 有機培土なんだけど水耕栽培みたいにカンタンに育てられるよ!!! ピートだと乾きが遅いから、水やりも回数も減るし液肥も毎回あげなくていいし有機肥料も使えるし、お財布のヒモが固いヒトにもピッタシ!!!」
というバックリしたストーリーがあるようです。
ちなみにこれは「ソイルレス・ポッティング培土+専用の化学(無機)肥料」で育ててる方のトマトです。この後に紹介する有機肥料よりも吸収がいいようで、培地の乾きが早く強い草勢に育ってます。
こっちは「ソイルレス・ポッティング培土+専用の100%有機肥料」で育ててる方のトマトです。苗がまだ小さい頃に、仕立ててたら茎をボッキリ追ってしまいまして、皮一枚でつながってたんですが、テーピングしておいたら、ガンバって育ってくれました。
ということで、無機肥料の方がやっぱり根の吸収率が早いんですが、カンジンの実は、なぜか100%有機肥料のほうが、花数が多く咲いて実も多いんです。
こっちは無機肥料の培養液をあげてるほうです。
実は大きいんですね〜。
ソイルレス・ポッティングミックスは、酸性のピートを中性にするために予め石灰(カルシウム)を入れて中和させているうえ、保肥性が高いです。そんなこともあってココ培地とちがって肥料の培養液は、水やり2回〜3回に一度くらいの割合で、例えばトマトなら2段〜3段花が咲き実がついてくると体力が落ちてくるので、その辺りから培養液のEC値を本格的にあげていったり、培養液を毎回か2回に一度にしたり・・・って感じです。(苗の調子が良ければ、培養液を毎回あげてしまっても、思ったよりヘッチャラそうです。)
ココ培地よりもバツグンに吸水性が高いので、同じサイズのポットで育ててるココ培地のトマトより、水やり回数も肥料の減りもとっても少ないです。つまりココ培地より手がかかりません。(もちろん乾く速度は、ポットの大きさによって変わります。)
あとは「味」です。
ココ培地の場合、肥料EC値をある程度までちゃんと濃くしないとトマトが甘くなりにくいのですが、ソイルレス・ポッティングミックスはどうなるでしょ〜か〜???
楽しみでス。
2011年5月25日水曜日
不要品を支援品に・・・
こんなトマトがなりました。植物ってやっぱりオモシロい!
ゾウの鼻みたいです。
さて、昨日までの冷たい雨があがった今日は、
とてもさわやかな空気に満ちてます。
ところで、震災の被害状況や復興への足がかりが見えてくるこれからが、いよいよ被災地を支える心が必要になってくると思います。阪神・淡路の震災の時には、時とともに世間からの関心が薄くなっていった頃に仮設住宅での孤独死や自死が起きてしまったそうです。
とはいうものの、人それぞれ生活というものがあるので、現地でボランティア・・・というのもなかなかムズカしいものです。
こちらのサイトでは、Amazonのほしい物リストを活用して、避難所へ直接必要な物資を送ることができます。
http://amazon-wish-japan.appspot.com/
ただ、せっかく注文して贈ろうとしたものの、必要な物資はどこでもかぶるらしく、在庫切れで発送まで数週間かかってしまう商品もありますし、「新品でなくてもいいなら、家に使ってないものがあるのに・・・」ということも多々あるかと思います。
そこで、まだ使えるけど新品に買いかえたからと家に眠っている家電製品をガッツリ被災地へ送り届けてくれる「家電プロジェクト」が、はじまるそうです。
「家電プロジェクト第一段」
2011年5月31日(火)9:00~21:00
場所:東京都板橋区高島平3-13-3 旧高島第七小学校
募集品目:炊飯器、電子レンジ、テレビ、電気ポット、コタツ、電源タップ、小型冷蔵庫、掃除機、ミシン、アイロン、透明の衣装ケースなど
(詳しくはこちらで)
ゾウの鼻みたいです。
さて、昨日までの冷たい雨があがった今日は、
とてもさわやかな空気に満ちてます。
ところで、震災の被害状況や復興への足がかりが見えてくるこれからが、いよいよ被災地を支える心が必要になってくると思います。阪神・淡路の震災の時には、時とともに世間からの関心が薄くなっていった頃に仮設住宅での孤独死や自死が起きてしまったそうです。
とはいうものの、人それぞれ生活というものがあるので、現地でボランティア・・・というのもなかなかムズカしいものです。
こちらのサイトでは、Amazonのほしい物リストを活用して、避難所へ直接必要な物資を送ることができます。
http://amazon-wish-japan.appspot.com/
ただ、せっかく注文して贈ろうとしたものの、必要な物資はどこでもかぶるらしく、在庫切れで発送まで数週間かかってしまう商品もありますし、「新品でなくてもいいなら、家に使ってないものがあるのに・・・」ということも多々あるかと思います。
そこで、まだ使えるけど新品に買いかえたからと家に眠っている家電製品をガッツリ被災地へ送り届けてくれる「家電プロジェクト」が、はじまるそうです。
「家電プロジェクト第一段」
2011年5月31日(火)9:00~21:00
場所:東京都板橋区高島平3-13-3 旧高島第七小学校
募集品目:炊飯器、電子レンジ、テレビ、電気ポット、コタツ、電源タップ、小型冷蔵庫、掃除機、ミシン、アイロン、透明の衣装ケースなど
(詳しくはこちらで)
http://fumbaro.org/news/2011/05/twitter521.html
http://fumbaro.org/news/2011/05/post-24.html
支援希望の家電は、現地ですぐ使えるように、動作確認したものをキレイにお掃除してほしいとのことです。さらに取扱説明書が必要なので、もし取説がない場合は各メーカーのホームページからダウンロードしてプリントアウトしたものを同封してください、とのことです。その他、作業の負担を少なくするために支援品の送りかたには、イロイロとお願いがあるようです。
とくに大型の家電製品は、配送業者さんでもサイズオーバーで送ることができなかったり、送料がバカ高くついてしまったりしてましたが、今回は運送業の青年組織の方が直接被災地へ運んでくれるそうです。(そのため、輸送のためのガソリン代やボランティアの方へのドネーションもお願いしますとのことです。)
春の引っ越しシーズンになると、スキのある道ばたで、家電など生活用品の不法投棄を見つけることがとっても多くなっちゃったりして、ザンネンな気持ちになりますが、チョットした心意気で、不用が支援に変わります!!!
http://fumbaro.org/news/2011/05/post-24.html
支援希望の家電は、現地ですぐ使えるように、動作確認したものをキレイにお掃除してほしいとのことです。さらに取扱説明書が必要なので、もし取説がない場合は各メーカーのホームページからダウンロードしてプリントアウトしたものを同封してください、とのことです。その他、作業の負担を少なくするために支援品の送りかたには、イロイロとお願いがあるようです。
とくに大型の家電製品は、配送業者さんでもサイズオーバーで送ることができなかったり、送料がバカ高くついてしまったりしてましたが、今回は運送業の青年組織の方が直接被災地へ運んでくれるそうです。(そのため、輸送のためのガソリン代やボランティアの方へのドネーションもお願いしますとのことです。)
春の引っ越しシーズンになると、スキのある道ばたで、家電など生活用品の不法投棄を見つけることがとっても多くなっちゃったりして、ザンネンな気持ちになりますが、チョットした心意気で、不用が支援に変わります!!!
2011年5月24日火曜日
魅惑のバラたち。
ようこそ!!!
私のお庭に・・・
と、言いたいところですが、川崎市にある「生田緑地ばら苑」です。この膨大なバラの株数!! おもにボランティアの方達がお世話していらっしゃるそうです。
生田緑地のばら苑は、バラのシーズンとなる春と秋に、一般公開してくださいます。
天気のいい週末には、ものすごい来苑者の数で、たどり着くまではヒタスラ上り坂なので、飲み物持参をおすすめします。
まだ開ききっていないバラのツボミの香りを嗅いでまわるのも、タノシミのひとつです。それにしても、バラの色数と品種の多さといったら気が遠くなります。
どのバラが一番好き?
と聞かれてもヒトツだけ選べるわけもありません。
こうしてばら苑を訪れるたび、
ついつい新たにバラをGETしたくなる誘惑に
打ち勝つのは至難の業です。
でもバラは、日当りと風通しが命!
密植は、枯らすために植えるようなもの・・・
建て込んだ住宅街では、なかなかベストな場所が確保しにくくもあります。
首が重たそうに垂れ下がったバラを見つけました。
家のバラも、これとおんなじことになったことがあります。
花が開く時に水切れになったか、肥料のあげすぎか、どちらかが原因みたいです。
ひたすらタクマシく、ささやかな一重咲きの「ノイバラ」です。
ばら苑のまわりの木が生い茂る斜面でも、ノイバラがいくつも元気に咲いてましたが、バラだと気がつく人も少なかったようです。
バラにしちゃあ見た目が地味だもんな〜。
日本のノイバラや、中国のコウシンバラなどは、プラントハンターの手によって海を渡り
欧州のバラたちに劇的な品種改良をもたらしました。
そんなアジア原産のバラたちの面影がのこる「ミニチュア・ローズ」たちは、丈夫で育てやすく、ツルがよく伸びるので、スクリーン仕立て(垣根仕立て)になってました。
ばら苑の片隅のグリーンハウスでは、挿し木などで繁殖されたバラ苗の販売もされています。
私のお庭に・・・
と、言いたいところですが、川崎市にある「生田緑地ばら苑」です。この膨大なバラの株数!! おもにボランティアの方達がお世話していらっしゃるそうです。
生田緑地のばら苑は、バラのシーズンとなる春と秋に、一般公開してくださいます。
天気のいい週末には、ものすごい来苑者の数で、たどり着くまではヒタスラ上り坂なので、飲み物持参をおすすめします。
まだ開ききっていないバラのツボミの香りを嗅いでまわるのも、タノシミのひとつです。それにしても、バラの色数と品種の多さといったら気が遠くなります。
どのバラが一番好き?
と聞かれてもヒトツだけ選べるわけもありません。
こうしてばら苑を訪れるたび、
ついつい新たにバラをGETしたくなる誘惑に
打ち勝つのは至難の業です。
でもバラは、日当りと風通しが命!
密植は、枯らすために植えるようなもの・・・
建て込んだ住宅街では、なかなかベストな場所が確保しにくくもあります。
首が重たそうに垂れ下がったバラを見つけました。
家のバラも、これとおんなじことになったことがあります。
花が開く時に水切れになったか、肥料のあげすぎか、どちらかが原因みたいです。
ひたすらタクマシく、ささやかな一重咲きの「ノイバラ」です。
ばら苑のまわりの木が生い茂る斜面でも、ノイバラがいくつも元気に咲いてましたが、バラだと気がつく人も少なかったようです。
バラにしちゃあ見た目が地味だもんな〜。
日本のノイバラや、中国のコウシンバラなどは、プラントハンターの手によって海を渡り
欧州のバラたちに劇的な品種改良をもたらしました。
そんなアジア原産のバラたちの面影がのこる「ミニチュア・ローズ」たちは、丈夫で育てやすく、ツルがよく伸びるので、スクリーン仕立て(垣根仕立て)になってました。
ばら苑の片隅のグリーンハウスでは、挿し木などで繁殖されたバラ苗の販売もされています。
登録:
投稿 (Atom)