冬に逆戻りしたかのような凍える日にも、空気のなかには春のにおいを感じます。
夜通しふっていた冷たい雨があがった朝には、しずくをまとった梅林の花たちは幻想的なことになっています。
とはいえ、早春の花たちには青空が似合います。朝のあわただしい時間の合間をぬって、夢中で梅をながめていると、ふと手に鼻息を感じました。お散歩中のワンコがアイサツしていってくれるのも、やっぱりお天気な日ならではです。
我が家のちいさな梅の木のつぼみも、3月に入ってから次第に開きはじめました。
かれこれ10年も前に捨てられていたのを拾って育ててはじめたので、梅の種類はハテナなのですが、ツボミのころはピンク色をしていて咲きすすむにつれて白く変わっていきます。年々すこしずつ花数が増えていき、今年は足を止めて「あ、梅だ!」と気がついてくれるヒトもいます。
ささやかな朝ごはんのおスソワケをもらいにくる「しじゅうから」。今朝のメニューはクルミです。
毎朝ツガイでやってきます。休日には遅くまで寝ていると、ベランダで「チーチーチーチーチーチーチュウ」と訴えるので、「もお〜、しょ〜がないなぁ〜」とウレシそうに起こされてます。
テントウムシも、もうイソイソと動き回っています。春のガーデニング準備に追われる週末がつづきます。
先週やっとブルーベリーの植えかえをすませました。昨年はピートモスを70%ミックスした培土を使ってしましたが、思いのほかピートの分解が早く根づまり気味になっていたので、今年はココ培地を70%+ピート20%、パーライト10%にしてみました。
室内栽培のイチゴたちも、2〜3日ごとのペースで、赤く熟した実をつまんでオヤツにしています。
今年は、うれしい確信もできました。「Flavory-in」を与えたイチゴの実は、何度食べても、やっぱりしっかりオイシいのです。「Flavory-in」以外の開花活力剤をあげたイチゴの実が「スーパーで売ってる合格点のイチゴの味」だとしたら、「Flavory-in」をあげてるイチゴは「食べた瞬間に思わずへんな声がでる、フルーティーさが溢れ出す味」です。
これからも、トマトやブルーベリー、そして夏にはホップたちで「Flavory-in」の効果をさらに探っていこうと思います。
2014年3月7日金曜日
2014年2月27日木曜日
収穫まであとすこし! フラッド&ドレイン・システムのトマトたち
マフラーをせずに外に出ても、違和感を感じないほど、あたたかい日が続くようになってきました。いたんだミカンだのをもらいに、我が家に足しげく通っていたメジロたちも、最近では梅林で開いた花の蜜に夢中な様子で、とんと姿を見なくなりました。
春のようなあたたかい日には、グロウルームは、室温がみるみる25℃になります。CO2濃度もあっというまに600ppmを切ってしまいます。イチゴは甘さが強くなる前に、見る間に赤くなってしまうので、室温を下げてCO2ミストをおこなってます。
ミニトマトの栽培は、冬の方がスキです。生長や収穫までの日にちは、ゆっくりですが、水やりも忙しくないし、夏に起こりやすい根いたみや害虫、着果しにくい、などのトラブルがほとんどないからです。
冬のトマトたちは奇妙キテレツなことをしでかします。花房のさきっぽから、枝が伸びはじめました。
葉かきした葉っぱから「わき芽」が、でてきてます。あっちの葉っぱでも、こっちの葉っぱでも、そこらじゅうの葉っぱから、たくさんでてきます。普通は茎頂部(トップ)を摘心すると、わき芽がボーボーと勢いよくなるんだと思いますが、摘心はしてません。夜が寒すぎて、なんかがトゥーマッチ状態なんだろうと思います。
フラッド&ドレイン・システム「タイタン・S」のミニトマト「千果」たち。5株のトマトをHPSランプ600Wで育てていて、室温が25℃以上になるときは光の強さを75%へ調光して減らしています。ほぼ毎日、2リットルほどの培養液を足していて、培養液は1〜2週間ごとにチェンジです。
栽培テーブルには培養液がない「ドレイン・サイクル」が一日の大半で、一日に6回数分間だけのフラッドをデジタル・タイマーでおこなっています。培養液が根っこに直接触れている時間は、一日あたり合計20分以内です。
培養液を汲み上げたり排水させる「オーバーフロウ・パーツ」は、栽培テーブルの中央にセットされているので、そのまわりにだけ、わずかに培養液の液だまりができます。
中央に置いたトマトだけ、培養液の液だまりを必死に吸おうと根っこがベロ〜ンと、伸びています。
一方、栽培テーブルの4すみの角は、培養液の液だまりができません。角にあるトマトの根っこたちは、短くとまっています。
「根っこがそれだけしか張れないのに、培養液に触れてなくてちゃんと育つの?」と感じますが、むしろ4つの角にあるトマトのほうが大きくゲンキに育ってます。
しかし、冬以外は、培地や根っこが乾くスピードがもっと早いので、フラッド回数を増やすか、栽培テーブル一面にクレイ・ペブルスを敷きつめ培地の量をふやし、乾くまでの時間を長くしたほうがヨサゲです。
(フラッド&ドレインにメインに使用する培地は、クレイ・ペブルスがベストです。ロックウールは発芽や発根などプロパゲーション用にのみにしたほうが、無難です)。
ところで、ハイドロポニック・システムでは、植物の開花期にカリウムをたくさん吸おうとするので、根っこから根酸がさかんに分泌され、培養液のpH値が勝手に4.0とかに下がってしまうことがよくありますが、培養液が根っこに触れる時間が少ないフラッド&ドレインでは、pH値が極端に下がることがありません。
一方、下段のリザーバータンクに根っこがたくさん伸びだした循環システム「ジェミニ」の培養液は、2〜3週間放っといてしまったら、わずかにpH値が下がりました。定期的に培養液をちゃんと取りかえるようになったら、そのようなことはもうないです。
春のようなあたたかい日には、グロウルームは、室温がみるみる25℃になります。CO2濃度もあっというまに600ppmを切ってしまいます。イチゴは甘さが強くなる前に、見る間に赤くなってしまうので、室温を下げてCO2ミストをおこなってます。
ミニトマトの栽培は、冬の方がスキです。生長や収穫までの日にちは、ゆっくりですが、水やりも忙しくないし、夏に起こりやすい根いたみや害虫、着果しにくい、などのトラブルがほとんどないからです。
冬のトマトたちは奇妙キテレツなことをしでかします。花房のさきっぽから、枝が伸びはじめました。
葉かきした葉っぱから「わき芽」が、でてきてます。あっちの葉っぱでも、こっちの葉っぱでも、そこらじゅうの葉っぱから、たくさんでてきます。普通は茎頂部(トップ)を摘心すると、わき芽がボーボーと勢いよくなるんだと思いますが、摘心はしてません。夜が寒すぎて、なんかがトゥーマッチ状態なんだろうと思います。
フラッド&ドレイン・システム「タイタン・S」のミニトマト「千果」たち。5株のトマトをHPSランプ600Wで育てていて、室温が25℃以上になるときは光の強さを75%へ調光して減らしています。ほぼ毎日、2リットルほどの培養液を足していて、培養液は1〜2週間ごとにチェンジです。
栽培テーブルには培養液がない「ドレイン・サイクル」が一日の大半で、一日に6回数分間だけのフラッドをデジタル・タイマーでおこなっています。培養液が根っこに直接触れている時間は、一日あたり合計20分以内です。
培養液を汲み上げたり排水させる「オーバーフロウ・パーツ」は、栽培テーブルの中央にセットされているので、そのまわりにだけ、わずかに培養液の液だまりができます。
中央に置いたトマトだけ、培養液の液だまりを必死に吸おうと根っこがベロ〜ンと、伸びています。
一方、栽培テーブルの4すみの角は、培養液の液だまりができません。角にあるトマトの根っこたちは、短くとまっています。
「根っこがそれだけしか張れないのに、培養液に触れてなくてちゃんと育つの?」と感じますが、むしろ4つの角にあるトマトのほうが大きくゲンキに育ってます。
しかし、冬以外は、培地や根っこが乾くスピードがもっと早いので、フラッド回数を増やすか、栽培テーブル一面にクレイ・ペブルスを敷きつめ培地の量をふやし、乾くまでの時間を長くしたほうがヨサゲです。
(フラッド&ドレインにメインに使用する培地は、クレイ・ペブルスがベストです。ロックウールは発芽や発根などプロパゲーション用にのみにしたほうが、無難です)。
ところで、ハイドロポニック・システムでは、植物の開花期にカリウムをたくさん吸おうとするので、根っこから根酸がさかんに分泌され、培養液のpH値が勝手に4.0とかに下がってしまうことがよくありますが、培養液が根っこに触れる時間が少ないフラッド&ドレインでは、pH値が極端に下がることがありません。
一方、下段のリザーバータンクに根っこがたくさん伸びだした循環システム「ジェミニ」の培養液は、2〜3週間放っといてしまったら、わずかにpH値が下がりました。定期的に培養液をちゃんと取りかえるようになったら、そのようなことはもうないです。
2014年2月24日月曜日
アート・エリアに生まれ変わった黄金町。そして野毛山動物園
夜になると闇の中にポッと浮かび上がりだす、ピンクのネオンのなかにたたずむオネエ様方が名物となっていたゾーンです。
ちょ〜がつくほどの横浜の観光名所「横浜みなとみらい」から、わずか数キロ大岡川をさかのぼったエリアに位置する黄金橋。戦後のイリーガル感マックスな時代から、いろいろなものを飲みこんでは、海まで運んでいったと思われます。
この橋の手前では、ミラクルな壁画がアナタをお出迎え。 左折した瞬間、思わず「うわわっっっ」と叫んでしまいます。
その昔、夜な夜なおネーサンが立っていたこの長屋は、建物全体が内部でつながっていたんだそうで。しかし現在の黄金町は、アートの街へと変身を遂げているのです。
ワタシがココまで足を運ぶ理由はふたっつありまして、ひとつ目は、休日のヒルメシを外したくない時に訪れる「黄金橋」のほとりの、あまりにもウマすぎるハンバーガー屋さんです。
そして、もうひとつの目的が・・・「野毛山動物園」
「おうっ! そこのオニーサン、ウマそーなもの喰ってるな! ちょっとチョーダイ!」という意思表示をするオランウータンくん。
どこの動物園でもニンキモノのレッサーパンダ。
横浜市営の「野毛山動物園」は、アリガタークも入場無料!!! (ドネーションは募ってます)
トラやツキノワグマもいて、見ごたえ満点! 久しぶりに晴れた週末は、ご家族やカップルの来園者が、たくさんいらっさいました。
ところで、野鳥の観測ならば我が家でも楽しめます。チキチキ、チュンチュンと盛りあがる朝のスズメたち、電線カバーは彼らの隠れ家となってます。春まで、もう少しの辛抱だね〜!!!
インパチェンスが枯れ死んだプランターを放置しておいたら、「カキオドシ」という野草が勝手に生えてきました。花の形は「ロベリア」に似てるし、カワイイのでこのまま育ててみます。
2014年2月17日月曜日
NANOLUX 600W ベンリな調光機能。
ひどい雪でした・・・仕事場と自宅、2カ所の雪かきに追われた休日返上な週末でした。雪が降ったあとほど、眺めのよい坂道が恨めしく思えるときはありません。
そろそろ新芽が動きだしているカスケード・ホップの様子です。
先週HPSランプを400Wから600Wへチェンジしたトマトたち。
大雪がふってしまい、Xソ寒いのに花がボーボー咲き始めました。

このHPSランプ600Wを点灯させているのは、100%、75%、50%の3段階ディマブル(調光)機能付きの「ナノラックス・バラスト600W」です。各調光レベルでのランプの光の強さを計ってみました。
調光レベル100%のときのHPS600Wの光の強さは・・・「ランプ直下40cmで94300〜11万ルクス」でした。真冬室温が20℃に達しなくなったとき、100%調光にするとランプ熱もマックスに放出されるので、加温器がわりになりベストです。
つぎに、調光レベル75%のときは・・・「ランプ直下40cmで、57800〜6万ルクス」でした。
最後に、調光レベル50%のときは・・・「ランプ直下40cmで、29000〜3万ルクス」となりました。
HPSランプ600Wを50%へ調光すれば、光量が3万ルクスまで落とせるので、レタスやイチゴなんかの弱光〜中光を好む植物の育成にもそのまま使えます。または初夏から初冬までの室温が暑くなりやすいときも、いちいち400Wをそろえておかなくても、600W一本でOKなわけです。
さてと、2014年秋冬室内栽培のイチゴたちです。
スタートが遅かった今年は、今月が一番果の収穫シーズンです。10Lのポットでココ培地トポッティング・ミックス培土で育ててますが、水やりは2週間に一回だけ、肥料濃度も薄くていいので、肥料の減りが遅いです。そんなわけで、買うと高いイチゴは、無農薬の室内栽培だとお得感があります。
とはいえ、ちゃんと収穫できるまでのコツを覚えることが、なかなかムヅカしい植物ではありますが、摘みたてフレッシュ無農薬のイチゴは、めちゃめちゃウマいです!
ハーベスト間近なイチゴ果実たち・・・
そろそろ新芽が動きだしているカスケード・ホップの様子です。
先週HPSランプを400Wから600Wへチェンジしたトマトたち。
大雪がふってしまい、Xソ寒いのに花がボーボー咲き始めました。

このHPSランプ600Wを点灯させているのは、100%、75%、50%の3段階ディマブル(調光)機能付きの「ナノラックス・バラスト600W」です。各調光レベルでのランプの光の強さを計ってみました。
調光レベル100%のときのHPS600Wの光の強さは・・・「ランプ直下40cmで94300〜11万ルクス」でした。真冬室温が20℃に達しなくなったとき、100%調光にするとランプ熱もマックスに放出されるので、加温器がわりになりベストです。
つぎに、調光レベル75%のときは・・・「ランプ直下40cmで、57800〜6万ルクス」でした。
最後に、調光レベル50%のときは・・・「ランプ直下40cmで、29000〜3万ルクス」となりました。
HPSランプ600Wを50%へ調光すれば、光量が3万ルクスまで落とせるので、レタスやイチゴなんかの弱光〜中光を好む植物の育成にもそのまま使えます。または初夏から初冬までの室温が暑くなりやすいときも、いちいち400Wをそろえておかなくても、600W一本でOKなわけです。
さてと、2014年秋冬室内栽培のイチゴたちです。
スタートが遅かった今年は、今月が一番果の収穫シーズンです。10Lのポットでココ培地トポッティング・ミックス培土で育ててますが、水やりは2週間に一回だけ、肥料濃度も薄くていいので、肥料の減りが遅いです。そんなわけで、買うと高いイチゴは、無農薬の室内栽培だとお得感があります。
とはいえ、ちゃんと収穫できるまでのコツを覚えることが、なかなかムヅカしい植物ではありますが、摘みたてフレッシュ無農薬のイチゴは、めちゃめちゃウマいです!
ハーベスト間近なイチゴ果実たち・・・
2014年2月12日水曜日
真冬ですので、HPSランプを600Wへ変えました。
「関東にも、今週末は雪が降りますよ。しかも大雪になるかもですよ。十分なご注意とご準備を・・・」
というニュースを「どーせ降らん!」と、毎年他人事のように聞いて、結局は降りしきる雪をボーゼンと眺めつづけ、慣れない雪かき作業の休日となるわけです。
なんてことをいいながら、降雪予報へのグロウルームの準備はカンペキにすませておいたのです。トマトたちを育てているHPSランプを400Wから600Wへチェンジしました。
400Wでは室内の温度が17℃を超えなくなっていたのもあって、600Wへ変えたところ、なんとも明るい! 室温も20℃ほどまで上がるようになりました。
フラッド and ドレイン・システム「タイタンS」でそだつミニトマトたちの花房には、果実もつきはじめ、ランプを変えたおかげで明るくなって暖かくなって調子が良いようです。
こちらは再循環システム「ジェミニ」で育つミニトマト。植物育成ランプのベスト照射範囲からすこし外れた光の弱い場所にあるので、「タイタン」よりも、花が咲きはじめたスピードは、少し遅れましたが絶好調です。
さて、ここで「タイタン」と「ジェミニ」のリザーバータンク内の培養液の「溶存酸素量=DO」を計ってみましょう。「Dissolve Oxygen=溶存酸素量」ってのは、液体中に溶けている酸素の量で「mg/L=ppm」単位で表示をするDOメーターが多いです。
↓汲んだばかりの水道水の溶存酸素量は「11ppm」でした。ハイドロポニックスでは、培養液の溶存酸素量が8ppmあるとベストだと言われていますが、水に肥料を溶かした時点で自然と6ppmくらいに下がってしまいます。
「タイタン」のリザーバータンク内の溶存酸素量を量ってみると、「4ppm」でした。トマトの根っこは、低酸素状態に強いといわれていますが、それでも培養液中の溶存酸素量が「3ppm」以下になってしまうと、酸素欠乏で吸えなくなる肥料成分がでてきます。
「ならば、タイタンのリザーバータンクにはブクブクのエアレーションを入れて、酸素を増やした方がいいのでは? 」と焦る必要はありません。
フラッド&ドレイン・システムは、一日のほとんどが根っこが空気中にさらされています。なので、酸素はたっぷりと吸えるのです。
というのも、空気の20.9%は酸素で、それを「ppm」にすると・・・
空気中には「約210,000ppm」の酸素があるので、空気に触れられている根っこは、新鮮な培養液の、約26,000倍の酸素量・・・つまりケタ違いな酸素にありつけるわけです。
そんなことからも、フラッド&ドレイン・システムや循環式システムなどのハイドロポニック・システムは、根っこに培養液が浸る時間を、数時間にたった数分間だけ・・・と短くする必要があるんですねぇ。
ところが、再循環式システム「ジェミニ」は、下段のリザーバータンクに根っこが伸びだして培養液のなかに浸ってしまう根っこが出はじめましたので、こういう場合は、リザーバータンク内にエアーストーンを入れて、エアレーションをしています。
エアレーションをしている培養液の溶存酸素量は「6.5ppm」、やはりエアレーションなしの培養液よりも酸素量が多くなっています。
「ジェミム」は、約4時間ごとにほんの数分間だけ循環ポンプを作動させて、クレイ・ペブルス培地の上から培養液を上面ドリップしています。真冬の間は培養液をサーモヒーターで22℃くらいに加温しています。
ところで、「ジェミニ」は、培養液の調整や交換がカンタンにできます。
↓この「メンテナンス・カバー」を・・・
↓カバッ・・・と外して・・・ダジャレ大好き!
ここからリザーバー・タンク内のpH値やEC値を計ったり、培養液を抜くことができます。
ちなみに、「再循環式システム」の培養液メンテナンスは、2〜3日ごとに培養液を2リットルずつ取りかえるか、1〜2週間に一度、すべての培養液を取りかえるか、どちらかの方法で培養液を取りかえますが、その時のポイントは「新しい培養液でクレイペブルス培地を洗い流す感じで、培地の表面からザバザバと継ぎ足す」ってえことです。
植物の根元やクレイペブルス培地の表面に肥料成分が白く固まってきたら、それに触れてる部分が焼けてしまうので、白い結晶を洗い流す要領で、新しい培養液を注ぎ足してください。でも、肥料の固まりがたくさんできてしまう時は、「培養液の肥料濃度が濃すぎるぞ〜。食べきれていませんから、すこし薄くしてくださいっっっ!!!」という植物からのサインです。
ちなみに、「ジェミニ」のリザーバータンクには、ポンプだのサーモヒーターだのエアーチューブだのをスッキリ通せる「コード溝」があってGoodです。

というニュースを「どーせ降らん!」と、毎年他人事のように聞いて、結局は降りしきる雪をボーゼンと眺めつづけ、慣れない雪かき作業の休日となるわけです。
なんてことをいいながら、降雪予報へのグロウルームの準備はカンペキにすませておいたのです。トマトたちを育てているHPSランプを400Wから600Wへチェンジしました。
400Wでは室内の温度が17℃を超えなくなっていたのもあって、600Wへ変えたところ、なんとも明るい! 室温も20℃ほどまで上がるようになりました。
フラッド and ドレイン・システム「タイタンS」でそだつミニトマトたちの花房には、果実もつきはじめ、ランプを変えたおかげで明るくなって暖かくなって調子が良いようです。
こちらは再循環システム「ジェミニ」で育つミニトマト。植物育成ランプのベスト照射範囲からすこし外れた光の弱い場所にあるので、「タイタン」よりも、花が咲きはじめたスピードは、少し遅れましたが絶好調です。
さて、ここで「タイタン」と「ジェミニ」のリザーバータンク内の培養液の「溶存酸素量=DO」を計ってみましょう。「Dissolve Oxygen=溶存酸素量」ってのは、液体中に溶けている酸素の量で「mg/L=ppm」単位で表示をするDOメーターが多いです。
↓汲んだばかりの水道水の溶存酸素量は「11ppm」でした。ハイドロポニックスでは、培養液の溶存酸素量が8ppmあるとベストだと言われていますが、水に肥料を溶かした時点で自然と6ppmくらいに下がってしまいます。
「タイタン」のリザーバータンク内の溶存酸素量を量ってみると、「4ppm」でした。トマトの根っこは、低酸素状態に強いといわれていますが、それでも培養液中の溶存酸素量が「3ppm」以下になってしまうと、酸素欠乏で吸えなくなる肥料成分がでてきます。
「ならば、タイタンのリザーバータンクにはブクブクのエアレーションを入れて、酸素を増やした方がいいのでは? 」と焦る必要はありません。
フラッド&ドレイン・システムは、一日のほとんどが根っこが空気中にさらされています。なので、酸素はたっぷりと吸えるのです。
というのも、空気の20.9%は酸素で、それを「ppm」にすると・・・
空気中には「約210,000ppm」の酸素があるので、空気に触れられている根っこは、新鮮な培養液の、約26,000倍の酸素量・・・つまりケタ違いな酸素にありつけるわけです。
そんなことからも、フラッド&ドレイン・システムや循環式システムなどのハイドロポニック・システムは、根っこに培養液が浸る時間を、数時間にたった数分間だけ・・・と短くする必要があるんですねぇ。
ところが、再循環式システム「ジェミニ」は、下段のリザーバータンクに根っこが伸びだして培養液のなかに浸ってしまう根っこが出はじめましたので、こういう場合は、リザーバータンク内にエアーストーンを入れて、エアレーションをしています。
エアレーションをしている培養液の溶存酸素量は「6.5ppm」、やはりエアレーションなしの培養液よりも酸素量が多くなっています。
「ジェミム」は、約4時間ごとにほんの数分間だけ循環ポンプを作動させて、クレイ・ペブルス培地の上から培養液を上面ドリップしています。真冬の間は培養液をサーモヒーターで22℃くらいに加温しています。
ところで、「ジェミニ」は、培養液の調整や交換がカンタンにできます。
↓この「メンテナンス・カバー」を・・・
↓カバッ・・・と外して・・・ダジャレ大好き!
ここからリザーバー・タンク内のpH値やEC値を計ったり、培養液を抜くことができます。
ちなみに、「再循環式システム」の培養液メンテナンスは、2〜3日ごとに培養液を2リットルずつ取りかえるか、1〜2週間に一度、すべての培養液を取りかえるか、どちらかの方法で培養液を取りかえますが、その時のポイントは「新しい培養液でクレイペブルス培地を洗い流す感じで、培地の表面からザバザバと継ぎ足す」ってえことです。
植物の根元やクレイペブルス培地の表面に肥料成分が白く固まってきたら、それに触れてる部分が焼けてしまうので、白い結晶を洗い流す要領で、新しい培養液を注ぎ足してください。でも、肥料の固まりがたくさんできてしまう時は、「培養液の肥料濃度が濃すぎるぞ〜。食べきれていませんから、すこし薄くしてくださいっっっ!!!」という植物からのサインです。
ちなみに、「ジェミニ」のリザーバータンクには、ポンプだのサーモヒーターだのエアーチューブだのをスッキリ通せる「コード溝」があってGoodです。

2014年2月3日月曜日
ファビュラス・フェブラリー!
さて、2月となりました!
散歩をしていると、梅が咲き始めたのを発見します。
寒さがゆるんだここ最近、春の足音が聴こえはじめました。蝋梅(ろうばい)が咲き始めています。
コロコロと地表に落ちたコナラのドングリが発芽していました。ドングリがパカッと割れた、そのままのカタチの肉厚なフタバです。
いまはまだ、赤い色をしてますが、このあと太陽の光を浴びると緑色に変わっていきます。
ドングリが発芽し、大きく育ちつつあるコナラの苗木です。枯れた落ち葉のマルチングからひょっこりと飛び出して背を伸ばす苗木は、落ち葉の分解とともに放出される炭酸ガスをフンダンにGETすることができるんですねぇ。
間伐されたらしい木の切り口には、「カワラタケ」がビッシリ。屋根のカワラのようでもあるし、青海波模様にも似ています。硬い木材さえ分解できる特殊な酵素を持ってるキノコです。
伐採された枯れ枝の表面に、ベシャッとへばりついたように生長する腐朽菌。菌糸体? に接した枝の表面は、ぼろぼろとオガクズ状になっていました。
グリグリとねじれたようになった木の幹は、藤など絞め殺し」系植物のツルに巻き付かれたあとだそうです。樹木はパラサイトな植物のツルに巻きつかれると、養分や水分を通す管を圧迫されて枯れ死んでしまうこともあるため、巻き付かれた部分のツルを飲みこんでしまうおうと、こんなふうに肥大するんだそうです。

散歩をしていると、梅が咲き始めたのを発見します。
寒さがゆるんだここ最近、春の足音が聴こえはじめました。蝋梅(ろうばい)が咲き始めています。
コロコロと地表に落ちたコナラのドングリが発芽していました。ドングリがパカッと割れた、そのままのカタチの肉厚なフタバです。
いまはまだ、赤い色をしてますが、このあと太陽の光を浴びると緑色に変わっていきます。
ドングリが発芽し、大きく育ちつつあるコナラの苗木です。枯れた落ち葉のマルチングからひょっこりと飛び出して背を伸ばす苗木は、落ち葉の分解とともに放出される炭酸ガスをフンダンにGETすることができるんですねぇ。
間伐されたらしい木の切り口には、「カワラタケ」がビッシリ。屋根のカワラのようでもあるし、青海波模様にも似ています。硬い木材さえ分解できる特殊な酵素を持ってるキノコです。
伐採された枯れ枝の表面に、ベシャッとへばりついたように生長する腐朽菌。菌糸体? に接した枝の表面は、ぼろぼろとオガクズ状になっていました。
グリグリとねじれたようになった木の幹は、藤など絞め殺し」系植物のツルに巻き付かれたあとだそうです。樹木はパラサイトな植物のツルに巻きつかれると、養分や水分を通す管を圧迫されて枯れ死んでしまうこともあるため、巻き付かれた部分のツルを飲みこんでしまうおうと、こんなふうに肥大するんだそうです。

登録:
投稿 (Atom)