2015年6月4日木曜日

穫れました、伸びました、咲きました。

おはずかしながら、自分で種から育てた小麦が、はじめて収穫までたどりつきました。「枯れるように登熟するのか!!! 稲とはちがうんだ・・・」



















てっきり、稲みたいに熟した穂だけ刈り取って「ひこばえ」がピョンピョン出てくるもんだと思ってました。「あわよくば二期作?」なんて、甘っちょろいことを考えていた、自分が呪わしいです。 とにもかくにも、昨日の満月あけの今朝、小麦たちをバッサバッサと刈り取りました。




昨年の秋から育てていたミニトマトたち、場違いな5月の暑さで早々と「コナジラミ牧場」と化してしまったので、実っていた房をゼンブ収穫しました。まだ青いトマトは、ぬか漬けにでもしようかと思います。


















カンタンそうでムズカシイ、ムズカシそうでシンプルな「ぬか漬け」ですが、最近目からウロコのぬか床レシピをGETしてからというもの、日々のぬか床とにふれあいが楽しくて仕方ありません。
おもわず「う〜ん、ウマい!」とうなる漬物を生み出すぬか床のレシピは、この本に載ってました。


























乾煎りした米ぬかに塩、唐辛子、昆布、卵のカラなど定番のアイテムにくわえ、ウマミ発酵をうながすアイテムたちが登場します。私はそれらをヨーグルト用乳酸菌、酵母が生きてるクラフトビールで代用し、本みりん、そして玄米酒粕を使いました。あとは、「ウマミが増すかな?」と、思い、あまってた「シイタケ茶」をパラパラ入れときました。自分史上、ベリーベストなぬか漬けが日々できてます。




ところで、ふと気がつけば、ホップたちが4メートルほどの高さにある窓まで伸びてました。今年はあんまり世話できてませんが、もう毛花がついていて、ガクがのびている花もあります。

























雨が少なかった5月、先週に今年初めてホップたちにホースの水でジャブジャブと水やりをしたところでした。




























かれこれ15年も前に、花が落ちてしまってワンコイン価格で売られていた「パフィオ」。今年は花をつけてくれました。ものすごくたくさんの子株がでるからでしょうか、植物園では群生で咲いているところをよく目にしました。

















食べられる多肉、ハオルチアも、ほったらかし気味だったのに花をつけてくれました。じ〜んときましたので、あふれんばかりの子株たちを大きなプランターへと植えつけました。






















多肉つながりのチランジア、エアープランツですが、「Wall Bubble Aerium」なら壁掛けタイプのガラス・テラリウムなので、キャッツらの肉球のえじきにもならないので、猫を飼ってらっさるお部屋でも、場所をえらばすグリーンを楽しむことができます・・・













2015年5月26日火曜日

咲きこぼれるバラたちとブルーベリー

「もう一週間、早く来とくんだった!!!」
うるわしい5月が、夏日でなくなっちゃった感がつよい今月は、生田緑地のバラたちもかなり開ききっていました。






















見ごろが過ぎた気がする・・・とはいえ、見事に手入れされたバラたちの咲き誇る様子は圧巻です。




















房咲きがキレイに咲きそろうので、まるで小さなブーケのようです。


























同じ種類のバラばっかり・・・ではありません。ギラギラした暑さのせいで、性格がさらに雑になり好みの色のカップ咲きしてるのだけ選り好んで撮っていたら、一種類のバラしか撮ってないようになりました。



























オールドローズガーデンにあった遺伝子組み換えでない青いバラ。凛とした高貴な雰囲気を漂わせる青いバラは、とくに剣咲きがにあうバラだと思います。



























ところで今年は、ワタシのブルーベリーたちがことごとく豊作の予感です。



























水はけの良いエアロポットにココ培地+パーライト+すこしのブラックピートを表土にマルチング、というソイルレスなポッティング・ミックスの組み合わせなので、今年は10Lポットでだいたい二日に一度のペースで培養液を水やりをしてます。酸性を好むブルーベリーなので、弱酸性にした培養液を毎回あげてます。




















割れてしまったテラコッタのポットを「Broken Pot Garden」に変身させました。真夏は何もする気が起こらないと思うので、蚊も少なく涼しい日がある今のうちに、こまごました庭仕事は済ませてしまっています。




























なんとかスクスク育ってる「アルガン」。冬の間、コーヒーの木など寒さに弱い植物たちといっしょに室内で管理してましたが、なぜか子猫たちはアルガンにだけ興味を示し、葉っぱをバリバリ食べてしまいました。





























丈はまだ30cmくらい。その辺のおうちの垣根で「ひこばえ」となって出てる「イヌツゲ」と、まったくなんの見分けもつきません。それでも、「アルガン」は熱帯地域に分布する「アカテツ科」で、「イヌツゲ」は「モチノキ科」だそうです。



























いよいよ「シロマンエ」がすこし開いてきました。開ききるととてもキレイなクレマチスです。クレマチスはバラと咲きそろう時期が同じだそうですが、すこし遅れて咲きはじめました。





































2015年5月18日月曜日

いよいよ出穂、モロコシども。

室内で育つトウモロコシ「味来14〜ジューシー〜」が、いよいよ大変なことになってきました。

これはGW直後の様子です。トップの雄穂(ゆうすい)がとっくにランプを追いこす事態に!!!
























ガラス管のなかでランプを点灯させる「クールチューブ」タイプのリフレクターでホントに助かりました。 本来なら、モロコシたちがダイレクトにランプに触れて焼き焦がしてしまうところでしたが、そこはさすが「PIPERクールチューブ」!


















それからさらに一週間後・・・矮 性の品種ですが丈はまだまだ伸びてます。



























いよいよ雌穂(しすい)の登場です! これがトウモロコッスィ〜になります。金髪のようなヒゲは「雌しべ」で、この雌しべ一本一本は、トウモロコシ一つぶ一つぶからビヨ〜ンと伸びてきていて、受粉できた雌しべの先のツブだけピッチピチ、パッツパツにおいしく大きくなれるんだそうで。





















2015年5月11日月曜日

匠のBONZAI。

よいお天気に恵まれたゴールデン・ウイークでした。
以前から気になっていた「大宮盆栽村」へと足を伸ばしてみました。盆栽村には、いくつかの盆栽園さんもあって見学したり、お買い物もできるようです。大盆栽祭り前日ということもあって、どちらの盆栽園さんもいそがしそうにされていたので、前を通ってチラ見程度にしました。それにしても、盆栽園さんにかぎらず町内中のお庭にある庭木という庭木が、完璧な手入れがされていて、テクテク散歩するだけでもみごたえがあります。


生まれてこのかた見たこともないみごと盆栽ばかりで、風格というものがにじみ出ていました。盆栽の代表格「五葉松」。匠が仕立てた盆栽は、どの角度から見ても完璧なバランスです。




















定番の松たちもすばらしいですが、四季ごとに美しい彩りを見せてくれる山もみじがだいすきです。とくに根連なりの盆栽は、そばでマジマジと見つめていると新緑の森のなかで木々に囲まれているような気分になれます。「武蔵丘」と名付けられていました。


















撮影は、許可されている作品以外NGなのですが、オフィシャルのサイトで眺めるだけでもかなり見応えがあります。「ここまでの盆栽は、生半可な物欲では世話しきれないなぁ・・・」とため息です。
「さいたま市大宮盆栽美術館」作品集へ
http://www.bonsai-art-museum.jp/collection/






2015年4月28日火曜日

ひなげしの咲く季節。インドアからアウトドアガーデニングへ

ふとカレンダーを見ると4月もおわりです。「もうGWかぁ、年が明けたのが、ついこないだのような気がするのになぁ・・・今年やろうと決めてたことが、なんかまだ全然すすんでない気がする! 」と、いちおう焦ってみるのも毎年この頃です。

今年は、ひなげしがよく咲きました。大好きな花のひとつです。


















仕事場のDWC水耕システムで育つトマトたち・・・室温が30℃近くになり、もう暑そうです。



















春になってから、赤く熟すまでが早くなり、あこがれのミニトマト房どりもできたので、そろそろ撤収です。ピコピコでてくる脇芽をしっかり挿し木にして、これから屋外で育てるトマトの苗にしていきます。


























自分たち用に残しておいた、カスケードホップのリゾーム最後の一本。先週まで冷蔵庫で放置してしまいました。小さなポットに植えてわずか5日で、新芽がもう伸びてきました。このカスケードホップは、我が家のささやかな裏庭に植えてみようと思います。




























無農薬で育てているバラに、アブラムシを食べてくれる益虫「ヒラタアブ」が来てくれました。バラの葉っぱは、三日に一度のペースで55℃くらいの温湯スプレーで害虫達を退治しています。正直メンドくさいですが、難しいといわれているバラの無農薬栽培をなんとかこなしてみたいと思います。


























ミツバチやクマバチが毎朝せっせと受粉してくれるおかげで、ラビットアイ系のブルーベリーたちは、どんどん受粉がすすんでいます。

ぶ〜ん・・・

















・・・着地!  かわいいハチたちの様子は、いつまでも見飽きることがありません。




















庭仕事の手を休めてふと気がつけば、母猫が網戸にひっついた虫をロックオン!

























冬の間は赤シソのような色でちぢこまっていたキャットニップでしたが、今月になって雑草ミントなみに大きく育ったので、 キャツらに気前よくふるまうことができるようになりました。


























長女猫が夢中になってる様子を見つけて、いつも後からヨコドリする末っ子猫。

























この末っ子だけ、シャムっぽい模様になりました。「シャムトラ」と呼ばれるそうです。もろ和猫の特徴がでた三角顏の兄弟とちがって、この子はハチも丸く手足がでかいです。なんでもシャム猫の血統は、いまでは国内の野良ちゃんたちのほとんどに入っているそうです。


























いつもつるんで寝ている母娘猫。なかむつまじくグルーミングをしているのもつかのま、あっというまに取っ組み合いに発展するのがお決まりのパターンです。
アニマル柄のスパッツが自慢の長女猫・・・



















猫ブログで終わるわけにもいかないので・・・冬の間室内で管理していたコーヒーの木。 最近の日差しで、葉っぱが日焼けしてしまいました。コーヒーはギンギンぎらぎの直射日光が苦手だそうですが、まさか4月の太陽でも焼けてしまうとは思いませんでした。




2015年4月21日火曜日

ドリップシステムでRun-to-Waste

気がつけば、4月も中旬をすぱっと過ぎています。新年度がスタートする4月は、新たな生活をスタートさせる人にとっても、そうでない人にとっても、「あぁ〜! せわしない! いそがしい! やることが次から次にでてきて、終わりが見えない!!!」なんてテンションになりがちです。

ということで、3月末にこんな状態だったトウモロコシたちは・・・

























デロデロッとこんなに大きくなりました。雄穂がいつでてきてもおかしくない雰囲気です。



























1年前には、フラッド&ドレイン水耕システムで育てた同品種のミニトマトたちを、今回はココ培地とポッティング培土でそだててますが、味も収穫量もダントツによかった結果がでてます。水耕よりも果実の数、大きさ、味もいいです。



















最近、培地の乾きが早くなってきたうえ、忙しさから水やりの時間がとれないので、循環ポンプをつかったオートドリップシステムにしました。


















ドリッパーをつかったドリップシステムは、いろいろコツが必要です。

たとえば、培地や土壌に差し込むタイプのドリッパーは、培地底から排水が始まる時間がはやいので、6Lなど小さめなポットにはあまり向きません。
また、15L以上の大きめなポットになると、ドリッパーひとつでは物足りません。ウォーターリングなど培地表面全体に水がドリップされるタイプにするか、培地上からポタポタとドリップされるタイプのドリッパーを二つ以上つかったほうがヨサゲです。




















ところで、コンクリ土留めの排水パイプから飛び出してきていた雑草が目ざわりで、抜いてみると・・・ね、根っこがデ〜ロデロデロデロ!!!
「こいつぁ、自然にできたNFTシステムだあ!!!」と、ウキウキ。

























期せずして、前回の古い根っこの分解につながりますが、新しく生まれたばかりの根っこはフワフワと白いうぶ毛のようなグッド・コンディションですが、その下の古い根っこは黒くベシャッとしています。そして、とくに水耕システムでは、この黒く枯死した根っこがちぎれて循環ポンプ、エアーストーン、クレイペブルス、ドリップパイプなどなどなどをつまらせ水溢れ&水切れトラブルを引き起こすばかりでなく、死んだ根っこを食べにきた変な病原菌がでてきちゃったり・・・とロクなことがありません。


























なので、死んだ根っこが腐って黒くなるまえに、ドンドン分解して養分に変えてくれるのが「キャナザイム」という繊維分解酵素活力剤です。だからといって「酵素系活力剤」のすべてが古い根っこを分解させるためにあるのではなく、「エンジメス+」は養分のアップテイクを促進したり、窒素同化を促進する酵素が使われてます。アップテイク促進酵素には、繊維を分解する作用はありませんが、カルシウムなど吸収されにくい肥料分の吸収を助けるので、養分代謝がよくなり健康に育てる効果があります。

ちなみに、「ザイム・ザイム」は、よくばって繊維分解酵素と吸収促進酵素の両方がはいってます。


ところで、秋まき小麦の穂がいよいよでてきました〜! それにしても、栽培期間が長いです。「種まきしたのは・・・多分・・・去年の9月か10月??? 」いつどのように種まきをしたのか、サ・ツ・パ・リ・覚えていません。冬のあいだ何度も「ダメだ、こりゃ。きっと」と確信したほど収穫までこぎつけられる気配がしませんでした。



























小麦の様子を写真におさめていると、どこからともなくプウ〜ンとエスニック的なグルメの香りが・・・またしてもパクチーがゲリラでもりもり育ってました。「あのタコベルも日本に再上陸することだし、よし、今夜はトルティーヤにしよう!」


2015年3月30日月曜日

せわしなく花開く季節、温湯防除大活躍

ロウバイの香りに冬の終わりを感じていたのが、遠い昔のようです。
梅が満開になるころには「もう、まったなし!」とばかりに沈丁花が香りはじめ、桃、木瓜にモクレン、そして桜。週がわりメニューで次々と花が咲きほこるので、先日眺めた花のことを次々に忘れていってしまう今日この頃です。

裏手にある「カンヒザクラ」。青い空にみごとに映えます。ついこないだまで、殺風景な冬景色だったのに、花に誘われてやってくる「ミソサザイ」が、毎朝美しいさえずりを披露してくれるので、まるで天国にいるような気分になります。

















じゃまくさい雑草がワラワラ生えてくると姿を消してしまう「ホトケノザ」。花もかわいいので、抜かずに放置してしまいます・・・


















MIraiというスイートコーン、雄の花、「雄穂〜ゆうずい〜」があらわれはじめました。一番肥料と水を欲しがるタイミングだそうです。害虫がつきやすい頃でもあるので、3日に一度55℃〜58℃の温湯を雄穂にガポッとぶっかけてます。この季節のバラ消毒も温湯でおこなってます。お金もかからず安心安全な温湯防除、たいへん活用してます。


























室内栽培のトマトたち、コナジラミがつきはじめましたが、あわてずさわがず「55℃温湯」を葉のうらにまんべんなくスプレーしてしまいます。3〜5日に一度程度です。
農薬ほどの駆除効果はありませんが、個体数をかなり減らせるので気分的にもストレスが軽くなるし、最後の仕上げは、栽培トレイをたっぷりの55℃温湯でザパァ〜ッッッと流してしまうと、トマトのベトベト樹液やカビ、落ちた花弁なんかもキレイサッパリ洗い流せて、大変スッキリします。

















そろそろ害虫やカビ病などがチラホラ出てくるころです。毎回同じトラブルに悩まされるガーデナーのおハナシも耳にします。でてしまった病害虫を全滅させることができる絶対的な解決策というのは、農薬以外なかなかないのですが、病害虫をだしにくくするコツのヒトツは、

栽培期間、とくに生長期をむだにダラダラと長くしすぎない

ことです。

最適な生長期の日数をもうけてから開花期に移行するのがベストですが、どんな植物でも栽培期間が長くなるほど、病害虫トラブルがでるリスクが増えていきます。なので一般的には、数ヶ月で収穫できる短期収穫の野菜よりも、栽培と収穫期間が長いトマトのような野菜のほうが栽培がむずかしいと言われる理由のひとつです。



ここで、生長期の植えかえや植え増しなどは、できるだけタイミングよくおこなったほうが、生長スピードがはやく大きく丈夫に育つ例を、おひとつ・・・・

↓こちらはコンパクトに丈が収まる「未来14」。発芽から収穫まで93日の早生品種です。2月10日に発芽してから約50日で7週目、ちょうど生長期の最終週にさしかかるころです。実は、手前のちっちゃなポットの苗と、まったく同じ日に種まきしたものです。ポットが小さいままだと、生長スピードにこんなに差が出てしまいます。奥の大きな苗は、もうそろそろ花芽が見えてきているのです!!!
























また、ハナシは横っちょにそれますが、再利用ができるココ培地やクレイペブルスで、残った古い根っこをとても気にするガーデナーさんがチラホラいます。根っこの死骸ともいえる枯死した根は、繊維分解酵素を使用している「キャナザイム」を続けて与えていれば、問題はありません。

繊維分解酵素の活力剤は、もともと再循環式水耕栽培システムのNFTで、ちぎれた根がチューブやポンプに詰まって水切れを起こしてしまったり、酢酸発酵してpH値がどんどん下がってしまったり、根ぐされ病が発生する、などなど、古い根が原因となる数々のトラブルを解消するために登場した活力剤です。

一般的には、栽培期間が短い植物ほど、枯死したあとも柔らかく分解されやすい根をしています。なので、セルラーゼ酵素を利用した活力剤をつかっていれば、再利用時の古い根っこなどを気にする必要はあまりありません。(樹木など、表皮がかたく木質化していくほど、分解に時間がかかる根っこになります。)



・・・ということで、ボ〜ッとしているとドンドン日が過ぎてしまうので、さっそくポッティングミックス栽培のトウモロコシたちを植え増ししました。言ってるソバから、植え増しのタイミングを逃し気味なのは、ワタシ自身のことでした・・・